2011年4月25日月曜日

4/24 Jリーグ第7節 VSモンテディオ山形 @NDソフトスタジアム山形

■モンテディオ山形 0 - 0 セレッソ大阪
モンテディオ山形:なし
セレッソ大阪:なし

フォーメーション

■モンテディオ山形
GK:16 植草裕樹
DF:14 宮本卓也 32 前田和哉 3 石井秀典 2 小林亮
MF:19 秋葉勝 17 佐藤健太郎 8 船山祐二
FW:11 北村知隆 18 大久保哲哉 7 宮沢克行
SUB:1 清水健太 22 園田拓也 26 山田拓巳 5 下村東美 24 伊東俊 29 廣瀬智靖 9 古橋 達弥
交代:宮沢→伊東(71') 北村→廣瀬(76') 船山→古橋(84')

■セレッソ大阪
GK:21 キム ジンヒョン
DF:20 高橋大輔 3 茂庭照幸 4 藤本康太 14 丸橋祐介
MF:5 中後雅喜 10 マルチネス 7 乾貴士 13 清武弘嗣 16 キム ボギョン
FW:ホドリゴ ピンパォン
SUB:1 松井謙弥 2 扇原貴宏 17 酒本憲幸 32 尾亦弘友希 23 倉田秋 15 小松塁 19 永井龍
交代:清武→倉田(63') キム ボギョン→永井(63') 乾→小松(89')

Jリーグがついに再開。やっと日常が戻ってきた。
再開初戦は何かと縁がある山形。クルージュでCLに出ていたウーゴが震災で退団、GK清水、左SB石川、CF長谷川が欠場しているがチームのやり方がはっきりしておりやりにくい相手だという事には違いが無い。ただ、今のセレッソなら勝ち点3を獲らなきゃいけない相手ではある。
セレッソはマルチネスが先発に復帰しベンチスタートになったのは倉田。20日の全北戦の出来を考えれば妥当な所だけど、山形相手ならボールを持てるだろうから、組み合わせや試合全体の流れから考えたら乾・ボギョン・倉田で行って状況をみて早めに清武というパターンの方が面白そうかなという気もするが、まあ何にせよシャドーの選択肢が増えたというのは昨シーズンから考えると嬉しい悩み

■引いた相手を崩す
山形は大久保1枚だけを残してリトリートを徹底してくる。ゾーンも比較的低め、マルチネス・中後の位置へのプレスもほとんどなくとにかくシャドーのスペースを埋めてくる。ボギョンや清武が引いてきても付いてこないし、早いタイミングで乾が間で受けて得意のタッチで前を向いてもゾーン全体を後退させてとにかく最後のスペースを消す事を徹底してくる。

山形のリトリート
昨シーズンの夏、暑さで対戦相手の動きが厳しい時にもこのような形で対応された事はあったがその時は負けておらず、またマルチネスが病み上がりということを考えればガンガンマルチネスにプレスをかけられるよりもまだやり易いかとは思ったが、乾の個人技などでシュートまで持っていくもののなかなか崩せない。
その原因がはピンパォンのポジショニングとシャドーの関係性。
まずピンパォンの動きが小さい。ここまで見てきたピンパォンの特性であれば、もっとシャドーとポジションを入れ替わったり、サイドに流れたりなどシャドーも含めた流動性でスペースメイキングをして欲しい所なのに、中央2CBの前でほとんど動かない。これでDFラインの4人がポジションを崩すこと無くしっかり対応し、山形の中盤3枚がシャドーをみて、両SBがつくる幅は両サイドのFW登録の選手が戻って作るブロックを揺さぶることができていなかった(Jスポーツの解説をしていた山本昌邦が珍しく的確な解説をおこなっていた(笑))
次にシャドーの関係性だけど、キャンプで見たときから感じていたことだが、ボギョンと清武は比較的プレースタイルが似ている。この2人の特徴はボール運びで、動きながら前線と絡むプレーを得意とする。ただ、この試合ではマルチネスまで比較的自由にしてくれるのでボール運ぶことには苦労することはほとんどなく、さらにピンパォンが動いてくれないので最終ライン手前で誰かと乾が絡むしか変化をつけられそうもない。また乾が絡んでもしっかり最終ラインの4人がペナの幅でスペースを消して待っているのでよっぽどのプレーを見せないと決定的な形にならないという、ボールを持てているにも関わらずゴールが遠いという状態で前半が終了する。
ただ、山形もトップに1枚いるだけでその1枚も茂庭と康太という1対1に抜群の強さを見せるコンビが見張ってるので全く何かが起こせそうにも無い前半だった。

■前線での変化
メンバーの変更なしで後半開始。ハーフタイムの指示があったのか少しボギョン・清武も前線で少ないタッチでのパス交換に加わるようになる。58分にはやり直しから中後の縦パスが乾へ入り清武とのパス交換から決定的なチャンスを作るものの決めきれない。

実線:人の動き・点線:ボールの動き

なかなか崩しきれない展開の中、セレッソが先に動く。
清武・ボギョンに代え倉田・永井を同時投入し、永井とピンパォンの2トップにする。
ここから倉田が決定的なチャンスを2度迎える事になるのだけど、この交代でピンパォンが引いたり流れたりといったプレーを見せるようになった事と、清武・ボギョンと倉田の特徴の違いで決定的なチャンスを作っていた。
倉田は引いてきてボールを受けるプレーも見せるけど、前線でも同じようにボールを受けることができる。またそこから乾のように抜け出すプレーもできるので前線で変化をつけれるポイントが2ヶ所になった。そこにピンパォンが動くようになりボールに絡めるようになっていた事が要因となっていた。(ただ、2トップにするといつもの守備のやり方が難しくなるのでどうしても中盤でスペースができてしまう事になるのでなんどかピンチも作られてしまっていた。)
結局この決定機を決めきれず終了間際にも小松が先にでてしまいオフサイドでチャンスをフイにしてしまいそのまま終了。
まあ平たくいえば締まらない試合となってしまった。

■その他
メンバーを固定して戦うクルピでは難しいのかもしれないけど、折角シャドーにレギュラークラスが4人(村田もいれれば5人)いるのだから、誰がレギュラーというわけではなく相手や状況によって使い分けるようになってほしい。最初にも書いたけど、きっと山形相手ならスタートから倉田を使ったほうが良かったと思う。誰が出ても決定的な仕事はできるので早めの交代もできるんだから。
あとクルピは良かったと言っているようだけど、前半のピンパォンは厳しい。前線で収めるようなプレーを求めてはいけない事ももはや知ってる(去年の人もそんなプレーはできなかったし)けどフタになられると厳しい。引いたり流れたりしてシャドーと絡み、裏を狙ってバイタルを広げるとかは最低してもらわないと。
あと康太は自作自演もあったけどトータルで見たらしっかり出来ていた。まあこの日の山形ならね。

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