2012年5月14日月曜日

5/12 Jリーグ第11節 VS清水エスパルス @アウトソーシングスタジアム

■清水エスパルス 1 - 1 セレッソ大阪
清水エスパルス:アレックス(90'+6)
セレッソ大阪:柿谷(15')
フォーメーション
■清水エスパルス
GK:31 林彰洋
DF:28 吉田豊 5 岩下敬輔 3 平岡康裕 33 李 記帝
MF:2 村松大輔 7 アレックス 17 河井陽介
FW:11 大前元紀 14 伊藤翔 13 高木俊幸
SUB:1 山本海人 30 姜 成浩 6 杉山浩太 10 小林大悟 9 ジミー フランサ 19 高原直泰 23 白崎凌兵
交代:高木→高原(55') 大前→小林(63') 吉田→ジミー フランサ(78')
警告:岩下(74')

■セレッソ大阪
GK:21 キム ジンヒョン
DF:3 茂庭照幸 4 藤本康太 17 酒本憲幸 25 黒木聖仁
MF:2 扇原貴宏 6 山口螢 7 キム ボギョン 8 清武弘嗣
FW:9 ケンペス 13 柿谷曜一朗
SUB:1 松井謙弥 24 金 聖基 5 舩津徹也 10 ブランキーニョ 15 吉野峻光 26 村田和哉 11 播戸竜二
交代:柿谷→村田(70') 清武→吉野(86') ケンペス→金(90'+3)
警告:黒木(69')

札幌・神戸と連敗で迎えたアウェーでの清水戦。
前2試合は結果だけでなく内容もかなり寂しいものだった。
そこでセレッソは前節から丸橋をベンチ外にして左SBは黒木に。
そして柿谷をFW登録にして4-4-2にしてきた。
実は今までも特に守備の局面など実際見せているプレーでは4-4-2だったのだけど、ここに来て登録から4-4-2としてきた。
一方の清水はヨンアピンがサスペンションの為CBは岩下と平岡に、そして小野がケガの為河合を中盤に入れてCFは伊藤翔を入れてジミー・フランサと高原がベンチに入る。
3連勝で2位に付ける清水相手にセレッソはどのような戦い方を見せる事ができるか。

■アンカーをどうするのか
予想マッチアップ
この日登録から4-4-2になってるセレッソだけど、実は以前から少なくとも守備の時はハッキリした4-4-2なのでそのままのマッチアップで行くと、アンカーの村松が浮いてしまう。
なのでセレッソはこの村松の所をどうするのかというのがこの試合のポイントになる。
鹿島の後半はここを抑える方法がなかったのでアンカーの柴崎のところからずらされてしまい、無理に中盤を抑えに行った結果SBをフリーにして大変な事になったし、ナビスコの浦和の時もプレスがはまらなかった時は簡単にボールを運ばれてピンチになる場面も多くあった。
セレッソが取れる方法としては2つ。
1つめは4-2-3-1の形にして柿谷をアンカーに当てる方法。
1つめは4-4-2でブロックを作りブロックの外のCBを捨てる方法。

どちらの方法であっても対応できるやり方はあるかと思うが、今までのゲームで4-2-3-1で守った事も、4-4-2できっちりブロックを作ってカウンターって方法もやったことは無い。
ただ、今まで見てきたソアレスのサッカーから考えると後者の方が可能性が高いか。

■ブロックを作る
ブロックを作るセレッソ
ソアレスが取ったのは予想通り4-4-2のブロック。
後方で4-4のブロックを作って、柿谷とケンペスの2トップはむやみにCBやアンカーにプレスに行かず、後ろのボランチとの距離を意識しながら中央を閉める。
CBとボランチがブロックの外でボールを持っても行かないって事は、ハッキリカウンターを狙うという事。

■セレッソの守備
セレッソの守備陣形
セレッソが前から来ないので清水はミスマッチを使う事もできず、ヨンアピンが不在でアンカーの村松はビルドアップの能力が劣るので、ブロックを作るセレッソに対して清水は全くボールを運べない。
なので何とかしようとアレックスと河合がアンカーの横やSBの横に下りてボールを引き出そうとするが、そこにはセレッソのボランチがきっちりついていき、ボランチがブロックから出ていくと柿谷がブロックに入るので、SBや引いたアレックス・河合から斜めのパスを出そうと狙うがそれも形にならない。

サイドからしか無い清水
って事で清水はサイドから縦に攻めるしかなくなる。
セレッソが、2トップで中央を閉めて、ボランチが下がるアレックスと河合についていくって事は、サイドにボールを押し出したいって事なんでこれはセレッソの狙い通り。なのでその形に対する準備は十分できており、清水のSBに対してセレッソのSHとSBで2対1の形をつくってクロスもほとんど上げさせない。

プレス
また清水が不用意なバックパスを見せると、ボランチとの距離を保ってCBを捨てていた2トップが一気に襲い掛かり、その時もきちんと扇原がアンカーのところに寄せるので前半の清水は手詰まりの状態になっていた。

■セレッソの攻撃
セレッソ カウンターの狙い
さっきも少し触れたようにセレッソの攻撃はカウンター。
狙い目は上がって攻めるしか無くなってしまっている清水のSBの裏。
そこにセレッソの誇るキム・ボギョンと清武が飛び出してポイントを作る。

そして正にこの形、山口のサイドチェンジを受けた清武が左サイドでポイントを作り、オーバーラップした黒木のクロスからケンペスのシュートはポストに弾かれるも柿谷がつめて先制する。
黒木のクロスにGK林が被ってしまうというミスがあったもののセレッソの狙い通りの得点だった。

また今までは狭いスペースで2対1の局面が多くポストプレーなどでもなかなか起点になれてなかったケンペスが、この日はカウンターでスペースがあり相手もCB1枚相手なのでことごとくポストになることができていたので、ブロックで止めて、ケンペスのポスト、清武のボール運び、キム・ボギョンの突破、と上手くチームがかみ合っておりセレッソはカウンターからのチャンスを数多く作る事に成功していた。

■清水の変化
前半シュート1本だけに抑えられていた清水は、後半の立ち上がりから何かを変えてくるかと思ったけどそのままでスタート。セレッソは何も変える必要は無い。
って事で前半とほとんど何も変わりなく進んでいく。
55分〜
その状況を流石に見かねたか清水は高木に代えて高原を投入し、伊藤が左に回る。
清水は中央を全く使えないし攻撃はSBからのクロスのみなんで、中で合わせるなら伊藤よりも高原、そして高木よりも伊藤ということなんだろう。
63分〜
そしてさらに63分には大前を小林に代えて、伊藤を右に、アレックスを左の前に変えてくる。
ただ、この辺りの時間帯からSB近くまで下がるインサイドハーフにボランチがついていく事が難しくなってきていたんだけど、それでも中央でしっかりとブロックは保持し、さらにサイドにはSHとSBがきっちり対応は出来ていた。(ボギョンは時々サボって柿谷が代わりに入る事もあったが。)

■セレッソの対応
セレッソはカウンターもできているし、守備もきっちり機能しているので、できている形をできるだけ崩さずに続ける事が重要。
70分〜
という事で足の止まり始めていた柿谷に変えて村田を投入。
役割は柿谷と同じ。
86分〜
清水はさらに圧力をかけようとジミー・フランサを入れるが、セレッソも守備にボール運びに奮闘してこちらも足が止まり始めていた清武に代えデビューとなる吉野を投入する。
93分〜
さらに清水は最後の放り込みで高原、ジミー・フランサ、伊藤に合わせてアレックスまで高い位置をとり始めたので、セレッソはロスタイムにキム・ソンギを投入。

しかし…残酷な事に最後の最後にこぼれ球をアレックスに決められて1-1。
ロスタイムの時間だとか、ファールだとかいろいろあるんだけど、結果は最後の最後に追いつかれてしまった。

■その他
カウンターのチャンスで決められなかったから、守りきれなかったから、1-1で引き分けになってしまったけど、内容では圧倒的にセレッソが勝っていた。
セレッソは事前の狙い通りにゲームを進めたし、清水はやりたい事がほぼ出来ていなかった。
結果がでなきゃ意味が無いって話もあるんだろうけど、内容が伴わない限り結果は出ないと思っているので、個人的には内容で勝っていた事は十分意味があると思っています。
前節にハッキリさせなきゃいけないと書いたが、この試合はソアレスのやりたいであろう事がハッキリしていたので十分価値のある試合だったと思う。
今シーズンのここまででソアレスはきっとこういうことをやりたかったんだろうなというのがちゃんとした形で出ていた。
ただまあ、好きか嫌いかは別ですが(笑)。

それと左SBに入った黒木は自分の役割を全うできていた。
左SBに黒木というのはもうちょっとビルドアップで使いたいからなのかな?と思っていたけど、どうやらそういう訳ではないらしい。
って事はそれなら丸橋である意味はそんなに無いのかもしれない。

あと清水はこうやってブロックを作られて、ボールを持たされてプレスも機能しない時にアンカーとCBの所でやっぱりもっとビルドアップ出来なければ厳しいかなあと。
前半にCBやアンカーがドリブルで持ち出す事でチャンスを作れそうな場面が数回あったのにすぐやめちゃったし。
清水を追いかけている訳ではないのでよくわからないけど、プレスが機能しないこういう試合ではヨンアピンが後ろで変化を作る事ができているのかな?

2 件のコメント :

  1. 試合前の段階で沢山やり取りをしてくださり、試合をポイントを整理しながら見れました。ありがとうございました。
    のんちゃんのパパです。

    できるだけ、柿谷とケンペスが我慢してプレスしないことが印象的でした。

    ブロックを作って、出てきた相手の空いたスペースを着く。

    去年まで散々されたサッカーをセレッソがしていました。

    同じブラジル人でもこうも好みが違うもんだなぁと感じております。

    これはこれで良いのかも知れませんが、清武、ボギョンが居てこそのサッカーだと思いました。

    清武が来月からいないでかょうから、問題も出るでしょうね。

    後、ソアレスって試合までの対策は出来ますが、交代があまり上手くないと思いました。

    最後にケンペスに変えてソンギ。
    5バックでパワープレーに対応したのでしようが、更にラインが性って苦しくなったと思いました。

    バテた貴から舩津。もしくは、酒本から舩津。
    ケンペスに前からのプレスを期待したけど電池切れになっていたと判断したなら、ベンチに永井を入れておくべきだったのではないかと感じました。

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    返信
    1. いつもありがとうございます。
      ソアレスのサッカーですが、ホントはこっちの方がオーソドックスなものなんですよ。
      当事者だっただけに見落としがちですが、2列目に選手を3人並べてしかも役割は全員がトップ下なんてサッカーはちょっとおかしいですもん(笑)
      アレ以来4-2-3-1の事を3シャドーとかって言う事もありますが、世界中どこ探してもセレッソ以外でトップ下3人なんてやってるチームはいないですしね(笑)

      清武・ボギョンがいなくなってからですが、
      もちろんこの2人の能力はJリーグ内でもトップクラスですからいなくなると困るのは困ると思います。ただやり方自体はオーソドックスなんで、これを徹底していけばそれなりにはできると思いますよ。とりあえず勝ったり負けたりぐらいまでは。
      まあ逆に言えばそれ以上は難しいって事ですけど(笑)

      あと交代ですが、確かにソアレスの交代策はちょっと物足りないです。
      引き出しも少ないですし、交代で仕掛けたり、相手の変化に対応するというのは今ひとつだと思います。
      けど、クルピに比べれば20年ぐらい監督としてのキャリアは浅いのでまあ仕方ない部分もあるんじゃないかとは思っています。まあこれからの人ですから。
      ただ、この試合のソンギは仕方ないと思いますよ。
      相手が4枚並べるぐらいの勢いでパワープレーを仕掛けて来たのでCBを増やさないと、シャケや黒木にかなりの負担がかかってしまいますし、既にロスタイムだった訳ですしね。

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