2012年5月21日月曜日

5/19 Jリーグ第12節 VS柏レイソル @大阪長居スタジアム

■セレッソ大阪 1 - 2 柏レイソル
セレッソ大阪:ケンペス(36')
柏レイソル:レアンドロ ドミンゲス(63') 田中(66')

フォーメーション
■セレッソ大阪
GK:21 キム ジンヒョン
DF:3 茂庭照幸 4 藤本康太 17 酒本憲幸 25 黒木聖仁
MF:2 扇原貴宏 6 山口螢 10 ブランキーニョ 8 清武弘嗣
FW:9 ケンペス 11 播戸竜二
SUB:1 松井謙弥 20 高橋大輔 23 山下達也 13 柿谷曜一朗 18 横山知伸 26 村田和哉 19 永井龍
交代:茂庭→横山(64') 酒本→村田(84')
警告:藤本(85') 扇原(90'+3)

■柏レイソル
GK:21 菅野孝憲
DF:4 酒井宏樹 5 増嶋竜也 3 近藤直也 6 那須大亮
MF:10 レアンドロ ドミンゲス 7 大谷秀和 20 茨田陽生 15 ジョルジ ワグネル
FW:18 田中順也 19 工藤壮人
SUB:16 稲田康志 26 福井諒司 17 安 英学 28 栗澤僚一 8 澤昌克 29 水野晃樹 11 林陵平
交代:茨田→栗澤(46') 工藤→澤(61') 田中→水野(83')
警告:なし

前節は最後に追いつかれてしまったものの堅い守備ブロックで連敗は止め、ミッドウィークのナビスコでは何とか勝利を拾ったセレッソは長居に昨年のチャンピオンチーム柏を迎える。
その柏はACLの過密日程とまた対戦相手に柏対策を取られて少し苦しんでいたものの、前節の川崎戦、ACL全北戦と公式戦で連勝しようやく復調の気配を見せてきた。
セレッソのスタメンはキム・ボギョンが発熱の為にベンチ外となり、播戸、ケンペスの2トップに清武・ブランキーニョがSHに入るという布陣。
一方柏のスタメンはミッドウィークのACLと全く同じ。

■マッチアップ
マッチアップ

セレッソも柏も登録は4-4-2なんだけど、守備の時の形が微妙に違う。
セレッソは両SHもしっかり中盤のブロックに入り4-4のブロックを作る、柏の2トップは守備の時に縦関係になる。

■柏の攻撃・セレッソの守備
柏の攻撃とセレッソの対応

柏といえばレアンドロ・ドミンゲスとジョルジ・ワグネルの2列目コンビが中央に入って来るプレーと空けたスペースに右SBの酒井がオーバーラップしてくるのをどうするか、というのがどこのチームも考えなきゃいけない事で、この日のセレッソは清水戦で効果の上げた4-4のブロックで守る事を選択する。
なのでたとえばレアンドロ・ドミンゲスはサイドにいる時は黒木、中に入れば扇原、引いて来たら清武とマークを受け渡しながら対応する事になる。

ただこの日は立ち上がりからかなり危険な場面を沢山作られた。
このゾーンでブロックを作る守備はボールを受ける人がいい形でボールを受けられてしまうと意味が無い。特にレアンドロ・ドミンゲスクラスの選手になるとその状況もより一層シビアになる。なのでレアンドロに渡る前、ボールを持っている選手にプレッシャーをかけてなきゃいけないんだけど、そこが上手くいっていなかった。

また左SBの那須が中央にボールを運んで来るプレーも目立っていた。


■柏の守備・セレッソの攻撃
セレッソの攻撃と柏の守備

セレッソが4-4でブロックを作るって事は攻撃はカウンターが中心となる。
それをやる上で田中順也の存在はかなり厄介だった。
セレッソのCBは攻撃にあまり貢献できないけど、若いボランチコンビの所でボールを持たせるとサイドチェンジや縦パスを入れられる。なのでCBはほぼ放置してボランチに狙いを定めてビルドアップの起点を消しにきた。
ネルシーニョはビルドアップの起点を消しに来る事を結構よくやる。
ちなみに、去年のホームの時は田中順也をわざわざ丸橋の前に置いてきた。
わざわざ2トップを横にズラすって事をやってきたぐらいなんだから、今回のボランチなんてそりゃあ間違いなくやる。
ボランチからの展開もないセレッソは清武がボールを運ぶか酒本が強引にでも縦に行くかぐらいしか攻め手がない状況になっていた。


■試合展開
何とか柏からペースを取り戻そうとセレッソのボランチコンビも時折柏のボランチに行く場面も出てくるが、かわされると一気にシュートまで持っていかれてしまうという厳しい状況。
そんな中セレッソが柏のCKからのカウンターで先制する。
今シーズンはあれをずっと狙ってるのし、ゴールの後の菅野の顔を見る限りさすがに知らなかったって事は無いんだろうけど、何度も練習している狙い通りの形で先制した。
(ちなみに、もう1回あったカウンターではさすがに柏もなんとか対応してた。)


■後半
ハーフタイム

ハーフタイムに柏は茨田に代えてACLにも出ていないフレッシュな栗澤を投入。
茨田と役割の変化はわからなかったけど、気の利いたポジショニングでセレッソが蹴るロングボールのこぼれ球とレアンドロ・ドミンゲスのサポートに奮闘していた。
まあでもそれはセレッソ側の問題でもあったけども。


■展開
61分〜

柏はさらに澤を投入。
田中順也を前に、澤を後ろにする。
この澤は他の柏のアタッカーとは異なりボールを受ける為に動ける選手なのでイヤだなあと思っていた時に事件が起こる。
茂庭が相手とぶつかったとか絡んだとかでもない場面で足首を負傷。
直後に柏のファールがありその間でピッチの外へでる。
審判がセレッソのドクターに「茂庭が痛んでる」って伝えているのにスグに対応できないなど、なんだかこのシーンからしておかしかった。
きっとピッチ内の選手は茂庭のケガはそんなにヒドく無い、スグに戻って来るって思ってたのだろうけど、CBの茂庭がピッチ外で治療を受けてるので10人の状況ながらそのFKはなんとファーサイドへキック。
横山がピッチサイドで交代の準備をし、山口が茂庭の位置に入っていたものの、CB不在でゲームを進めてしまい、ボールを受けに下がる澤の動きに藤本が釣り出されてしまい酒井からのクロスをフリーのレアンドロ・ドミンゲスに決められてしまい同点。

これで一気にセレッソは混乱。キックオフのタイミングで横山は入ったものの、清武がドリブルで運んだボールを扇原の所で奪われてしまいカウンターのカウンターに。
広大なスペースで酒井が黒木を突破してこれもまたフリーの田中順也にあわされて逆転。
田中順也と澤に対してセレッソは藤本、横山、酒本の3人いたんだけど、マークの受け渡しが全く出来てなかった。


■動けない
ここで気になったのがソアレスは全く動けなかった事。
同点ゴールの後、攻めたいのでボールを取りにいきたい前線4人と、守りたいDF4人で中盤が間延びしてしまい良い様に柏にボールを回されてしまう。
その間ずっとソアレスはピッチサイドで立っているだけになってしまっていた。

84分〜

やっと動いたのが84分。酒本に代えて村田。
何度もこの交代をやってますけど、これじゃあ変わんないんですよね。
村田は1度は右サイドを突破したものの、つきあう必要もない柏は那須が後ろのスペースをきっちり埋めて試合終了。
1-2で逆転負けとなった。


■扇原(というよりも)
前のナビスコ広島戦で扇原の事を少し書いてコメントも頂いたのでその続きを。
試合後のコメントでも感じさせるように今シーズンは結構苦労してる。
きっと本人的にはもっとボールに絡んで、その中で2列目やトップに縦パスをいれたいんだろうけど狙ってるプレー自体もあまりない。

柏の攻撃の所でも少し書いたけど、効果的な縦パスを入れる為に=ビルドアップで組み立てる為にはボールを持ってる人がフリーになる必要がある。
フリーになれば自分のタイミングで出せる。そうなれば相手がマンツーでない限りは相手をずらす位置でボールを受ける事ができる。
だから、フリーになって時間とスペースを手にする為に、去年までのマルチネスは丸橋の後ろに行っていた訳です。あそこに入れば誰もプレッシャーをかけられないので。
けど扇原は、去年までもマルチネスの行っていた場所に行けてなかったので、元々フリーになるという能力は高く無い。
じゃあどうするか?といえばチームでその時間とスペースをつくって上げないといけないんですね。
だから広島はボールを持てば形を変えるし、バルサはCBが開いてブスケツが最終ラインに下りて来る、今の仙台や清水も同じ様な形を取って来ている訳です。

しかし今のセレッソにはその方法論がありません。
それどころか、ボールを失った時のバランスを考えて、できるだけ動いて欲しくなさそうです。

そこに輪をかけて、セレッソのCBは攻撃の時にあまり力を出すタイプでは無い。
だから、この日の柏もそうであったように、ボランチの所にFWやトップ下を当てて来る。
そうなると扇原の所は完全に時間もスペースも無い状況になっています。
これでは扇原自身がイメージしているようなプレーはなかなか難しいです。
まだ山口の方が扇原よりも後ろにいる事が多い分、やりやすいぐらいです。

さらにここ数試合は左SBに黒木が入っており、以前の丸橋と比べて前に出てビルドアップに貢献しようというプレーが少ないので一番近いサイドでの預けどころも無くなってしまってる。(試合中になんども黒木にボールを持った時のポジショニングの指示を出していましたが…)

ソアレスは元々が早い攻撃を指向している様ですから、ここをどうこうする気配は全くなさそうなので、ちょっと今の扇原には厳しいかなあと。

ただ、ソアレスが試合後の監督インタビューで「ロングボールが多かったのでボランチが押し上げられなかった」ってのはここやろって思わないでも無いです。

■その他
という事で負けてしまったわけです。
ツイッター方面では代えろって声も出だしてしまいました。
梶野さんが、攻撃サッカー・若手の起用・勝者のメンタルのセレッソの3本柱で引っ張って来たって話しでスタートしてる中、今現在は内容も結果も落としてしまってるのでわからないでも無いです。プロサッカークラブはある種お客様(サポーター)あっての商売なんで、やってるサッカーが嫌いだからってのでも十分理由になると思うしね。

まあでも、よっぽど良い監督が安く来てくれるメドが立ってるならまだしも、そうでないなら解任する必要まではないかと思います。
いろいろ書いてしまってますが、メチャクチャな訳でもないですしね。
劇的に良くなりそうな要素も無いけど(笑)。

4 件のコメント :

  1. 楽しく拝見しております。
    のんちゃんのパパです。

    私も素人ですが、今回はもっと素人の嫁と子供を久々に連れていきました。

    『面白ない。攻められてばっかりや。てか、いっつも後半弱くない?走り込み足らんわ』との感想でした。

    これは、大雑把に言うと私も同じです。

    面白くない、と言うのは、ボールを回して攻める時間が少ない。攻撃パターンもブロックからの個人技が強い数人を残してのカウンターばっかり。

    後半弱くない?はボランチのカバーする範囲が多かったり、SH のアップダウンが多かったりで、電池切れになって中盤にスペースができて失点してしまう。

    で、『もう今年は観に行かへんわ』と。

    この試合も2万弱入ってましたが、この内容では、ライト層の定着も厳しいと感じました。

    私は毎試合ホームは行きますけど。

    ただ、観戦後にビデオチェックするのが、最近は少しつらいです(笑)

    今年はカウンターサッカーにかけるしかないのでしょうかね

    返信削除
    返信
    1. いつもありがとうございます。

      そうですね、せめて勝てばまた違うんでしょうけどねえ…

      今年は基本カウンターだと思いますよ。

      あと本文中にも書きましたけど、梶野さんはどう考えてるのかってのが気になります。
      サポコンで言ってた内容的にも。
      まあ聞いても本当の事は言わないでしょうけどw

      削除
    2. 返答ありがとうございました。

      梶野さんは『セレッソの哲学は攻撃サッカー』と言っていましたが、ソアレスの志向するサッカーを理解していたかは、とても気になります。

      ここは、実際はやらしてみないと分からない部分かもしれませんが。隣も、理解できずにずっこけましたしね。

      カウンターが悪いわけではないし、ドルトムントなんかは典型的なカウンターのチームだと聞きます。

      以前教えて下さった『真司がいた頃はカウンター』と言うことを思い出して、動画検索したらセレッソもカウンターサッカーしてました。

      ただ、前年度の攻撃パターンからは全く変わってしまって、客の立場からは戸惑いがありますよね。

      前年度からのサッカーとは全く違う事がばれちゃったので、フロントがソアレスのカウンターサッカーの精度を上げれるある程度の期間まで(実際上げれるかは別として)我慢ができるか、ソアレスがフロントやサポーターに『この監督ならカウンターサッカーを極めていける』と思わす場面をどれだけ見せれるかで方向性は大きく変わる気がします。

      後、カウンターの時は現状前の三人くらいだけで、攻撃してるので、個人技が高い選手が確保出来なければこのやり方は崩壊すると思います。

      削除
    3. 監督選びは世界的なビッグクラブでも間違えますから仕方ないんでしょうけどね。
      おっしゃる部分を踏まえて、フロントはどうするかってのが腕の見せ所でしょうね。

      まあただ、個人的にはもしカウンターで上手く行ったとしても、流れをぶった切ってやってるので「どうなんだ?」って思ってますけどね。

      コメント欄なのでこっそり書きますけど、ちなみに明日は、
      ジンヒョン、シャケ、モニ、康太、大輔、螢、黒木、ボギョン、キヨ、ケンペス、播戸かと。

      削除

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