2012年6月8日金曜日

6/6 ヤマザキナビスコカップAグループ第5節 VS川崎フロンターレ @キンチョウスタジアム


■セレッソ大阪 3 - 2 川崎フロンターレ
セレッソ大阪:ケンペス(47') 柿谷(58') 柿谷(86')
川崎フロンターレ:楠神(30') レナト(68')

フォーメーション

■セレッソ大阪
GK:1 松井謙弥
DF:3 茂庭照幸 4 藤本康太 17 酒本憲幸 20 高橋大輔
MF:2 扇原貴宏 6 山口螢 10 ブランキーニョ 14 丸橋祐介
FW:9 ケンペス 13 柿谷曜一朗
SUB:30 荻野賢次郎 24 金聖基 5 舩津徹也 15 吉野峻光 18 横山知伸 26 村田和哉 19 永井龍
交代:扇原→吉野(46') ブランキーニョ→村田(83') 酒本→舩津(90')
警告:扇原(27') 酒本(57') ケンペス(59') 高橋(81')

■川崎フロンターレ
GK:21 西部洋平
DF:3 田中裕介 15 實藤友紀 4 井川祐輔 23 登里享平
MF:19 柴崎晃誠 30 大島僚太 16 楠神順平
FW:6 田坂祐介 10 レナト 9 矢島卓郎
SUB:1 杉山力裕 24 田中雄大 25 レネ サントス 28 田中淳一 11 小林悠 26 谷尾昂也
交代:柴崎→レネ サントス(57') 田坂→小林(63') 大島→田中(雄)(75')
警告:レナト(85')

ナビスコカップではアウェーで磐田に負けた1敗のみで2位とグループ突破の可能性が十分ある中で迎えた5節はホームキンチョウで風間監督率いる川崎フロンターレとの対戦。
リーグで対戦した時は相馬監督だったので全く参考にはならない。
代表で清武、キム・ボギョン、キム・ジンヒョンを欠くセレッソは日曜日の練習試合で丸橋を2列目に入れて上手くハマったという事で月曜日の練習から丸橋が2列目の左に入りそれまでFWに入っていた村田をサブに回して柿谷をFWに出したフォーメーションで練習を行っていた。
ただ、その時のメンバーから、サブ組の右SBだった高橋が黒木に代わり左SBに入っている。
ちなみに黒木はスタンドにも来ていなかったのでケガか体調不良かのどちらかか。
一方コチラも代表で中村憲剛を欠く川崎は、ベンチメンバーも1人少ないほど負傷者続出している。
ただ、風間監督就任後活躍を見せている、矢島、楠神、大島はメンバーに入っている。

■ボランチ
マッチアップ

両チームとも4-2-2-2なのでマッチアップ的にボランチの所が空きやすい。
なので相手ボランチを誰が捕まえるかというのがポイントになる。
特に川崎は監督が代わって後ろから丁寧にビルドアップしていくやり方になっているので、ボランチを空けてしまうと厄介。
そこでセレッソが取ったのははトップとボランチを挟み込む事を狙い、ダメなら全体を下げる方法を選択。
それでも立ち上がり川崎はボランチの所で上手く外してボールを運び、矢島がヤッヒーDVDのCMみたいな動きでボールを要求するものの、いいタイミングでそこにはボールが出てこないというシーンが何度か見られた。

一方の川崎は守備の時にボランチがまずポジションに戻る事を求められているので、ボランチに対応するのは必然的にトップになる。
しかしこの矢島と楠神もどこからとか、どこまでとかってのがあまり決まっていないような感じなので徐々にセレッソがボールを持つ時間が増えていく。

■丸橋
丸橋のポジショニング

丸橋のポジショニング
久々のスタメン復帰となった丸橋はSBではなく中盤に。
で、月曜日の練習から最初から開いたポジションを取るのではなく、一旦中央でボールを受けてからサイドに開く事を徹底されていた成果か、左SBに入る高橋とのコンビネーションで何度かチャンスを作っていた。

■失点シーン
失点シーン

しかし先制したのは川崎。
抜け出した楠神がオフサイドっぽいや、抜け出す時に藤本と交錯しているなどはあるけど、きっかけになったのは柿谷のチェイシングで、ボールを奪えると判断したのかボランチに寄せた後不用意にCBの實藤に行って外されてしまい、そこから一気に前線にボールが出た形だった。

■失点後のセレッソ
失点後セレッソのビルドアップ

徐々にペースを握りつつある中失点してしまったセレッソだけど、ここからは、試合終了後のコメントで川崎の選手が声を揃えて「前半押し込まれた場面もあった」と言っていた様に完全に相手を押し込む。

起点になったのは扇原のポジショニングで、扇原が相手2トップの真ん中にポジションをとりミスマッチを作る。
具体的には相手が寄せてこなければ自分で、寄せて来れば空いた方のCBにボールを出してドリブルでボールを運ぶ様に促していた。
ここで、フリーでボールを運ぶとその前のゾーンでは山口と中央に絞ったSH、、またはSHとSBとのトライアングルで実に理にかなったビルドアップを見せる。
自分たちで動いてフリーの選手を作り相手を動かしていくというやり方が出来ていた。

しかし得点は生まれずそのまま0-1で前半が終了。

■後半
ハーフタイム

ハーフタイムに前半イエローを貰っていた扇原に代えて吉野を投入。
ポジションは吉野が左の前で丸橋がボランチに入る。

■前線からのプレッシング
前線からのプレッシング

そして何より守備の方法を、同じくナビスコカップの浦和戦で見せた様な思いっきりの前からのプレッシングに変える。
そして後半開始1分、2回目のプレッシングぐらいで苦し紛れのボールを茂庭がカットしたボールを柿谷が超絶トラップし、ケンペスで同点に追いつく。
この早い時間でプレッシングからのゴールでセレッソは一気に勢いづく。

57分〜

57分に川崎が故障上がりの柴崎に代えてレネサントスを投入。右SBだった田中裕介をボランチに回す。
しかしその直後、田中裕介のトラップミスにケンペスと柿谷が襲いかかりボールを奪取。
そこから柿谷が寄せて来る相手の股を抜いてアウトで浮かせるというジーニアスシュートで一気に2-1と逆転する。

■試合展開
そうなれば前半の相手をコントロールできていた形に戻してこのまま試合が進むかと思われたけど、そうもいかない(笑)。

63min

63分に川崎は田坂に代わり小林を投入。
その直後に川崎の左サイドで楠神のテクニカルなターンで酒本が振り切られてしまい、その流れからレナトに押し込まれて失点2-2に。

75分〜
83分〜

75分にはボランチの大島が足を痛めて田中雄大と交代。田中雄大が左SBに入り登里がボランチに。
83分にはセレッソもブランキーニョに代えて村田を投入しトップに入れ柿谷を右サイドの2列目に落とす。

そして右サイドで柿谷が貰ったファールでのFKからこぼれ球をダイレクトシュートで決めて3-2。

90min


最後は左サイドで厄介だった小林と楠神の所を止める為に右SBに船津を入れて試合終了。

3-2とセレッソが勝利した。

■その他
30分〜前半終了までの形は、ゴールこそ無かったもののかなり良かった。
途中でも書いた様に川崎の選手の試合後の談話でも全てその時の話しをしているぐらい。
だけど、ソアレス的には好みでは無いんだろうな。
多分アレを残りずっと続けていた方が相手はイヤだったと思うんだけど(笑)。

しかし柿谷は本当に上手い。
随所に存分にテクニックをみせていたし、ゴールシーンはどれも素晴らしかったけど、個人的にはロスタイムのカウンター吉野のシュートまでのプレーが大好きです。
寄せてくる相手のマタを抜いて、さらにその後スグに軸足の後ろを通して切り返すってもうえげつない(笑)。

あと吉野のプレーも非常に良かった。
初出場だった清水戦はちょっと厳しかったけど、この日は練習で見せてるアグレッシブなプレーを随所に見せる事ができていた。
本人的には「浮いていた」らしいですが(笑)。

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