2012年11月11日日曜日

11/7 Jリーグ第31節 VSベガルタ仙台 @ユアテックスタジアム

ベガルタ仙台10前半01セレッソ大阪
1後半1
延長前半
延長後半
PK戦
フォーメーション
ベガルタ仙台セレッソ大阪
選手名番号位置シュートシュート位置番号選手名
林 卓人16GK00GK21キム ジンヒョン
菅井 直樹25DF10DF3茂庭 照幸
鎌田 次郎2DF00DF4藤本 康太
上本 大海29DF00DF14丸橋 祐介
朴 柱成27DF20DF17酒本 憲幸
富田 晋伍17MF00MF6山口 螢
松下 年宏8MF11MF7シンプリシオ
太田 吉彰15MF02MF16枝村 匠馬
梁 勇基10MF21MF37ヘベルチ
赤嶺 真吾24FW34FW13柿谷 曜一朗
ウイルソン18FW20FW41杉本 健勇
桜井 繁1GKGK1松井 謙弥
渡辺 広大3DF0DF22児玉 新
内山 俊彦20DF0DF23山下 達也
田村 直也23MFMF2扇原 貴宏
関口 訓充11MF22MF15吉野 峻光
中原 貴之9FW0MF26村田 和哉
柳沢 敦13FW0FW11播戸 竜二
13シュート10
9GK7
10CK5
8直接FK10
5間接FK3
5オフサイド3
0PK0
ベガルタ仙台セレッソ大阪
菅井(90')得点柿谷(55')
松下→関口(66')
上本→渡辺(71')
太田→中原(77')
交代茂庭→山下(12')
杉本→播戸(HT46')
柿谷→吉野(65')
渡辺(72')
朴 柱成(90'+4)
警告キム ジンヒョン(61')
播戸(71')
播戸(88')
退場播戸(88')
前節から10日空いた31節はアウェーでのベガルタ仙台戦。前節は3位浦和レッズ、今節は2位ベガルタ仙台と上位チームとのアウェー連戦。
昨年の天皇杯はPK勝ちだったので、公式記録では仙台にはJ2だった09年のアウェー以来勝っていない。
仙台のスタメンは、角田がサスペンションの為ボランチは富田と松下。ウィルソンは前々日の練習を回避し欠場との話しもあったが、スタメンに名を連ねている。
一方のセレッソはスタメン・ベンチ共に前節と全く同じ。播戸がケガでか前々日まで別メニューでの練習だったが前日練習から復帰しベンチ入りしている。

■仙台の守備
仙台の守備
仙台の守備の特徴は高い位置でのブロック。
ハーフウェイライン辺りからブロックを作るんだけど、ブロックを落とす訳ではなく最終ラインがプッシュアップして高い位置をキープする。
FWの守備
それを可能にしてるのが、2トップの守備。
特にセレッソの場合はCBにそれほどビルドアップ能力がないので、ボランチのところにはプレスバックして味方ボランチと挟み込み、SBにはSHと連携して守備をする。

■仙台の攻撃
サイドのスペースを狙う
仙台の攻撃のファーストチョイスはSBの裏のスペース。
2トップの1枚とSHをそこに走らせて起点を作ろうとする。
そしてそれが出来ない時は後ろからビルドアップ。この使い分けが上手く出来るようになったのが今年の好成績の要因なんだろう。

■セレッソの守備
セレッソの守備ブロック
この日のセレッソは守備ブロックの形成がかなり早かった。
なので、仙台はファーストチョイスであるSBの裏のスペースはなかなか使えず、またビルドアップに入っても杉本と柿谷の2トップがしっかりボランチのところに寄せ、低い位置では人数をかけているので、仙台は遅攻でも最終ラインや最終ラインに降りたボランチからのロングボールが増え、またブロックの外からクロスばかりが増えていた。

■セレッソの攻撃
セレッソのカウンター
という事で試合は仙台が後ろでボールを持って長いボールを入れ、それを跳ね返したセレッソがカウンターを狙うという展開になる。
カウンターの時はまずSHとSBが縦に出ていく事になるんだけど、攻撃のスタート位置が低くなっている事が多いので、SHがSBの上がる時間を作ることができればボールが運べ、そこからトップがボランチが上がる時間が作れればシュートまで持っていけるという状況。
ただ、最初に書いた仙台のブロックも形成が速い為、攻撃は単発になっていた。

■セカンドボール争い
セカンドボールが拾えなくなる
セレッソは2トップとボランチの所でセカンドボールを拾えていたんだけど、時間の経過と共に、杉本が何度も傷んでいたからかセレッソの2トップの守備が少し緩み始めることでセレッソのブロックが下がってしまい仙台はミドルシュートを打てるようになる。
なので柿谷が中盤に下がって守備をするようになるが、柿谷も下がってしまうと仙台のボランチの所に誰も行けない様になってしまいセカンドボールが拾えなくなり、前半の終盤は何度も決定機を作られる事となった。

また、この試合は前半から痛めるシーンが多かった。
9分にウィルソンのクロスを赤嶺と競り合ったところで茂庭が負傷し、その後少しプレーは続けたが12分に山下と交代。
さらに前述のとおり杉本が相手との競り合いでも痛め、柿谷は前半の終盤には足を引きずっていた。

■播戸の投入
後半開始〜
セレッソは後半スタートから痛めていた杉本に代えて播戸を投入。
この播戸の投入でセレッソの守備が再びよみがえる・
セレッソ 後半の守備
播戸の相手を遅らせる守備・プレスバックの判断が素晴らしく、ここで制限出来るようになると柿谷が中盤入ってしまうことが無くなりセカンドボールを拾えるようになる。
そしてここからなにより仙台はボールを持っているがシュートまで行けなくなる。

となるとセレッソもカウンターが出来るようになる。
カウンターからヘベルチ、丸橋と繋いでグラウンダーのクロスを播戸がヒールで落として柿谷のシュートや酒本のクロスをニアで枝村がヒールで流すなどゴールに迫るシーンが増え始め試合が動いたのは55分。
カウンターから丸橋が播戸に斜めのパスを入れ、柿谷へのスルーパス。
抜けだした柿谷が冷静に流し込んでセレッソが先制する。

■後半の仙台
仙台 後半の動き
後半の仙台は播戸の投入によりボランチの所でスムーズにビルドアップが出来なくなっていたのでそこに頻繁にリャン・ヨンギが下り、ウィルソンが左サイドに流れてプレーするようになる。
しかし、仙台は前半の立ち上がり同様速くサイドをつく攻撃がなかなか出来ないので前線でのポイントがなかなか作れずシュートまで持っていけないという状況になっていた。

■試合展開
66分〜
先制直後には既にかなり痛そうな様子だった柿谷が自ら交代を申し出て、65分にセレッソは柿谷に代えて吉野を投入。セレッソは全て負傷で交代枠を使い切る。
そして仙台はどうせボランチのところに下りてくるんだからという事で、66分に松下に代えて関口を左サイドに投入し、オリジナルポジションは左だったリャン・ヨンギをボランチに回し再びウィルソンを中央に戻してくるも仙台の状況はあまり変わらない。
77分〜
71分には上本が播戸との競り合いの中での着地でヒザを痛めて渡辺と交代、77分には太田に代えて中原を投入し3トップにしてくる。
この仙台の3トップはあまり上手く行っているとは思えなかった。
ブロックの外ではボールを持てていたのでそこから適当に中に入れてしまえば何かが起こるということなんだろうけど、攻撃が雑になってしまっていたので逆にセレッソのカウンターというシーンも増えていた。

がしかし、87分に播戸がオフサイドなのにシュートしてしまい2枚目のイエローで退場。
そこでは聞こえなかったってアピールしていたけど抜けた時に1度線審を見てるからまあイエローは仕方ないかな。それよりもその前の71分に貰ってたイエローの方がちょっともったいなかった。その直前のスローインでもクサい事をやってたのでね。

そしてその直後のCKでパク・チュソンは一度シュートをブロックされるも再びのCKで90分に菅井が合わせて同点に。
また、まさかの6分というアディショナルタイムで最後には抗議したクルピが退席となる中そのまま終了。1-1の引き分けとなった。

■その他
この試合としては、播戸の退場というよりも負傷で3人の交代枠を使い切ってたのがキツかった。最後にヘベルチか枝村に代えて扇原を入れる事ができたら逃げ切れたんじゃないかなあ。
しかしこれで3試合連続引き分けとなったけど、実は試合の内容的にはあまり良くは無い。
特に攻撃の時に相手を押し込んでセットする形がほとんど作れていないので、攻撃が前に速く単発になってしまっている。
こうなるとSBに酒本と丸橋を入れてるメリットもあまり無くなってしまう。
まあここ2試合は上位チームとの連戦だったって事もあるのかも知れないけど、ボランチとSHのところでコントロール出来ていないのが原因かと。

この試合では3人全てが負傷交代で、また翌日のファジアーノネクストとの練習試合では吉野が十字靭帯をやってしまいこの時期に負傷者続出という厳しい状況だけど、井上と後藤にとってはチャンスでもあるので残り3試合は彼らの奮起に期待したいです。
あともちろん扇原も。ガチガチ来られたからってイライラして軽率なプレーでイエローを貰い、さらに練習試合で退場してる場合じゃ無いのでね。

あと仙台についてですが、仙台は最後の3トップは普段からやってる形なんですかね?
今回はゴールできましたが、かなりギリギリだったんじゃないかと思います。
試合後に手倉森監督は入らない試合だったって言ってるけど、前半は確かにそうでしたが後半はそうでは無く、むしろセレッソが3人負傷で交代してて助かった、よく入ったなという感じだったんじゃないかと。そこで決める強さという見方もあるでしょうけど…
まあ手倉森監督ご本人も会見ではそう言ってるだけで十分わかっておられるとは思いますが。



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