2012年10月29日月曜日

10/27 Jリーグ第30節 VS浦和レッズ @埼玉スタジアム2002

浦和レッズ00前半00セレッソ大阪
0後半0
延長前半
延長後半
PK戦
フォーメーション
浦和レッズセレッソ大阪
選手名番号位置シュートシュート位置番号選手名
加藤 順大18GK00GK21キム ジンヒョン
坪井 慶介2DF10DF3茂庭 照幸
永田 充17DF00DF4藤本 康太
槙野 智章20DF20DF14丸橋 祐介
宇賀神 友弥3MF10DF17酒本 憲幸
鈴木 啓太13MF01MF6山口 螢
阿部 勇樹22MF00MF7シンプリシオ
梅崎 司7MF01MF16枝村 匠馬
柏木 陽介8MF11MF37ヘベルチ
マルシオ リシャルデス10MF31FW13柿谷 曜一朗
原口 元気24FW33FW41杉本 健勇
山岸 範宏1GKGK1松井 謙弥
濱田 水輝26DFDF22児玉 新
野田 紘史12DF0DF23山下 達也
山田 暢久6DF00MF2扇原 貴宏
小島 秀仁27MF0MF15吉野 峻光
田中 達也11FW0MF26村田 和哉
ポポ16FW1FW11播戸 竜二
12シュート7
7GK9
3CK3
20直接FK12
2間接FK4
2オフサイド4
0PK0
浦和レッズセレッソ大阪
得点
永田→山田(34')
原口→ポポ(70')
宇賀神→野田(84')
交代柿谷→吉野(60')
枝村→扇原(72')
ヘベルチ→村田(72')
柏木(41')警告茂庭(68')
村田(88')
退場

久しぶりの関東アウェーは現在3位の浦和レッズ戦。
浦和はワントップに原口を戻し、右サイドの平川の故障で梅崎が右に回り宇賀神が左サイドに入る。その他にも最終ラインの3人に欠場の情報もあったが変更は無い。
一方のセレッソは前節と全く同じスタメンでベンチの高橋が児玉に変わっているだけ。
セレッソは10年のJ1昇格以降ペトロビッチが率いていた広島に対して、3勝1分、14得点6失点と相性の良さを見せているがどうなるか。
ちなみに、対広島では3勝とも全て広島が4-1-5の形になる前に捕まえてしまう形で大量得点をあげているのだけど今回はどうするかが注目ポイント。

■ペトロビッチのシステムチェンジ
浦和を3-4-2-1のフォーメーションにしたけど、攻撃と守備とでは形を変える。
過去にも広島やナビスコ浦和戦などで詳しく書いているので簡単にだけ説明します。
攻撃時
ボールを持った時はボランチの阿部が最終ラインに下りてCBに、3バックの両サイドが開いてSBに、ウイングバックは前線出て行くので4-1-5の形になる。
守備時
そしてボールを奪われると両サイドが下がって、SBになっていた両サイドは中央に絞り5-4-1の形になる。

このシステムチェンジで、ボールを持って5トップになった時にDFラインが4枚のチームは数的不利を強いられ、守備の時は人数をかけて守るので崩せないという事になる。

って事でこれに対していくつかの方法が出来てきている。
1つめはマンツーマン気味に相手についてしまうやり方。
マンツーマンで捕まえる人を決めてしまえば相手のフォーメーションがかわったところであまり影響が無い。成功例は万博で浦和に勝ったときのガンバやビッグアーチで広島に勝った柏がこんな感じでやっていた。
もう1つは相手の前線5枚に対して最終ラインの人数はそのままでスライドして守るやり方。
守備の形はあくまで代えずに4-4のブロックで守る。捨てるのはボールと逆サイドの大外でそこにサイドチェンジのボールが入った時は最終ラインの4枚はスライドする。この方法は仙台がやっていた。

また冒頭に書いた様に去年までセレッソはペトロビッチ率いる広島に対して非常に相性が良かった。
その時のやり方は5-4-1から4-1-5に変化する前に捕まえてしまう方法を取っていた。

■セレッソの守備
マッチアップ
この日セレッソがやろうとしていたのはどうやら去年迄の対広島と同じ様に変化する前に捕まえてしまうという方法の様子。
キックオフで2トップとSH、ボランチが前から捕まえに行き、開始早々には杉本がオフサイドになってしまったがあわやGKと1対1の場面をつくりかける。
ただ、これは続きませんでした。
柿谷と杉本の2トップは前から捕まえに行くのがあまり上手く無い。
柿谷は深追いしすぎるところがあるし、杉本はプレスが軽い。
なのでほとんどの場合は図の様なマッチアップになっていた。
ボールと逆サイドのアウトサイドは捨てる
という事で浦和の前5枚に対してセレッソのDFライン4枚はスライドで対応する事になり、例えば図の様に浦和が左サイドでボールをキープしている時に捨てるのは右にはっている梅崎となり、ここにボールが入れば全体がスライドして今度は左サイドの宇賀神を捨てるという事になる。

■浦和の守備
浦和の前線からの守備
一方、浦和の守備は冒頭に書いた様に形を5-4-1に変える。
これまでやっていたのは全体的にリトリートして守る事が多かったんだけど、この日の浦和は高い位置から積極的にプレッシングをかけに来る場面が数多く見られた。
プレスをかけるのは1トップ2シャドーとボールサイドのウィングバックで、これまで広島と対戦するときは一旦ボランチに預けてしまうとSBがフリーになっている事が多かったのでボールを落ち着ける事ができていたのだけど、この試合ではボールサイドのウイングバックが残って守備をする事が多かった為になかなかボールを落ち着けさせてもらえなかった。

■5トップの攻防
浦和のアウトサイドの使い方
という事で、セレッソは時々できるプレスがハマるかもしくは浦和のプレッシングをかいくぐれるか、浦和は4人でスライドして守るセレッソを崩せるかという所が焦点になってくる。そんな中浦和は、1トップ2シャドーに対しては茂庭と藤本の対人に強いCBがしっかり対応して来るのでなかなかそこにボールを入れてという形は難しいという事でサイドを狙う様になってくる。
やってきたのは、ボールを持った時にボールと逆サイドのSBがマークについている方のシャドーが一気に中央に向かっての斜めのランニングでマークについているSBをひっぱり、大外のスペースを広げてそこにサイドチェンジのボールを入れるという方法。
これは4バックのスライドで対応するチームに対してよく使う手で、広島ではよくこの形から中央の佐藤がスライドのタイミングでマークを外してゴールを決めている。
山口がシャドーを捕まえて5バック気味になる
これに対してセレッソの両SBはマークや守備に特徴があるタイプでは無いので、この形をあまりやられるのは望ましく無い。
という事でこの形をなんどか作られた所でセレッソはボランチの山口がシャドーの1枚を見る5バック気味の形にし、それに伴って最初は前線でディフェンスをしている事の多かった柿谷が中盤に下りる様になる。
厳密に言えば違うんだけど、最初に書いた5トップに対する守り方のスライドからマンツーマンに近い形に変えてきた。

■柿谷と杉本
また一方のセレッソの攻撃は、浦和の前線からのプレスは割と効果的で序盤にシンプリシオのパスミスからマルシオ・リシャルデスのミドルシュートなど危険な場面も何度か作られていたしそれ以外にも何度かチャンスは作られたりなど少し苦労していました。
しかし、このプレスがハマらないと前線に人数を残している分当然最終ラインでの人数が減ってしまっているので、プレスを回避したセレッソが最終ラインの藤本から一気に最前線の柿谷へグラウンダーの縦パスを入れて、それを広島や浦和の前線の様なフリックでのワンツーから柿谷がシュートを放つなどセレッソにもチャンスは作れていた。

ただ、何よりも両チームとも中盤でミスが多く立ち上がりからチャンスになるのはミスがらみの事が多いという状況。どちらにもチャンスはある展開と言えばそうなんだけど、どちらかと言えばセレッソの方が自分達で良い場面はあまり作れていませんでした。
というのも柿谷がボールに絡む回数が少なかったから。
これは前節にも同じ様な事を書きましたが、柿谷と杉本の2トップの場合、杉本がサイドに流れたり引いてきたりと2ndトップ的な動きをするので柿谷が最前線でCBを背負った状態の1stトップ的な動きになってしまいケンペスと2トップを組んでた時とは役割が変わってしまいます。
持っている能力を考えれば逆の役割の方が良いと思うんですが、杉本はあまり最前線で体をはってというプレーは好きではないんでしょう。まあ柿谷はここで例えば裏に抜ける動きだったりのボールを引き出す動きができればそれでも特に問題は無いのでしょうがそこはあまり得意ではないんですよね。なので柿谷が消えてしまってる事が多くなってしまっていました。

■浦和ペースの後半
後半のマッチアップ
前半の途中から取っていた山口がシャドーの1枚を捕まえる形で、さらにハーフタイムにはきっと杉本にあまりサイドに流れない様に指示があったのだろう、前半よりもハッキリした形で図の様なマッチアップになる。また浦和は前半34分に永田が右足のモモウラを痛めて山田と交代している。

しかし前半の終盤からこの後半は完全に浦和ペース。
山口が下がった事で前半は時々あったプレッシングも全く無くなり、浦和に完全にセットされてしまうので両SBも高い位置を取れなくなる。
44分にはマルシオリシャルデスのシュートがバーを叩き、56分には原口の突破からシュートとキムジンヒョンが何とかセーブするという回数が増えていく。
60分〜
60分にはほとんど良い形でボールを受ける事ができていなかった柿谷が吉野と交代するも、その直後には槙野の突破から原口が仕掛けや、63分には丸橋のミスパスをマルシオにカットされて柏木がフリーでシュートも枠外など浦和ペースが続き、セレッソは交代出場の吉野ががサイドに開いてボールを受けてそこからドリブルで仕掛けて相手をずらすプレーが唯一の希望という状況。
72分〜
70分に浦和は原口に代えてポポを投入。
72分セレッソは枝村とヘベルチに代えて村田と扇原を投入。村田は右サイド、扇原はボランチで山口が左サイドに出る形になり、いままで山口がやっていたシャドーを捕まえる形は扇原に引き継がれる。
扇原の所でボールを落ちつけたいという狙いがあったのだろうけど、どうしても押し込まれてしまっているので上手くいかず、吉野が何とかゲームを引き戻そうと両サイドや下がってきてボールを受けてと繰り返すも浦和ペースのままで、76分には槙野、ポポ、宇賀神とつないだクロスをマルシオが落として柏木がネットを揺らすもオフサイド。
吉野がボールを受けなきゃ始まらないという状態だったのだけど、サイドで開いてボールを受ける事が多いので、もう1つのサイドの起点として投入されたであろう村田が完全に行方不明になってしまっていた。
84分〜
浦和は84分には宇賀神に代わり野田がそのままのポジションで投入されるも、さすがに浦和も足が止まってきて前後が分断され始めボールが前線に運べなくなって来る。
そこで突然息を吹き返したセレッソが、89分に山口のスルーパスから杉本が抜け出してシュートを放つも加藤がセーブをし、ロスタイムにはセレッソがチャンスを作るもさすがにそうは上手くいかないよねって事でそのままスコアレスドロー試合終了となった。

■その他
個人的にペトロビッチのサッカーが好きなのでこの対戦は非常に楽しみにしてたんですが、どちらのチームもミスが多くあまりよく無かったです。
それとライブで試合を見てる時はセレッソは今迄の対ペトロビッチの時の様に前から行かないと思ってたんですが、見返してみるとそうではなかったですね。
行かないんじゃなくって行こうとしたけどほとんど行けなかったって事でした。
そういえば昨シーズンにホームで広島と壮絶な試合をした時も、前半は中途半端に行って0-3、後半播戸が入って前から行く、行かないの判断が整理されてという展開だった事を思い出しました。

また、その前線からのプレスもそうですが、杉本は持っている能力は素晴らしいんだから、こちらがボールを持っている時にもっと最前線でプレーできるようになってくれれば良いんですけどね・・・

杉本、柿谷、ヘベルチ、吉野、村田、山口、扇原と若いけど潜在能力は十分ある選手なんでもうちょっと役割や狙いが整理されて上手く噛み合えばと感じてしまう試合でした。



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