2013年7月30日火曜日

Jリーグ 第18節 vs アルビレックス新潟 プレビュー


2013年7月31日19時:東北電力ビッグスワンスタジアム
予想スタメン
東アジアカップウィークを経て再開されるJリーグ後半戦。
最初の相手は、開幕戦でほとんどの時間で押し込まれながら最後の最後に柿谷の一発で勝利したアルビレックス新潟と今回はアウェイでの対戦となる。

セレッソは、東アジアカップで日本代表に3人が招集されており、特に得点王の柿谷とMVPの山口はフル出場から中2日での試合となるが、過去の例をみてもこの3人はスターティングメンバーに入れてくると思われ、そうなると累積警告で出場停止の藤本の代わりはここ数試合素晴らしいプレーを見せている横山が入ると思われる。

一方の新潟は、こちらも東アジアカップに韓国代表として出場していたキムジンスがおり、月曜日はリカバリーのみだったとの報道なのでスターティングメンバーに入るかどうかは前日の状況次第だとは思われるが、もし外れた場合は内田が入るものと思われる。
また、7/17の湘南戦でケガで途中交代となったレオシルバは先週末の練習から既に復帰している。
あと7/29にリリースが出た新外国人ホージェル・ガウーショ選手はそのリリース自体が加入内定というお知らせで登録もされていないので今回は出場できません。

新潟は湘南戦で連敗を止め中断期間に入りましたが、この湘南戦の内容ははっきり言って良くありませんでした。
というのも、新潟は基本的に前線からプレスをかけてショートカウンターを狙うチームなんですが、この試合でその形を作ったのは対戦相手の湘南の方で、湘南が前半に数多くあったチャンスの1つでも決める事ができていれば全く違った結果になったでしょう。

さらに、この試合ではカウンターから川又が2ゴールを決めていますが、湘南がプレスに行かない時間帯では、その前の東京戦や、もっと言えば開幕戦で長居でやったときと同じ様に、ボールを持った時に前線だけでなく中盤の選手も含めて運動量豊富に動いているのである程度はボールを運べるものの、その後、アタッキングサードのスペースが限られているところではミスが出てシュートチャンスまでには至らないという状況が多く見られました。

そんな新潟に対する事になるセレッソ。今シーズンはボールを持ってもサッカーができるし、柿谷と南野のスピードを活かしたカウンターがあるのでボールを持たなくてもサッカーができるチームになっています。この差はかなり大きいです。

新潟にとって理想的な展開は、ショートカウンターで先制し、さらに前掛かりになった所をカウンターで狙うというものでしょうが、逆にいえばこれしかありません。
一方新潟よりもサッカーのバリエーションが多いセレッソは、ポジションチェンジでマッチアップをずらしてボールを持つ事も、自陣のブロックで相手を呼び込みスペースができたところをカウンターで狙う事もできる。

今回は監督とキャプテンが不在という状況ですが、まず不用意な失点をしない様にしっかりゲームに入る事、そして先制されたとしても焦らずにじっくり戦う事。普通の事ですがそれが出来れば十分勝つチャンスがある試合です。

相手のスタジアムがセレッソの名前で宣伝するほど注目を集めている中での一戦なので、さらにセレッソ大阪に注目が集まる様に、タイトルという目標の為に、再びケガをしてしまった吉野が安心して治療できる様に、ここでしっかり勝利し前半戦を終えて5位という順位をさらに上げる勢いをつけたい一戦です。

2013年7月29日月曜日

7/26 プレシーズンマッチ VS マンチェスターユナイテッド @ 大阪長居スタジアム


セレッソ大阪
21前半02
マンチェスターユナイテッド
1後半2
延長前半
延長後半
PK戦
スターティングメンバー
セレッソ大阪マンチェスターユナイテッド
選手名番号位置シュートシュート位置番号選手名
キム ジンヒョン21GK00GK13アンデルス・リンデゴーア
藤本 康太4DF00DF2ラファエウ・ダ・シウバ
丸橋 祐介14DF21DF4フィル・ジョーンズ
酒本 憲幸17DF00DF5リオ・ファーディナンド
山下 達也23DF00DF12クリス・スモーリング
楠神 順平10MF10DF28アレクサンデル・ビュットネル
横山 知伸18MF11MF11ライアン・ギグス
シンプリシオ30MF01MF18アシュリー・ヤング
エジノ9FW23MF26香川 真司
南野 拓実13FW23FW19ダニー・ウェルベック
杉本 健勇20FW52FW20ロビン・ファン・ペルシ
武田 洋平1GKGK1ダビド・デ・ヘア
多田 大介22GKGK40ベン・エイモス
ク ソンユン27GK1DF3パトリス・エブラ
茂庭 照幸3DFDF6ジョニー・エバンス
新井場 徹7DF0DF22ファビオ・ダ・シウバ
椋原 健太33DFDF38マイケル・キーン
吉野 峻光15MF0MF8アンデルソン
枝村 匠馬16MF0MF16マイケル・キャリック
黒木 聖仁25MF00MF23トム・クレバリー
秋山 大地26MF2MF29ウィルフレッド・ザハ
小暮 大器29MF01MF35ジェシー・リンガード
播戸 竜二11FW00MF44アドナン・ヤヌザイ
13シュート15
8GK5
7CK8
9直接FK10
1間接FK2
1オフサイド2
0PK1
セレッソ大阪マンチェスターユナイテッド
杉本(34')
南野(63')
得点香川(54')
ウィルフレッド・ザハ(90'+1)
エジノ→枝村(64')
シンプリシオ→黒木(64')
楠神→播戸(78')
南野→小暮(87')
交代フィル・ジョーンズ→アンデルソン(HT46')
香川→ウィルフレッド・ザハ(58')
ロビン・ファン・ペルシ→アドナン・ヤヌザイ(69')
ラファエウ・ダ・シウバ→ファビオ・ダ・シウバ(78')
ライアン・ギグス→トム・クレバリー(78')
アレクサンデル・ビュットネル→パトリス・エブラ(78')
アシュリー・ヤング→ジェシー・リンガード(78')
警告
退場
東アジアカップの中断期間を利用してのプレシーズンマッチ。
マンチェスターユナイテッドのプレシーズンアジアツアーの一貫として、2代目8番の香川真司が長居スタジアムに戻ってきた。

セレッソのメンバーは、柿谷・山口・扇原の3人が東アジアカップの日本代表に招集で不在となるので、1トップには杉本、トップ下に南野、左サイドに楠神、ボランチに横山とシンプリシオというメンバー構成。
またプレシーズンマッチということでベンチにはケガで離脱中の吉野や茂庭、第3、第4GKのクソンユンと多田など現登録選手すべてが入っている。
またこの試合の前に播戸がこの試合を最後にサガン鳥栖へのレンタル移籍が発表されている。

一方のマンチェスターユナイテッドは、香川・ファンペルシー・ウェルベック・アシュリー・ヤング・ギグス、ラファエウ、ファーディナンドなどがスタメンに名を連ね、23日火曜日に横浜で横浜F・マリノスとの試合を戦った時よりもリーグでのスターティングメンバーに近い顔ぶれとなっている。

■試合展開
ユナイテッド攻撃の形
この日のユナイテッドは4-4-2に近い4-2-3-1で、前線のファンペルシーとウェルベックはどちらかが前に出るとどちらがが下がるという関係。
またベースは2列目の右からアシュリー・ヤング、ウェルベック、香川という並びにはなっておりが、ファンペルシーも含めたこの前線4人は比較的ポジションを頻繁に入れ替え、香川がトップ下のポジションに入ることも多かった。
セレッソ 攻撃の形
それに対するセレッソはいつもと同じ4-2-3-1ながらこの日のトップ下はいつものシンプリシオや山口とは異なる特徴を持つ南野が入っており、南野はボランチの位置に下がるというよりも前線への飛び出しや間で受けるプレーを見せていたので前線4人の関係は少し違っていた。

また守備ではどちらも4-4-2でセットする事が多く、試合の立ち上がりはユナイテッドも高い位置から守備をする事が多かったものの、気温と湿度がかなり高く風もほとんど無いというコンディションだったので徐々に低い位置で守るようになっていった。

と、いつもの感じで書いていっても良いんだけど、やはり親善試合の側面も強いプレシーズンマッチという事でどちらもそれほど激しく守備に行くわけでもなく、またユナイテッドもまだシーズンの開幕までは時間があるし、香川も合流2試合目という事でチーム内での各選手のコンディションもバラバラ。
なのでこれぐらいにしておきます(笑)。

■パススピード
先ほども書いた様にユナイテッドの面々はまだ選手個々のコンディションがバラバラで、チームとしてどうこうというのは書きにくい状況でした。そんな中個々のプレーで目についたのは縦パスのパススピード。
縦パスのパススピードが普段のJリーグではなかなか見られないスピードなので、そのパスの距離も長くのセレッソのブロックの外側からでもコースが空けばスパーンと入れてきます。
パススピードが速くなり、同じ感覚のパスでも長い距離から通す事ができれば、相手が守らないといけないエリアが広くなり、そうなれば3ラインの間や裏のスペースが空く事につながるので、ここで経験したスピードをセレッソも拘って使える様になりたい所です。
ちなみにこの試合では26分ごろに丸橋が前線に出したパスは受けた南野が少しトラップでボールを浮かせてしまいましたが、スピードといい精度といい素晴らしいものだったので、これからもそういうパスに拘って欲しいなあと思いました。

■香川真司と南野拓実
セレッソの2代目8番としてチームのエースとして君臨し、今やマンチェスターユナイテッドの一員となった香川真司。
最終的には1点取ったものの、ファンペルシーからの優しさいっぱいのパスをふかしたり、PK失敗したり…合流2試合目という事もありまだまだという感じはありました。
が、ボランチの後ろのスペースに入り込む動きとそこにボールを呼び込むプレーはさすがで、CBとボランチの間で前を向いてボールを受けてファンペルシーがGKと1対1になるシーンを2度演出するなどらしいプレーを見る事ができました。

そしてセレッソで香川に近いプレーをみせていたのは南野。
後半のスーパーゴールだけでなくこの日はいつもの左サイドはなくトップ下だったのでよりDFとMFの間でボールを受けて仕掛けるというプレーを数多く見る事ができ、前半からユナイテッドにとって危険な存在であり続けていました。
まだ18歳のプロ入り1年目の選手としては脅威的な事で、香川が同じ年齢だった2007年でもあそこまでのプレーは出来てなかったんじゃないでしょうか。
現時点で香川と南野の違いは間で受けて前を向いた時の選択肢の数と判断のスピード。
試合終了後にユニフォーム交換をしたそうですが、今回同じピッチで香川と南野がプレーできた事は大きな財産になると思います。
南野はここ数年同じポジションでセレッソから日本代表に入った香川・乾・清武・柿谷よりも守備面では上回るものを持っているので、もし順調に成長する事ができればより素晴らしい選手になる可能性が十分ある選手ですので。

■杉本健勇
この試合で先制点を決めた杉本。
今シーズン、一時はレギュラーポジションを獲得しましたが再びベンチになり、しかもチームが4-2-3-1に変えたのでエースの柿谷とポジションを争う事になり、最近は元気の無いプレーが続いていました。
そんな中での得点だったので、このゴールを成長のきっかけにして欲しい所です。
柿谷が絶対的なエースとなり、山口・扇原・南野・山下と計算できる選手になってきた今シーズンのセレッソがシーズン後半でさらに上にいけるかどうかは杉本のプレーが大きなポイントになるはずです。
この試合では、相手がそれほど激しく守備をしてこなかったので本人もわりと気持ちよくプレーできたんだと思いますが、レギュラーシーズンで相手がガチガチ来る中でもそれをはね返すだけのポテンシャルは持っていると思っていますので。

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