2014年4月9日水曜日

4/6 Jリーグ第6節 VS 柏レイソル @ 日立柏サッカー場

柏レイソル21前半01セレッソ大阪
1後半1
延長前半
延長後半
PK戦
スターティングメンバー
柏レイソルセレッソ大阪
選手名番号位置シュートシュート位置番号選手名
菅野 孝憲21GK00GK21キム ジンヒョン
キム チャンス27DF01DF14丸橋 祐介
鈴木 大輔4DF00DF17酒本 憲幸
近藤 直也3DF00DF23山下 達也
渡部 博文23DF00DF30ゴイコ カチャル
高山 薫13MF00MF2扇原 貴宏
大谷 秀和7MF11MF5長谷川 アーリアジャスール
茨田 陽生20MF10MF6山口 蛍
田中 順也18MF11MF13南野 拓実
工藤 壮人9FW33FW8柿谷 曜一朗
レアンドロ11FW44FW10フォルラン
桐畑 和繁1GKGK1武田 博行
増嶋 竜也5DFDF3染谷 悠太
輪湖 直樹33DF0DF7新井場 徹
太田 徹郎26MFDF16安藤 淳
小林 祐介25MF0MF11楠神 順平
狩野 健太14MF0MF18ミッチ ニコルス
木村 裕19FW0FW20杉本 健勇
10シュート10
10GK7
4CK6
14直接FK9
0間接FK0
0オフサイド0
0PK0
柏レイソルセレッソ大阪
田中(6')
レアンドロ(76')
得点丸橋(90')
高山→輪湖(78')交代扇原→杉本(67')
南野→楠神(78')
柿谷→ミッチ ニコルス(89')
警告山下(53')
丸橋(61')
退場
水曜日にセレッソはACL、柏はナビスコカップがあり中3日での対戦となるこの一戦。
日程には同じですが、セレッソは過去に柏も戦った事があるタイ ブリーラムで36度という気温の中での一戦だったのでコンディション的には厳しいかもしれません。

セレッソのメンバーは、タイ遠征を回避したフォルランが戻っている他にボランチに扇原が入り右SHには長谷川がまわり杉本がベンチスタートとなっている。
またここ最近はフォルランが前で柿谷がトップ下という縦関係が続いていましたが、この試合では柿谷が前でフォルランがトップ下になっていた。

一方の柏は、ナビスコカップで退場しているレアンドロドミンゲス、橋本と栗澤がケガ、ハングギョンがコンディション不良でベンチ外となり、代わって田中順也、昨シーズン負った骨折からの復帰戦となるキムチャンス、茨田がスタメンに入っている。
そしてフォーメーションですが、なぜかTBSチャンネルは4-4-2だと言いはっていましたがどこからどう見ても3-4-2-1。1トップにレアンドロが入りシャドーには右に工藤、左に田中順也が入っていた。

■ミスマッチ
柏の布陣は3-4-2-1。
3-4-2-1と4-4-2や4-2-3-1はかなり違う。
以前3-5-2が流行した時の3バックはそもそもが相手の2トップに対してDFが1人ずつついてカバーリングの為にもう1人あまるというマンツーマンの考え方でしたが、その後ゾーンディフェンスが発達してピッチの横幅を見るには4人が最もバランスが良いよねっていう事になり再び4-4-2、4-2-3-1、4-1-4-1など4バックが主流になっていきました。
で、再び出てきている3バック。
最近の3バックは以前の考え方とは全く異なり4-4-2などのゾーンで守る4バックに対してどうするかっていう所から始まっています。
攻撃の時の3-4-2-1
最終ラインが4から3になるという事はその減ってる1人がどこかに増えてるって事なんですけど、要するに3バックにすることで攻撃の時に前線に最大5人を並べる事ができるわけです。
4バックのゾーンディフェンスの場合横幅を4人で割りふってゾーンをつくっているのでそこに5人が入ってくる絶対どこかは余ってしまう訳です。
守備の時の3-4-2-1
逆に守備の時は最終ラインが3人。さっきも書いた様にピッチの横幅を3人でカバーするというのはかなり厳しい。なので最終ラインの人数を増やさないといけないので両サイドを下げて5人並べて守るという形になります。
マッチアップ
攻撃の時に前線に5人を並べるだけなら、誰が上がっていくか決めておけばいいだけなので例えば4-4-2でも4-2-3-1でもなんでも出来ます。なのになぜ3バックになるとこれが有利になるのかというと、一番最初にお互いが取ろうとしている形同士で並んだ時に4-4-2(4-2-3-1)同士の時の様に誰が捕まえるのかがハッキリしない中途半端な状態の選手がいるからなんですね。マッチアップがハッキリしていたらそのマッチアップ相手の選手が動いたとしても付いて行けばいいだけなんですが、浮いてる選手が毎回出てくるとなるとそういう訳にはいかずになにか対策が必要になってしまうという事です。

という事を踏まえて考えないといけないこの試合ですが、開始早々の6分に柏は最初のチャンスを決めて先制した事でセレッソにとってはより難しい試合になりました。
その先制シーンは前線5枚の中で最も右サイドの外側ににいるキム・チャンスのクロスが左サイドまで流れ、最も左サイドの外側にいる高山がダイレクトで折り返したという形。
詳しくは後で書きますが、セレッソはこの5人に対しての守り方のルールはあったのですが最終ラインの4人に対して柏の前線は5人で、外から外に振られてダイレクトで折り返されてしまうと流石に真ん中を捕まえきる事は難しく、高山の折り返しを田中順也がきめて柏が先制します。
そのシュートに対して山下が寄せているのですが、利き足でない右足でのシュートで田中順也もしっかり狙ったと言うわけではなく足をボールにあてにいったらそのボールが良いコースに飛んでいったという感じのシュートだったんですが、キムジンヒョンもノーチャンスという素晴らしいシュートになりました。
ポジション的には本来、田中順也に対してはカチャルがつかなきゃいけなかったんですが大外から大外にボールが振られる中で完全に振り切られてしまっておりコンディションの厳しさを感じさせるシーンでもありました。
カチャルはタイでもキツそうでしたし、試合終了のホイッスルと同時に倒れこんでいたので、このシーンだけでなくこの試合を通じてかなり厳しい感じでしたね。最終的に最も近い位置で見て責任を伴ってポポヴィッチが判断したのでそれが最善だったのかもしれませんが、こういう状況の時に染谷だったりCBを入れ替えれる様になれればなあと感じさせる所でもありました。

■5トップ対策とセレッソの攻撃
前線5人に対する守備
柏が前線を5人にする事へのセレッソが行った対策は、ボールサイドと逆サイドの5人目はSHがカバーするという方法。
開幕戦の広島戦でも採用した方法です。
大谷が左にひらく
それに対して柏は3バックとダブルボランチはそのままだった3-2-5からボランチの1人である大谷が左サイドに大きく開き左SB的なポジションに入る4-1-5の様な形を取ってきました。
セレッソはボールと逆サイドのSHが下がって最終的な局面では人数を揃えるロジックは成り立っていたので3-2-5のままだと柏の大谷と茨田に対して山口と扇原のどちらか1人はプレッシャーをかけにいける事ができていたのですが、サイドまで出て行くと中央の人数が少なくなってしまうので流石に厳しい。
ということで途中から左SBの位置でボールを持つ大谷に対しては長谷川がプレッシャーをかけに行く事になるのですが、ここで長谷川が引っ張られてしまうと田中順也・高山の所がどうしてもスペースができやすくなってしまい、実際に何度かここからピンチを作られてしまいました。

ただ、柏の攻撃はそれほど上手く行っている感じもしませんでした。
この日の柏は前線がレアンドロの1トップで工藤・田中順也の2シャドーになっていました。
最後に追いつかれはしましたがほとんどの時間圧倒していた大宮戦では、工藤の1トップでレアンドロドミンゲスとレアンドロの2シャドーだったのですが、レアンドロドミンゲスに関してはおそらくカードや守備面での事情があっての決断なんじゃないかなと思いますので置いておくとしても、レアンドロと工藤のポジションを入れ替えてきました。
おそらくこれはセレッソの両SB対策で、酒本と丸橋のところから自由に攻撃させない為に守備で計算できる田中順也と工藤だったんじゃないかなと思っています。(ネルシーニョは2011年にホームで対戦した時にわざわざ丸橋の前に田中順也を置いてきたのが印象に残っています(笑)。)
しかしこの工藤とレアンドロを入れ替えた事は、両者のプレースタイルの違いで攻撃面では大宮戦ほどの良さが出せていなかったように思いました。
大宮戦で1トップに入った工藤は、裏を狙ったり中央の深い位置でクサビを受けたりとほとんどの時間を相手の最終ラインのところでCBと勝負・駆け引きをしていました。
工藤のこの動きによって柏は5トップによる横幅だけでなく奥行きも作ることができ、DFラインとMFの間でレアンドロ・ドミンゲスとレアンドロにスペースを与える事ができていました。
一方この試合で1トップだったレアンドロはスグにボールを受けに下がってきてしまうんですね。となるとセレッソもDFラインを上げれる。そして全体もコンパクトに出来る。
これが柏の攻撃がそれほど効果的ではなかった要因だったんじゃないでしょうか。
シャドーに入る田中と工藤の守備
一方で、セレッソは決定的なチャンスを何度も作っていました。
前半の柏の守備はスタート位置が高めに設定されており、CBのところは2対1なので無理に追いかける事はしないけど、SBの所は田中と工藤の両シャドーが開いて積極的に高い位置からプレッシャーをかけにいっていました。
人数をかけて外してボールを運ぶ
これまでハーフウェイ辺りまでは一旦下がるチームがほとんどだったので最初は少し危ない場面もありましたが、下がってきて人数をかける事で相手を外し展開出来るようになるとセレッソがボールを運べる様になっていきます。

その時に効いていたのがフォルラン。
序盤は前線でボールを待っていましたがボール運びに苦労しているとわかると中盤でどんどん顔を出しそこを起点にセレッソが攻め込みます。
面白かったのはSHとの関係で、守備の時は右SHの位置に入っている長谷川ですがマイボールになると中央にどんどん入ってくる。左サイドの南野はいつもの様に裏に中央に動きまわるとその空いたスペースにフォルランが入っていきボランチを動かす事で5バックになっている柏のDFラインの前を攻略していきます。
この形で柿谷が3回、長谷川が1回と合計4回のGKと1対1の状況を作る事ができていましたが、残念ながらその全てを決めることが出来ませんでした。

■守備ブロックを下げる柏
守備ブロックを下げる
後半から柏は守備のスタート位置を自陣に下げてきました。
ハーフタイムコメントで「コンパクトに」と言っていますが、高い位置から守備を始めてそこを外されてフォルランにバイタルエリアにスペースを作られてしまっていたので相手陣内は捨てて守るエリアを狭くすることでコンパクトにしようということだったんでしょう。
セレッソとしては前半にできていたバイタルエリアのスペースとそこを使うことでできる裏のスペースをもっと狙って行きたかったところなんでしょうが、先ずは自陣のスペースを埋めるという守備方法にかわったのでそこが使えなくなりました。

こうなる事でセレッソはボランチのところでボールを持てるようになるんですが、守備意識の高い田中順也と工藤もしっかり戻って5-4でブロックを作られてしまっている状態になり、なかなか縦パスが入れられない、さらにどうしてもコンディション面から来るミスでカウンターを受けてしまう場面も出てきます。
67分〜
セレッソは67分に扇原に代えて杉本を投入。杉本が1トップに入り柿谷が右サイド、長谷川がボランチに入る。
この杉本を真ん中にいれる形はここ最近気に入っているようで、続けての採用になるんですが、個人的には杉本は中央だと消えてしまうのでサイドの方が良いと思うんですけどね…
まあ柿谷が狙う裏のスペースも消されていたのでわからないでもないのですが、それならフォルランが前で柿谷がトップ下の方が良かったかなあと思っています。

フォルランの強引にシュートを打つなど、個人で攻めるしか無いという状況になっていた76分、柏が追加点をあげます。
山下が最初のプレーの選択を間違えてしまって与えたCKから。
田中順也のキックはニアの長谷川と杉本の間に入るレアンドロにドンピシャであってしまいました。
柏はおそらくこの間を狙っていたのでしょう。長谷川と杉本の間に近藤とレアンドロの2人が入ってきたので杉本はレアンドロのところに競りに行く事が出来ませんでした。
78分〜
78分柏は高山に代えて元徳島で柿谷とも一緒にプレーしていた輪湖を、セレッソは南野に代えて楠神を投入します。
高山は立ち上がりから攻撃に守備にと運動量の多いWBのタスクをしっかりこなしていて疲労を考えてということでしょう。
南野は後半スベースを消されて、カウンターを狙う事も少なくなっていて消されてしまっていたので仕方ないところか。

ここからセレッソは前掛かりになり、柏はカウンターを狙うという展開で危ない場面も何度か作られていました。
ちなみに80分すぎにあったCKのこぼれ球をレアンドロをシュートするもキムジンヒョンのスーパーセーブで難を逃れたという場面であった最初のCKの時は、やはり長谷川と杉本の間を狙う柏に対して、杉本、カチャルとそれぞれ前に捕まえにいく事ができていました。
89分〜
89分にセレッソは柿谷に代えてミッチニコルスを右サイドに投入しフレッシュな選手を使いながら前へ前へとボールを運び、90分には相手を押し込んだ展開から杉本のシュートが枠を外れるも結果的にクロスになって丸橋がつめて1点を返し、アディショナルタイムにはコーナーフラッグで時間を稼ごうとする柏からボールを奪ったカウンターでミッチニコルスがボールを運びクロスをあげるも酒本が入りすぎてしまって合わなかったり、フォルランのループ気味のシュートも枠外となりそのまま試合終了。
2-1で柏の勝利に終わりました。

■その他
優勝争いをするために必要だと言われている5試合で勝点10ペース。それをクリアした6試合目は開幕戦同様黒星スタートとなってしまいました。
コンディション面での厳しさも見られましたが、チャンスはあっただけにそこまで悲観する事はないかなという印象です。

ただ、途中でも書きましたが現時点では杉本は右サイドの方が活きると思うんですよね。
これまでのセレッソのシャドー的な選手ではないですけど、選択肢の多い中央や最前線でその能力を活かしてくれって使い方よりも、右サイドで仕事の内容をハッキリさせてあげた方が。
スタメンに関しては、ミスマッチ系の相手で柿谷に裏を狙わせるという意味も込めて先発は右サイドに長谷川、ボランチに扇原という選択になったんだと思いますが。

そして次はダービーです。
かなりの注目を集める一戦になりそうなのでしっかり勝利して欲しいですね。
勝てるだけの材料は十分揃っていますから。

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