2014年6月16日月曜日

【特別編】6/14 ワールドカップ グループC 日本代表VSコートジボワール代表 @ アレナ ペルナンブーコ


6月15日(日) グループC

キックオフ:10時00分/ 試合会場:アレナ ペルナンブーコ / 主審:エンリケ オセス
コートジボワールコートジボワール20(前半)1
2(後半)0
1日本日本
試合終了
ウィルフリード ボニー(後半19分)
ジェルビーニョ(後半21分)
得点本田 圭佑(前半16分)
スレイマヌ バンバ(後半9分)
ディディエ ゾコラ(後半13分)
警告・退場吉田 麻也(前半23分)
森重 真人(後半19分)
20シュート7
13直接FK12
1間接FK3
8CK5
1オフサイド3
57ボール支配率43
スターティングメンバー


出場メンバー

日本は、1トップに大迫、ボランチはテストマッチで3試合連続フル出場だった山口のとなりには直前に故障から復帰したキャプテンの長谷部、CBには森重と吉田という布陣。
1トップに大迫を入れてきたということは守備での安定感をとったのか、それともコートジボワールのテストマッチを見る限り縦パスを入れることができるだろうという判断だったのか。

一方のコートジボワールは故障明けで欠場のウワサもあったヤヤ・トゥレがスタメン、しかし1トップはドログバではなくフィテッセでハーフナーマイクと安田のチームメイトだった現スウォンジーのボニーを起用してきた。

■前半の流れ
日本の守備陣形
コートジボワールに対して日本は4-4-2でセットして守備をする。
前半の立ち上がりはコートジボワールも堅さがあるのかミスが多く、本田を中心に前線の高い位置から追いかけようとしている。
コートジボワールの変化
それに対してコートジボワールはボランチの1枚を最終ラインに落として3バック化し、両SBを高い位置に押し出してくる。
これに対して日本の両SHが引っ張られるように下がってしまい、またダブルボランチもヤヤ・トゥレを意識してか前に出れなくなっていて2トップと中盤の間にスペースが出来るようになってしまう。
サイドが下がったのはコスタリカ戦で3バックから斜めに長いボールで苦しめられた事から?
2トップとMFラインの間に出て行く長谷部
2トップと中盤の間を埋めたかったのか長谷部が前に出て行くシーンが見られるようになります。そこをフリーにすると厳しいので狙いは十分理解できます。ただそうなるとバイタルエリアを山口1人でカバーしないといけないという厳しい状況にもなります。なので時々岡崎がそのカバーに来てくれる事も見られるけど、その分攻撃の時は岡崎は出て行きにくくなるので少しもったいないですね。

とそういった状況の中で日本が先制します。
CKをコートジボワールの選手がクリアした事で得た長友のスローインから、リターンを受けた長友が本田に出すと本田がファーストタッチでヤヤ・トゥレと入れ替わり左足の強烈なシュート。これがニアに突き刺さります。
本田が中盤に下がる
この後しばらくは日本代表が再び前からプレッシャーをかけに行きますが10分ぐらいでまたいけなくなる。
って事でコートジボワールが後でボールを持った時にボールホルダーにプレッシャーがかからないので本田が中盤を助ける形で4-4-1-1になる事も。ただそうなるとコートジボワールは大迫1人に対して3人も必要がなくなるのでCB2人で対応、逆に本田の所でダブルボランチが並んで結局数的不利のまま押しこれていきます。
再び長谷部が前に
そしてそうなっても先制する前と同じように長谷部が前にでていって山口が1人でバイタルエリアをカバーしないといけない状態になってしまっていきました。

前半は先制したもののこんな感じで日本の守備ブロックが下げられて相手にボールを回されてしまう時間も長くなっていました。
前線からのプレスは試合の立ち上がりと先制した直後は行くそぶりを見せたものの、相手が変化をつけるとすぐにやめてしまいました。
これは相手の動きに対応できなかったのか、気温・湿度・雨によるコンディションの問題なのか、それともチームとして相手が変化をつけたら止めましょうというプランだったのか、それともやりたいけどできなかったのか。
本田は行こうとしてたし、長谷部も山口と縦関係になってまで前にでていたのですが、両SHのポジションなどもうちょっと抗っても良さそうなのにあっさり下げてしまった感じもありました。

ただ全体に下げてしまったことでボールを奪っても大迫は孤立してしまっていました。
大迫自身もちょっと動きに堅さが見られていましたが、いくらポストプレーが上手いとはいえ孤立してしまって相手のCBの視界の中だとコートジボワールはフィジカルが強いのでガッツリヤラれてしまいます。
また香川がちょっと簡単にボールを失いすぎるのも気になる所です。
両SHが押し込まれててボールを奪う位置が低いからなかなか難しい状況だったのかもしれませんし、また先制する前の早い時間対で香川がボールを持って長友がオーバーラップした時にその後のスペースを使われカウンターを受けてしまう事があったのが影響してるのかもしれません。

■後半の流れ
リードはしていましたが流れは良くなかったので何か変化をつけるかと思われた後半でしたが日本は交代なし。コートジボワールもドログバはまだ使わずに交代なしのままでした。
再び4-4-2でセット
交代なしという事で何か戦い方に変化を加えるかと思いましたがそれもなさそう。
キックオフ時点と同じように4-4-2でセットしてちょっと前から行こうとするけどやめてまた下げられるという形になりました。

少し変化があったとすれば攻撃の所で、香川がドリブルで中に入っていけるシーンが増えた事。日本代表の場合香川が中に入ると長友が上がるという形がオートマチックになっているので長友が前に出て行くシーンも増えていました。
前半からコートジボワールはSBを高い位置にあげてサイドを狙われていたのでそこを香川と長友で押し込みたいという狙いだったのかもしれません。
コートジボワールはSBが下がってもCFのボニーが右に流れていたりしていましたので、ここを狙っている事はあきらかでした。
54分〜
54分に日本は長谷部に代えて遠藤を投入。
これはここまでのテストマッチから考えてある程度予定していた交代だったのか。それともボールを持つ事で左サイドをもっと前に出して相手を押しこみたかったからという戦術的な狙いが先にたった交代だったのでしょうか。
しかしこの選択は結果的にただでさえ不安があった守備面をさらにクローズアップしてしまう事になってしまいました。
62分
62分にコートジボワールはついにドログバを投入。
2トップにしてヤヤ・トゥレをボランチに下げます。

そしてその直後の64分香川が中に入って本田とカウンターを仕掛けようとしたところでボールを奪われて右サイドに展開されるとオーバーラップした右SBのオーリエのクロスをボニーが頭で合わせて同点。
またその2分後の66分には再びオーリエのクロスを今度はジェルビーニョが頭で合わせて一気に逆転されました。

前半から狙われていた右サイド、後半に入ってヤヤ・トゥレが右サイドでドリブルを仕掛けたり、ドログバ投入後も右に流れたりと確実に狙いをここに絞ってきていた感はありました。

遠藤も投入直後は身体をぶつけてディフェンスしたりしていましたが、長谷部に比べると守備力は落ちるので、ボールを持とうとしていた狙いもミスで失ってしまうならただただ守備力が落ちただけという残念な状態になっていました。
この後大久保を投入し、おそらく守備面での改善として岡崎を左に回したり大久保を左にして香川をトップ下本田をワントップにしたりしますがどれも状況を改善するに至らず、吉田を前線にあげて柿谷も投入するスクランブルで最後同点ゴールを狙いに行きますがそのまま試合終了。
1-2でコートジボワールの勝利、日本は初戦を落としてしまいました。

■雑感
チームとして難しい試合になってしまいました。
途中でも書きましたがゲームプランとしては前から行きたかったのかどうか。
立ち上がりの本田は前から行こうという姿勢をみせているんですよね。
なのにサイドが下がっちゃって中盤はいけない。→中盤が空いて長谷部が前に出る。→山口が1人で大変。って前半から、大変な状況はかわらないまま遠藤に代えてスペースが出来てしまったところで決壊してしまうというちぐはぐさだけが目立つ展開でした。
行かなかったのか、行けなかったのか。
コートジボワールがやった事は4-4-2でのプレッシングを回避する方法ですが、今となってはそこまで特別な方法でもなんでもないんですよね。日本にはそれに対する方法をチームとしてもってなかったのか。
コートジボワールからは個々の能力の高さこそ感じさせましたが、チームとしては隙もあっただけにもったいない思いがどうしても残ってしまいます。

最後のパワープレーもどうやら批判の的になっている様ですが、あれはあくまでスクランブルなやり方ですし、チームとして選択したからそんなに言うほどでも無いと思うんですよ。
それなら豊田を入れておけばってのも、あくまでスクランブルなんだから吉田を前に出せばでその為に枠を使って豊田を入れなくてもいいわけですし。
なので本当に問題だったのはそこまでの形で、ちぐはぐになってしまったのはチームが選んだわけじゃなくってそうさせられたって事ですからね。
そこよりもどうしても戦い方をチームとして徹底できていなかったという部分がどうしても残ってしまいます。

香川が初めてのワールドカップで良い時の様なプレーができなかったからなのか、ボランチはヤヤ・トゥレを気にして後ろに意識をもっていかれてしまったからなのか。岡崎はポジションを入れ替えるジェルビーニョやカルーのスピードでサイドをやられる事を気にし過ぎたからなのか。ちぐはぐになってしまった原因はどこにあったのでしょう。

のこり2試合はどういう形であれ先ずはチームとしてどうやって戦うのかをハッキリさせる事が必要ですね。

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