2014年8月4日月曜日

8/2 Jリーグ第18節 VS アルビレックス新潟 @ デンカビッグスワンスタジアム

アルビレックス新潟10前半00セレッソ大阪
1後半0
延長前半
延長後半
PK戦
スターティングメンバー
アルビレックス新潟セレッソ大阪
選手名番号位置シュートシュート位置番号選手名
守田 達弥21GK00GK21キム ジンヒョン
松原 健27DF01DF4藤本 康太
舞行龍ジェームズ4DF00DF14丸橋 祐介
大井 健太郎3DF00DF16安藤 淳
李 明載29DF00DF23山下 達也
レオ シルバ8MF00MF2扇原 貴宏
小林 裕紀6MF20MF6山口 蛍
山本 康裕23MF20MF25キム ソンジュン
田中 亜土夢10MF11FW10フォルラン
田中 達也9FW12FW13南野 拓実
岡本 英也16FW01FW20杉本 健勇
黒河 貴矢1GKGK1武田 博行
大野 和成2DFDF3染谷 悠太
本間 勲15MFDF17酒本 憲幸
小泉 慶25MF0MF5長谷川 アーリアジャスール
加藤 大13MF0MF7新井場 徹
成岡 翔18MF21FW9永井 龍
鈴木 武蔵28FW00FW11楠神 順平
8シュート6
6GK13
3CK5
8直接FK12
8間接FK0
8オフサイド0
0PK0
アルビレックス新潟セレッソ大阪
成岡(55')得点
田中(達)→成岡(51')
山本→小泉(73')
岡本→鈴木(83')
交代丸橋→新井場(38')
フォルラン→永井(51')
扇原→楠神(63')
警告
退場

後半戦初戦となるアウェイアルビレックス新潟戦。
両チーム共に再開後勝利なしという状況で、どちらにとっても勝利が欲しい一戦となる。

セレッソのメンバーは平野がハムストリングの肉離れでベンチ外となり3トップには右から杉本、フォルラン、南野という並び。
なのでキムソンジュンはインサイドハーフに入っている。

一方の新潟はいつもの4-4-2で、契約問題との報道がでた川又はやはりベンチ外。
2トップは前節からの岡本と田中達也の2人となっている。

■セレッソの4-3-3
ペッツァイオリ監督になって採用される様になった4-3-3。
Jリーグでは一時清水が採用していたものの4-4-2、4-2-3-1、3-4-2-1のチームが多いのであまりなじみが無い形かもしれません。
しかしヨーロッパでは例えばバルセロナやレアルマドリーをはじめとした多数のクラブチームを始め、ワールドカップでもフランス代表や優勝したドイツ代表などの代表チーム、そういえばこの新潟戦のあとで試合をしていた柿谷の移籍したバーゼルもこの形で戦っていましたので、ヨーロッパのサッカーを見ている人にとってはもはやスタンダードな形の1つになっているのではないでしょうか。
3バック化
この4-3-3を採用しているチームでほとんどのチームが仕組みとして持っているのがアンカーが最終ラインに下りてCBが開きSBを押し上げる3バック化の形。
この形にする目的は、相手の守備の基準点をボカすこと。
4-2-3-1も含めた4-4-2にセットして守備をするチームのほとんどは前線の2トップが守備の基準点となってその後ろに4-4のゾーンを作って守ります。
2トップに対して3枚いる事で数的有利を確保して相手の守備を外す。サイドに追い込まれたとしてもゴールキーパーを使って逆サイドで余ってるCBにサイドチェンジをする形をとります。このCBと下りて来たアンカーは2トップを外して2トップの後ろにボールを運ぶ事が役割になっています。

そしてもう1つ特徴的なのはこの時点では両サイドの前線がワイドに張っている事。
ゾーンディフェンスの基本として守るべきゴールは中央にあるから横を圧縮して中央に人数を集めます。
これを両サイドに大きく開いた状態で選手を配置することにより相手のブロックの横幅を広げる事が目的です。
4-4を広げる
後ろ3枚で2トップを剥がしてその後ろにボールを運ぶ事で狙うのは相手の中盤の選手を喰いつかせる事。と同時に前線で裏を狙う事で相手の4-4のブロックを広げる。以前にも書いた事があると思いますが、守備はコンパクトにしてカバーリングができる距離にしておいた方がやりやすく、攻撃は相手を広げてカバーリングに時間がかかるようにした方がやりやすいからです。
相手を広げてからの崩し方では、これまでSBとCBの間をインサイドハーフでつく形、サイドでの1対1、SBのインナーラップ、WGが中に入っていってその外側をSBがあがる形や、サイドからのクロスはニアへのアーリークロスだけではなく、ファーポストで大外からアウトサイドが合わせる形などがある。
前線からのプレッシング
次に守備では2種類を使い分ける。
1つは前線からのプレッシング。この時は両サイドは中盤に下がるがインサイドハーフが前線に出て4-4-2の形になる。
この時相手のボランチが下がればさらに中盤から出て行く。
流行のゲーゲンプレスという言葉を使った事で一気に広まった感のあるプレッシングの形を取る。
4-1-4-1でのブロック
ただゲーゲンプレスとはいうものの全ての状況で前から行く訳にはいかないし、もちろん行かない形も用意されている。
特にこの時期の暑さだとできる時間は限られているのでむしろ行かない時間帯の方が長かったりします。
その時は前線から行く時の4-4-2ではなくそのまま両サイドを落とした4-1-4-1の形に。
4-4の間にアンカーの1を入れて安定させる形を取ります。
アンカーの両脇
4-1-4-1の場合だとよく言われるのは、ワールドカップの日本対ギリシャ戦の前半でも4-1-4-1の相手に対して日本代表が狙ったアンカーの両脇のスペースで、ここに対してはこの日の新潟もFWが裏を狙いつつ最終ラインを下げて両SHが中に入ってくる事で狙ってきましたがセレッソはSBが中央に絞る事で対応していました。

攻撃の時に相手を広げる・逆に守備の時にコンパクトになる事が重要で、簡単にですが今のセレッソはこの様な形で戦う事がプランニングされています。

■ 前半
という事で新潟戦ですが、試合の入り方としては悪くはなく、プレッシングも4-1-4-1になった時も、攻撃でもサイドを広く使う形や裏を狙って相手の最終ラインを下げようと狙うなど先に書いたセレッソが狙ってる事をやろうとしている姿勢がみられていました。

それが徐々におかしくなってきたのは簡単なミスが増えはじめてから。
新潟の最初のチャンスは丸橋のミスからで左サイドでボールを受けると縦パスが対面の新潟の山本にひっかかってボールロスト。
そこから受けた新潟のカウンターで、ショートカウンターになってCBの山下がサイドに出て対応せざるを得なくなるのですが、その時あいたCBのスペースのカバーリングが遅くあわやの場面を作られます。
その後もこの日の丸橋は信じられないようなミスが多く相手の4-4のブロックの前でボールを失ってしまうので全体が後ろ向きで対応せざるを得ない場面が続出。
またそれに引っぱられる様に中盤でも簡単にボールを失う場面が増えていきます。
押上げが無くなる
ミスでボールを失う形が増えてくると、失ったときのカバーリングの事を考えるし、自分が戻る距離を短くしたくなるのが当然、という事で攻撃の時にボールを持っててもセレッソの最終ラインと扇原のポジションは低くなっていきます。
そして前線にボールを運んだとしても失った時の事を考えて最終ラインが押し上げられなくなります。
中盤にスペースができる
攻撃の時に押し上げられなくなると当然守備の時も中盤にスペースができてしまう。
なので前にボールを運ぶにも相手にひっかかることが増えてくるし、守備でも前線から守備にいく事が出来なくなっていきました。

ただ新潟も、これはここ最近の新潟はこの傾向があるのですが、折角良い形でボールを奪っても縦に送るだけで変化がないので攻撃の形をつくる事はあまりできません。前半は何度もあったセレッソのミスで得たチャンスも決める事はできませんでした。

■後半
51分〜
セレッソは前半38分にあまりにもミスが多かった丸橋を下げて新井場を投入と前半から動かざるを得ない状態になり、51分にもフォルランに代えて永井を投入。この時点でもう交代枠の内2つをつかってしまう事に。
一方の新潟は同じ51分に田中達也に代えて成岡を投入し4-4-2から4-2-3-1に変更。
先に書いた様にセレッソは最終ラインを上げられなくなって中盤にスペースを作ってしまっていたのでトップ下の選手をつくってそこを狙ってきます。

そして55分。
これは中盤のスペースに関係ない形でしたが、セレッソのCKをキーパーにキャッチされカウンターでセレッソの左サイドを走られ、GKと戻る最終ラインの間にグラウンダーで速いクロス。それを先に安藤が触ったのですが、そのボールがキムジンヒョンに当たり成岡の前にこぼれ、成岡が決めて新潟が先制します。
83分〜
セレッソは63分に扇原に代えて楠神を左サイドに投入し、山口をアンカー、南野をインサイドハーフに回し、新潟は73分に山本に代えて小泉、83分に岡本に代えて鈴木武蔵を投入。

その間セレッソも永井が中央から積極的に飛び出したりサイドに流れて起点を作ろうと奮闘し、CKからフリーの藤本が合わせたり、永井が抜け出してシュートを放つ場面や、安藤のクロスから南野がシュートを放つ場面など決まってもおかしく無いチャンスがあるものの、GKの守田の正面だったり、DFに当ててしまったりで決めきないまま試合終了。
0-1で連敗となってしまいました。

■その他
後半の決定的なチャンスが1つでも決まってれば印象的にはかなり違うんでしょうけど、勝ってないチームが陥る典型的なパターンである自らでリズムを崩し、自らで状態を悪くしてしまうという厳しい試合となってしまいました。
前任者とは異なりロジカルで整理されているにも関わらずリズムを崩すんだからサッカーは難しいですね。
変な事になる前に1勝しておきたかったのですが、できずにここまで来てしまいました。
ただ、今チームとしてやるべき事は変にやり方を変える事ではなくこのサッカーを論理的に続ける事だと思いますので、ガマンをするしかないんでしょう。
ロジックとしては成立している訳ですし、守備に問題があるわけでもなく、陥ってるのは自らなのでやり方を変える事はやっちゃダメです。
しいて言えば迷わなくても良い様にシンプルにするぐらいですかね。
クルピ時代も感覚を合わせる事に重点を置いたサッカーしかしてこなかったからなあ。

5 件のコメント :

  1. 川勝さんが監督に就いたJ2の京都サンガFCも4-3-3のフォーメーションを使ってるみたいですね。このフォーメーションは攻撃的な反面、守備が難しんですか?それから、ペッツァイオリ監督はキャプテンの山口螢にピッチ内での選手の引き締め役を頼んだみたいです。ドイツ代表でキャプテンを務めて来たGKカーン、マザーがどの様にして選手をまとめてたのかを引き合いに出して、自分なりのやり方を見付けて欲しいと。ペッツァイオリ監督も何処が問題点なのか解っての発言でしょうか?

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    1. コメント有難うございます。
      川勝さん就任以降の京都はまだ見てないのでわかんないんですが、4-3-3を使ってるんですね。
      フォーメーションによって守備が難しいかどうかという点ですが、その同じ4-3-3でも守備の時にそのまま4-3-3だったり4-1-4-1や4-4-2に変形したりするので一概には言えないです。
      フォーメーションというよりもどうやって守るかによりますね。

      あと山口蛍の件ですが、
      山口蛍はあまり声をだしてプレーする選手ではないのでそういう話しになったんでしょうね。
      この試合でもリズムがおかしくなってたのをなかなか立て直す事ができなかったですから。

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  2. 皆さん、こんにちは!
    今のセレッソの試合を見て、サポーターがイライラするのは、得点の気配がないこと。

    具体的には、なぜああも中盤でパスカットされてボールを失うのか。バイタルエリアやゴールサイドへ効果的に切り込む動きが少ないのかなんですよね。

    決定力不足ということで、FWやMFへの非難が高まりますが、丸橋をはじめサイドに張る選手層に課題が大きいのではないかと思ってしまうのですが、どうでしょうね?

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    1. こんにちは、コメントありがとうございます。
      中盤でのミスについてですが、原因として感じるのは俗にいう選手の距離感が悪い事。
      具体的にいえば、CBと扇原の3人(インサイドハーフが下がってきた時はそれも含めた人数)と3トップ+インサイドハーフの前線の間が空いて距離が離れてしまってるからだと思います。
      空いてしまう原因は前にも後ろにもあって、後ろでは相手の最初の守備者を外した次のプレー、前ではポジショニングに問題があるから、迷ってしまってミスが増えるんだと思います。

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    2. ありがとうございます。

      選手の距離感やポジショニングですか。
      なるほどねえ。でも、なぜそれが修正できないのでしょうね?
      何試合も繰り返して同じミスパターンを見せつけられているように感じるのですが。

      先日、柿谷選手がデビューしたバーゼルの試合(前半)を見て感じたのですが、選手はセレッソに比べたらはるかに走っているし、動きながら連携していますよねえ。

      これもポポビッチ監督の悪しき遺産なのでしょうか( ̄▽ ̄;)

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