2014年10月28日火曜日

10/26 Jリーグ第30節 VS 横浜F・マリノス @ 日産スタジアム

横浜F・マリノス00前半00セレッソ大阪
0後半0
延長前半
延長後半
PK戦
スターティングメンバー
横浜F・マリノスセレッソ大阪
選手名番号位置シュートシュート位置番号選手名
榎本 哲也1GK00GK21キム ジンヒョン
小林 祐三13DF00DF4藤本 康太
中澤 佑二22DF01DF14丸橋 祐介
ファビオ15DF00DF17酒本 憲幸
下平 匠23DF11DF23山下 達也
兵藤 慎剛7MF00MF2扇原 貴宏
佐藤 優平20MF10MF5長谷川 アーリアジャスール
藤本 淳吾25MF21MF13南野 拓実
中村 俊輔10MF40MF25キム ソンジュン
齋藤 学11MF10FW20杉本 健勇
伊藤 翔16FW02FW33カカウ
飯倉 大樹21GKGK1武田 博行
栗原 勇蔵4DF0DF7新井場 徹
奈良輪 雄太24DFDF19小谷 祐喜
松本 翔32MF1MF11楠神 順平
端戸 仁17FW0MF24岡田 武瑠
藤田 祥史19FW2MF26秋山 大地
矢島 卓郎9FW0FW9永井 龍
11シュート6
7GK10
1CK4
21直接FK7
5間接FK3
5オフサイド3
0PK0
横浜F・マリノスセレッソ大阪
得点
伊藤→藤田(HT46')
藤本→端戸(75')
交代カカウ→永井(76')
キム ソンジュン→楠神(82')
酒本→新井場(90'+3)
警告キム ソンジュン(54')
長谷川 アーリアジャスール(73')
永井(85')
扇原(90'+3)
退場

内容は低調ながらも徳島に勝利し連敗を止めたセレッソの今節は、清水・大宮とセレッソにとって残留争いの直接のライバルとなる2チームを退けてきている横浜F・マリノスとアウェイ日産スタジアムでの対戦となりました。

セレッソがアウェイでマリノスに最後に勝利したのは2001年の2ndステージと随分長い間横浜では勝利していないのですが、ここ最近2012年以降は2年連続引き分けでホームを含めても2勝3分(今シーズンのホームも含む)と負けていません。2012年以降という事はマリノスの監督に樋口さんが就任した年なので、樋口さんはマリノスの監督としてセレッソに勝った事がないという事です。ちなみに2007年山形の監督として都並敏史率いるセレッソにホームで1勝していますがその後レヴィクルピ体制になって2敗、09年は横浜FCの監督としてレヴィクルピ率いるセレッソに1分2敗、そして2012年以降の3分2敗となっています。

セレッソのメンバーは、前節退場した染谷に代わって藤本、またカカウがスタメンに入り杉本2トップを組み、キムソンジュンも戻って、永井がと前節ようやくゴールを決めた楠神はベンチスタートとなっています。

一方のマリノスは、ボランチが全員ケガという緊急事態になっている為、清水戦からボランチに入っている兵藤と、ここまでは2列目で存在感をだしていた佐藤優平がボランチ。マリノスの下部組織時代もボランチでしたし佐藤優平は大学時代に点の取れるボランチとして有名だったので元々のポジションといえばそうですが、マリノスでは基本的に2列目で起用されてきています。
佐藤優平と兵藤という2列目のタレントがボランチにさがっていますので2列目は藤本淳吾・中村俊輔・斉藤学が並ぶ形になっていました。

■これまで佐藤が2列目で起用されていた理由
マリノス 立ち上がりのボール保持の形
マリノスはボール保持の形としてボランチの1枚が最終ラインに下がる形があります。普段は富澤が行っているこの役割を立ち上がりは佐藤が行っていました。
それに対してセレッソは4-4-2。
後ろが3枚になっているし、守備で走り回る為の永井もベンチスタートという事でセレッソの2トップが最終ラインにまで深追いして圧力をかける事は少なかったのですが、最終ラインから次にでたボールに対しては積極的にプレッシングをかける。なので中村俊輔もボールを受ける為に下がって来る様になります。
しかし立ち上がりのマリノスはここから前になかなかいいボールを付ける事ができていませんでした。
というのも両サイドの藤本にしても斎藤にしても足下でボールを受けて勝負するタイプの選手なので前線に動きが少なくセレッソの陣形はほとんど崩れていない。なので伊藤翔へボールを付けてもセレッソの守備陣が待ち構えているのでそこで潰されてしまう。という形になっていたからです。その分立ち上がりはセレッソが奪ったボールを縦に速く付ける事でペースを握ろうとしていました。
マリノスのこの2列目の問題は実は昨シーズンからあって、ボールは持てるけどチャンスにならないという試合がかなりあったんですよね。なので昨シーズンであれば中村俊輔と斎藤と後もう1人を動きで変化をつけれる兵藤だったり、それこそ佐藤優平も大きく動けるという事で2列目で起用されはじめていました。また今シーズンもここ数試合は斎藤のコンディションの問題もあったのかもしれませんが、左に佐藤優平が入っていた訳です。
ケガ絡みなので仕方がないのですが、それがこの試合ではマリノスの中盤の中でまだ動きをつけれる2人がどちらもボランチになってしまっているのでボールを持っても停滞してしまう事につながっていました。
斎藤と藤本淳吾は飛び出そうとする意識は見せていましたが、一発狙いばかり単発でしたしね。
マリノスは最初のシュートを打つまで20分以上時間がかかっていました。

■ボールを持ててしまったセレッソ
マリノス 立ち上がりの守備
マリノスの特徴としてもう1つ。素早い守備への切り替えで前線からのプレッシングというものもあります。
その時は中村俊輔が前にでて4-4-2の形になってプレッシングを仕掛けて来るんですが、マリノス側からすればボールを縦に付けた時に潰されてしまうし、中村俊輔もボールを受けに下がっているし、ボランチは2枚とも後ろにいるしという状況で、またセレッソ側のプレッシングを警戒して早めに縦に付けたり、杉本をサイドに走らせたりする事から、マリノスは前線からのプレッシングも出来ていませんでした。
もしかしたらマリノスにすればボランチが急造という事で怖さもあって先ず真ん中を埋めるという事を徹底しようという事もあったのかもしれませんが。

ただ、これでセレッソが以外とボールを持ててしまう事になりました。
これまで何度も書いている様に、今のセレッソはビルドアップの仕組みはありません。解説の金田さんにも指摘されてしまいましたが、ボールを持った所でその為の仕組みも無いので相手を動かす事も、時間とスペースを前に届ける事も、残念ながらほとんど何もできないんですよね。
しかし、何故かボールは持ちたがる。
まあ元々ボールを持つ事も出来た、持つ仕組みもあったチームなので、過去にそれを経験している選手がいるからなのかもしれません。監督も本当にそういったのかどうかはわかりませんがハーフタイムコメントで「もっとボールを散らしていこう」って出してるからかもしれませんが・・・
なのでセレッソの攻撃が停滞していく事になりました。

■横浜の変化
佐藤が前に出てくる
マリノスは20分すぎから動きを代えます。
ボールを持った時に、兵藤が最終ラインに下がって中村俊輔が中盤に、そして佐藤優平がボランチから前に飛び出して行く様になります。
あまりにも中盤が膠着してしまっていたので、佐藤優平に動きをだしてもらいたいという事だったんでしょう。またさらに押し込むと兵藤までも前に出てきて中村俊輔が後ろでボールを散らすという形になっていきました。
立ち上がりはセレッソがペースを掴みかけているという感じでしたが、この動きとセレッソの停滞もあって前半の真ん中あたりから徐々にマリノスがペースをつかみ出します。
ハーフタイム
マリノスはハーフタイムに伊藤翔に代えて藤田を投入。
伊藤翔は損な役回りもあって厳しい状態だったのでという事なんでしょう。
ただ、それでもしっかり揃ってるセレッソの守備の前でマリノスが決定的な形を作る事はほとんどありませんでした。

一方のセレッソも比較的ボールは持てるのですが、それではやっぱりチャンスなんてできる訳も無く、南野やカカウが何とか良い形でボールを奪えた時に何かを起こせるかもというぐらいで、後はチャンスがあるとすればセットプレーぐらいでした。
なのでもしこの試合に勝てたとすれば、後半の序盤にあったCKから中澤を振り切った山下のヘディングを決めるかぐらいだったでしょうか。

■圧力をかけ始めるマリノス
サイドに人数をかけて来る
60分すぎぐらいから、マリノスが積極的に前に人数をかけてくる様になります。
樋口監督が試合後に「これほど、特に後半、守備の方を意識して勝点1を意識して割り切ってやっていくという形で来るとは思いませんでした。もう少し攻めに出て来るかなというところはありました。」「もう少し、ボクは攻撃でゲームをつくるチームだとみていました。」と言っていましたが、このあたりからバレてきたのかもしれません。
ほとんどの時間佐藤優平が前にでて、時に兵藤がそれに合わせて上がってくるなどセレッソはしっかりブロックを落として守るので特にサイド攻撃の人数をかなりかけて来る様になります。
その分64分頃にカウンターからカカウがシュートを打った場面のようなリスクも負う事になりますが、斎藤のクロスから藤本淳吾がヘディングシュートを放ちキムジンヒョンがスーパーセーブを見せるなど決定的な形もつくれるし、セレッソの攻撃はそこまで怖く無いから損得勘定で+になるという判断だったのでしょう。
76分〜
75分にマリノスは藤本淳吾から端戸に交代。セレッソの守備をこじ開けたいという狙いでしょう。
そして76分にセレッソはカカウを下げて永井を投入します。
永井の投入で攻撃の可能性は全くなくなりましたが、人数をかけて来る相手に対してファーストディフェンダーとして動き回ってくれるし、また時に戻って守備をしてくれるのでセレッソの守備としては助かりました。
93分〜
セレッソは82分にイエローカードを貰っていたしファールも増えていたキムソンジュンに代えて楠神を左サイドに投入し長谷川をボランチに、93分には酒本を新井場に代えて、楠神は1度積極的に仕掛ける場面もありましたが、マリノスのボール回しをセレッソがはね返すという展開でそのまま試合終了。0-0の引き分けとなりました。

■その他
試合を通じてみると妥当な0-0だったかと思います。
途中で書いた樋口監督が「もう少し、ボクは攻撃でゲームをつくるチームだとみていました。」という所に関していえば、最所に書いた様に樋口監督は実はセレッソとは都並時代の随分前に1度勝っただけでクルピ以降は勝った事が無いですし、同じ様にビルドアップに問題を抱えていた2012年のホームで対戦した時(ソアレス最後の試合の時)にタイミングよくボールを持って仕掛けられて負けたので、「マリノスはボランチに問題を抱えてるし、そうは言っても勝負どころではボールを持って攻撃に出てくるんじゃないのか?」って思ってたのかもしれませんね。
ただ残念ながらその時よりもビルドアップの状況は酷いのでなにもできないのが現実なんですが・・・

またこの試合で交代の時に不満を表したカカウ。
謝罪して問題が解決したとの事ですが、フォルランにしてもカカウにしても、これまでのキャリアと実績から、彼らはもっとチームの為になるプレーができるという自信があるんだと思います。
なのでそれが出来ない苛立ちもあるんでしょう。
ただ、フォルランもカカウもプレーの中で不満を表しているポイントは同じで、ビルドアップできないのに後ろでボールを回してる部分なんですよね。
上手くビルドアップできれば、意図的にスペースと時間を後ろから前に届けられるのでもちろん効果的なんですが、この試合の前半の停滞していく様もそうでしたしこれまでのボールを持った試合でもそうですが、仕組みが無いんだからスペースと時間は全く届けられないし、仕組みが無いのに連携も何もできるわけもありませんからミスからピンチを招くだけ。
じゃあそういう時にどうするかといえば、可能性が低くても相手が揃う前に縦に速くボールを付ける事で、10回中1回成功するかしないかだったとしても仕組みが無い中でのビルドアップよりもよっぽど可能性がある。
彼らが言ってる事はそういう事で、それは試合中に金田さんにも指摘されてしまいましたけど、例えば思ってたよりもボールを持てたとしても「もっとボールを散らしていく」よりも「前線の動き出しを速く、そしてチャンスがあればそこにボールを思い切って付けていく」方がよっぽど効果的だと思いますが、なかなかその方向に向かわないのが厳しい所です。まあ縦に速くってのも仕組みの1つなんですけどね。

ただ、今となってはもはや何であれ、出来る事でやりきるしかありません。
現時点でチームには攻撃の仕組みは全く無く、唯一あるのが4-4-2で全員でのプレッシングだけなんで、もったいないですけどメンバー的にも選択の余地もほとんどありません。
大熊監督に交代した時に何度か書きましたけど、戦い方をハッキリさせるという事はそういう事ですからね。

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