2014年11月1日土曜日

Jリーグ 第31節 vs ヴァンフォーレ甲府 プレビュー


2014年11月2日13時00分:ヤンマースタジアム長居

残り4節中3試合が残留争いをしている相手となる現在17位セレッソ。今節はその最初の相手となる勝ち点3差の13位ヴァンフォーレ甲府をホームヤンマースタジアムに迎えます。
予想スタメン
■前回の対戦
前回の対戦は7/23の16節。ペッツアイオリ監督になって4-3-3を採用してリーグ戦としては3試合目。結果は0-0の引き分けとなりました。
内容としては中断あけの初戦でガンバに2失点した事で守備意識を高めホームでも5-4で守る甲府に対してセレッソはアンカーに入る扇原を使ってボールを保持していましたが、最初は人数をかけるブロックの中で攻撃のポイントをつくる事が出来ず、途中からはCBの持ち出しや丸橋を中に入れて扇原を並べ甲府ボランチの前での起点を増やしてボランチを動かそうとするも、なかなか時間とスペースを前に届けられずに崩す事ができないという展開でした。
試合終盤にセレッソが前掛かりになった所で甲府がカウンターでチャンスは作りましたが、試合を通じてみればセレッソが決めきれなかったという試合だったかと思います。

■最近の甲府
前回の対戦から戦い方は基本的に変わっていない甲府。ですが、前線の選手の加入もあり1トップ2シャドーのポジションを中心に若干の変更が起こっています。
前回の対戦までは1トップにはクリスティアーノと盛田が中心に起用されていましたが、そのころからクリスティアーノに1トップは難しいという事があきらかになっていたのでアジア枠になったキリノを獲得。キリノと盛田というタイプが違う2人のどちらかがワントップに、またシャドーには阿部拓馬が完全にポジションを掴んだ事で、攻守に頑張れるジウシーニョが右WBにポジションを下げ、守備に問題を抱えるクリスティアーノはベンチスタートでジョーカー的な役割として終盤に投入される事も増えてきています。
ただ、ようやく試合に絡んで来る様になったキリノが前々節の浦和戦で負傷。前節は盛田のワントップに阿部拓馬と石原のシャドー、WBに阿部翔平とジウシーニョという布陣になっていました。
キリノがワントップの場合はスペースめがけてボールを出してキリノを走らせるという形の攻撃が多いのですが、盛田がワントップの場合は盛田に当ててそこでボールを収めてシャドーが絡むという形。
ワントップの盛田の近くでプレーするのは主に阿部拓馬で、もちろん甲府のベースになっているのは守備なのでしっかり左サイドに入って5-4の形にはなる事が多いのですが、割と前線に残ってる事もあってカウンターの時に盛田と横並びに近い関係になって、その2人よりも少し低い位置に石原という関係性になっている事も多くあります。
前節の川崎戦では、試合内容としては川崎のミスマッチに対する守備の問題が大きかった部分ではあるんですが、阿部拓馬が盛田の近くでプレーする事で何度もチャンスを作り、同点ゴールもミスマッチを活かした形からトップともいえる位置にいた阿部拓馬が同点ゴールを決めています。

■プレビュー
甲府はジウシーニョが出場停止となる今節ですが、青山が戻ってくるので右のWBに川崎戦では3バックの右に入っていた松橋が入りそうで、キリノも間に合わないのでその他は前節と同じ形になりそうです。
一方のセレッソは南野のFW起用やフォルランが戻るとの情報もありますが、ボールを持つ展開になる事も予想され、自分達で形を作る事ができないのでスターティングメンバーは杉本と永井の2トップとなり、カカウも含めて相手のペースが落ちてきたタイミングで個人技で変化をつける事ができる選手を投入するという流れになりそうです。
前節は川崎に内容でも勝利した甲府ですが、その要因は川崎の対3バックの守備にありミスマッチをいい様に使われて完全に後手に回っていたから。
もちろんカウンターには十分注意しないといけませんが、その点セレッソは永井と杉本の2トップによる4-4-2ではしっかり守る事ができるので前節の川先ほど問題にはならないと思われます。
一方攻撃では、できれば阿部拓馬が戻らない所を起点に右サイドからずらしていきたい所ですが、もしそれが出来なかったとしても終盤には個人技頼みとはいえチャンスは作れるはずなので、カウンターに気をつけながらにはなりますが相手が揃いきってしまう前に縦に速く前線にボールを届けたい。

実は大熊監督就任以降、対3バックは天皇杯も含めて4試合で4勝、対4バックは6試合で1分5敗と対3バックには絶大な強さを誇っています。
直接対決を多く残すという事は他のライバルと異なりこれまで上位との対戦が続いていたという事でもあるので、ここからしっかり勝ちきって勝ち点を積み重ねて行きたい。

4 件のコメント :

  1. 毎度こそっと見ている者です。
    で、本日の甲府戦をスタジアムに見に行ってしまった者でもあります。
    いやはや、後半戦は地獄でした。

    自分だと何をされているかわからないままだったので、
    いろいろ、主さんの思うところが聞いてみたいです。

    (甲府は点が取れるチームにうまれかわっていたのか、
     それともセレッソがザルだったのか・・・。
     システム、戦術的な問題というよりも、
     単に守備のミスからの失点とその混乱につけいられただけなのか。
     はてさて。)

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    1. こそっと見ていただいてありがとうございます(笑)
      遅くなりましたが甲府戦のレビューを書きましたので、よかったら見てください。
      しかしツライですね。。

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  2. いつも楽しく読ませてもらっています。
    いよいよ降格の匂いがただよってきてしまっていますね。
    前監督のときは結果はともかくゴールまでの形は作れていたように思いますが、交代してから
    ただ頑張るだけの根性サッカーに終始しているように思います。
    前線からのプレスも、もう読まれていますし点も相手のミスにつけこんでしか取れない感じ。
    選手交代もいつもありきたりの交代しかできず流れを変えられないし、これじゃあ勝てないよなって思っている人も多いと思うんですが。
    まだポポ監督のワンツーサッカーの方が良かったのような。
    あとは個で突破できるカカウや南野の爆発を祈るのみってとこでしょうか。
    今年のセレッソをみて監督の重要性を改めて感じました。

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    1. いつもありがとうございます。
      遅くなりましたがレビューを書きました。
      様々な選手の良いところをスポイルしちゃってるという意味では、ポ将も今も同じといえば同じなんでポ将時代の方がまだマシと思うのもわからないでもないですが、ポ将は上手く行かないのを選手も含めたまわりのせいにしはじめましたからね。。
      あの時点では続けるのは難しかったと思いますよ。
      結果論ですけど、フォルランとカカウの2トップにトップ下南野で、基本4-3で頑張って守るから前の3人で点とって来てね、あ、キツい時は時々南野は守ってね。ってやった方が、失点は増えるだろうけど勝ち点も増えたかもしれませんね。

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