2015年3月25日水曜日

田代有三選手の加入について

3月24日に鹿島・山形・神戸でプレーした田代有三選手の加入が発表されました。
田代は1月に前所属のヴィッセル神戸を退団し現在フリーの選手でしたので、今週末の第一登録期間が終了しても獲得する事はできたのですが、最終週にビッグニュースが舞い込んできました。
練習参加をしていたわけでもなく、事前の報道も全くありませんでしたので完全に予想外の出来事です。

■これまでのキャリア
福岡大学出身で現在U-18でコーチを務める高橋大輔の1年先輩。大学No1FWと言われ特別指定として大学3年時には大分、4年時には鳥栖でプレー。それぞれ公式戦の出場もあり1G1Aを記録しています。
2005年に鹿島に入団すると、ベンチに入ったり入らなかったりという立場でしたが主にカップ戦の途中出場で出場機会を重ね、2006年からはリーグ戦でほぼベンチ入りで終盤にはスタートから起用される事も増えていきました。
この2006年の鹿島の監督が現セレッソの監督であるパウロ・アウトゥオリですから、今回の加入にはその影響もあるかもしれません。
その後、興梠・大迫の台頭とそのプレースタイルからスーパーサブ的な役割になっていった状況を打破しようと、2010年山形へ期限付き移籍。
2010年の山形は小林伸二監督の下で、同じく鹿島から期限付き移籍した増田、シーズン途中から前田和哉を獲得してJ1残留を果たしたシーズンです。
2011年に鹿島に復帰、この年鹿島が獲得したカルロンが完全に計算違いの選手だった事もあって先発出場を続ける時期もありましたが、シーズンを通して考えると大迫・興梠に次いで3番手というポジション。このシーズンで鹿島を退団して神戸に移籍します。
2012年から所属した神戸では故障離脱を繰り返し、なかなかシーズンを通じて活躍するというわけにもいきませんでしたが、出場した試合では確実に仕事をしていました。
2014年終了時に神戸からは契約延長のオファーはあったものの、海外挑戦を理由に退団。その後アメリカでMLSのキャンプに参加している様子を報じられたりしていましたが結局まとまらなかったようで現在所属チーム無しという状況でした。

また岡田監督、現セレッソ大阪強化部長の大熊清がコーチを務めていた日本代表に、2008年2月の東アジア選手権で招集され3試合全てに出場、3月のワールドカップ予選アウェイバーレーン戦にも招集されています(こちらは出場なし)。

■田代有三のプレースタイル
セレッソサポーターにとって田代有三といえば、乾貴士ラストマッチで起こったアレの印象が強いかもしれません。
アレ以降キム・ジンヒョンは必ず後ろを振り向くようになったのでジンヒョンにとっても印象深い選手でしょう。

田代の特徴はなんといっても空中戦。
身長は181cmとそれほど大きいわけではありませんが、身体能力の高さを活かした、空中で止まってるとも評されるジャンプ力で、抜群の強さを見せます。
2012年J1の敵陣空中戦勝率は66.2%、わずか0.7%差で同じチームの都倉に次いで2位、2013年J2の敵陣空中戦勝率では66.4%でダントツ1位となっています。
良いシーズンの元名古屋のケネディで60%前後、鳥栖の豊田で55%前後の数字になっているので、この66%という数字がいかに高いかというのが伝わるかと思います。(鳥栖の豊田はなにより空中戦で競り合う回数が飛び抜けて多いのでまた別の凄さはあるのですが・・・)
昨シーズンはチームの戦い方の変更もあって開幕からベンチスタートに。シーズン後半に入りその高さを必要とされてスターティングメンバーに入りますが、2試合続けて出場したところで再びケガで離脱をしてしまうという上手くいかないシーズンでした。
ただそんな中でも出場した試合では確実に空中戦での強さは発揮していました。

今のセレッソで前線の選手で高さがあるのはパブロぐらいしかおらず、パブロも最前線よりも中盤よりのポジションでプレーする事が多いので、高さで勝負ができる田代の加入はチームにとってかなり大きな補強だと思います。

またこの加入が永井の期限付き移籍にも影響はあったと思いますが、田代は今セレッソのFWの中で勝負できる明確な武器がある選手、永井は今セレッソにいるFWの中でまだ明確な武器は無いけど今後の未来がある選手、と異なる立場なので、大分で試合に出て武器を磨いてくれればいいかなと思います。
今回の、チームに足りない前線の高さを加え、今後のチームの為にくすぶってもらっていては困る選手を期限付きで出すという補強のやり方はこれまでのセレッソにはあまりない形でちょっとヨーロッパっぽいなと思いました(笑)。

2 件のコメント :

  1. 楽しく拝見しております。
    もの凄くビックリしました。
    アメリカとアメリカ村を間違えたんじゃないかってくらいです。
    シーズン始まってから、
    こんなに良い選手が獲れる事もあるんですねえ。

    若手を別にチームに育てていただくやり方は、
    去年の小暮とかもそうでしたね。
    バイエルンにいるドイツ代表の面々なんかも、
    ブンデス下位や2部へのレンタルから始まってますんで、
    確かにヨーロッパっぽいです。
    そういえば一時期セレッソはバイエルンと、
    アドバイザー契約みたいなのを結んだ事があったような。

    田代選手に関しては
    今までのセレッソにいなかったタイプだと思います。
    杉本選手は空中戦よりキープが売りでしたし、
    小松選手は上背はあるけどヘッドは下手で(笑)
    ゴリゴリしたドリブルが売りでした。
    ボール落下地点の予測が上手いという意味では、
    西澤選手が近いかもですが、体の使い方が全然違います。
    田代選手はセレッソにとって初めての
    大砲タイプの選手かもしれません。
    ちょっと期待してしまいますね。

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    1. コメントありがとうございます。
      僕もびっくりしました(笑)
      僕の個人的な考え方も若手の選手はもっとどんどんレンタルで出て試合経験を積むべきだとおもっていますので、こういう使い方が正しい様な気がします。
      田代は実績から言ってもそんなに安い選手ではないでしょうから小さいクラブは獲れなかったんでしょうし、おっしゃるように今までの偽大砲や大砲風ではなく本物の大砲タイプなので楽しみですね。

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