2015年5月19日火曜日

5/19 練習試合 vs バンコクグラスFC の雑感

5月19日(火) 14:00キックオフ※45分×2本
セレッソ大阪 0-1 バンコクグラスFC
得点者:39 Tanasith Siripala
スターティングメンバー
■メンバー 
■セレッソ大阪
GK:27 丹野
DF:17 酒本、28 温井、33 茂庭、38 池田
MF:15 吉野、34 阪本、38 西本
FW:11 楠神、20 玉田、35 沖野

■バンコクグラスFC
GK:1 Narit Taweekul
DF:2 Wasan Homsaen、4 Matthew Smith、23 Peeraphong Pichitchotirat、36 Suwannapat Kingkaew
MF:8 Narong Jansawek、10 Suppasek Kaikaew、11 Lazarus Kaimbi、22 Darko Tasevski、39 Tanasith Siripala
FW:Goshi Okubo
※バンコクグラスの選手は背番号と公式サイトで確認していますので、もしかしたら別人になっているかもしれません。



■交代
■セレッソ大阪
丹野→武田(46'HT)
玉田→※林部(46'HT)
酒本→※梅木(72')
吉野→※印藤(75')
※セレッソ大阪U-18所属選手

■バンコクグラスFC
不明

今シーズン5試合目の練習試合は提携チームであるバンコクグラスFC。
一昨シーズンの2月にキャンプに訪れ練習試合をした、昨シーズンに茂庭が所属したチームです。
今年はバンコクグラスが来日し長居で練習試合を行いました。


■バンコクグラスFC(BGFC)
BGFCのシステムはおそらく4-2-3-1。
おそらくというのはよくわからない選手がいるからで、その代表格が23番のPeeraphong Pichitchotirat選手。
彼は最終ラインで4番の隣にいる事が多いんですが前に出たりもする。その前に出るのも例えばビルドアップの時にとか、昔の闘莉王の様にオーバーラップというのでは無く攻撃でも守備でもスルスルっと前に出る。なのでボールを受けどころにもなり捕まえにくいこともあるんですけど、ボールを奪われたときに最終ラインにギャップを作ったりもする。公式HPを確認すると一応登録は中盤の様ですが・・・
あと、中盤の22番のDarko Tasevskiと10番のSuppasek Kaikaewは頻繁にポジションを入れ替わる。8番のNarong Jansawekは第一ボランチとして固定されている。そういう意味では4-3-3なのかもしれないですが、8番と10番か22番は基本横並びになっていました。
あと1トップの40番Goshi Okuboは仙台にいた大久保剛志です。

このチームの攻撃面での特徴はなんといっても両サイド。
右サイドは11番のLazarus Kaimbi、左サイドは39番のTanasith Siripalaでどちらもかなりスピードがある。
このサイドアタッカーを走らせてクロスに逆サイドも含めて入ってくるというのが主な攻撃の形の様子。
しかしボールを持って押し込むことができれば、SBとCBの間を広げ、戻したボールをワンタッチでその間を狙う、そこに斜めに入ってくる、という形を持っているようで質の高さを感じさせる場面もありました。

 両サイドのタイプとしては、どちらもスピードがありますが11番はより直線的でフィジカル勝負、39番は少しテクニカルな感じ。ただ11番は斜めに入る動きも何度か見せていたのでゴールへの意識は11番の方が高いかもしれません。ただこの日ゴールを決めたのは39番の方ですが。
ちなみに11番はナミビア代表だそうです。
守備に関しては基本4-4-2でセット。
比較的高い位置でセットし、前線から大久保を中心に追いかけてくることもあります。
最終ラインの23番が謎のポジショニングをするので最終ラインにギャップができている事も時々あります。

■セレッソ大阪
セレッソは4-3-3。
安藤・橋本がケガしている事で中盤の構成に苦労しており、アンカーに阪本、インサイドハーフに西本と吉野という形。吉野は久しぶりの対外試合です。
アンカーに入った阪本はこれまでは基本インサイドハーフでプレーしていましたが、関西大学との練習試合で後半の45分間だけアンカーに入っています。

前半に関してはこの中盤で苦労しました。
阪本がアンカー経験がほとんど無いし、吉野もそもそもこのポジションの選手ではない。
なので前に喰い付きに行ってしまいます。
前に喰い付きに行くという事は中盤の3が横にスライドしない。なのでサイドの守備についても、3トップの両サイドが下がっていわば4-5-1の状態になる。
その結果、CBの前にポッカリスペースができる。またサイドはサイドでトップ下の選手が流れると下がってきたWGが誰を見ていいかわからない状態になってSBも中途半端になり相手のスピードがあるSHに裏を取られるという場面が何度もありました。
後半には指示が入ったのか前に喰いつく場面は減少。
全員がいなくなるという事はさすがになくなりました。

攻撃に関しては前半は中盤のバランスの悪さもあって回数も少なく、サイドチェンジから個人技でという形がほとんど。
相手の最終ラインにギャップがあったこともあり、それでも何度かチャンスは作っていましたがシュートを打ちきれなかったり、ラストパスがズレたりする場面がほとんどでした。
失点場面はそんな前半で、阪本のところでボールを奪われ中盤がカバーしきれずに最終ラインの前には誰もいない。大久保が温井の裏右サイドに流れて池田が引っ張りだされて1つずつズレた結果酒本の外で39番のTanasith SiripalaがフリーになりGKとの1対1を決めたという形です。
後半になって改善されてからは縦にパスが出る事が増えたので攻撃の回数自体は増えます。
また終盤はお互いオープンになってセレッソも相手ゴール前に迫るかいずうがかなり増えますが、チャンスメーカーはいてもフィニッシャーがいないという感じでそのまま終了となりました。
4-3-3であれば後半の様にバランスを取りながらもインサイドハーフがもう少し前に絡んでフィニッシュやその1つ前のプレーにも絡まないとねという後半でした。
それはスタメン組でも同じですが(苦笑)。

この日最も注目を集めたのは75分間プレーした吉野でしょうか。
練習にも既にフルメニューで参加しており、対人プレーも連日問題なくやれるようになっていたのでそろそろかなという感じでしたので、このタイミングで起用される事はある程度想像できていました。
相変わらず他の選手とは全く違う独特のリズムでプレーする姿が見られたと思います。
シュートに絡む場面も何度かありました。
ただ、元々自由にフリーマン的にプレーする選手で、プレースタイル的にもできればもう1つ前で使いたい選手なのですが、この日入ったのがインサイドハーフで前半は中盤のバランスが悪かった事もあって決定的な仕事まではまだという感じでしょうか。
コメントでもあったように明日の状況次第では今週末のベンチ入りの可能性はあるかもしれませんね。

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