2015年10月3日土曜日

明治安田生命J2リーグ 第35節 vs アビスパ福岡 プレビュー

2015年10月4日 17時00分:ヤンマースタジアム長居
予想スタメン

前節徳島戦のドローで2位磐田との差が勝ち点差5となったセレッソ。今節はホームヤンマースタジアム長居にセレッソとは勝ち点差1、4位のアビスパ福岡を迎えます。


■前回の対戦
前回の対戦は5/3の第11節。ゴールデンウィーク連戦で中3日での試合でした。
セレッソは4-3-3、福岡は5-4-1。当時1トップのレギュラーだった中原貴之とボランチの鈴木惇がベンチスタートで1トップに入ったのは酒井、ボランチには中原秀人が入っており、セレッソは3トップにフォルラン、パブロ、楠神を起用。
福岡は1トップの酒井をアンカーの山口につけて5-4-1のブロックを作る迎撃プレッシングを採用。
CBはフリーにするけどそこから出るボールに対してはドンドン喰い付いていき、喰い付いても最終ラインが5枚なので4枚残るから大丈夫というやり方です。
攻撃に関しては長いボールが主体。1トップの酒井を長いボールで走らせてそこにシャドーというかSHとWBが出てくるという形です。
ただなによりも福岡の武器は総得点の半分をとっているセットプレー。
この試合でもCKから酒井に決められて失点。
後半に入りセレッソはダブルボランチの4-3-3に変更し、前半は苦労していたガツガツ喰い付いてくる守備を外すようになると、福岡は5-4-1の撤退守備に変更。引いて守る福岡を崩し切れずにそのまま敗れてしまいました。



■現在の福岡
順位を少しづつ上げてきて現在4位にまでなってきた福岡。戦いかたのベースは前回対戦時とあまり変わっていませんが、変化のあった所をいくつか。
1つめは夏の補強で獲得したウェリントン。
昨シーズン湘南でプレーし、38試合に出場20得点を記録したウェリントンです。
前回対戦時はCFに酒井が入り通常なら中原貴之という状況でしたが、酒井はCFが本職ではなく、中原も1シーズン使い続けるのは厳しいので、セカンドストライカータイプは多数いるもののこの戦いを続けるならCFタイプは必須でした。そこでウェリントンを獲得できたのは非常に大きかったでしょう。
そしてもう1つ、4-4-2との併用をするようになっています。
福岡が4-4-2を取るのは相手が4-4-2系の場合の様子。
30節のジュビロ戦でも4-4-2を使っており、3バックの岡山戦でも4-4-2を使って上手くいってってなかったので札幌戦では再び3バックに戻しましたが、前節のヴェルディ戦でも4-4-2にしています
おそらくマッチアップをあわせる意味があるのでしょう。
井原監督の師匠にあたるネルシーニョも相手の形を踏まえて併用するスタイルだったので、その影響なのではないかと思われます。
なので福岡の4-4-2はどちらかといえばセレッソなんかと同じブラジル系の4-4-2なので相手のSBが上がるとSHがついていって下がる形です。

■プレビュー
セレッソの布陣ですが、関口にメンバー外との報道があります。おそらくロッカーでの問題で、この時期に戦術的な理由以外ではずさないといけない問題が起こるのは残念ですが、もし問題を抱えているならしょうがないところ。
また玉田については全体練習には既に復帰していますが、まだ万全かといえばそうでも無いでしょうからここで起用することにリスクがあることは確か。残り8試合なのでどう判断するかという所でしょう。

一方の福岡ですが、おそらく4-4-2です。なのでイ・グァンソンがベンチスタートで堤と田村のCBで中村北斗と亀川がSBにはいる前節と同じ布陣になってくるでしょう。

注意すべきはやはりセットプレー。特にキッカーの鈴木惇が左利きですから右サイドからのインスイングのボールの時に時々やってくるGK前のニアに6人が入って密集を作る形とそこからのバリエーションには注意が必要です。後はロングボールの対処。ボランチのポジショニングが重要です。

攻撃ではボランチの山口と扇原にどれだけ楽にボールを持たせられるか。
福岡はおそらくボランチとSBを狙ってきます。それをどれだけ外せるかがポイントです。
福岡はロングボールを使って攻撃してきますが、実は自陣の空中戦はそれほど強くなく、特に4バックだとCBには田村かイ・グァンソンのどちらか1枚になるので、立ち上がりは裏も含めて長いボールを使ってもいいかも知れません。
立ち上がりはガツガツ来ますが、途中でボランチを空けてしまう時間帯が必ずあるので、そこまで我慢強く戦っていけば大丈夫でしょう。

2つ引き分けが続きましたので、まずは1つ勝つ所から。

6 件のコメント :

  1. 敗北した後の監督のノンビリしたコメント。

    技術戦術面以外のことも分析してほしいです。

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    1. コメントありがとうございます。
      負けてしまいましたね…
      技術戦術面以外の分析って例えばどういう事ですか?

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    2. 関口が何をやらかしたか
      そしてこの大事な状況で替えがたい選手を外すことのデメリットとメリットの天秤がけ

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    3. 返信ありがとうございます。
      関口が何をやらかしたかはわかりません。

      またその天秤がけはそれはチームを纏める立場の人間が
      絶対にやってはいけないことです。それをやると必ずが崩壊します。

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  2. >またその天秤がけはそれはチームを纏める立場の人間が
    >絶対にやってはいけないことです。それをやると必ずが崩壊します。

    これを例え話でも構わないので解説してほしいです。
    何がどのようになってどう崩壊するのか。

    自分は、殴り合いのケンカをするくらい大嫌いな相手とでも限定された時間の中ではパートナーは組めます。
    試合中という限定された時間の中で、本当に殺したい程嫌いな相手を理解して組むことはできます。
    限定された時間の中以外では絶対に無理なことでも、限定をすればできます。
    あくまで私はという意味ですが、一般的にどのような人が多いかという話ではないのかもしれません。

    「崩壊」がどのレベルかはともかく、崩壊させてでも今年の最終的な順位にこだわるべきだと思います。たとえ来年は全員入れ替えにせざるを得なくてでもです。そうでなければ今年を生きた意味がないわけで。
    何のためにJ1に上がるかではなくて、今年あがると決めたのだから死んでも上がるということが「本気」というものだと思うんです。(本当は死んだら意味がないんですけど、その意味を考える必要なんて今年は無いんです)。

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  3. コメントありがとうございます。
    崩壊しますよって事についてですが、

    チームメイトは仲間やパートナーである反面、1つのポジションを争うライバルでもあります。
    それは一般の仕事でももちろんそうですが、プロサッカー選手などの場合は一般の仕事以上にライバル関係は強くなります。
    それは彼らが既に選ばれた人でもありますし、サッカーではスタメンは11人、ベンチは18人と枠が決まっているからです。
    例えば一般の仕事であれば、ある程度以上の結果を残すことができるならこの枠は絶対ではありません。というかその結果を生むためのチャンスは誰にでも与えられます。
    しかしサッカー選手は11人や18人に選ばれない限りそのチャンスすら与えられません。
    なので1週間に1回の「結果を生むチャンス」を得る為のチャンスを得る為に競争が行われている訳です。
    「結果を生むチャンス」ではありません。「結果を生むチャンス」を得るチャンスです。
    もしこの競争に公平性が無いならどうでしょう。
    それはもはやそこに競争は存在しないことになります。
    天秤がけをするということは、公平性が無くなるという事です。
    ルールを作ったのであればどんな内容であれそのルールの前では全ての選手は公平で平等でなければいけません。
    その程度によってかわるのであればそれはルールとは呼びません。

    なので、書いていただいた大嫌いな相手とパートナーを組むか組めないかというレベルでは無いんです。「試合中であれば」との事も、ルールに関する部分は「試合だけ」の話しではなく「試合を含めた全て」の話しです。

    いかがでしょうか。

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