2016年2月24日水曜日

2/17 練習試合 vs サンフレッチェ広島 の雑感

2月17日(水) 15:30キックオフ ※45分×2本
セレッソ大阪 1-0 サンフレッチェ広島

■得点者
セレッソ大阪:オウンゴール(7')
サンフレッチェ広島:なし
スターティングメンバー


■スターティングメンバー 
□セレッソ大阪
GK:27 丹野
DF:3 茂庭、14 丸橋、15 松田、23 山下
MF:6 ソウザ、9 杉本、10 ブルーノ・メネゲウ、24 山村
FW:8 柿谷、11 リカルド・サントス

□サンフレッチェ広島
GK:13 増田
DF:23 吉野、27 キム・ボムヨン、35 大谷
MF:17 野津田、29 森島、31 宮吉、37 宮原、34 高橋
FW:22 皆川

■交代
□セレッソ大阪
27 丹野→21 キム・ジンヒョン(HT46’)
11 ブルーノ・メネゲウ→20 玉田(67’)


■雑感
セレッソはスタメン組。広島はサブ組。
大学選抜戦と広島戦の両方に出ていない選手もいるが、コンディションの問題か。

<1本目>
セレッソは4-2-3-1。
柿谷のポジションは完全にトップ下。
広島はやはり攻撃は4-1-5、守備は5-4-1のミシャシステム。
森島が青山ロール、宮原が森崎和幸ロール。
キムボムヨンはサイドではなく3バックの右。

ミシャシステムに対してトップ下の柿谷が青山ロールの森島番。
守備のスタートは最終ラインからシャドーへの縦パスのコースを切る為に両SHが絞ったポジションをとってSB(3バックの両サイド)にボールが出たところでSHが外に出て行くよくある2度追いするパターン。
ただ、前から追いかける形を取りたがるので、その時は柿谷が前に出てボランチの1枚が青山ロースの森島を捕まえる。
なので前線の5枚に対して4のスライドで対応するというよりも、ボランチでシャドーを見て両サイドはSBが対応するマンツーに近い形。

立ち上がりは広島の森島と宮原がビルドアップで縦パスを入れられず、柿谷に捕まっていたり、また山村が潰したりしてボールを運ばせない。

セレッソはビルドアップの形はサブ組同様ボランチを縦関係にするもそこからはあまり…という形だが、広島が5-4-1でセットして守るのでボランチがプレッシャーを受けて困る場面は少ない。
また柿谷がビルドアップを助ける為に広島ボランチの間に降りてくるので、中盤センターでは3対2の状況を作れるので、サブ組ほどボールを運べないという事は無い。
ただ相手の最終ラインは人数が揃っているので、そこから崩すのはちょっと厳しい。

あとポイントになっているのは右SHに入る杉本。
懐の深いボールキープで確実にボールが収まり、このレベルの相手だと確実にキープできるので、後ろから上がってくる右SBの松田との相性も良い。
これまでセレッソの右SBは孤立気味になる事が多かったが、杉本が右SHでボールを収めてくれるので、右SBは田中裕介でもなく、酒本でもなく、椋原でもなく(椋原は左SBになっているようだが)松田陸という選択になっているのか。

得点シーンは9分頃
ブルーノ・メネゲウから逆サイドの杉本にだして、杉本がリカルド・サントスに折り返したボールをオウンゴール。

広島のシャドー、特に野津田が降りたりサイド近くに流れたりする動きを見せはじめると、ボランチが動かされる場面が増えてくる。
そうなるとそれまで山村が前に出てボールを奪っていた事が出来なくなり徐々に広島がボールをキープする時間が増えてくる。
無理に前から追いかけると逆にスペースが空いてしまい、シャドーのフリックで崩される場面も出てくる。

宮吉はまだ広島のシャドーの動きに馴染んでいない部分も見られる。
皆川はDFを背負ってポストプレーが自分の特徴として出していこうとしているんだと思われるが、逆にプレーの選択肢が狭い様に感じてしまう。

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<2本目>
ハーフタイム〜
■交代
□セレッソ大阪
27 丹野→21 キム・ジンヒョン(HT46’)

前半途中からの流れは変わらず
広島ペース。
久々の試合出場となるキム・ジンヒョンがセーブ。
ただ広島の前線もフィニッシュが雑。

サイドの守備が遅れる、ボランチが攻守に動きすぎ。
良いイメージの言い方をするなら流動的?
実際は流動的で良い効果がでる事の方が少ないんだけど。

67分〜
■交代
□セレッソ大阪
11 ブルーノ・メネゲウ→20 玉田(67’)

玉田がトップ下、柿谷は左サイドに。

リカルド・サントスは開いてるポジションにもしっかり帰ってくる。
あと最前線から逃げない。ので1stトップらしい1stトップ。
ただリカルド・サントスを1stトップで使うと柿谷がトップ下やサイドになるのはもったいない。
柿谷はサイドやトップ下も出来ない事は無いけど、1stトップの方がより効果的。
ってかサイドやトップ下に置くって2014年と同じパターン?
ただ、柿谷や玉田がトップ下にいないとボールを運べなくなるかも。

終盤広島は千葉じゃない5番をつけた選手を3バックの右に投入。
キム・ボムヨンが右WBに。
キム・ボムヨンが3バックの右でも頑張っていたが、右WBの方がやりやすそうではある。






6 件のコメント :

  1. 待ってました。去年の総括を投げるくらいモチベーションがなくなったのか
    と思いましたが今年も分析を拝読できそうで一安心です。

    今年は選手数が多いのにも関わらずスタメンや布陣を固定して
    尚且つTMの結果がああなのでサクラの開花時期前から乱れ散りしそうな悪寒がマンマンです。
    管理人さんのスタンスとしてはこの記事のように淡々と連ねるか
    早野みたくダジャレをかましつつぼやくのがいいと思いますがいかがでしょうか。

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    1. コメント有難うございます。
      ちょっと忙しかったのと昨シーズンのなんやかんやで総括をぶん投げてしまいました(笑)
      スタンスについても有難うございます。
      思わず笑ってしまいました。
      ダジャレはあれとしても、急に路線を変更しても受け入れてもらえますかね(笑)

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  2. AKIさんの分析を楽しみにしているものです。今年は昨年以上に前線の層が厚くなったので点はかなり取れるのではないかと期待しています。まだまだ練習試合ではうまくいかなかったりしているようですが、試合をこなすごとに改善していってもらいたいです。
    また試合のプレビューやレビュー等楽しみにしております。

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    1. コメント有難うございます。
      僕もとりあえずは、良くなっていく事に期待しています!

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  3. レポートと動画ありがとうございます。
    個々の技術と連係で何とかしないといけないシーズンになりそうですね。
    クルピ時代が懐かしい人達には、それがセレッソらしさ()みたいなので仕方ないですが。

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    1. コメント有難うございます。
      クルピのやり方はちゃんとそれで機能する為のロジックもあったんですけどね。
      そしてそのやり方は既に天井も見えていましたし。
      しかしなかなか難しいところです(苦笑)。

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