2016年3月7日月曜日

3/6 明治安田生命J2リーグ第2節 VS 水戸ホーリーホック @ ケーズデンキスタジアム水戸

第2節
2016年3月6日(日)13:00KO Ksスタ

スタジアムケーズデンキスタジアム水戸主審荒木 友輔
入場者数10,420人副審亀川 哲弘、藤沢 達也
天候 / 気温 / 湿度曇 / 18.4℃ / 62%第4の審判員鶴岡 将樹
スターティングメンバー
水戸ホーリーホック水戸
 
セレッソ大阪C大阪
 
  • 監督
  • 西ヶ谷 隆之
 
  • 監督
  • 大熊 清
水戸ホーリーホック水戸
C大阪セレッソ大阪
今回対戦今季平均
データ項目水戸ホーリーホックセレッソ大阪水戸ホーリーホックセレッソ大阪
FK11191217
CK5254
PK0000
シュート6998
警告/退場0/01/01/02/0

<監督・選手コメント>

セレッソ大阪 大熊清監督
水戸ホーリーホック 西ヶ谷隆之監督西ヶ谷隆之監督別コメント

セレッソ大阪 キム・ジンヒョン選手、柿谷選手、山村選手、ソウザ選手
セレッソ大阪 山下選手、松田選手、丸橋選手、関口選手
水戸ホーリーホック 兵働選手、佐藤祥選手、三島選手
水戸ホーリーホック 三島選手、佐藤祥選手、兵働選手、内田選手、ロメロ・フランク選手、船谷選手、本間選手

明治安田生命J2リーグ第2節、セレッソ大阪は敵地で水戸ホーリーホックと対戦。10,420人とケーズデンキスタジアム水戸の歴代最高観客数を集めた中、セレッソは柿谷曜一朗のJリーグ復帰後初ゴールを守りきり0-1で勝利した。

■メンバー
セレッソの先発メンバーは前節と同じ11人。ただ前節の前半はにリカルド・サントスと杉本を前で並べる2トップという奇策を用いたが、今節は通常のリカルド・サントスの1トップにトップ下柿谷、杉本が右サイドに入る4-2-3-1。
ベンチには前節から扇原に代わり田代が入っている。この入れ替えはコンディションの問題もあるだろうが、前節1トップを交代させようという時に玉田とリカルド・サントスを代え柿谷を前線に入れる選択肢しかなく、大熊監督は前線には高さを置きたいという考えがあるので、田代という選択になったのだと思われます。

一方の水戸の先発メンバーも前節と同じ11人。プレビューでも書いたように中盤・最終ラインの左サイドに入る4人は全員左利きという編成。ベンチメンバーには前節の白井から栃木から加入した湯澤が入れ替わり。ボランチからサイドアタッカーの入れ替わりとなり、また控えGKも前節のルーキー石井から本来の2ndキーパーである笠原に代わっている。

■守備のやり方を変更したセレッソ
前節勝利したものの守備ではCBの前にスペースを空け続け再三ピンチを招いていた事から守備の修正が急務だったセレッソ。今節はその守備を変更してきた。
ハーフウェイライン辺りからブロックを作る守備
セレッソの守備は前節見せたとにかく高い位置から追いかけ回す形ではなく、守備のスタート地点をハーフウェイライン辺りに設定してそこから4-4-2でブロックを作る守備に変更。
前節町田戦のレビューでも書きましたが、もちろん選手のタイプや連携など様々な要因はあるものの、バイタルエリアに大きくスペースを空けてしまう最も大きな要因となっていたのは前線からむやみに追い回す守備。
前線の高い位置から守備をするという事は守る範囲が広くなる。当然守る範囲は広い方が難しくなり、前線の動きに連動してスペースを埋めることや、最終ラインを押し上げてスペースを狭くする必要があるのですが、そこが不十分であったのに高い位置から広い範囲を守ろうとするから、布陣が間延びしバイタルエリアにスペースを空ける事になっていました。
それを今節は前線2枚がハーフウェイライン辺りから守備を始める形に変更。
ハーフウェイラインから守るということは、敵陣は捨てて自陣だけを守るという事で、守る範囲が約半分になるという事。となると当然間延びはしにくくなるし、受け持つ範囲も狭くなるので、バイタルエリアのスペースも空きにくくなっていました。
もちろんこの守り方にメリットばかりがあるわけではありませんが、現時点の水戸とセレッソの対戦という状況では特に守備面でセレッソにとってメリットがありました。
ただこの守り方は、水戸には三島というストロングヘッダーがいてそこへの空中戦という形があり、そのセカンドボールを狙う為というのが主要因、バイタルエリアのスペースを埋めることが出来たのは副産物に過ぎないという可能性もありますので、次節以降の戦い方にも注目したいところです。

■改善が見られなかったビルドアップ
ボランチの1枚が降りて3バックに
一方守備同様に問題を抱えていたビルドアップに関しては、残念ながら改善は見られませんでした。
水戸の守備は4-4-2でセットし、そこからSBやボランチにでたところでプレッシャーをかけに行きボールを奪う狙い。
これに対してセレッソは前節同様ボランチの1枚が最終ラインに降りる形などを使って低い位置でボールを保持しますが、前節同様ここからボールを運ぶ形は全く見えない。
せっかく3バック化してもこの3人でボールを持つ以外何をしようとしているのかが見えてこないので、無駄にプレッシャーを受けてしまう場面や、苦し紛れのロングボールを蹴るしかない場面も多く見られました。
ボールを運ぶ形
なのでボールを運ぶ形は、前節同様柿谷が相手ボランチの前まで降りてボランチを助ける形か、杉本がボールを収めてそこに松田が絡む形、丸橋とブルーノ・メネゲウの縦関係の形のみ。
となると前線でリカルド・サントスがどうしても孤立する場面が増えてしまうのですが、個を活かした様なこの形でしかボールを運べないのでしょうがないといったところ。
丸橋はこの形ができるから、これまでもずっとパス本数もパスを受ける回数もチームトップクラスの数字を記録しているのですが、ボールを運ぶ形はこの3人の能力に頼る形になっているので、現状ではどうしても外せない状況となっているともいえます。

■膠着していく前半
もちろん敵陣深く攻めこみそこでボールを失った時に、スグにプレッシャーをかけ前から奪えるなら高い位置からボールを奪いには行くのですが、リセットされた守備のスタートとしては4-4-2でセットする形になったセレッソ。
4-4-2でセットする場合はリカルド・サントスと柿谷の1列目の守備から攻守全体を考えて、何をどこまでやらせるのかがあり、そこから2列目、3列目と役割が決まっていきます。
しかしセレッソの4-4-2でセットする形は、リカルド・サントスと柿谷の1列目は個々では頑張ってるんですが、2人セットでボランチへのパスコースを切るだとか、SBにボールを出させようとするだとかそういった部分は見えづらく、前節よりは全体的にマシになっているとはいえ、立ち上がりは頑張る分外されて、そこにボランチが喰い付いてボールを運ばれるといった形も見られます。それがこの試合最初のシュートがロメロ・フランクだったりします。
しかし水戸の攻撃のスタートがシンプルにボランチに渡して始まる事が多く、1列目を外してといった形ではなかった事や、攻撃の形として三島へのロングボールを使ってきた事から、そこが問題になる場面はそれほど多く作られる事はありませんでした。
水戸は開幕の京都戦から攻撃の形は同じようなものだったし、例えば攻撃で形を変えて相手を動かそうとするという事はそこでミスしてボールを奪われると守備の形としてもバランスが崩れている事からリスクを考えそのような形は取っていないのかもしれませんが、現時点のセレッソはそのほうが助かりました。
なので前半の水戸の攻撃はあまりいい形を作る事はありませんでした。

一方セレッソの攻撃・水戸の守備の部分については、セレッソにとって一番可能性があったのは丸橋とブルーノ・メネゲウのサイドでボールを運んだ時。18分にこの形から柿谷が中央で合わるもシュートはブロックされるという場面を作りますが、組み立てからフィニッシュまでスムーズでした。
しかしこれもいわば丸橋の個人技炸裂といった形。他のボールを運ぶ形でも、どうしても前線から人を借りてボールを運ぶので、その間に水戸の守備陣もしっかり戻る事ができる。
なのでブルーノ・メネゲウがドリブルからシュートを打つ場面や、パスを出す場面もありましたが、セレッソの攻撃はフィニッシュの場面で個人技炸裂待ちという形になっており、炸裂しない限りは停滞するといった状況になっていました。

■個人技炸裂の先制点
ちょっと停滞、膠着ムードが漂ってきた前半でしたが先に書いたのとは異なる形で、セレッソの個人技が炸裂します。
そこに至ったのはまず前半終了間際の45分、水戸はカウンターでボールを進め、山下とソウザの連携ミスもあって三島にボックス内でボールを受けられ、落としたボールをロメロフランクがシュートを打つ場面を作ります。
これが水戸にとって2本目のシュート。
最初のシュートがこの試合全体で1本目となる4分、そして2本目が前半終了間際の45分にカウンターから。試合は膠着し、守備で振り回されつづていていた訳でもないのでそれほど厳しい状況では無かったとは思いますが、時間帯もあってどうしても全体がホッと一息つく場面です。
しかしこの場面を見逃さなかったのが柿谷とキム・ジンヒョン。
キム・ジンヒョンからのゴールキックが前線で裏へ抜ける柿谷へ追い風もあって一気にボールが渡ると、それをワンタッチで本間の脇を抜いて流し込みセレッソが先制します。
この形は2013年にFC東京からも決めており、また前節もこの形で一度抜けている。それ以外の試合でも何度か狙っているのでもちろん水戸の選手もこれがあるという事はしっていたはずです。
しかし彼らはこの形を試合の中のどこかでやってやろうと常に狙っていますし、練習でもやっているので、それがピッタリの状況でピッタリのキックをキム・ジンヒョンが送る事ができれば、わかっていても止められないという事です。
何とか守っていた水戸にとっては不条理な、組み立ても何も無いまさに個人技炸裂という先制点でした。

■サイドを崩す形
少し話しがそれますが、後半開始早々の46分にセレッソが右サイドを崩す形が見られます。
右サイドのハーフスペースをつく
セレッソのサイド攻撃はSBを高い位置に上げて狙うという形は多いのですが、SBとSHの2人だけの関係でしかない事が多く、結局は力技のクロスという形がほとんどです。
しかし、ここ数年特にサイドの崩しに関してはハーフスペースやニアゾーンと呼ばれるサイドとゴール前の間のスペースが重要視され、昨シーズンの大宮なんかはここにどうやって入り込むかという形の崩し方を見せており、アウェイの対戦でも勝利しましたがここを使って完全に崩されムルジャにゴールを決められています。
この後半早々にあった崩す形は、FKからの流れでおそらく柿谷と杉本、松田の個人の判断で崩した形ですが、杉本が右サイドで起点となり、杉本が中央寄りの柿谷に戻しそれをワンタッチで杉本の外側を通ってハーフスペースに入り込もうとする松田に出した形。
松田のクロスは本間が弾き、そのこぼれ球をブルーノ・メネゲウが詰めるも再び本間にあててしまい得点とはなりませんでしたが、セレッソは両SBとも前で仕事ができる選手がいるので、個人の判断だけに任せず、このハーフスペースを狙う形をパターンとして作って欲しいところです。(重要視してるらしい自主性とパターンを作る事は相反する事ではありません。)

■後半開始から4-2-3-1に変更した水戸
後半開始〜
1点ビハインドとなった水戸は後半開始から前線のポジションを入れ替え4-2-3-1に変更してきます。
この形は開幕戦の京都戦でも見られました。
前半と異なり両サイドには利き足が逆のアタッカーが入っています。
という事はカットインで中に入ってこようという狙いです。
そして水戸のこの4-2-3-1はこの後見られる3バックへの布石でもあるのですが、それはまた少し後に。

それに対するセレッソですが、形は同じです。
ただ怖いのはリードしたから積極的に行こうと前線の選手が前から追いかけてしまう事。
プレーオフ決勝でも書きましたが、ブロックを敷いて守る事が受け身の守備で、前線からプレッシャーをかけにいく事が積極的な守備という風潮があり、そしてリードしても受け身にならずに積極的に戦うんだという意思表示をしようとこういう状況の時に守備の方法を変えてしまう事がよくあります。
実際は受け身や積極的かは自分たちがやろうとしている事にどうやって挑んでいるかだけの違いで、例えば前節の前からむやみに追いかける守備が積極的で、前半のハーフウェイラインから守る形が受け身なのかと言われるとそうではない事はあきらか。なので実際は全く関係無いんですがメンタルの問題と混同しがちです。
チームの現状では前から追いかけだすと間延びしてしまってバイタルが空いてしまう可能性が高く、特に水戸は両サイドをカットイン型の配置に変えたのでそうなってほしく無い。
水戸が後半から前がかりになった事もあって、50分頃から少しそうなりかけた危ない時間はありましたが、何とか持ちこたえます。

落ち着いたセレッソは前がかりになる水戸に対してカウンターを狙う形に。
カウンターは相手が前がかりになってくれないとセレッソと水戸という戦力差を考えるとなかなか難しいところはありますが、前がかりになってくるなら狙っていける。そしてカウンターはビルドアップとかはあまり関係しないので、ボールも運ぶ事が出来ます。
60分にはリカルド・サントスが落としたボールを柿谷が拾って杉本のクロスにブルーノ・メネゲウが飛び込みますが惜しくもオフサイドの判定に終わりました。
4-5-1になり中盤を厚くする
とはいえセレッソの守備が盤石かと言われると実際はそうではない。
4-4-2でセットしますが、結局は人を捕まえるなんちゃってゾーンなので相手の両サイドが上がると両サイドは押し込まれる。ボランチも人について行く。
なので、セレッソは柿谷かリカルド・サントスが中盤に戻る4-5-1の様な形にして何とか対応。
4-4-2でも1列目の守備は後ろの4-4にとって効果的であった訳でもなかったので、1列目の守備を減らす事に対する影響は殆ど無く、4-5で守っていきます。

■水戸の4-2-3-1と3-4-2-1
すると水戸は60分過ぎ頃から3バックの3-4-2-1の姿を見せ始めます。
京都戦でも見せたこの変更はおそらく水戸にとって切り札となっている形。
日頃の練習からよくやっているのでしょう。

水戸のシステム変更は選手を交代させずに行います。
そしてここ2試合ともスタートの4-4-2から2列目を佐藤和弘を左、ロメロ・フランクが中央、船谷を右サイドにいれた4-2-3-1にしてから行われています。
4-2-3-1でのマッチアップ
4-2-3-1の時点ではマッチアップはこの様な形です。
ここから
3バックに変形
内田が最終ラインに落ち、右サイドに開く船谷が、ボランチへ、ロメロ・フランクと佐藤和弘の2人はシャドーに移り、両SBは前に出てWB化します。
マッチアップする相手が移動し、ポジションチェンジするだけでなく、3-4-2-1になる事でミスマッチも作ってきます。
これに混乱したのが前節の京都。特に船谷がいなくなった左SBは追いかけるとWBが出てくるし、CBとの間にロメロ・フランクもいる。
なのでこの左サイドで捕まえきれず、最後は三島を浮かしてしまう事になりました。
またこれで厄介なのはいつでも4-2-3-1に戻せる事。
多分やり過ぎると自分たちの守備にも混乱を生じさせる事になってしまうかとは思いますが、この試合でも船谷と内田のポジション次第で、3バックになったのかと思えば、再び4-2-3-1に戻したりしていました。

ただ、この試合では少しWBをSBが捕まえるのかSHが捕まえるのかで戸惑っているところは見られましたが、山下と茂庭、そして山村が中央の3人にしっかり対応できていたので、セレッソにとってはそれほど大きな問題にはなりませんでした。

■前線に選手をいれ試合を動かしたい水戸
66分〜
66分、水戸は佐藤和弘に代えて山村を投入。セレッソはブルーノ・メネゲウに代えて関口を投入します。
水戸の山村のポジションは3バック化している時は三島とロメロ・フランクの2トップ下。4バックの時は4-4-2の左サイドという佐藤和弘が務めていたそのままの変測的なポジション。
代わったのはロメロ・フランクを完全に前に出して2トップ化したという事でしょう。
一方のセレッソ関口が入ったのは右SH。杉本が左SHに周ります。
この水戸の変更はあまりハマってなかったと思います。
選手が移動する分セレッソの右サイドに対する水戸の左サイドの守備が中途半端になるのでスペースができ、そこを関口が使える場面が出てきます。
投入直後の67分は関口がそこでオフサイドに引っかかってしまいますが、その2分後の69分には入れ替わり関口が抜け出す形に。その関口からのクロスをファーサイドで杉本が完全フリーの状態で受ける形を作ります。
ゴール前で完全フリーの状態ながら杉本のシュートはゴール上へ大きく外すというまさかの残念な結果になってしまいますが、決定的な形でした。
74分〜
74分、水戸は佐藤和樹に代えて萬代を投入。萬代は前線で三島と2トップを組み、船谷が佐藤和樹のポジションに周り、ロメロ・フランクが兵働の隣にしますが、前線までボールを運んでも、セレッソも関口と杉本の両SHがしっかり守備に戻るのでシュートまではなかなかもっていけない。
81分〜
80分、セレッソはリカルド・サントスに代えて田代をそのままのポジションで投入。
81分、水戸は佐藤祥に代えてドリブラーでサイドアタッカーの湯澤を投入し形は代えずに攻撃的な選手を投入します。

試合の終盤、オープンになっていく中で輝いたのがソウザ。
水戸の前線3枚をセレッソは山下、茂庭、山村でしっかり捕まえている事や、水戸がサイドからそこに当てようとしている事もあって役割がはっきりし、水戸のボランチにボールが入ったところを前に出る強さとボール奪取力を発揮。
中途半端なボールであれば強さを活かして次々とボールを奪っていきます。

そして試合は0-1のまま終了。
水戸は萬代を投入した74分以降放ったシュートは78分の山下のミスから萬代に打たれた1本のみと、思うようにシュートまで持っていくことが出来ず、セレッソが勝利した。

■その他
キム・ジンヒョンと柿谷の一発で奪ったゴールを守りきり開幕2連勝を果たしました。
選手名鑑にも書きましたが、やっぱり柿谷は1stトップで使って欲しいんですけどねえ。
裏を取れるし、もしダメでも相手の最終ラインが常に裏をケアし続けなければいけないという状況は相手にとって相当なストレスだし、相当なメリットだと思うんですけどね。
試合終盤に高さという武器はあるのものの、やっぱりCBと勝負し続ける事をしなかった田代を1stトップに入れた辺りを見るとそういう考え方は残念ながら無いんでしょう。

この勝利で開幕2連勝となった訳ですが、この試合が明日地球が滅亡の日でもない限りはサッカーは続いていく訳で、しかも長いシーズンにおける序盤の試合である事を考えると、今後勝利を重ねていく為には試合内容を求めていかないといけません。

その代表的なものが、開幕戦で出た課題であるバイタルスカスカ問題とビルドアップグダグダ問題。
バイタルスカスカ問題に関しては守備のスタート位置を代え、ブロックを作る事で前節ほど問題が出にくい状態にすることが出来ました。
ただ、これで問題が解決したわけでなく、今度は途中にも書いたチームとして1列目の役割が曖昧なままではそこを外しに来る相手に対して問題が出てくる可能性が高いので、今後どのような戦い方をするのかには注目していきたいと思っています。
一方のビルドアップグダグダ問題は解決の兆しは見えませんでした。
ここに関して単に1週間という時間では解決できないので優先順位を考えまだ手付かずなままなのかどうかはわかりませんが、今のままでは個々の能力に頼るしかないので、チームとしての形を作って欲しいところです。

次節のホーム開幕戦となるザスパクサツ群馬戦では結果はもちろん、結果のために試合内容が改善される事を期待しています。



3 件のコメント :

  1. 何はともあれ開幕から2連勝で、ホッとしています。
    レビューの中にあった右からの崩しは見ていて気持ちよかったです。
    おっしゃる通り、一つの形として左右両方から崩して、もっとチャンスを増やしていって欲しいとと思います。

    次はホーム開幕戦。
    とにかく勝ってほしいです!

    返信削除
  2. はじめまして。
    ビルドアップはモニさん、山ちゃんなので仕組みが無い以上ボランチがかなり頑張らないと厳しい感じが。。。
    ただソウザもかなりパスミス多い。
    仕組みを仕込めないなら人をいじって山村をCBにしてモニさんは守備固め、ボランチに橋本さんかタカを起用してほしいです。

    返信削除
    返信
    1. コメント有難うございます。
      ビルドアップ問題ですが、まあ正直しんどいところですね(苦笑)
      ただ、ソウザは慣れの問題もありますし、タカも長いボールを蹴れるけど仕組みがないと厳しいタイプですし山村のCBは鹿島時代に厳しいとの結論もほぼ出ているので、人を変えてというのもどうだろうというのが僕の印象です。
      というか、仕組みが無いのがねえ・・・

      削除

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