2016年6月28日火曜日

6/26 明治安田生命J2リーグ第20節 VS 東京ヴェルディ @ キンチョウスタジアム

第20節
2016年6月26日(日)19:00KO 金鳥スタ

スタジアムキンチョウスタジアム主審井上 知大
入場者数10,171人副審植田 文平、西橋 勲
天候 / 気温 / 湿度曇 / 25.7℃ / 63%第4の審判員中澤 涼
スターティングメンバー
セレッソ大阪C大阪
 
東京ヴェルディ東京V
 
  • 監督
  • 大熊 清
 
  • 監督
  • 冨樫 剛一
セレッソ大阪C大阪
東京V東京ヴェルディ
今回対戦今季平均
データ項目セレッソ大阪東京ヴェルディセレッソ大阪東京ヴェルディ
FK1571318
CK3455
PK0000
シュート1511138
警告/退場3/01/01/02/0

<監督・選手コメント>

セレッソ大阪 大熊清監督
東京ヴェルディ 冨樫剛一監督

セレッソ大阪 リカルド・サントス選手、ソウザ選手、松田選手、丸橋選手、山下選手
東京ヴェルディ 中後選手
東京ヴェルディ 田村選手、中後選手

明治安田生命J2リーグ第20節、セレッソはキンチョウスタジアムで東京ヴェルディと対戦し、リカルド・サントスのゴールを守りきり勝利。連勝を4に延ばした。

■メンバー

セレッソのメンバーですが、この試合ではブルーノ・メネゲウが出場停止となっている為トップ下に入るのは今シーズン初先発となる玉田。その他のメンバーは前節までと同じですが、ベンチメンバーにも変更。木本が前日のU-23に先発出場した為メンバーから外れ怪我で離脱していた田代と今シーズン初のトップチームでのベンチ入りとなる丸岡が入っている。
今週の練習では丸岡と米澤の2人がトップチームに合流しトレーニングを行ってきたがベンチメンバーに選ばれたのは丸岡となりました。

一方の東京ヴェルディのメンバーは、前節出場停止だった平本が出場停止から開けていますがベンチ入りはなし。また澤井が出場停止となるため、前線はドウグラス・ヴィエイラと中野という前節京都戦と同じコンビで、2列目には右に安西、左に杉本竜士という組み合わせ。高木善朗はベンチからのスタートとなっています。

■立ち上がり東京Vのプレス

東京Vの試合を見た事がある人ならご存知かと思いますが、プレビューでキルシュさんの分析にあったように東京Vは立ち上がりにハイプレス気味にボールにアプローチを仕掛けてくる事が良くあります。コンパクトな陣形を敷きボールにアプローチ。FWやSHのプレスバックの意識も高いのでそこで奪ったボールを縦に出してという形が東京Vの立ち上がりに多い形です。
そしてこの試合ではそれにまんまとハマります。
東京Vの陣形は非常にコンパクトです。という事はボールホルダーにプレッシャーをかけられた時、2人目の選手が来るスピードがとても速いという事です。
コンパクトになっているという事はこれもキルシュさんのプレビューにあったように他の場所には大きなスペースが空くことになっているのですが、この東京Vの守備に対してセレッソは全く初めて知ったかの様な対応。ボールの動かし方やプレスの対応が全く準備されていないので東京Vの積極的にボールにアプローチしてくる守備を受ける展開に。
3分には井上潮音のCKからドウグラス・ヴィエイラのヘディングシュート、そしてそのこぼれ球を中後とあわやの場面を作られてしまいますがキム・ジンヒョンが連続でセーブ。8分の安西のシュートもキム・ジンヒョンがセーブし事なきを得ますが、相変わらずゲームプランの全く見えない立ち上がりを過ごします。

■玉田の清原のアイデアとリカルド・サントス

徐々にセレッソに落ち着きが見られるようになったのは15分頃から。
東京Vの守備は無理をしてCBにまで追いかけるという形ではありませんのでCBのところではボールを持つ事が出来ます。
ここから、東京Vの速いテンポに乗ってしまうのではなく、玉田や清原が降りてきてボールを落ち着かせ、また単純にサイドに出してプレッシャーを受ける事を避けながら、コンパクトな布陣になっている分空いている逆サイドにボールを展開する事でセレッソがボールを運ぶ様になっていきます。すると東京Vはそのスペースのカバーに必死になりバイタルエリアも空いてくるのでそこを使ってボールを運ぶようになります。
この形からセレッソはFKの場面は作ったもののシュートまで持ち込む場面、決定機はいつものようになかなか作ることはできていませんでしたがこの攻撃の形を東京Vはかなり嫌がっている様でした。
また、最前線を1人で張るリカルド・サントスも、いつもの様にDFのプレッシャーを100%近く受けてしまう事になる背負うだけの形だけでなく、周りにスペースがある事で入れ替わる形も使う事ができ、フィジカルの強さを発揮しやすい環境にはなっていました。

■東京Vのシステム変更とセレッソの狙い

20分〜
東京Vは20分頃に杉本竜士と中野のポジションを入れ替えてきます。
おそらくこれはセレッソがサイドの空いたスペースを使ってくるから。中野はFW登録になっていましたが元々はMF登録の選手。また左利きで左SBを務める事もある選手なのでサイドの守備をという事なのでしょう。
また守備の時には1列目の守備を突破されると杉本竜士は中盤の守備にも参加する姿も見られます。
ただ玉田と清原がボランチの前後で引いたり出たりするプレーは誰がドウ捕まえるのかがハッキリしておらず状況が変わりません。

そして前半28分にソウザのFKがドウグラス・ヴィエイラの顔面に直撃し試合が中断。このタイミングでセレッソは玉田に動きの指示を出しています。
SBの裏へ
何度も書いていますが東京Vの守備はボールへのアプローチとコンパクトな布陣が徹底されています。
しかしこれは反面スペースを産んでしまうことになります。
それがプレビューでもキルシュさんが指摘していたCB-SB間、そしてSBがSHに喰い付いた後のSBの裏。ここが最も空きやすい場所です。
セレッソはこの予想された狙い所を30分近く放置し続けていましたが、30分過ぎから玉田やリカルド・サントスがSBの裏に流れることで、またサイドチェンジから一旦中でボールを受けてSBを引っ張りだしたSHがこのスペースに入る形を見せ始めます。
33分の清原のシュートはまさにその後者の形。
サイドチェンジから杉本健勇がSBの裏に入ってクロスを上げました。
34分〜
このシーンを受けて東京Vはシステム変更。杉本竜士を右SHに回し安西は右SBに。右SBだった田村がアンカーの位置に入る4-1-4-1の様な形をしてきます。
富樫監督はボランチとCBの間を使われているのはボランチが同じ高さのポジションをとっているからだと判断してボランチの後ろにカバーする役目で田村をおいてきます。
ハマらない守備
しかしこの変更もあまりうまく行っているとはいえませんでした。
というのもセレッソのボランチにアプローチをかけにいく選手が井上と中後になったからで、彼らは出て行ってしまうと田村の周りにはスペースが出来てしまいます。ここに清原や杉本、また玉田が一旦下がってから出て行く形でボールを受ける場面が多くなる。
35分のソウザのキックがおそらく安西の足にあたってゴール方向にボールが飛んだシーンでは、中後と井上が前にでた後田村の脇で杉本健勇がボールを受ける事ができています。
また38分のリカルド・サントスの折り返しを丸橋が頭で合わせたシーン。
こちらもインターセプトした丸橋が中後と入れ替わる形で田村の脇のスペースへ侵入することができていました。
あと、ちょっと話しがそれますがこの38分のシーンでリカルド・サントスに対してファーストタッチをミスしてシュートを打てなかったという風に見えていたかもしれませんが、リカルド・サントスが右にボールを出したのは2タッチ目です。1タッチ目は一旦はゴール方向にボールを止めていますが山村からのパスがちょっとゆるかったので安在に前に入られシュートを打ってもブロックされる状態だったので外に持ちだしていますね。なのでシュートを打てなかった訳でもありません。
40分〜
そしてこのシーンの後、40分頃に東京Vは再びダブルボランチに変えます。
今度はトップ下に上がったのは井上、ダブルボランチは中後と田村です。
なのでこの辺りの時間帯から井上が高い位置でボールに絡む場面が増えていきました。

そして前半はこのまま0-0で終了となります。
セレッソは前半の途中から攻撃でいい形になりそうな場面はいくつもありましたが、決定的な形を作れたのは実は丸橋のヘディングシュートぐらい。次いで清原のヘディングシュートという感じでしょうか。
他はリカルド・サントスのシュートは彼の個人技、ソウザのクロスがゴールに向かっていったボールは相手にあたってのものだったのでちょっとラッキーな形でした。
という事で何がいいたいかというと、結局ボールを運べて良い形で相手ゴール近くに侵入できてもそんなにチャンスを作れているわけでもなかったという事です。
その理由は明確で、結局攻撃が場当たり的だから。なのでアタッキングサードで全てが遅い。アイデアという名前で放置してるから当然なんですけど。

■後半

後半の立ち上がりも同じ形でスタート。東京Vも後半の最後に井上を前に出してからはそれまでの4-4-2だった時や杉本竜士が前だった時と比べてボールを動かせるようになっていたのでそのままの形です。
攻撃が場当たり的だとボールを失う時の状況も安定しないのでどうしてもカウンターにもろさを見せてしまうのですが、まず後半立ち上がりにドウグラス・ヴィエイラを引っ張ったとして田中がイエローカードを受けたシーンはGKがクリア気味に蹴ったボールからでした。田中裕介とすると最初にドウグラス・ヴィエイラと身体をぶつけたタイミングで引っ張られているので向こうのファールだろうという思いがあるのかもしれませんが、主審からは見えていませんでした。

しかしこのFKを防ぐとセレッソにゴールが生まれます。
丸橋のロングスローに対する東京Vの対応がマズかった事から逆サイドにボールが流れて清原がボールを拾うとソウザへパス。ソウザにボールが入ったところで場当たり的な攻撃しかないセレッソは手詰まりの状況でしたがアバウトにだしたボールをリカルド・サントスが頭で押し込みゴール。53分にセレッソが外国人選手の質で先制します。

この失点をきかっけに東京Vは前がかりに。その分スペースもできるので55分には玉田、58分にはリカルド・サントスとカウンターでシュートまで持っていく場面を作ります。
しかし守備が頑張ってもどれと個人で奪えしかないセレッソも相手の攻撃を受ける事に。56分にCKから井林に合わせられたシーンは少し危ない場面でした。
62分〜
61分東京Vは安西に代えて高木善朗を投入。田村が右SBに回って井上はボランチに。高木善朗は前線に入ります。
続く62分にセレッソは玉田に代えて藤本を投入。ソウザがトップ下に移動し藤本はボランチです。

東京Vは前の人数を増やした形。セレッソはソウザに前で守備をさせたかったのかもしれません。
しかしセレッソはトップ下が誰であろうと守備の形が無いので東京Vに攻め込まれるようになっていきます。ソウザは動画でもインサイドハーフをやってたりするのでボールを奪えるソウザに前で守備してもらおうということなんでしょうけど、それぞれがバラバラに動くだけなのでせっかく前にだしたソウザの守備は当然ながらハマりません。
毎試合同じことを繰り返していますけど、人の問題ではないという事に気がつかないのが不思議でしょうがありません。
という事でセレッソの守備陣形は徐々に下がっていくこととなります。
73分〜
72分セレッソは山村に代えて澤上を投入。ソウザをボランチに戻して2トップ気味の布陣に。
一方の東京Vも73分に中野に代えて高木純平を投入。高木純平は右SHに入り杉本竜士が左SHに回ります。

しかし守備を安定させるためにはリトリートしか手が無いセレッソはやっぱり東京Vの攻撃を受ける場面が増えてくる。
86分〜
東京Vは81分杉本竜士に代えて、昨シーズン鈴鹿で温井とチームメイトだった北脇をそのまま左サイドに投入。
一方のセレッソも86分にリカルド・サントスに代えて田代をそのままのポジションで投入。

88分にはソウザのスルーパスに澤上が抜け出しかける場面がありましたが、ちょっとスルーパスのタイミングが合わず届かない。勢いがつきすぎた澤上は鈴木と当ってしまいイエローカードを受けます。
この場面は澤上は足を引っ込めていますが衝突しているので当然イエローカードです。まあしょうがないプレーですね。

終盤に東京Vはウェズレイを前線に出してパワープレーを狙いますがそのまま試合終了。
セレッソが1-0で勝利しました。

■その他

セレッソが勝利し4連勝となりました。
ただ内容は相変わらず。プレーモデルの無いまま時間だけが過ぎていくというもの。
どういうつもりなのかは僕にはわからないですけど、只々前半最初の20分間で失点しなかったのでよかったです。
勝てたのは、結果的にその時間に失点しなかった事と選手個々のスキルというところでしょうか。
選手個々は失点しないよう、得点でも相手を崩そうと精一杯努力してやっているのは伝わってきます。

あと東京Vの井上潮音はスゴいです。


2 件のコメント :

  1. またもや判で押したように面白くないフィジカルサッカーを見せてもらいました。
    次節で前半戦が終わります。
    後半戦はガラッと変わって知的でスペクタルなサッカーが、、、
    見れるわけないですね。

    返信削除
    返信
    1. コメントありがとうございます。
      スペクタクルまで行かなくても、守備的でもなんでもいいのでもっとまともなサッカーを・・・(苦笑)

      削除

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