2016年10月31日月曜日

10/30 明治安田生命J2リーグ第38節 VS 水戸ホーリーホック @ キンチョウスタジアム

第38節
2016年10月30日(日)14:00KO 金鳥スタ

スタジアムキンチョウスタジアム主審山本 雄大
入場者数9,445人副審八木 あかね、熊谷 幸剛
天候 / 気温 / 湿度晴 / 27.5℃ / 20%第4の審判員柳田 翔
スターティングメンバー
セレッソ大阪C大阪
 
水戸ホーリーホック水戸
 
  • 監督
  • 大熊 清
 
  • 監督
  • 西ヶ谷 隆之
セレッソ大阪C大阪
水戸水戸ホーリーホック
今回対戦今季平均
データ項目セレッソ大阪水戸ホーリーホックセレッソ大阪水戸ホーリーホック
FK1661412
CK9665
PK0000
シュート197139
警告/退場1/04/01/01/0

<監督・選手コメント>

セレッソ大阪 大熊清監督
水戸ホーリーホック 西ヶ谷隆之監督

セレッソ大阪 松田選手、澤上選手、丸橋選手、山下選手、澤上選手
水戸ホーリーホック 佐藤和弘選手
水戸ホーリーホック 内田選手

今節を含めて残り5試合となった明治安田生命J2リーグ第38節、セレッソ大阪は本拠地キンチョウスタジアムで水戸ホーリーホックと対戦。一旦は松田のゴールで逆転に成功するも直後に佐藤和弘にこの試合2点目となるゴールを奪われ2-2の引き分けで終了。
この結果で3試合連続引き分けとなりついに自動昇格圏内2位との勝ち点差が残り試合数を上回る厳しい状況に追い込まる事となりました。

■メンバー

セレッソのメンバーは前節から1トップを玉田に代えて澤上を選択。これまでも何度か1トップ起用の可能性が報道され、実際に紅白戦でも何度か試されてきましたが、これまでは新人という事もあって監督の求める自主性を表現しきれずどうしても迷子になってしまっていました。
しかし先週の練習辺りから具体的な指示が無くてもチームメイトときっちりコミュニケーションをとりながら自身のプレーを表現できる時間も増えてきており、さらに前節の途中出場でその役割をこなせるようになった事もあって、今週の練習では主力組のワントップとして起用されており、試合でもスターティングメンバーの座を掴んだという流れです。

一方の水戸は前節と全く同じメンバー。前々節までポジションを掴んでいた福井が練習に復帰した事もあってスターティングメンバーにも復帰するかと思われましたが、先発は前節同様伊藤槙人。福井はベンチスタートにとどまっています。

■立ち上がりの失点

4-4-2のコンパクトな布陣を高い位置に置くという特徴を持っている水戸。
水戸のキックオフで試合が始まりますが、キックオフから前線に蹴り込もうとするロングボールをCBの細川がミスキックをした事でいきなり1トップに入る澤上に浅いラインの背後を取られ、さらにそれで得たCKから清原のヘディングシュートはクロスバーを叩き、こぼれ球を山口がダイレクトで狙ったボールは枠に飛びながらもディフェンスに当たってCKに。そのCKも2回続いて2回目には再びソウザに合わされるといきなりセレッソが水戸ゴール前でのプレーを続ける事になります。
ビルドアップやボール循環をその場その場の選手個々の判断で行っているセレッソとしてはこの展開で水戸が恐れてくれてブロックを下げるような流れになればありがたかったのですがそうはいきませんでした。
一旦下げたボールを藤本が1列目の守備の役割がチームとして定められている水戸のFW平松に引っ掛けられてしまうと、そこから佐藤和弘に飛び出されゴール。水戸の初めて繋がったパスがアシストとなり開始4分に先制されてしまいます。
要因としては藤本個人のシンプルなミスですが、水戸も最初のミスで押し込まれる事になりながらもチームとして立ち上がりは高い位置からハッキリとCBに対してプレッシャーをかけていこうという狙いが徹底された結果でもありました。

■水戸の守備

水戸の守備
水戸の守備は4-4-2のコンパクトなブロック。ディフェンスのスタート位置は高くセンターサークルの敵陣側よりもまだ少し前ぐらい。
ここに守備の1列目をおいて4-4-2の形にセットするのが基本形で、セレッソの3バックがボールを動かすと1列目の2トップはスライドして必ず前に立ちます。そしてこの1列目のところに入ってくるとアプローチをかけ、3バックのサイドにボールが出てスライドが間に合わないとSHが前に出て2トップの脇を使わせない様に徹底する。また2トップ脇のエリアにボランチが落ちてボールを受けようとした場合でも2列目のセンターに入るボランチがアプローチをかけ、やはりここでフリーで前を向かせない。
そのために2列目が前に出た時は必ず最終ラインも上げて全体の距離はキープ。この作業をサボってしまうと2列目と3列目の間が空いてしまう事になるのでこれは徹底されている。
さらに1列目2トップの脇を埋めにかかるのはここでフリーで前を向かれると浅いラインの裏を突かれるからです。
また敵陣深くにまでボールを運んだ後にボールを奪われた場合高い位置からアプローチをかける。これをするのはここでボールを奪う事ができれば最高ですが、もしダメでもここでアプローチをかける事でカウンターを封じる事ができ、4-4-2のブロックを作り直せるから。なのでバックパスやセレッソが一旦ボールを落ち着かせるパスを入れ4-4-2のブロックを作れる時間ができたらそこでアプローチは終了します。
サイドではめ込む
ボールの取りどころとして設定されているのはサイド。
1列目の守備がボールホルダーの前に立ってスライドすると書きましたが、それは簡単に縦パスを入れさせない為。別の言い方をするとサイドにボールを誘導する為。
サイドにボールが入ると全体を一気にボールサイドにスライドして1列目のプレスバックと合わせて数的有利を作ってボールを奪いに行く。
特に3-4-2-1が相手の場合、3-4-2-1が4-4-2に対してマッチアップで噛み合わないために攻撃余る人を作りやすいミスマッチを作りやすいという事を良く言いますが、同じ11人でやっているので裏を返せば4-4-2もどこかで数的有利を作る事ができやすいという事。両サイドを大きく使われるとどうしてもズレができやすいのですが、片方に押し込める事ができればそこでは逆に4-4-2の守備ブロックの方が数的有利を作りやすい状態になっているのでサイドに追い込んでボールを奪ってしまおう。そのために1列目からアプローチをかけてボールの方向を誘導してサイドにもっていきハマった所を奪いきろうというのが狙いです。

■水戸の誤算

ただこの方法で上手くいかない場合があります。その1つがサイドで数的有利を作る前にサイドに展開されてしまう事。それが表れたのが15分の澤上がボレーシュートにまで持っていったシーンで、水戸は右サイドに局面を限定しようとしている中で、奪われたボールをソウザに一気に逆サイドにまで展開された事で全体が下がらざるを得なくなり、また丸橋が運んだボールを杉本に戻したタイミングでブロックが間に合ったかと思った瞬間にさらに逆サイドに展開。清原がスルーした事で逆サイドにでてきた松田には完全に間に合わずボックス内で前向きでボールを持たれてしまいます。そしてこの杉本のサイドチェンジで全体のスライドが間に合っていないのでCBの細川はゴールカバーに入った為澤上はフリー。松田からの折り返しをフリーでボレーで合わせることができました。
そして続いて17分の清原がクロスを上げた場面も同様。最初のプレーで丸橋に競り負け、ロメロ・フランクが急いでアプローチに行きますがスピードを落とされる前に逆サイドに走る清原へサイドチェンジのパスを通されてしまいます。
また、サイドにボールを出させてもアプローチをかけようとした所でボールを動かされたり、ボールを奪いきれない場面が続き、さらに水戸がおそらくあえて高めに設定してきた守備のスタート位置のさらに深くからもセレッソは裏を狙うボールを蹴ることができる。
これで徐々に水戸の守備ブロックが下がらざるを得ない場面が出てくるようになっていきました。
その結果生まれたのが23分のソウザの同点ゴール。最後は水戸のGK笠原のトンネルでハッキリ言えばGKのミスですがブロックを下げられ、サイドで奪いきれなかった所で斜めにパスを入れられ4-4-2の守備の3列目と2列目の間で杉本に基点を作られた事からソウザが抜け出す事ができた形です。

よく個の力という事が言われますが個の力の正体はこういう事。どうしてもドリブルで全員抜いていくとかって事をイメージし、またそういうのもホントにスペシャルな個の力ではありますが、実態はこうやって狙った所で狙った形を作れているのに狙った結果を得られない。想定していた状態を上回られる。奪える状況を作ったはずのボールが奪えない。ここは出せないタイミングや場所にも出してくる。そういう事です。この試合で縦横無尽の活躍を見せていたソウザもまさにそんな感じで、おそらく水戸としては奪えたはずのボールが奪えないとか、奪えないにしても制限したはずの状況がソウザにとっては制限されていなかったりとか、逆に組織的に制限されていないのにボールを奪われてしまうとかですね。
またさっきの「守備のスタート位置のさらに深くからも裏を狙うボールを蹴ることができる。」というのは、名古屋に移籍してしまった扇原の最大の武器でしたね。これは単にキック力の話しではなく、正確に必要とするタイミングで出せるというのは「蹴る事ができる」という事です。

そしてここから水戸も何とか最初の状態をキープ使用としていましたが、徐々に守備のスタート位置が下がり全体のブロックが下がっていく事になります。もちろん西ケ谷監督も監督としてこうなることを想定していた部分もあるとは思いますが

■松田と湯澤のアクシデント

ソウザの同点ゴール直後に、松田と湯澤が交錯する場面があります。
ソウザがボールを奪われて水戸がカウンターをしようかという場面で、マッチアップしている2人がポジションを争いながら同じ方向に走る中でお互い手を出し合ってファールを取られました。
この場面は最終的に両者イエローが出されましたが、実はもつれた後に最後湯澤は左足で松田を蹴りに行っています。競り合いの中での手の出し合いは故意なのかそれとも争いの中なのかは実際わからないのでよほど悪質でない限りイエローカードで終わるでしょうが、蹴りに行くのはあきらかに故意でないと出来ない行為。また相手選手を蹴るもしくは蹴ろうとする行為は乱暴な行為として退場の対象となる反則と競技規則に明記されているものの1つですから湯澤にはレッドカードを出して良かったでしょう。
この場面は両者に反スポーツ的行為としてイエローカードが出されているのでおそらく主審の山本さんを含め副審もボールとは関係ない場所でしたから、湯澤が蹴ったか蹴ろうとした行為を確認出来ていなかったのだと思います。
そしてこの湯澤は前半終了時点で交代となりますが、これは西ケ谷監督の素晴らしい判断だったと思います。本人もかなり興奮状態でしたでしょうし、この後はボールを持つ度にブーイングを受ける状態になっていたので2枚目をもらってしまう可能性が高かったでしょう。

■カオスなセレッソ

水戸は何とか元の状態を確保しようという姿勢は感じられましたが、守備ブロックも下がらざるを得なくなり、また2トップの脇のスペースに関しても特に湯澤サイドは松田との一件からかほとんどでられなくなり、30分頃からはセレッソがそこを使って攻撃を組み立てる場面が増えてきます。
そして同点に追い付いたからか、またはスタジアムの雰囲気もヒートアップしていたからか、そして水戸の守備を外せばチャンスになる、逆にいえば外さないと次の展開を作りづらいからか、いつも以上にセレッソは積極的でした。
積極的というか前掛かりだったのかもしれません。実際にそれで例えば34分にソウザの折り返しに丸橋が何とか足を出してゴールを狙う場面や、その直後のソウザのミドルシュート、さらに山口のミドルシュートとフリーダムに動き回るソウザを中心にチャンスを作っていましたが、チームとして決してコントロール出来たものではなく、まるでオールスターの様なオープンな両チームが攻めあう展開となっていました。
とはいえ、このソウザのフリーダムな動きが無ければきっとチャンスもあまり作れ無さそうだったのですが…

■水戸のシステム変更

後半開始〜
後半開始から水戸は湯澤と白井の両SHを下げFWの久保とCBの福井を投入。
4-4-2のキープレーヤーとなっていた両SHを下げて3バックにし、前線は平松と久保の2トップに佐藤のトップ下となる3-4-1-2に変更します。
マッチアップ
この狙いはまず3バックにする事でサイドに振られた場合のミスマッチを解消する事。
2トップを確保したのは1列目の守備で守備のスタート地点をきっちり作りたかった事、
そして攻守にソウザがフリーダムに動き回るので、後ろの枚数をソウザが出てきた場合でも数的不利に陥らない事。
さらにソウザが出た後で3バックの前で山口と1対1になれる状況で、間で受けれる佐藤和弘を中途半端な位置で基点になってほしかった事。
などの狙いがあったのでしょう。
このシステム変更によって、ボールサイドで人数をかけて奪いきろうという様な守備はなくなりましたが、最悪でもそのまま下がれば何とか対応できる状態は作れるし、そこにプレスバックすれば対応できるという計算だったのでしょう。

■ゴールを奪い合う事に

しかしこの交代セレッソの攻撃に対応できるものであって、セレッソの攻撃を消すものではありません。なので前半同様セレッソはソウザなり誰かが無理すれば相手ゴール前までボールを運べる状況は変わらず。
そして51分に高い位置で清原とソウザの2人でボールを奪い返すと右サイドの松田に展開。
そして松田はクロスの対応で前にでていたGK笠原の裏を取るような形でクロスが直接入るようにニアを抜きゴール。2-1と逆転に成功します。
このシュートはスタジアムではミスキックかなと思っていましたが、松田のフォームや姿勢を見ると狙ったのかもしれませんね。

その後もセレッソがボールを運ぶ場面を作りますが、前半同様に一方で水戸がボールを運ぶ場面もありました。
そして58分、左サイドで内田が受けたボールに対して松田が対応しているところに田中とソウザが同時にヘルプに行ってしまったタイミングでロメロ・フランクに戻したパス。1人に対して3人で行ってしまったのでその間がぽっかり空いており、山口がなんとか急いでロメロ・フランクに対応しにいきますが、山口がクリアしようとしたボールがロメロ・フランクの足にあたり前方に転がるとそこにはフリーの佐藤和弘が待っており豪快にダイレクトでシュート。それがゴールに吸い込まれ2-2と水戸が同点に追いつきます。
その前から何度か水戸はこのセレッソの右サイドから攻撃を仕掛けており、それまでは田中や山口がそこを何とかカバーしていましたが、3人同時に出てしまった事と、ロメロ・フランクの足に当たったボールがちょうど佐藤和弘の目の前にこぼれたこともあって対応しきれませんでした。

セレッソの逆転ゴールからわずか6分後なので、時間的には逆転した直後という見方もありますが、セレッソのゴールの後お互い攻めあう時間があったのでそこに因果関係はあまりありません。どちらかといえば、3人出てしまったタイミングがたまたま逆転ゴールの6分後だったという感じでしょう。
そしてこの場面でもセレッソの守備は下がりすぎていますが、それも今に始まった話ではなく前半から続いていた状況。これまでも何度も書いていますが、守備陣は守備の組織、水戸と違ってファーストディフェンダーの役割がハッキリしていない中でも何とかリスクを消そうとした結果、ほとんどの場合はリトリートを選択するようになっているので、相手に攻撃された時はほとんどがこの状況です。
そしてソウザと田中が同時に出てしまったのも、暴走といえば暴走ですが、そもそもこういう時にどうするのかという判断が個人に任されていますので、こういう事も起こりえます。
これで佐藤和弘はこの日2ゴール。ツエーゲン金沢に在籍していた昨シーズンも2015年のJ2ベストゴール賞を獲得したゴールをここキンチョウスタジアムで決めているので、2試合で3ゴール。昨シーズンが4得点、今シーズンがこの試合を含めて6得点なので、ここ2年弱で奪った10得点の内30%をキンチョウスタジアムで決めた事になります。

■交代カードを切る毎に停滞していくセレッソ

失点後もセレッソの状態は基本的に変わらないので同じ展開が続きます。
なので、追いつかれたとはいえまだ60分。残り30分あるのでまだ十分時間はあります。
ただ選手も、そしてベンチも意図した形を再現性を持って作る事ができないので時間の経過と共に自然と焦りが芽生えてくるんでしょう。
67分〜
カウンターから杉本が、カットインから清原がシュートを打つ場面が続きますが、その直後の67分にセレッソは清原に代えて酒本を投入。特に変化は無いので未だにこの交代は何を求めて代えているのかがよくわかりませんが、いつもの交代策を見せます。
この交代は酒本はやっぱり右サイドでプレーしたがるので田中が上がるスペースが見つけにくくなるだけなんですよね。もしかしたら田中の上がる回数が減る、もしくは田中が上がっても松田が後ろにとどまる事になっているので、守備を重視した交代なのでしょうか。
そして、70分に間に入り込んだ酒本の折り返しをソウザがシュートを打ちますが相手DFにブロックされ、73分のソウザからのクロスを杉本が胸トラップしてシュートしますが枠を外れてしまいました。
79分〜
そして79分、セレッソは田中に代えて山村を投入。4バックにします。前節は山村をアンカーに置いたより意味がよくわからない形でしたが、この日はソウザがトップ下でボランチに山口と山村が並ぶ4-2-3-1でした。
攻撃的な感じでやっているこの交代ですが、やっぱりこの形は意味がわかりません。まず丸橋と松田、そして杉本のポジションを下げるメリットはどこにあるのでしょう。そして相手がマッチアップをあわせてまで嫌がったミスマッチを相手に作らせるメリットはどこにあるのでしょう。
清原がいた時の田中がオーバーラップしていたときが攻撃にかかる人数は最も多かったのですが…
ソウザのフリーダム感を前面に出してソウザの個人能力の高さを活かした形にしたいなら2トップにしてソウザをトップ下にした方がまだ良かった気がします。
83分〜
さらにセレッソはその前のプレーでちょっと足をつっていたかのような仕草を見せていたプロ入り初先発の澤上に代えリカルド・サントスを投入。
83分に水戸は兵働に代えて佐藤祥を投入。
85分に酒本の折り返しからソウザがスルーしてリカルド・サントスがシュートを放つ場面を作りますが、股の下を抜けそうになったボールを今度は笠原がはじき出しセーブ。すると徐々に水戸も引き分け狙いの形を取るようになり、そしてセレッソも水戸ゴールに迫る場面をつくれなくなりそのまま試合終了2-2の引き分けに終わりました。

■その他

チームの完成度の差を何とか個人の能力でカバーできるかと思いましたが、終盤に来て各チームが積み上げてきた事もあってなかなか厳しかったですね。
ソウザなんてその象徴だと思いますが、個人能力の高さは図抜けていました。
しかし彼に明確な役割を与える事ができていないので暴走にもつながってしまう。選手間でなんとか調整していますが、外国人選手で言葉が通じないのでそれも難しく、また彼もチームのために何とかしようと奮闘する分逆にそうなってしまう場面もでてくるのでしょう。
おそらく明確な役割を与えてそれを実践することができればかなりの活躍をするポテンシャルを持っていると思います。
今更ですが、ホントに監督って大切です。

そしてこの引き分けで残り4試合にして2位との勝ち点差が6となりました。
よほどチーム力に差があったり、チーム状況に差があったりしない限りは一般的に残り試合数と勝ち点差が逆転の目安と呼ばれているので、可能性を残しているとはいえそれを下回るかなり厳しい状態になりました。勝ち点差だけでなく得失点差でも9下回っているので普通の2勝では追いつけない状態ですからね…

あとちなみに最後に「倒れろ!」って大声で叫んでいたのは水戸の西ケ谷監督です(笑)。
GKに対してキャッチして倒れろ、そして時間を使えという意味で言ってたんだと思います。





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下記からオンライン署名ができますのでよろしければお願いします。
鹿児島に新スタジアムを

署名ページ:https://kufcsupporterscommunity.blogspot.jp/p/blog-page_93.html

鹿児島ユナイテッド公式 サポーターによる署名活動ご協力のお願い http://www.kufc.co.jp/information/11845/



4 件のコメント :

  1. 分析ありがとうございます!
    2失点ともスッコトドッコイな感じでした...。
    得点が取れないのは、約束事がないので崩せないということは理解できるのですがイヤですけど)、
    サイドからクロスが入るタイミングで、ゴール前の選手が動かないことが問題のように感じます。
    みんなで中央付近で待ってても、マークは外せないし、1人はニア、もう1人はファーというウォーミングアップでやってることを試合でやればいいのに、と思います。
    それをしたら、必ずや決まるわけではないですが、相手最終ラインの中でウロウロしてても、よほどのいいボールがきて、よほど高さで勝らないと苦しいな、と。
    清原はその動きをしてるように思うのですが、後半途中から、代えられちゃうので、結局、中央大渋滞で、合わせてもコースがなくなる、こぼれても誰かに当たるってのをよく見ます。枠に行かないケースも多いですけどね...。
    愚痴っぽくなってすみません。

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    1. コメントありがとうございます。
      おっしゃられているクロスの入り方、ニアとファーってのも多分選手もわかってるとは思うんですけど、相手もいて、やらせまいとしている中で、さらにクロスのタイミングも狙うポイントも出してのひらめきにかかっている中ではなかなか難しいんでしょうね・・・
      でも基本的なことですけどホントにおっしゃる通りだと僕も思います。

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  2. お疲れ様です。
    思えば去年のプレーオフ決勝からですかね。リードしてもきちんと締められないで引き分けや逆転負け。
    サッカーは先制したチームが圧倒的に有利なのはデータにもあらわれているのに。
    開幕の連勝、悪いなりにも相手も悪い分1-0で粘り切れていた当初と違いさすがにどのチームも積み重ねてきて、セレッソが積み重が小さい分追いつかれますよね。
    いくらネームバリューがあるとは言え現在の代表は蛍だけですし。
    来年は元代表!とかどこどこでは主力だった!とかいう実績だけでなくチームとしての役割や機能するかどうかまで考えてチームづくりしてほしいです。
    大熊さん続投じゃダメだろうし、来季も見据えた上で早めの監督交代してほしいけど無いでしょうしもうさっさとシーズン終わってとしか言えません。

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  3. 1失点目が悔やまれます。
    藤本のミスですが、山下がえらい前にポジションを取ってましたので、ポジショニングがもう少し後ろだったら、追いついて防げていたかもしれません。
    そのあたりは、監督云々と言うより個人で解決できる範囲だったはず。

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