2017年6月3日土曜日

明治安田生命J1リーグ 第14節 vs アルビレックス新潟 プレビュー

2017年6月4日 15時00分:キンチョウスタジアム

予想スタメン

リーグ戦では3試合ぶりのホームでのゲームとなる明治安田生命J1リーグ 第14節、セレッソ大阪はキンチョウスタジアムでアルビレックス新潟との対戦となる。


■アルビレックス新潟

現在、2勝2分9敗の勝点8で17位と苦しんでいるアルビレックス新潟。
ここまでの流れを簡単に振り返ると、開幕戦の広島戦で引き分けた後に2連敗、また4節のマリノス戦で引き分けた後2連敗、と開幕から6試合を2分4敗とスタートダッシュに失敗。7節で甲府に対してようやく初勝利を迎えたものの、そこから3連敗を喫した事で今季から指揮をとっていた三浦文丈監督が退任し片渕氏が代行という形で指揮を取ることになる。ルヴァンカップでセレッソと対戦したのはちょうどこのタイミングだった。そしてその片淵氏が指揮をとった2試合目のリーグ戦では浦和に1-6で大敗を喫している。
新監督として呂比須ワグナーが指揮をとってのは5/20の第12節から。するとその試合で札幌に1-0でいきなり勝利し、前節13節の仙台戦では後半に先制し、今季初の連勝かと期待が集まったが、終盤に2点を奪われ逆転負けを喫している。

呂比須監督になって変わったのはまずフォーメーション。開幕からルヴァンカップで戦った片渕氏が指揮していた時は、4-4-2を基本の形としていたが、呂比須監督就任以降は4-2-3-1に変更。そしてそれによりメンバーも若干の変更が見られる。
呂比須監督になって起用されるようになったのは鈴木武蔵。シーズン序盤はスーパーサブ的な起用となっていたが、現在は1トップで起用され続けている。
そしてシーズン序盤はトップで起用されてきたホニが右SHのポジションに移動。その結果加藤大がベンチに回る事になっている。
フォーメーションの変更、人の入れ替えをするという事は、もちろん戦い方の変更があってのもの。呂比須監督が就任して以降は、ブロックを作って守り、縦に早いカウンターを狙うという形をよりはっきりとさせてきています。
三浦監督が率いていた10節まででも、ポゼッション率18位、パス本数18位、攻撃回数3位と明らかにカウンター型のスタッツを記録していたのだが、戦い方としてはできれば高い位置でボールを奪ってショートカウンターをしたい、ボールを持ってチャンスを作りたいというアンバランスな形になっており、無駄にボールを取りに行くから穴が空く、ボールを奪い返されてカウンターを逆に受けてしまうという場面が見られていた。
なので走行距離としてはむしろ殆どの試合で相手よりも上回る事になっていたのだが、それが効果的ではなく全く結果に活かされていなかった。
それを呂比須監督は、チームの現状に合わせた形に統一したということなのだろう。
前線の鈴木武蔵、ホニ、山崎の3人を使ったカウンターという形を徹底しており、驚異的なスピードを持つホニと鈴木武蔵をスペースに走らせるという形がかなり増えている。

ただここに来て、GK大谷とCB大野の負傷離脱が発表されている。
矢野貴章もようやくチームには合流したもののまだ部分合流という事で復帰にはもう少し時間がかかりそうだ。

■プレビュー

セレッソは3連勝中という事で、メンバーは全く同じ形になるかと思われたが、清武がモモ裏を痛めたとの事なので、右SHには前節神戸戦で決勝点を決めた水沼が先発となるか。
清武はシーズン中のヨーロッパから開幕前のJリーグへの移籍という形になるため、どうしても様々な面で難しい部分が出て来るようだ。

一方の新潟は、大谷が離脱という事でGKにはルヴァンカップで対戦した守田が入りそう。その他は札幌戦、仙台戦と同じメンバーがベースとなると思われるが、コンディション次第ながらもU-20ワールドカップから帰ってきた原がボランチで先発となりそう。もし原が難しいという事であれば、ロメロ・フランクが引き続き起用される事になりそうだ。

この試合でセレッソが特に注意しなければならないのは新潟の前線3人を使ったカウンター。
特にホニはかなり速いので、走らせないよう、カウンターケア、守備への切り替えの部分が特に重要となる。
また攻撃では、新潟は人数をかけて守るとはいえ、最終ラインと中盤の間がやけに開く場面や、CB同士の距離が開きすぎる場面も多く、守備がそれほど整備出来ているわけではない。また富澤とソン・ジュフンのCBに対しては杉本と山村で十分勝算がある。
速いタイミングで先制点を奪う事ができればかなり楽になるが、もし攻め込みながらもゴールが奪えないという展開になっても続ける事さえできれば時間の経過とともにチャンスは増えていくはずだ。

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