2017年7月27日木曜日

7/26 YBCルヴァンカップ プレーオフステージ第2戦 VS 北海道コンサドーレ札幌 @ キンチョウスタジアム

JリーグYBCルヴァンカップ プレーオフステージ 第2戦
2017年7月26日(水)19:03KO 金鳥スタ

スタジアムキンチョウスタジアム主審西村 雄一
入場者数5,300人副審西尾 英朗、堀越 雅弘
天候 / 気温 / 湿度晴 / 29.5℃ / 54%第4の審判員数原 武志
追加副審村上 伸次、福島 孝一郎

スターティングメンバー
セレッソ大阪C大阪
 
北海道コンサドーレ札幌札幌
 
  • 監督
  • 尹 晶煥
 
  • 監督
  • 四方田 修平
21歳以下の選手を1名以上先発に含める(決勝を除く)ことが大会方式として決められている。※1

※1 但し、以下の場合は出場義務を負わない。
・対象選手1名以上が日本代表試合または日本代表活動(A代表、U23、U20)に招集され、試合日に不在の場合。
・対象選手が試合エントリー後の怪我等のやむを得ない理由により出場ができない場合。
セレッソ大阪C大阪
札幌北海道コンサドーレ札幌
今回対戦今季平均
データ項目セレッソ大阪北海道コンサドーレ札幌セレッソ大阪北海道コンサドーレ札幌
FK16131312
CK3844
PK0000
シュート8787
警告/退場0/00/01/01/0

<監督・選手コメント>

セレッソ大阪 尹晶煥監督
北海道コンサドーレ札幌 四方田修平監督

セレッソ大阪 福満選手、秋山選手、丹野選手、西本選手
北海道コンサドーレ札幌 チャナティップ選手


敵地でのファーストレグをセレッソ大阪が2-0で勝利して迎えた、YBCルヴァンカップ プレーオフステージ第2戦。キンチョウスタジアムで行われた一戦は、若手を積極的に起用したセレッソ大阪が1-0で勝利し、ノックアウトステージ進出を決めた。

■YBCルヴァンカップ プレーオフステージ

今シーズンから始まったYBCルヴァンカップのプレーオフステージ。
グループリーグまでは1回戦総当り制だが、この試合からホーム・アンド・アウェーでの対戦となるので、ニュアンス的にはこのプレーオフステージが1回戦という印象が強い。

ファーストレグでは、北海道コンサドーレ札幌0-2セレッソ大阪、という結果だったので、札幌が逆転でノックアウトステージ進出をするために、は3点以上奪った2点差以上の勝利が必要というかなり厳しい条件、一方セレッソは勝利はもちろん1点差以下の敗戦でもノックアウトステージ進出となる。

■メンバー

セレッソのメンバーだが、大きなリードを持っている事、リーグ戦前節となる浦和戦から中3日、そして中2日あけた後にガンバ大阪との大阪ダービーが待っているということで、浦和戦から先発メンバー11人全員を入れ替え。
ファーストレグから考えると入れ替わったのは1名。この夏の移籍間で徳島への期限付き移籍が決まった清原にかわり、普段はU-23チームでプレーする、ルーキーの斧澤がトップチーム初出場、初先発。
21歳以下の選手は西本と斧澤が該当する。
またベンチには、温井、大山、岸本のこちらもU-23チームでのプレーが中心となるメンバーが入り、U-18所属で2種登録選手としてプレーしている瀬古くんもベンチ入りしている。

一方の札幌は、こちらはリーグ戦前節の大宮戦といっても7月8日だが、その大宮戦とメンバーは河合、荒野、早坂の3人。
ファーストレグから考えるとこちらは入れ替わったのは1名。石井に代わって荒野が中盤に入り、早坂が右WBになっている。
また札幌のこのメンバーは、中断期間中に行われていたタイ遠征のメンバーが中心となっており、先発では金山、キム・ミンテ、進藤、田中、上原、前、早坂、内村、金園が、ベンチでは杉山、濱、上原、チャナティップが7月23日にタイ遠征を終えて帰国したメンバー。
21歳以下の選手は進藤が該当する。
またチャナティップは3月に行われた日本代表対タイ代表の試合で18番をつけ先発フル出場を果たした選手である。

■札幌の3-4-1-2

札幌のメンバーはファーストレグと1人が代わっただけだったが、立ち位置が変わっていた。
前回は3-1-4-2、今回は3-4-1-2と小野がトップ下に1人で入るようになっていた。
札幌のビルドアップ
この札幌の布陣に対してセレッソは4-4-2のブロックをミドルゾーンで作る形。
どういうわけかスカパーの解説者は勘違いしていたが、これはいつものセレッソの守備の形である。
そしてこのセレッソのミドルゾーンのブロックに対して札幌は3バック+ダブルボランチなのだが、小野もトップ下から降りてきてボールを引き出そうとする。
小野が下がってくる事でセレッソのダブルボランチに対して札幌は、ダブルボランチ+小野の3人となり数的優位を作る事ができる。この状態の時、例えば札幌が左サイドでボールを持っていたとすると、ボールサイドとなるセレッソの右サイドではSHの関口が前にアプローチをかけないと行けなかったりと、少し面倒な状況になるのだが、札幌がそんなに可能性のある攻撃は出来ておらず、結局は金園へロングボールを入れるかサイドに出すかという形の攻撃が続いていた。
というのも、札幌はビルドアップに人数をかけすぎているからで、セレッソの守備は札幌の3バックに対して最初の立ち位置のままだとアプローチはかけに行かない。
なのでこの3人はノープレッシャーなのだが、この3人はセレッソの1列目の守備を外す様なプレーはしない。セレッソの1列目の後ろにボールを運ぶ為に動くのはダブルボランチ+小野という状態なので、結局セレッソの1列目の2人を外すのに6人も選手をかけってしまっているからだ。
ボランチがサイドに流れる
ただ少し興味深かったのはボランチがサイドに出ていく動きを見せる事があること。
小野が下がった時に前が左サイドに出て、左WBの田中をさらに前に出すという動きを見せることがあり、時折可能性を感じさせる事もあった。
ただ、繰り返しやるという訳でもないので、この形がサイドを崩すために使っている型という事でも無さそうだった。
という事で序盤は札幌の攻撃に対してセレッソはそれほど慌てさせられる様な場面は無かった。

■サイドに1人

その一方で、セレッソは数自体は少ないが序盤から決定的な場面を作っている。
6分、13分と作った形はいずれも左サイドの斧澤からの折り返しだったが、そこに至る形も同じ札幌の穴だった。
札幌の守備
札幌の布陣は3-4-1-2。という事で最終ラインは5人、そして前線の中央に2トップ+トップ下の3人。という事は、サイドにセレッソはSHとSBの2人いるのに札幌はWBが1人しかいないというのが前提としてある。
なので札幌にとってはセレッソのSBに対してどうやってアプローチをかけるのかというのが問題になってくる。
立ち上がりは2トップと小野の3人で横並びになって3人のスライドで対処しようというところが見られた。
しかしセレッソがSHを中に入れた4-2-2-2的なポジショニングを取りはじめると、札幌のボランチは入ってきたセレッソのSHが気になって、セレッソのボランチにはアプローチをかけられない。という事は小野も前に出たらセレッソのボランチが顔を出してくるので、前に出ていけない。なのでSBが簡単にフリーでボールを持ち、ドリブルで運ぶことができるようになる。
このセレッソのSBに対してこの立ち位置でアプローチをかけれる選手はWBのみ。なのでWBが慌てて前にでるが、それを待ってましたとばかりにセレッソのSHがWBの裏のスペースを突く事ができるのだ。
この6分。13分の田中から斧澤、そして斧澤折り返しというのは、同じ形で起こった事だった。


そして26分の得点シーン。このゴール動画の直前は西本から逆サイドの田中へボールがでると、田中がドリブルでボールを運ぶ。そしてその前のスペースに斧澤とポジションを入れ替えた福満が出て行く形から始まっている。
ここで田中は早坂が自分に来る前に前に出た福満をつかって、早坂が福満に行ったところで自分で裏を狙おうという選択だったかと思われるが、早坂が上手く福満を抑えたので、福満は自陣に向かってドリブルでボールを戻しやり直しを選択。この動画はそんな状況から始まっている。
なのでこの時は田中と福満のポジションが入れ替わっている状態。
そこで福満はノープレッシャーでボールを持てている。
ここから福満がドリブルでボールを運ぶと遅れて小野がアプローチ。4人を引きつけてリカルド・サントスへクサビのパスを出している。
リカルド・サントスの落としを受けた斧澤は右サイドの酒本に展開。ここにアプローチをかけることができるのはWBの田中だけなので田中が寄せるが、ボランチとCBは置いて行かれている。なのでその内側のレーンでは秋山は完全にフリーになっていた。
この秋山のクロスをファーでヘディングで合わせた福満がゴール。札幌にとってはサイドを振られているのでもちろん難しい局面ではあるが、最終ラインのスライドが間に合っていない。

失点以降の札幌は、3バックの左に入る進藤が少しサイドに開き気味のポジションをとることで、ビルドアップの時後ろに人数かけすぎ問題を改善しようとするが、前半はそのまま終了。
田中、早坂からのクロスで何かを起こそうというということなのかもしれないが、札幌にとっては厳しい内容。セレッソにとっては若い選手が中心なだけにミスも多いのだが、狙い通りの流れを作れたという部分では評価できる前半だっただろう。

■チャナティップの投入

後半開始〜
後半開始から札幌は、早坂に代えてチャナティップを投入。これがJリーグデビュー戦となる。
チャナティップが入ったのは最初の立ち位置を見ているとボランチ。そして前が右WBに出る形になっていた。
四方田監督の会見によると、チャナティップはボランチに入って小野とポジションを入れ替えながらというイメージだったとのことだが、前半から見せていたように小野がボールを引き出すために下がってくる事もあって、実際はほとんどの時間でチャナティップが前、小野が後ろという関係になっていた。
ただこのチャナティップのプレーは効果的だった。
チャナティップ投入後の変化
前半はボランチに加え小野まで下がってくることでセレッソの守備の2列目はボールを前に置くことができ、背後にいるのは2トップだけ。そしてこの2人にはCBの2人がいた。
しかしチャナティップが前に出ることでライン間でボールを受ける。
そしてこの選手はクリックネスがかなり高く、反転のスピードがあるのでかなり捕まえにくい。
その結果セレッソの4-4はかなり下がらざるを得ない状態になる。
チャナティップの動き
そうなるとWBが高い位置に出ることができるようになり、SBが引っ張られる。チャナティップはその間に入ってくるのでボランチの1枚が最終ラインに引っ張られる。
最終的にはCBで潰す事はできていたが、オーガナイズとしては乱れているのでセレッソにとっては好ましい状態ではなくなっていた。

■5バックに

57分〜
この状態をみてセレッソは、西本に代えて藤本を投入。藤本はCBに入り5-3-2に変える。
5バックは守備的とか、立ち上がりは攻撃的で終盤は守るとかという形でチームや布陣を考えていないのでこういう時の尹晶煥は判断が非常に早い。
そして直後にはカウンターからトレーラーゾーンを抜けた田中がクロスを入れるが、少しボールが流れてしまい、リカルド・サントスのシュートは大きくハズレた。

WBがWBに、そして中盤の形も合わせたことでゲームはペースダウン。チャナティップも浮いたポジションを取れないのでそれまでの様な効果的なプレーは少なくなる。
64分〜
64分、セレッソは斧澤に代えて澤上を投入。札幌も小野に代えて石井を投入。
セレッソの交代はそのまま入れ替え、札幌は小野がボランチになっていたので石井と代え、石井は右WB、右WBにでていた前寛之がボランチに戻ってくる。
前に出る河合
そしてこの時間帯ごろから四方田監督は河合に攻撃の時は前にでてアンカーのポジションに入るようにと指示を出している。
これは最初のビルドアップ後ろに人数かけすぎ問題をなんとかしたいというのが狙いで、セレッソは中盤のマッチアップを合わせることで後半立ち上がりに札幌にあった優位性を消した。
それはセレッソの2トップに対して札幌が後ろに3人いるにもかかわらずここの数的有利を中盤に全くつなげる事が出来ていなかったからで、セレッソの2トップを後ろの3人で外して前にボールを運ぶために、河合を2トップの後ろに置くというイメージなのだろう。
しかしこの形、何をしたいかも、どうしようとしているのかもわかるし、トレーニングもしてるんだろうけど、中途半端であまり効果は上がっていなかった。
78分〜
72分、札幌は内村に代えて上原を投入。78分にセレッソも関口に代えて瀬古くんを投入。
瀬古くんのポジションはおそらくそのままインサイドハーフなんだろうが、少し関口よりは下がり目、ラブルボランチ的なポジショニングにもなっていた。

83分に丹野がゴールキックをチャナティップに向けて蹴るというビックリするようなミスキックから上原に決定的なシュートを放たれるもシュートは枠外。
チャナティップもテクニックもクイックネスもあるし非常に面白い選手なのだが、1人で全てを変えるという事は流石に難しい。

この後、酒本のFKのこぼれ球を藤本が放ったシュートは進藤の手にあたった様に見えた西村主審はハンドでPKのジャッジを一旦下すものの、追加副審により実際は手にあたっていなかったということでPK取り消し。ドロップボールから再開となる。

こうして最後に少し騒然とする状況となったものの、そのまま試合終了。
セレッソが1-0で勝利しアグリゲートスコア3-0でセレッソがノックアウトステージ進出を決めた。

■その他

セレッソは危なげなく勝利したという試合だった。
まあファーストレグをホームで戦い0-2で敗れてのセカンドレグということで、札幌にとってはスタート時点からかなり難しい試合だったのは間違いないが、今のチーム状態を表している様な試合だったと思う。
またセレッソにとっては昨年のU-18の8番、斧澤がトップチームデビューを果たし、可能性を感じさせるプレーを見せていたのも収穫だろう。

そして最後のPKからPK取り消しに関して。
実際に手にあたっていないので、追加副審に確認→PKなしでドロップボールというのは特に何の問題も無い。ただ、進藤は今後あの飛び込んだシーンで手を上げない様に注意した方が良いとは思う。
あと1つ感じたのはドロップボール後の処理について。おそらくリカルド・サントスも尹晶煥もその事を言ってたと思うが、進藤がブロックしたこぼれ球はセレッソがコントロールしそうな形だった。しかしドロップボールからの再開はリカルド・サントスがゴールラインに蹴って札幌のゴールキックになるのはどうなんだろう。この辺りはちょっと難しさを感じた。

それとJリーグデビューとなったチャナティップについて。
代表でもキレのある動きをみせていたが、この試合でも良いプレーを見せていた。
ただ、ボスロイドも加入した中で、リーグではどこでどういう形で使うのかは、難しいところかなあ。





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