2018年7月17日火曜日

明治安田生命J1リーグ 第16節 vs 清水エスパルス プレビュー

2018年7月18日 19時00分:IAIスタジアム日本平

予想スタメン
ワールドカップによる中断期間と天皇杯2,3回戦を経て、およそ2ヶ月ぶりにようやくリーグ戦も再開。セレッソ大阪は敵地IAIスタジアム日本平で清水エスパルスとの対戦となる。


■清水エスパルス

ワールドカップによる中断前の第15節までで5勝3分7敗と10位の清水エスパルス。
しかし中断期間前の4試合は1勝3敗。勝利した第14節湘南戦もスコア上は4-2の快勝だが、内容では湘南がほとんどの時間帯で清水を圧倒。前半に得た2つのPKと湘南がビッグチャンスをことごとく外し続けたことで何とか勝利を得たというものでしかなかった。
中断前の清水で大きな問題点となっていたのが守備。
今季就任したヨンソン監督は4-4-2のブロックを作り組織的な守備を指向しているのだが、2トップやSHの守備のスタート位置や状況判断が整理できておらず、バラバラにアプローチをかけに行ってしまうことも多い。その結果簡単にブロックの内側にクサビのボールを入れられそこからサイドに展開される形が頻発。守備ブロックがバラバラになるという状況が生まれていたのが湘南戦までの状態だった。
そしてこういった試合が続いていた事から迎えたのが直前の川崎戦。
この試合ではボール保持を得意としている川崎に対してむやみにアプローチをかけるのは危険。ブロックを下げて対応しようと考えたのだろう。
しかしその対策が完全に裏目。守備のスタート位置が全く定まらず川崎のボール保持に対して守備ブロックはズルズルと下がってしまい立ち上がりから一方的に押し込まれる展開に。
先制点は中村憲剛がFKを直接決めた形だったが、それまでにも大島からのパスに長谷川がDFラインの裏に抜け出しGKと1対1の場面を迎えるなど、いつ決まってもおかしくない状態だった。

この状況は攻撃にも影響を与えている。
清水の攻撃は奪ったボールを早く縦に付ける形がメイン。そのため2トップは機動力のあるクリスランと北川、SHにも石毛や金子らが起用されている。
そしてこの前線を動かしているのは竹内と河井が入るダブルボランチ。そして前線に入れたボールに対しても彼らが再びサポートすることで松原、飯田や立田らの若いSBが攻撃に絡む時間をつくっていた。
しかし守備でダブルボランチが押し込まれ、それに引っ張られる形でSHも押し込まれてしまうと前線が孤立してしまい攻撃は単発に。
攻撃のバリエーションも多くは無いので苦しい時間が続くことになっていた。

とここまでが中断前の状況。
もちろんチームとしてもこの問題点を把握していたはず。中断期間には守備のテコ入れと攻撃のバリエーションを増やす練習を行っていたとの報道があった。

そしてそんな中迎えた中断からの再開初戦となる天皇杯3回戦、ヴァンフォーレ甲府戦で0-1の敗戦。甲府とはルヴァンカップのグループステージでも2戦して1分1敗だったので特に驚くべき結果ではないのかもしれないが、主力を多く起用した中でJ2のクラブ相手にシュート4本に抑えられ敗れるというのは穏やかではないだろう。
そして何よりも苦しんでいるのが怪我人。昨年からの長期離脱が続く鎌田に加え、竹内、六平とボランチができる2人も離脱中。その結果天皇杯では白崎が河井とボランチコンビを組んでいた。またさらにこの試合では右SBにファン・ソッコを起用。終盤には左SBの松原が1つ前にでる3バックも試している。
そしてこの天皇杯ではさらに途中出場した鄭大世も右ハムストリングス肉離れで途中で下がることに。全治約6週間との診断が出ている。

■プレビュー

清水エスパルスの先発メンバーだが、先に紹介したように竹内、鎌田、六平、鄭大世、二見が離脱中とのこと。
ベースとなるのは天皇杯甲府戦に先発出場したクリスランと北川の2トップに石毛と金子のSH、河井と白崎のボランチ、ファン・ソッコ、立田、フイイレ松原と並ぶフィールドプレイヤーの10人+GKの六反の11人だろう。
変わる可能性があるとすると左SHと右SBのところ。後半石毛に代わって入ったデュークが攻撃を活性化させた面もあるので、デュークの先発起用もあるか。
また天皇杯では右SBにファン・ソッコが入り立田がCBに入ったが、これまでのリーグ戦では逆のポジションで起用されていた。そのため、立田も本来はCBの選手とのことだが立田が右に回りファン・ソッコが中央に回る可能性が高そうだ。

一方のセレッソ大阪の先発メンバーだが、こちらも天皇杯3回戦金沢戦のメンバーがベースになるだろう。そしてその中にキム・ジンヒョンと山口のワールドカップメンバーも既に復帰している。この2人も先発メンバー入りの可能性が高く、そうなるとソウザが先発から外れる可能性が高そうだ。
そしてもう1つ心配なのが天皇杯で負傷した柿谷。正式なリリースは出ていないが3週間の離脱との報道があり、少なくとも今月中の出場は難しそうだ。
となると、杉本と2トップを組むのはヤン・ドンヒョンか山村か。山村は中盤前はボランチに怪我人が多かったこともあり中盤での起用が多かったが、沖縄キャンプではトップで起用。本人も後半はトップでの出場を視野に入れている様子だったので再びトップで出場する可能性もある。
他に可能性があるのは4-2-3-1にして清武や福満をトップ下で起用する形。
これも可能性は0ではないが、ヤン・ドンヒョンや山村がいる状態ではセカンドチョイスか。
そしてこのあたりも含めて考えておかないといけないのは、セレッソは延期となっている第14節鹿島戦、スルガ銀行チャンピオンシップのインデペンディエンテが入るため、ここから8月末まで週2試合ペースが続く超過密日程だということ。
同じく過密日程で苦しんだ前半戦や昨年の戦い方を踏まえると尹晶煥監督はターンオーバーを使う可能性も高いだろう。
FWの軸は杉本、ボランチの軸は山口、CBの軸にはヨニッチとしながら、FWにはヤン・ドンヒョンや山村(復帰すれば柿谷)を、ボランチにはオスマルとソウザを、CBには山下と木本を入れ替えながら起用し、SHは清武、高木、水沼、福満(田中)を回しながら起用する形になるのではないだろうか。(そこにU-23の選手も絡んでくるのが理想的だが)

清水戦に戻すと、中断前に思い通りの戦い方ができず、さらに再開初戦の天皇杯でも敗れてしまった清水は、この試合では4-4-2対4-4-2でマッチアップが合うこともあり立ち上がりはハイプレスを仕掛けてくる可能性も高い。
川崎戦では下がってしまったが、本来清水はFC東京、V・ファーレン長崎に次いで今季のJ1では3番目にハイプレス試行数が多いチームだからだ。
これに対してセレッソはロングボールを上手く使うことだろう。この3チームの次にハイプレス試行数が多いのが湘南、そして広島となっているのだが、セレッソは前半戦でこの5チーム全てに勝利。ロングボールからのセカンドボールで得点を決めている。
逆に注意が必要なのは、ハイプレスに来なかった、ブロックを下げた守備をしてきた場合だろう。川崎戦の様にズルズルと下がってくれると問題はないのだが、しっかりと4-4-2のブロックを作られるとセレッソは攻撃のバリエーションがそれほど多くない分少し厄介になる。
ヨンソン監督と昨年対戦した第26節サンフレッチェ広島戦がまさにその図式で、セレッソがボールを保持するものの攻めきれない。そのまま0-0で時間が進みセレッソのボランチが前に出たところでボランチ裏を起点にしたカウンターを決められ0-1で敗戦した試合だ。
ボールを保持する形になれば、昨年の広島戦にはいなかった清武やオスマルに期待したいところだが、0-0で試合が進んだとしても決して焦らないことが重要だろう。
ガマンの展開になるが、勝ち点3のチャンスは十分ある。

セレッソは現在2位のFC東京と勝ち点差2の4位だが消化試合が1試合少ない。ということは2位の可能性もある立ち位置にいる。
首位のサンフレッチェ広島は2位との勝ち点差9がある独走状態になっているが、おそらくこのペースはここから落ちてくるだろう。
なのでセレッソが今行わなければいけないのは目の前の試合1つ1つで堅実に勝ち点3を重ねていくことだ。


以前、このブログでもプレビューでご協力いただいたことのあるファジアーノ岡山サポーターのゼロファジ(@ZeroFagi )さんが先日の西日本豪雨で被災されました。
その時の状況・経験を手記にまとめられております。色々考えさせられるものとなっていますので是非お読みいただければと思います。



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