2018年7月21日土曜日

明治安田生命J1リーグ 第17節 vs 浦和レッズ プレビュー

2018年7月22日 19時00分:ヤンマースタジアム長居

予想スタメン
前節から中3日で迎える明治安田生命J1リーグ 第17節。セレッソ大阪は本拠地ヤンマースタジアム長居で浦和レッズを迎えての一戦となる。


■浦和レッズ

昨季はミシャ監督を解任後、堀監督でACL制覇を成し遂げた浦和レッズ。
しかしそのまま堀監督で迎えた今季、第5節終了時点で2分3敗と勝利がなく堀監督を解任。
その後風貌でも話題になった大槻氏を暫定監督に据え4試合戦った後、第10節の柏戦からかつて鹿島アントラーズで指揮を取った5年間で、リーグ3連覇、天皇杯優勝2度、ヤマザキナビスコカップ(当時)優勝1度と毎年タイトルを獲得していたオズワルド・オリヴェイラ氏が就任している。
オリヴェイラ監督就任後は、柏、湘南に敗れ連敗スタートとなったものの、第12節で川崎に勝利。その後鹿島に敗れ、鳥栖、ガンバと下位のチームに0-0の引き分けに終わったものの、再開後の前節名古屋に勝利しこの試合を迎えている。

そんな浦和の布陣だが、堀監督時代は4バックで戦っていたが、大槻監督以降現在のオリヴェイラ監督もとっているのは3バック。キャンプ中には4バックも試したとのことだが、天皇杯3回戦の松本戦、前節の名古屋戦共に3バックで戦っている。
ただし、オリヴェイラ監督就任後の7試合で無得点試合が5試合もあるという得点力不足に苦しんでいるため3-1-4-2や3-4-2-1など様々な形を試している。
ただ、それが上手く行っているかというと微妙で、前節の名古屋戦では3-1で勝利と3得点を奪ったが全てゴールはCKから。柏木のCKから遠藤航が2点、槙野が1点の3得点だった。

ただ、前節名古屋戦をみていると得点力不足が発端になっているのかもしれないが、攻守のバランスを取るのにも苦労しているようだ。
この試合での浦和の布陣は、GKに西川。3バックに遠藤、マウリシオ、槙野。WBは右に橋岡、左に宇賀神。ダブルボランチに青木と柏木。興梠の1トップに武藤とマルティノスがシャドゥに入る3-4-2-1だった。
そして守備の時は基本的に5-4-1になるのだが比較的人への意識が強い。さらに左シャドゥのマルティノスは前に残りたがるのでボランチが簡単に動かされることも多く、WBの前でポイントを作られるとボランチの1枚が引っ張られてしまいバイタルエリアにスペースを開けてしまう場面が続出。その後前半に中盤の形を青木がアンカー気味になりその前に柏木と武藤と並べ、前線を興梠とマルティノスの2トップ気味になる3-1-4-2にしたが、やはりバイタルエリアの問題は解決せず。ここを名古屋にかなり使われていた。
後半に入って再び3-4-2-1にし、59分に左シャドゥのマルティノスに代えて下部組織出身で本職は左WBや左SBの萩原をいれることで5-4-1の守備を固くしようとするも解決せず。
68分に宇賀神に代え中盤に阿部を入れ、左WBに萩原を回したところでCKから勝ち越し点を奪うと、中盤に阿部、青木、柏木が並び前線を興梠と武藤の2トップにして5-3-2でカウンターを狙う布陣へと変更。78分に遠藤が3点目を奪い逃げ切ったが、セットプレーでリードを奪えたからこそこのバランスは可能になったもので、決して盤石の試合だったというわけではなかった。

とはいえ、その一方で得点力不足とはいえ、個々の選手の能力はやはりかなり高い。
CKから3つのアシストを記録した柏木のキックの精度はやはり素晴らしいし、興梠の前線で起点を作る能力はJリーグでもナンバーワンクラスだといえる。

■プレビュー

セレッソ大阪のメンバーだが、この試合は中3日での最初の試合。この試合のメンバーで今後の尹晶煥監督の考え方がわかる試合となるだろう。
個人的にはターンオーバーを行うのではないかと考えているので、2トップで杉本とコンビを組むのは山村、中盤の両サイドは高木と福満、ボランチは山口とソウザ、最終ラインは松田、ヨニッチ、木本、丸橋。GKにはキム・ジンヒョンが入り、清武、水沼らはベンチスタートとなるのではないだろうか。

一方の浦和レッズのメンバーだが、浦和はこの試合の後は1週間空くので前節から大きなメンバーの入れ替えは無さそうか。またこの夏にポルティモンセから加入したファブリシオはこの試合から出場可能となるが、ベンチからのスタートとなりそうだ。

この試合のポイントとなるのは、やはり浦和のバイタルエリアをセレッソが攻略できるかどうかになるだろう。そのためには山村や福満の活躍が不可欠。右サイドにボランチを動かして左サイドの高木でフィニッシュという形をつくりたい。
また、浦和の守備は人への意識が強く比較的前から行こうという意識も高い。
その時にそのプレスを外して角度をつけて前線の杉本や山村へのクサビを入れることができれば大きなチャンスを作れるはず。ソウザやSBからのパスにも可能性があるはずだ。

あまりボールを持たされる展開になると興梠や武藤を使ってのカウンターには切れ味があるし、セレッソの守備が中央を締めるため橋岡や宇賀神のWBからの攻撃にも注意が必要となる。
特に橋岡は2種登録選手だった昨年、このヤンマースタジアム長居で行われたルヴァンカップ準々決勝ファーストレグがトップチームでのデビュー戦で、セカンドレグには初先発。
この2試合が昨季唯一のトップチームでの公式戦出場。そして今季は堀監督が解任となってからレギュラーポジションも掴んでいるのでこの試合には思い入れがある様だ。

前節は清水に完敗を喫したが、上位争いに加わっていくためには連敗は許されない。
しっかりと勝ち点3を奪い、再び上昇ムードに乗っていきたい。

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