2018年8月1日水曜日

明治安田生命J1リーグ 第19節 vs ヴィッセル神戸 プレビュー

2018年8月1日 19時00分:キンチョウスタジアム

予想スタメン
明治安田生命J1リーグの後半戦2試合目となる第19節。セレッソ大阪は本拠地キンチョウスタジアムにヴィッセル神戸を迎え入れての一戦は、両チームとも前節から中3日で迎える。


■前回の対戦

前回の対戦は3/18に行われた第4節。敵地ノエビアスタジアム神戸で対戦し2-0と敗戦。
この試合が今季のリーグ戦初黒星となった。

この試合が行われた時の状況を振り返ると、セレッソ大阪はACLと並行して戦う連戦中。リーグ戦では開幕から2試合連続引き分け、ACLでは初戦のアウェイ済州戦に勝利したものの、2戦目のホーム広州戦で引き分け。3試合目のアウェイ・ブリーラム戦では大幅なターンオーバーを敢行したが敗戦。これが響き、レギュラーメンバーを戻したリーグ戦第3節アウェイ柏戦でも引き分けると、ミッドウィークのホーム・ブリーラム戦も引き続き同じメンバーで戦うことになり、この試合でも引き分け。
そんな状況で迎えた第4節だったので、キム・ジンヒョン、松田、ヨニッチ、丸橋、山口、水沼、高木、杉本の8人が3試合連続先発出場という状態。ただ、1つトピックがあったのはオスマルがこの試合で移籍後初出場、初先発となったことだった。

一方のヴィッセル神戸は、ミッドウィークの試合がルヴァンカップなので選手を入れ替えながら連戦を続けているという状況。この試合では4-2-3-1を採用。1トップに大槻、トップ下にポドルスキ、右SHには郷家が入っていた。
しかし神戸は4-2-3-1でいることがほとんど無い。ボール保持時には藤田がCBの間に入り、SBを上げ、SHが中に入り、ポドルスキが中盤におちる3-4-2(3-2-5)に変化。守備時にはポドルスキが前に出て4-4-2になる。攻撃時の3-4-3について、昨季からシュート力のあるポドルスキが中盤に落ちることの是非は語られていたが、結局これが一番ボール保持が安定するのでこれで固まったのだろう。

ということでボール保持時には3-4-3と4-4-2でミスマッチ対決となるこの試合。神戸は3バックの両サイド、渡部、チョン・ウヨンを中心にボールを運び、大外レーンからどんどんクロスを入れてくる。
クロス攻撃についてはあまり効率的とは言えなかったが、そのこぼれ球から藤田がミドルシュートを決め神戸が先制する。
セレッソは対3バックだとプレッシングを取ることも多いが、この試合では3試合連続スタメンが8人いたこともあってかほとんど見られなかった。
またセレッソの攻撃/神戸の守備では神戸が4-4-2でマッチアップをあわせたプレッシングを敢行。神戸のプレッシングは前線2枚と後ろの4-4の連動が切れてしまい、全体の間延びが起こってしまうことがあるのだがセレッソのボール保持攻撃も定まらず、またコンディションの問題もあって沈黙。セレッソは3バックにするも攻撃は活性化されず、試合は常に神戸が優勢だったことで吉田監督もパニックになることなく、試合終盤にはポドルスキが追加点を決め、神戸が2-0で勝利している。

■直近の神戸

シーズン後半の神戸の最大の注目は、やはりアンドレス・イニエスタの加入だろう。
これまで何人ものワールドクラスの選手がJリーグでプレーしてきたが、その中でもイニエスタはさらに別格。世界中のどのプレーヤーもが憧れる最高クラス、トップ・オブ・トップの選手だ。
なので対戦を楽しみにしていたのだが、この試合は欠場。ヨーロッパの長いシーズンを終え、そのままワールドカップに出場。さらに7月下旬にはチームに合流してリーグ戦出場とかなりのハードスケジュールだったのでしょうがないところだろう。同じ様にスペインで1シーズン戦い、ワールドカップに出場した乾がチームに合流したタイミングと現在の状況を考えると、イニエスタがいかにハードスケジュールだったかがわかる。

ということで今回の対戦で参考になるのは、イニエスタがチームに加わる前の状況だろう。
イニエスタ加入直前の神戸は4-4-2の布陣を採用。ポドルスキも離脱していたので2トップはウェリントンと渡邉千真。この2人がコンビを組むようになった中断期間前の第14節磐田戦から中断明けの第16節まで3連勝。この3試合で渡邉千真が3点、ウェリントンが4点と大爆発を見せている。
今季の神戸はポゼッションサッカーを掲げ戦っており、実際にシーズン前半戦のポゼッション率は川崎と並んでリーグ2位タイの56%を記録している。
前回対戦時に見せたような可変システムでボール保持を安定させ、アタッキングサードまではかなりスムーズにボールを運べる様になったと言えるだろう。
ただ、問題があったのはここから。ポドルスキが中盤に下がっていたりしていた影響もあるのだろうが、シュート数は13.6本/試合とリーグ4位の数字を記録しておりながらも枠内シュートは3.8本/試合でリーグ11位。いい形でシュートに持って行けていなかった。
その中で多かったのはクロス。なのでウェリントンと渡邉千真の2トップが機能するのは必然だったとも言えるだろう。
また、守備ではポゼッションサッカーに必至となる相手からすばやくボールを奪うハイプレスは継続。しかしやはり神戸のハイプレスは結果的に間延びに繋がってしまい、プレスを外された時にセカンドボールを拾えず押し込まれる状況につながることもあった。
それがウェリントンを起用することで厳しい時の前線のターゲットとなり、また足下に当ててキープしてもらうということも可能となった。

そんな形で3連勝した神戸は、続く第17節の湘南戦に0-3と完敗を喫している。
この試合はイニエスタのデビュー戦だったが登場したのは61分。それまではウェリントンと渡邉千真の2トップで戦っており、すでに湘南に圧倒されていた。
この試合で湘南が狙ったのは神戸のビルドアップ。ここに同数プレッシングをかけた。
チョン・ウヨンがチームを去りCBは渡部と宮が組み、ボランチには藤田と安井が入っていたが、湘南のハイプレスの前に全くボールを運べず、さらに厳しい状態から送るボールは湘南の3バックにことごとく跳ね返され、全く良いところが無かった。

■プレビュー

セレッソ大阪のメンバーだが、今節も中3日での試合ということでおそらくターンオーバーを敢行。メンバーの入れ替えがあるだろう。
その中でも注目なのが前節途中出場で怪我から復帰した柿谷。この試合では先発復帰となりそうだ。
また同じく怪我で離脱していた清武がすでに全体練習に復帰している。万全ならば左SHで先発させたいところだろうが、尹晶煥監督は怪我明けの選手をいきなり先発で使うことは少ないのでベンチ入りにとどまりそうか。

一方、ヴィッセル神戸のメンバーだが、先程も触れたようにイニエスタが欠場。さらにポドルスキも治療を終え帰国しているがコンディションがまだ戻っていない。となるとイニエスタ合流前の4-4-2、渡邉千真とウェリントンの2トップとなるだろう。
SHには若手も含め様々な選手を起用しているが、左に田中順也、右に増山という組み合わせになるか。またCBにはこの夏に徳島から獲得し、前節の柏戦でJ1デビューを果たした大崎玲央が入るだろう。

試合のポイントとしては、神戸のポゼッションスタイルにどう対抗するか。そして相手のハイプレスを回避し、間延びした中盤を活用できるかだろう。
湘南の様にこちらがハイプレスを仕掛ける手もあるが、おそらくそれは採用しない。
となると、縦に速い攻撃だけでなくセカンドボールを拾い、柿谷を活用してセレッソがボールを握る時間も作りたい。これが相手のボール保持をへらすことにもつながる。
また、この展開に持っていくことができれば、清武が途中から入る形になったときにさらに効果があらわれるはずだ。

中断期間以降厳しい戦いが続いているが、仙台戦で何とか奪った同点ゴールを活かすためにも勝ち点3は必須。急ぎすぎてバランスを崩している展開が続いているので、ホームで焦らずじっくり戦いたい。

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