2011年5月30日月曜日

5/29 Jリーグ第13節 VS大宮アルディージャ @キンチョウスタジアム

■セレッソ大阪 0 - 1 大宮アルディージャ
セレッソ大阪:なし
大宮アルディージャ:ラファエル(14')

フォーメーション
■セレッソ大阪
GK:21 キム ジンヒョン
DF:20 高橋大輔 3 茂庭照幸 22 上本大海 14 丸橋祐介
MF:5 中後雅喜 10 マルチネス 13 清武弘嗣 16 キムボギョン
FW:9 ホドリゴ ピンパォン 15 小松塁
SUB:1 松井謙弥 4 藤本康太 17 酒本憲幸 32 尾亦弘友希 6 山口螢 23 倉田秋 11 播戸竜二
交代:キム ボギョン→倉田(59') 中後→山口(59') ピンパォン→播戸(83')

■大宮アルディージャ
GK:1 北野貴之
DF:30 渡部大輔 4 深谷友基 20 金 英權 14 坪内秀介
MF:6 青木拓矢 17 上田康太 8 東慶悟 11 藤本主税
FW:10 ラファエル 9 石原直樹
SUB:21 江角浩司 24 鈴木規郎 26 村上和弘 13 渡邉大剛 16 金久保順 23 金澤慎 34 片岡洋介
交代:藤本→片岡(62') 東→金澤(86')

乾のケガでスタメンが注目されたがメンバー的にはACLガンバ戦の後半と同じ。
また、キンチョウスタジアムで初めて本格的な雨となりスタンドからも何カ所も水が浮いている所が確認できるほどピッチコンディションは最悪だった

■前半
先にも書いたようにピッチコンディションは最悪。もう短いパスをつないでってレベルでは無いピッチコンディションでその影響もあってかセレッソの布陣はハッキリとした2トップ。
一方の大宮も今シーズンは1トップでラファエルが左サイドとしているらしいが、この日はこちらも2トップでスタート。

大宮の狙い

大宮の狙いはもうハッキリしててロングボールをSBの裏のスペースへ蹴ってそこにラファエルを中心にFWを走らせる。普段のセレッソはJリーグの中でも最も選手間の距離を縮めてボールを持ってサッカーをしたいチームなのでのでその効果は絶大でどうしてもミスというか繋がらない場面が多く、そこから高いDFラインの裏へアバウトなボールというプレーでペースを握っていく。
また、セレッソは後ろでボールを落ち着けてリズムを握るのだけど、このピッチではGKを使う事もできず行ったり来たりのカウンターの応酬といったような展開になってしまう。

大宮はDFラインの裏へ石原を走らせたボールからセレッソを押しこみ、そこからのクリアボールを拾って最後はラファエルが決めて失点してしまう。
時間は14分でまた前半早い時間帯の失点なのだけど、立ち上がりが悪くという形ではなかった。ただ、サッカーの質の違いはあるんだけど、このピッチコンディションに早く対応できていたのは大宮でここまでの時間帯でセレッソは対応しきれていない面も多く見られていたのでピッチや相手に対応するまでに少し時間がかかってしまっているという点はあるのかもしれないかなとは思う。

この後も東の決定的なシュートがあったがジンヒョンがビッグセーブを見せて何とか1-0で前半終了。セレッソでこのピッチに対応できているのは清武ぐらいだった。

■後半
後半はもうセレッソも選手間の距離もコンパクトも連動性も捨て去って間延びOKとにかく前へのサッカーに切り替わる。前半はメンバーやシステムは雨仕様なのだけど、まだいつものサッカーへの未練が少し残っていて負けている時の2トップって感じだったけど、前半に失点しているので覚悟を決めたかはっきり前へ。

さらに、前半に腰から落ちた事が影響しているのか運動量がいつもより少なかったボギョンと途中足を痛めていたっぽい中後を倉田と山口に交代
フォーメーションの変更は無いもののボギョンよりも前の意識の高い倉田に変わった事でさらに前へ前へと行くが小松も倉田も決めきれず、最後に播戸を投入するも結局最後まで決めきれず0-1で試合終了。
後半はピッチ状況もあってかチャンスを多く作るもキンチョウスタジアムで初の負けとなった。

■その他
途中にも書いたけど、セレッソのサッカーは後ろでGKを使いながらボールを落ち着け、SBは高い位置をとり幅を作り、中盤より前はポジションを流動的にし選手間の距離を縮めてプレーするのでこの日のピッチコンディションは特徴をほとんど出せない最悪のものだった。
大宮も今シーズンはパスをつないで攻める事も多いけど、目指している所が全く違うので対応しやすかったのは間違いない。
もちろん試合は勝って欲しいとは思うけど、こんなサッカーしかできない状況なのだったら仕方が無いとも思えるぐらいの状況だった。

ただ、これがホームなのは少し残念だ。
大阪は前日からずっと強い雨が降っていたのだけど、この日試合があったどこよりもピッチコンディションが悪かった。
キンチョウスタジアムで雨は2回目だし、前回は終了間際に降っただけで本格的な雨は初めてなのでどの程度の雨でここまでなってしまうのかはわからないけれど、ここ数年フロントが言っている様にセレッソがこういうサッカーをやっていくんだという事がクラブの方針なのであればピッチも出来る限りこういう状況にならないようにしなきゃいけないしそれがクラブ全体の力だと思う。

2011年5月26日木曜日

5/24 ACL ROUND16 VS ガンバ大阪  @万博記念競技場

■ガンバ大阪 0 - 1 セレッソ大阪
ガンバ大阪:なし
セレッソ大阪:高橋(88')

フォーメーション

■ガンバ大阪
GK:1 藤ヶ谷陽介
DF:2 中澤聡太 21 加地亮 30 内田達也
MF:7 遠藤保仁 10 二川孝広 11 宇佐美貴史 17 明神智和 23 武井択也
FW:9 アドリアーノ 22 イ グノ
SUB:29 木村敦志 3 金正也 15 藤春廣輝 8 佐々木勇人 13 キム スンヨン 14 平井将生 18 川西翔太
交代:イ グノ→佐々木(67') 二川→平井(90'+1)

■セレッソ大阪
GK:21 キム ジンヒョン
DF:4 藤本康太 22 上本大海
MF:7 乾貴士 9 ホドリゴ・ピンパォン 10 マルチネス 13 清武弘嗣 14 丸橋祐介 16 キム ボギョン 20 高橋大輔 23 倉田秋
SUB:1 松井謙弥 2 扇原貴宏 32 尾亦弘友希 5 中後雅喜 17 酒本憲幸 11 播戸竜二 15 小松塁
交代:倉田→中後(46'HT) 乾→小松(46'HT) ピンパォン→播戸(90'+2)

ACL ROUND16という舞台で戦う大阪ダービー。ダービーはもちろんいつも勝ちたいのだけど、この試合は今まで以上に勝ちたい試合。
この試合に向けてセレッソはアンカーに中後を入れた4-3-3(4-3-2-1)にするとの情報も出てくる。突然の3ボランチといった報道だったが、川崎、新潟とカウンターからSHを使ってSBの裏を狙いCBをつり出すという方法で崩されていた対策として、浦和戦・川崎戦の終盤でテスト済みの布陣なので十分予想の範囲内だけど…

■前半
セレッソの布陣は結局いつもの3シャドーでボランチはマルチネスとボギョン。この形で来たという事はセレッソは「ボールポゼッションを高めて守備の機会を減らしたい」ので「攻守の切り替えを早くして守備は前でしていきますよ」という事なので立ち上がりからボールを失えば前からプレッシングをかけていく。
茂庭が出場停止で茂庭のポジションに藤本が入っていたけど、藤本はJ2最終戦で20cm近く身長差のあるハーフナーマイクをマンツーで何もさせなかった様に1対1の守備能力は非常に高く(時々ポカがあるんだけど…)、またワントップに入っていたアドリアーノは抜群の身体能力を誇るもののハイボールやフィフティのボールに対する競り合い自体を嫌う傾向があるので前できちんとプレッシャーさえかかっていれば何の問題も無いという状況と作り出す事ができていた。

一方のガンバはスタジアムでの電光掲示でフォーメーションまで見せてくれてそこでは3バックになっていて驚いたものの実際は武井が左SBにはいった4-2-3-1。ガンバに移籍直後に1トップは2度とやりたく無いと言っていたアドリアーノだけどガンバの基本布陣はこの4-2-3-1になっている。ガンバもCBの山口をケガで欠いているし、そもそも今シーズンの公式戦で無失点は1試合のみと守備に不安を抱えているのでポゼッションを高めようという狙いがあるのだろうけど、立ち上がりを制したのはセレッソ。プレスの質の問題もあるけど多分GKの差が大きいかとは思う、セレッソはCBと引いてきたマルチネス+キムジンヒョンで相手のプレッシングをかわす事ができていたので後でボールを落ち着ける事が出来る。これでペースを握ったセレッソが試合を支配する。
今年のセレッソはつなぎでのミスが多くこの日も決してミスが少ない訳ではないのだけど、ガンバも同じ様にミスが多くまたボールを失ってからのディフェンスが上手くいっていたのでそれほど問題にはなっていなかった。

セレッソが使われたくないスペース
両SBの裏・ボランチとCBの間
高い位置でのプレッシングでスペースを使わせない
相手FWはCBで潰す

しかし途中から1stディフェンダーが緩慢になってくる。緩慢になればCBとボランチに間が空いてくる。最初に行けないとガンバにこのスペースを使われはじめて全体をずらされることになるのでポゼッションも握られとなり、前半の30分ごろからガンバペースに少しずつ移ってくるもどちらも得点なしで前半終了となった。

■後半
後半スタートから倉田・乾を下げ中後・小松を投入。
前半の終盤にペースを握られた要因となったボランチとCBの間に中後を置くというここ2試合できっちり実験済みの形にして、前線に高さというよりも縦の意識とスピードを加えるために小松を入れこれで完全にペースをつかむ。
こうなれば前線の流動性はやっぱり少し落ちてしまうんだけど、マルチネスとボギョンという前への守備に強さを見せるボランチが後ろに中後がいる事で安心して前へプレスに行くことができるようになり安定、ガンバは前から来れなくなるし完全にペースを握る。

中後投入後のプレッシング効果
高い位置からの守備と共にCBとボランチの間は中後がカバー

特にシャドーで上手くいかずなかなかポジションが定まらなかったボギョンが今シーズン最高とも言えるプレーでボール運びや基点となるプレーからフィニッシュまでと幅広く素晴らしいプレーを見せていた。
途中、セレッソのやり方上仕方がないとも言えるカウンターを受けてしまうも2CBとキムジンヒョンの好セーブで切り抜けた終了間際にセレッソがやっと得点を決める。
その前からレッドでもおかしくない飛び出しミスを犯していたGKの藤ヶ谷が清武のクロスをキャッチし珍しくそのままスロー。ここまでずっと蹴っていたのにここで二川にスローをする。この時間帯は両チームとも間延び気味だったのでつないで攻めれるとの判断だったのだろう。二川からパスを受けた遠藤がトラップが長くなってしまいこれを中後が絡みルーズボールに、そのこぼれ球を拾ったマルチネスからボギョン、ボギョンの外側を回る高橋へながしたボールをニアに思いっきりシュート。
高橋は1試合で1回はこの手のシュートを狙ってる(枠に飛ばない事がほとんどだけど)。
これが完全にクロスと読んで空けてしまっていた藤ヶ谷のニアを抜きゴールネットを揺らした。

その後ガンバもロスタイムに前へ前へと攻め藤本がこの日初めてアドリアーノに振り切られ決定機を作られてしまうものの結局このまま試合終了。
スコアは終了間際の0-1だけど内容は完勝だった。

■その他
ガンバを継続的に見ている訳ではないのでよくわからないけど、ガンバは普通にやって普通に負けたように見える。また途中で何か出来たわけでも無かった。
一方のセレッソはボギョンと中後のポジションやピンパォンと小松の使い方など、それこそチャンピオンズリーグのアーセナル戦セカンドレグに向けたバルセロナのようにリーグ開幕戦で破れてからかなり準備してきたしそれをこの日できていた。
また他にも例えば得点にはつながらなかったけどCKのキッカーも川崎戦で2得点につながったボギョンの右CKだけど、この日はボギョンはCKを蹴っておらず、右は清武と中後、左は丸橋といつものインスイングのボールではなく全てアウトスイングのボールにしてくるなど様々な手を打ってきた。
結果的に1点しかとれなかったけどこの試合に関してはハッキリと差があった。

今シーズンカウンターで狙われているSBの裏にCBを釣り出される形だけど、この日は速い攻守の切り替えでの高い位置でのプレッシングでそのスペースを消してみせた。
よくゾーンディフェンスでボールにプレスをきっちりかけれていればボールサイドと逆サイドは捨ててしまって問題ないというロジックに近い方法で消した。
SBが高い位置を取るチームの代表格といえばバルセロナだけど、バルセロナも最初は皆ダニエルアウベスの裏を狙おうとしてきた。けどボールを失ってからの速いプレッシングでそこを使わせない。しかもボール運びの中で相手の陣形を崩してそう簡単にカウンターの形をつくらせない様にすらなっている。

もちろんバルセロナとセレッソでは大きな違いがあるし、同じことができるはずも無い。
が、しかし進むべき哲学やコンセプトは参考になる。
例えば香川がいないとか家長がいないからとかではなく、SBのポジショニングや選手選考をみてもこれで行くならボールを持ってサッカーするしかない。
なのでボール運びとポゼッション、速い攻守の切り替えがそこを消す方法の1つにもなる。って事は後ろでボールを落ち着かせること、ビルドアップでミスをしないこと、勇気を持ってやりなおすこと、ボールを運ぶ精度をあげること、そして速い切り替えで高い位置からプレッシングをかけること、そこの精度を高める事が最も重要で進むべき方向なんじゃないかと思ってきた。
(ちなみに、書く直前に読んだリージョのインタビューにかなり影響を受けた)

2011年5月21日土曜日

5/20 Jリーグ第12節 VS川崎フロンターレ @キンチョウスタジアム

■セレッソ大阪 3 - 3 川崎フロンターレ
セレッソ大阪:清武(52') ホドリゴ・ピンパォン(54') オウンゴール(81')
川崎フロンターレ:山瀬(17') 矢島(29') 小林(72')

フォーメーション


■セレッソ大阪
GK:21 キム ジンヒョン
DF:20 高橋大輔 3 茂庭照幸 22 上本大海 14 丸橋祐介
MF:10 マルチネス 16 キム ボギョン 7 乾貴士 13 清武弘嗣 23 倉田秋
FW:9 ホドリゴ・ピンパォン
SUB:1 松井謙弥 4 藤本康太 17 酒本憲幸 32 尾亦弘友希 5 中後雅喜 15 小松塁 19 永井龍
交代:乾→小松(77') ホドリゴ・ピンパォン→中後(83')

■川崎フロンターレ
GK:1 相澤貴志
DF:3 田中裕介 4 井川祐輔 17 菊地光将 8 小宮山尊信
MF:14 中村憲剛 19 柴崎晃誠 23 登里享平 13 山瀬功治
FW:9 矢島卓郎 10 ジュニーニョ
SUB:27 安藤駿介 2 伊藤宏樹 15 實藤友紀 18 横山知伸 16 楠神順平 11 小林悠 29 久木野聡
交代:ジュニーニョ→小林(46'HT) 登里→楠神(63') 山瀬→久木野(89')

再開後4戦連続引き分けとなっているセレッソ。ピンパォンの使い方は徐々に答えが出てきたのだけど、ボギョンがまだ定まっていない。前回と同じくマルチネスとのボランチコンビでの起用となったが…
一方の川崎は今シーズンまだちゃんと見た試合が無いのでよくわからないけど、前節の鹿島戦はなんとか勝ち切ったもののあまり安定した戦い方はできていない様子だが…

■前半
立ち上がりはそれほど悪くない入りをしたセレッソ。 着実にボールをつないで組み立てを狙っていく。
川崎はCB無視4-4で中央を狭めるブロック作戦。 攻撃はそこで奪ったボールを早く前にと明らかにカウンター狙い。
このカウンターがよく訓練されているようで、川崎のカウンターの狙いはボールサイドのSHと矢島で茂庭・上本をサイドにCBをつり出すこと。これが徹底されていた。

ボールを奪えばジュニーニョが降りてきてSHが出て行く。
ボークを出す1stチョイスはSHで、その時、Bは高い位置を取ってるし ボギョンとマルチネスの両ボランチがどうしても前に喰いつてしまってるのでCBの前が空いてCBが対応せざるを得なくなっているので、ここでCBの1枚が釣り出される。
次に矢島がボールサイドにCBと一緒に流れ、ここでさらにもう1枚のCBを釣り出されてしまい中央のスペースを開け、そこをジュニーニョと逆サイドのSHで狙うという形になっていた。

考え方としては新潟がやってきた方法と同じ形なのだけど、SHの使い方はちょっと進化しており、またセレッソのボランチがマルチネスとボギョンとなっており、どちらも前への意識が高いので釣り出されてしまいCBがノーガードで打たれている状況となってしまっていた。

このカウンターからの同じ形で前半に2失点。
川崎の様にブロックをつくってくるチームはこれまでにも沢山あったし、そういうチームにもシャドーの動きやパスワークでブロックを広げるプレーをみせていたのだけど、また早い時間に失点したことでチーム全体が焦ってしまい、1点獲られてからは川崎の作るブロックに突っ込んでいってはカウンターをあびるという最悪の展開となってしまう。

■後半
ハーフタイムにはクルピはかなり激しく言っただろうセレッソは最悪の前半だったにも関わらず1人も交代をしてこない。
ただ、後半からシャドーが降りてくるといういつものプレーを見せだす。


なので少しボールのまわりがよくなってきたところで、CKから清武が決める。
実際は守備の問題は何も解決されていないのだけど、このゴールで自信をもってプレーできるようになりさらに動きが良くなり攻守の切り替えが速くなるので相手のカウンターを前で抑える事ができるようになる。

シャドーが降りてきてボールを受け、相手ボランチを喰いつかせるパスができるようになるとDFとMFの間が空いてくる。さらに間でボールを受けだすとそこを空けたくないからDFラインをあげる。そうなればDFラインの裏が空いてくる。
そこで、清武がDFラインの裏へ素晴らしいアーリークロスからピンパォン決めて一気に同点へもって行く。

たださっきも書いたように実は守備の問題点は変わってないので、前で抑えきれなかった所からまたCBを釣り出され、最終的にボギョンが空けてしまい失点してしまう。

2トップ
ここでこの日少し空回りしていた乾を小松に代えて2トップ。
もはやバランスを崩して前に速く攻めるという合図。
当然バタバタした試合になってくるのだけど、その中でCKから相手のオウンゴールで再度同点に

3トップ

永井と酒本という交代を用意していた中同点に追いついたのでここはバランスの取れる方法へという事で、ピンパォンから中後へ交代
アンカーに中後を置いてその前にマルチネスとボギョンを並べる4-3-3へ
小松の位置に違いがあるものの、浦和戦の終盤にも見せた形

終盤は両チームとも間延びし激しくオープンに攻め合う形となるもののどちらもチャンスを決められず、特に倉田はまたこの試合でもチャンスを決めきれず引き分けで終了となった


■その他
浦和戦でも垣間見えたマルチネスとボギョンのボランチはやはり脆さを見せた。
昔、代表でも中田がボランチに入った時に同じような状態になっていたけど、前で守備の良い選手だからとボランチに落とした時にどうしても前への守備意識が高いので後ろが疎かになってスペースを開けてしまうことがよくあった。

これは前とボランチでは守備の仕方が違うんだから仕方がないんだけど、セレッソの2バックというやり方ではただでさえ厳しいCBがノーガードの状態になってしまう。

解決策としては後半の様に前で相手のカウンターを抑えることができればその機会自体を少なくするか、終盤に見せたようなシャドーを1枚減らして中後をアンカーに入れるかのどちらかが現実的か。

火曜日の大一番ACLダービーはどのようにしてくるのか注目したい
しかし勝ちたいな〜

2011年5月17日火曜日

5/15 Jリーグ第11節 VS浦和レッズ @埼玉スタジアム2002

■浦和レッズ 1 - 1 セレッソ大阪
浦和レッズ:原口(8')
セレッソ大阪:清武(35')

フォーメーション


■浦和レッズ
GK:1 山岸範宏
DF:5 高橋峻希 4 スピラノビッチ 17 永田充 3 宇賀神友弥
MF:13 鈴木啓太 8 柏木陽介 10 マルシオ リシャルデス
FW:15 エスクデロ セルヒオ 24 原口元気 9 エジミウソン
SUB:18 加藤順大 2 坪井慶介 12 野田紘史 6 山田暢久 7 梅崎司 21 原一樹 16 高崎寛之
交代:鈴木→山田(75') 宇賀神→野田(83') エジミウソン→高崎(85')

■セレッソ大阪
GK:21 キム ジンヒョン
DF:20 高橋大輔 3 茂庭照幸 22 上本大海 14 丸橋祐介
MF:16 キム ボギョン 10 マルチネス 7 乾貴士 13 清武弘嗣 23 倉田秋
FW:9 ホドリゴ・ピンパォン
SUB:1 松井謙弥 4 藤本康太 17 酒本憲幸 32 尾亦弘友希 5 中後雅喜 15 小松塁 19 永井龍
交代:高橋→酒本(59') 清武→中後(67') 乾→小松(87')

リーグ3戦連続引き分けのセレッソと3連敗の浦和。ACLはトップに小松を入れピンパォンをシャドーに落とした形で結果をだしたけど、やっぱりこの日は小松はベンチスタート。ここはまだピンパォンが徐々にフィットしている感があるけど、ボギョンの使い方はまだ定まっていない。これまでの試合を見る限りシャドーでは少し厳しいということからこの日はボランチでマルチネスと並べて起用。ボランチに左利きを2枚というイレギュラーな形だけど、これがボギョンの解決策となるか。
一方の浦和はセレッソ以上に苦労している様子。ここまで数試合をみたけど、組み立ての所からうまくいってなく、柏木が下がればマルシオが孤立、下がらなければアンカーを狙われ、結果怖いのは原口と両SBのオーバーラップの単発のみという状況だが…


■前半
浦和のフォーメーションは4-1-2-3。CBがピンパォン、乾・倉田を両サイドバック、清武を鈴木啓太、マルシオがボギョン、柏木がマルチネス、エスクデロが丸橋、原口が高橋、エジミウソンがCBとセレッソにピッタリあわせてきた形。

マッチアップ

浦和の守備の方法としてはボールを持っているCBにエジミウソンが寄せ、そこから簡単に出させない様後ろは早めに捕まえてパスコースを切る。そこからボランチやSBにでると積極的にアタック、セレッソの前線には高さが無いのでロングボールを蹴らせればまず負けないだろうというロジック。こういう時はしっかりGKを交えて後ろでボールを落ち着かせればよいのだけど、セレッソの両CBはタイマン勝負にはバツグンの強さを見せるものの足下が少しおぼつかないのでエジミウソンが前に立つぐらいなんだけどレッズの出足が良かった事もあり最初はこれに少し苦労する。

そして、前半の7分に原口に決められて先制点を奪われる。
ここ数試合、立ち上がりに積極的に出てくる相手に対してナーバスになりという形が多かったが、この試合ではそんなにナーバスにはなっていないようにみえたのだけど、マルチネスが柏木に入れ替わられ、そこをキムボギョンが簡単に前に突っ込んでしまいそこから原口のミドル、セカンドボールを拾われという流れで、マルシオのヒールや原口のシュート自体が素晴らしいものではあったとはいえ、そこまでの流れで本職では無い弱点がでてしまった形だった。

その後も浦和はセレッソに合わせたフォーメーションでにマークして対応しようとするが、セレッソのボール運びはボランチに頼りっきりという訳ではないので15分頃から改善されてくる。

スペースメイク
セレッソのボール運びの特徴はシャドーの使い方。
セレッソはシャドーが降りてきてボール運びに参加する。この時SBは高い位置に進出し相手の幅を拡げにかかる。
さらにこの試合では主に左SBの丸橋が上がった後のスペースにマルチネスが出ていき、マルチネスが元いた場所にシャドーが降りてくるという動きに浦和は全く付いてくることが出来ずボールを運ぶことができるようになり徐々にペースを握り出す。

ただ、今シーズンはずっとその傾向があるのだけど、こうやってボールを運ぶ事ができるようになっても、つなぎのミスをしたりやチャンスを作ってもシュートミスを繰り返し完全に押し込む所まではいたらない。
このミスから浦和にカウンターの形を作られてしまうものの浦和も原口頼みなのでその先がなくチャンスは作れていない。ペースを握っているのはセレッソなんだけど…という展開。

しかしここでペースを握られていた浦和にミスが出る。
低い位置で不用意な永田から鈴木啓太への横パスを清武にボールを奪われピンパォンとのワンツーでゴール。前半のうちに同点に追いつく。

■後半
前半同点に追いついた事で良くなるかと思ったのだけどほとんど変わりが無い。たらればは意味が無い事だけど、後半立ち上がりにチャンスが2度ほどあったのでもしここで1つでも決めることができていたら一気に試合がきまったのだろうけど、決めきれずペースを握るもシパスミスで攻撃を終わらせてしまったり、チャンスをつくってもシュートミスでというのが続く。

時間の経過と共にミスした後の前線からの守備が徐々に緩くなっていき、その結果ボギョンのやっぱり本職では無い後ろの意識が少し低く前にツッコミがちの守備をおそれてか、清武と中後を交代。
ここは難しい判断だったかとは思うけど、この後ボギョンがやっぱり前にあまり絡めず4-3-3っぽくなってしまったので単純にボギョンとの入れ替えでも良かったかも知れない。
ボギョンを残すなら少し下がり目からスペースに長めのボールを出せるので小松も同時でよかったのかもしれない。
乾は決定機にキックミスをしていたし、ミスパスも結構あったけどスイッチにはなっていたので下げるのは難しかったのかも知れないけど、疲れがみえていたので下げても良かったのかも知れない。

結局このままゴールをあげることが出来ず、終了間際に小松をトップというよりシャドーにいれ倉田・ピンパォン・小松を前線にはりつけるも1-1のまま4試合連続引き分けとなってしまった。

■その他
前回のACLで快勝し4戦連続引き分けとなってしまった事で小松をスタメンで使わなかった事を指摘する声も多いようだけど、この試合を見る限りピンパォンに関しては答えに近いものを見せ始めているのでポイントはそこではなかった。
小松に関して言えば投入のタイミング。本文中でも触れたようにボギョンも絡んでいるので難しい判断だったかとは思うけど、今年は積極的な交代策を見せていただけに不満が残るものとなった。
あと選手でいうなら現状ではベターだったのかも知れないけど、ボギョンのマルチネスと並べてのボランチ起用は後ろへの不安が残るという点ではベストではなかった。

ただこの日は決定機さえきめていれば完全に勝てた試合。Jリーグではきっちり数字を出してくれないのでよくわからないけど、ポゼッションを考えれば後半頭に2点目が取れていれば楽に勝てた試合だったし、そうなればセレッソのサッカーをもっとインパクトを残して見せることが出来ただけに非常にもったいない試合でもあった。

後、やっぱりミスが多すぎる。
シュートミスはまだ良いとしてもつなぎのミスが多すぎる。これを減らす事ができればまだボギョンとマルチネスとのボランチでもやっていけるかも知れないが、これだけミスを重ねているようではあそこで使うのは怖すぎる。この日の浦和よりもきっちり狙ってくるチームは沢山あるよ。

最後に浦和について少しだけ
現状ではやっぱり原口のみ。まずビルドアップが出来ていないしボールを運べていない。だから前の選手が活きていない。名古屋戦では前で奪えていたので前でのショートカウンターが効いていたのだけど、来ないチームやセレッソの様にボールをつなげるチームにはそこで奪えない事の方があるだろうからね。

2011年5月14日土曜日

5/10 ACL VS 山東魯能(中国) @長居スタジアム

■セレッソ大阪 4 - 0 山東魯能
セレッソ大阪:ホドリゴ・ピンパォン(39') 清武(47') 乾(73') 倉田(81')
山東魯能:なし

フォーメーション

■セレッソ大阪
GK:21 キム ジンヒョン
DF:3 茂庭照幸 22 上本大海
MF:5 中後 雅喜 7 乾貴士 9 ホドリゴ・ピンパォン 13 清武弘嗣 14 丸橋祐介 16 キム ボギョン 20 高橋大輔
FW:15 小松塁
SUB:1 松井謙弥 4 藤本康太 32 尾亦弘友希 6 山口螢 17 酒本憲幸 23 倉田秋 19 永井龍
交代:ホドリゴ・ピンパォン→倉田(74') 小松→永井(74') 中後→山口(79')

■山東魯能
GK:22 ヤン・チェン
DF:3 レナト 16 チェン・チェン 29 リカルド
MF:2 リュウ・ジンドン 6 チョウ・ハイビン 7 クイ・ポン 8 ワン・ヨンポー 18 ローダ・アンタル 21 ドン・チョウシアン
FW:9 ハン・ポン
SUB:12 ゴン・シャオフォン 11 ワン・トン 20 ワン・リアン 14 モザパ 23 リー・ウェイ 10 オビナ 13 ガオ・ディ
交代:ワン・ヨンポー→リー・ウェイ(HT46') リカルド→オビナ(54') ハン・ポン→ワン・トン(84')

ACLグループリーグ突破をかけた1戦はアウェーで0-2と敗れた山東戦。前回は震災直後でいろいろ難しい時期だった事もあるので、前回の山東をみても普通にやれば今回はホームだし大丈夫だとは思うのだけど…直前に2トップとの情報が出てくる。
去年から試合中に時々見せる2トップだけど、以前にも書いた様に基本的な守備のやり方が成立しずらくなりカウンターの応酬みたいな展開になってしまう可能性が確実に高くなる。
それをこの引き分けでもグループ突破できる試合でやる理由が全く見当たらないのに実際にやるのか?

■ピンパォンをシャドーに置いた4-2-3-1
2トップとの情報で非常にヤキモキさせた試合前だったのだけど、実際フタを開けてみると小松とピンパォンの役割は確実に違っておりピンパォンをシャドーに置いた小松の1トップで先ずホッとした(笑)
相手DFラインを押し下げる様に小松はサイドのスペースや中央などでプレーし、そこで広げたスペースでピンパォン・乾・清武がボールに絡む。いわば去年アドリアーノや播戸を1トップに置いていた時のような割と普通にFWを置く形になっていた。
ピンパォンが今までリーグではFW登録で出ていたので2トップとの表現になっていたのだろうけど、クルピは今シーズンさらに進めようとしたサッカーを確実に結果が欲しい1戦で元に戻したという表現が正しいか。

立ち上がりはいつもよりSBの位置も3シャドーのポジションチェンジも自重気味にし、ここ数試合のマズさもあり慎重に入ったセレッソ。しかし、アウェーということを考慮したのか、高さというセレッソよりも確実に優っている武器があるのでとにかく先制されない様にして最終的に1-0でも勝てば良いと判断しての事なのか、前回対戦時はとにかく前へ前へときた山東もなぜか慎重に入ってくる。
これがセレッソには非常に助かった。
前回対戦時に一番困ったのがハイテンポな前へ前へと来るプレー。これが無いので中盤ではスペースがあるし、CBのスピードもそんなに問題ない。シャドーの3人はもちろんだけど、そもそも1トップの小松も実際は高さは飾りでスピードが特徴の選手なので、立ち上がりが慎重だった分少し時間がかかったけど徐々に高橋と丸橋のポジションも高くなりシャドーも流動性を見せ始める

こうなれば完全にセレッソのゲーム。
サンプルが前回対戦時しか無いので微妙だけど、山東の中盤はダイヤモンド型でDFラインも含めたチーム全体が前への推進力をもって戦いたいチームの様に見えたが、今回はセレッソのボール回しについていくことが出来ないのでFWの2枚もトップ下の21番もファーストディフェンダーとして機能してない。
そしてボールを支配されてDFラインもあげる事が出来なくなっているので中途半端な4-4に。結果、ボランチの中後・ボギョンに中央の7番と21番が焦って当たりに行くのでファールを重ね、DFラインの前もあけてしまいともう全くダメなチームになっていた


セレッソボールポゼッション

ただ、前半終了時はまだ1-0だったので山東もハーフタイムに選手を入れ替え立ち上がりに攻勢をかけようとしていた後半立ち上がり、一番ボールを獲られてはいけない中盤の底に入る7番がボールを奪われカウンター。これを清武がキレイに相手をかわし試合を決める1発。この後もカウンターから乾、中後とのワンツーから倉田(やっと決めた)と4-0で圧勝となった

■確信犯
最初ににも書いたけど2トップという触れ込みだったこの日のセレッソは実際は1トップだった。もちろん流れの中でピンパォンが前線に残る事もあるんだけど、その時は小松が中盤を埋める様になっており、わかりやすく言えばピンパォンの役割は去年や一昨年の乾が近く、FWが作ったスペースに最初に入りそれをボールを運ぶ清武とスイッチになる乾が絡んでいくというイメージ。
そして小松を使ってきた大きな理由は高さ対策だと思われる。前回CKからニアゾーンでやられてしまったのでその対策。そして2番目に現段階ではシャドーを活かす確実な方法というのもあったのだろう。
これが相手がやり方を間違えた事もあり上手くはまり快勝につながった。
で・・・この試合でこれをやってきたという事は、これまでのクルピが確信犯だった事がはっきりした。クルピは本気で0トップを目指していたのだ。欲張りな男だ。そういえばクルピは09年の終盤、真司がケガをしたときも代わりに小松を入れたけどカイオとの2トップにせずにわざわざカイオをシャドーに落とした男だった。
さて、次の試合どうするのかがより楽しみになってきた。
(まだボギョンの使い方や、ピンパォンはシャドーで使うには守備をサボり気味って所はあるけど)

2011年5月8日日曜日

5/7 Jリーグ第10節 VSベガルタ仙台 @キンチョウスタジアム

■セレッソ大阪 1 - 1 ベガルタ仙台
セレッソ大阪:小松(90'+4)
ベガルタ仙台:太田(30')

フォーメーション

■セレッソ大阪
GK:21 キム ジンヒョン
DF:20 高橋大輔 3 茂庭照幸 22 上本大海 14 丸橋祐介
MF:5 中後雅喜 10 マルチネス 7 乾貴士 13 清武弘嗣 16 キム ボギョン
FW:9 ホドリゴ・ピンパォン
SUB:1 松井謙弥 2 扇原貴宏 17 酒本憲幸 32 尾亦弘友希 23 倉田秋 15 小松塁 19 永井龍
交代:中後→倉田(HT46') 乾→永井(71') ホドリゴ・ピンパォン→小松(71')
警告:上本(50') キム ボギョン(57') ホドリゴ・ピンパォン(68') マルチネス(90'+2)

■ベガルタ仙台
GK:16 林卓人
DF:25 菅井直樹 5 曺秉局 2 鎌田次郎 23 田村直也
MF:14 高橋義希 10 梁勇基 6 角田誠
FW:15 太田吉彰 13 中島裕希 11 関口訓充
SUB:1 桜井繁 4 細川淳矢 20 マックス 31 斉藤大介 17 富田晋伍 8 松下年宏 19 武藤雄樹
交代:高橋→富田(61') 太田→松下(75') 梁→斉藤(88')
警告:菅井(40')

震災以降3連勝と勢いに乗り首位の仙台。マルキーニョスの退団もありメンタル面を強調されているが組織や狙いもしっかりしている好チーム。昨シーズンは同じ昇格組でありながらセレッソが3位、ベガルタが14位と大きく結果に差があいていたけど、直接対決はアウェー1-1・ホーム0-0の2分け。昇格を争った09年も最初のアウェーが2-1で勝利したもののホームが0-0、仙台首位決戦が0-1の負けで、4戦連続勝利が無く、しかも勝利したゲームも内容は仙台のゲームだったし、08年も1勝2敗と仙台には分が悪い。
08年のセレッソは少しやり方が違ったのだけど、いずれの試合も中盤でアグレッシブに当たってくる仙台に対しセレッソは思うようにコントロールできないという試合になっていたけど…

■前半
仙台は登録では4-3-3、JAGSとかでは4-2-3-1になっているが実際は太田と中島の4-4-2。
立ち上がりはやはり仙台がアグレッシブに来る。いや、新潟戦、アレマ戦の立ち上がりの不安定さを見ての事だと思うがいつも以上にアグレッシブに来た。キックオフからの流れでCKを取られそのCKからクロスバー直撃とまたもやいきなり決定機を作られ、その後もいつもの仙台戦の様に仙台の攻守の切り替えが速くアグレッシブなプレッシングに苦しみ中盤でのゲームコントロールが出来ない状態となってしまう。
ただ、15分ごろから仙台の両サイド、梁と関口がディフェンスをサボるようになり仙台はボランチの2枚がバイタルを埋め決定機をつくらせない様にしているも、セレッソがゲームをコントロール出来るようになる。

ポゼッション

ピンパォンのループや中後の素晴らしいワンタッチパスから清武のカットインシュートなど何度か決定機を作るもののその数自体はあまり多くは無い。がしかし相変わらずゲーム自体はコントロール出来ていたのでこのまま続けていけば、SBとシャドーの連携でバイタルから相手ボランチを剥がすのも時間の問題だったのだけど…

失点シーン
実線:人の動き 点線:ボールの動き

なんてこと無いクロスから失点してしまう。
形自体はCBを釣り出されというものだったけど、展開のスピードも遅く中後がカバーに入れていたので何の問題も無かったはずなんだけど、中後がユルい対応でクロスを上げられてしまい、中央のCBもまさかのクロスで対応が遅れ太田に決められてしまった。
セレッソは他のチームよりCBが付いていく分そのカバーリングという問題は確かにあるんだけど、今回のケースはボールの動きがそう鋭くは無かったので十分まにあっていたので中途半端な対応で非常にもったいない失点。

ただ、さっきも書いたようにゲーム自体はコントロールできているので続けていく事が大切なのだけど

■後半
後半開始から中後から倉田に交代、倉田はシャドーに入りボギョンを一列落としてボランチにマルチネスとボギョンと左利きを2人並べる
中後は効果的なパスも見せていたのだけどミスも多く失点にも絡んでいたけど、何よりボギョンがシャドー間での絡みが少なかったのでそれができる倉田をいれてさらにという狙いがあったのだろう。
狙い通り後半立ち上がりは前線で倉田が絡むので変化に富んだ攻撃を見せることができ、清武が抜けだしたり、乾のポストを叩くシュートがあったりしたのだけど、関口が抜けだしたあたりからゲームをコントロールというよりも速く前線にという慌てたサッカーになってくる。
こういう形になると仙台も当たり所がはっきりするので息を吹き替えしてしまい、時間の経過と共にいつもの仙台戦の様な一進一退の攻防となる。

なかなか得点をあげられないのでさらにバタバタするのを承知で何とか得点を取ろうと
クルピもスクランブル体制2トップを発令。
2トップにすると、前線に2枚入る分速く相手ゴール前へ迫れるのでチャンスは作れそう、だけどSBがその縦へのスピードでは追いつかないし、切り替えの所でプレッシャーも掛けにくいのでCBが相手とモロに対峙しなきゃいけなくなるのだけどそんな事も言ってられないという状況。
しかし仙台のアグレッシブな守備の前に時間ばかりが過ぎていくが・・・最後の最後にロングボールから小松が値千金の同点ゴール。
なんとか追いついて試合後の"We're Not Gonna Take It" も無事歌える形で終わった。

■その他
この試合集中力を切らしたような形で必要のない失点をしてしまったわけだけど、多分この失点が合っても前半のコントロール出来ていた状態のまま試合を進める事ができていれば得点はあげれたし勝てたと思う。ただリーグでまだ勝っていないチームの精神状態なのかまだ十分時間はあったにもかかわらずあわてて自らその展開を手放してしまった。

またシャドーについてだけど、ボギョンがシャドーに入っていた前半はやはりボギョンが絡む回数が少ないしシュートまで持っていく形も少ない。
例えば香川がいた昨シーズンの前半なら裏を狙う乾・スイッチになる香川・タメをつくる家長、香川移籍後は裏を狙う乾・タメをつくりスイッチになる家長・ボールを運ぶ清武、と状況によっては入れ替わるものの役割分担が出来ていた。
乾のプレーは確実に成長を見せておりバイタルでの攻撃のスイッチになっているのだけど今の乾・清武・ボギョンのシャドーでは、スイッチになる乾・ボールを運ぶ清武・少し低い位置で捌くボギョンといったような感じとなっており、現状では前線でのバリエーションに少し物足りなさが出てきている。
なので、多分現状ではスイッチになれる倉田と乾・清武の方が結果が出やすいのではないかとは思う。(倉田が外しまくるのは別として(笑))
ただ、ボギョンには他の選手にはない体の強さや左足といった魅力があるのでなんとかボギョンも上手く絡める様になってシャドーの位置でその力を出せるようになってほしい。

2011年5月3日火曜日

5/3 ACL VS アレマ・インドネシア(インドネシア) @Kanjuruhan(インドネシア・マラン)

■アレマ・インドネシア 0 - 4 セレッソ大阪
アレマ・インドネシア:なし
セレッソ大阪:清武(31') ホドリゴ・ピンパォン(43') 乾(46') 乾(61')

フォーメーション

■アレマ・インドネシア
GK:1 クルニア・メイガ
DF:2 プルワコ・ユディ・プラトモ 3 ズルキフリ・シュクル 7 ベニー・ワハユディ 27 ワルヨ
MF:6 ムハンマド・リデゥアン 17 エステバン・ギジェン 19 アフマド・ブストミ
FW:9 ロマン・クメロ 12 モハンマド・ノー・アラム 41 デンディ・サントソ
SUB:10 アフマド・アミルディン 20 アフマド・アルファリシ 23 ヨンキー・アリボウォ 29 T・アブドゥルムシャフリ 31 アフマド・クルニアワン 32 レオナルド・トゥマパフ 37 ジュアン・レフィ
交代:クルニア・メイガ→アフマド・クルニアワン(HT46') エステバン・ギジェン→ジュアン・レフィ(55') デンディ・サントソ→アフマド・アミルディン(75')

■セレッソ大阪
GK:21 キム ジンヒョン
DF:20 高橋大輔 3 茂庭照幸 4 藤本康太 14 丸橋祐介
MF:5 中後雅喜 10 マルチネス 7 乾貴士 13 清武弘嗣 23 倉田秋
FW:ホドリゴ ピンパォン
SUB:1 松井謙弥 2 扇原貴宏 17 酒本憲幸 32 尾亦弘友希 6 山口螢 15 小松塁 19 永井龍
交代:マルチネス→山口(63') 茂庭→扇原(65') 高橋→酒本(72')

ACLグループリーグ5戦目はアウェーでのマラン戦。セレッソは新潟戦とベンチも含めて全く同じだけど、キムボギョンが負傷中、上本が出場停止(負傷中だけど)の為初戦からはこの2人が清武と藤本に代わっている。アレマは初戦からは左サイドの10番とGKが代わっていた。
前回の印象としてあ4-4-2のブロックを作ってくるけど、間に入られると曖昧で裏も空いているのでそこを使うことができれば大丈夫かなと。
あと、ヤンマーの現地法人の方がかなりの人数来てくれていたようで、パチもんのレプリカみたいな色目がおかしいセレッソユニを来た現地の方が沢山来られてました

■ユルい試合
前半立ち上がりにホームのアレマがかなりの勢いできた為セレッソは完全に受けに回ってしまい押しこまれる。ピッチ状態もかなりヒドイ様子でさらに暑さもあるようなのでふわっとゲームに入ってしまったところをガツンとやられた感じだ。
ただ、アレマのプレスも組織も勢い任せのかなり曖昧で慌てずにしっかりボールを回せば十分かわせる程度のものなのに、焦ってしまいパスミスを連発しリズムを失っていた。
チームとしての能力にはかなり差があるので徐々に押しこまれれることも無くなってはくるが、アウェーでの全北戦と同じようにビルドアップでのミスが多くせっかく前に運び出したボールなのにまた全体で下がって守備をしないといけないという状況が何度もありボールを持って相手を崩しにかかる場面も多くつくるものの、途中のボールロストでまた戻らなきゃいけないと場面も多いというアップダウンの激しいもったいない展開になってしまっていた。

先制点

ただ全北戦とは相手が違っていたので、そんな中でも先制点をあげる事ができた。
マルチネスがボールを持ち出した事で相手が喰いつきゾーンの間の清武、乾、倉田のヒールをもう一度清武で先制点をあげる。ゾーンの間とそこを動くシャドーをアレマは全く捕まえられていなかった。その後もピンパォンが決めて2-0で前半終了。
この2点でかなり余裕も出てきたようでミスパスも少なくなり乾の2ゴールで4-0。さすがに後半4-0になってからは一発狙いのプレーが増えてきたが、ピンパォンがエラシコをみせたりイエローカードのマルチネスから山口蛍、扇原の公式戦デビューなどもあり完勝。

グループのもう1試合山東ー全北戦は1-2で全北の勝利。全北が、残る試合はホームでのアレマ戦なので1位抜けは厳しくなったが、5/10のホーム山東戦は引き分け以上で勝ち抜けと少し楽になった。

■その他
この試合の中継はかなりヒドかった。
現地制作らしい映像もそうなんだけど、一番酷かったのは実況。やたら得失点差の事ばっかり言うんだけど、得失点差なんてほとんど気にする必要は無い。しかもセレッソのサッカーをあまり知らない様子で解説の松木氏とともに的はずれなことばかりを繰り返しもう聞いているのが辛くなるほど。昔から言われてる事だけどテレビ朝日系で中継するときは副音声で現地の音だけってのをやって欲しいぐらい。

乾はもしかしたら乾は今シーズンブレイクスルーを見せるかも知れない。ここ数試合の乾を見ているとそんな事を思わせる。相変わらずシュートのアイデアはあまり無いんだけど。この試合は相手が酷かったので詳しくは次の機会にしようと思うけど、プレーが良い方向に変わってきている様に見える。

あと、ピンパォンは足元のテクニックはかなりある。エラシコはめちゃくちゃスムーズだったのでビックリした(笑)。カメラワークが酷かったのでよくわからない部分もあるけど、この日はよくボールに絡みなんだったら基点になるプレーをみせていたような気がする。まあ相手が緩すぎたので厳しくなったときにどうなるかに注目かな。

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