2018年2月16日金曜日

2/14 AFCチャンピオンズリーグ グループステージ MD1 VS 済州ユナイテッド @ 済州ワールドカップスタジアム

スタジアム済州ワールドカップスタジアム主審アリ アブドュルナビ
入場者数3,993人副審モハメド サルマーン、ナワフ ムーサ
天候 / 気温 / 湿度曇り / 11℃ / 57%第4の審判員チャン ミンシウ
スターティングメンバー
済州ユナイテッド済州
  • スターティングメンバー
  • GK 21 イ チャングン
  • DF 2 チョン ダフォン
  • DF 6 パク ジンポ
  • DF 20 チョ ヨンヒョン
  • DF 22 キム スボム
  • DF 37 キム ウォニル
  • MF 7 クォン スンヒョン
  • MF 14 イ チャンミン89'
  • MF 40 イ チャンドン
  • FW 10 マグノ クルス83'
  • FW 99 チアゴ マルケス52'
 
セレッソ大阪C大阪
  • 控えメンバー
  • GK 1 キム ギョンミン
  • DF 45 チョン テウク
  • MF 16 イ ドンス
  • FW 18 ペ ジェウ
  • FW 27 リュ スンウ89'
  • FW 47 イ ウンボム83'
  • FW 9 チン ソンウク52'
 
  • 監督
  • チョ ソンファン
 
  • 監督
  • 尹 晶煥
済州ユナイテッド済州
C大阪セレッソ大阪
今回対戦今季平均
データ項目済州ユナイテッドセレッソ大阪済州ユナイテッドセレッソ大阪
FK21122112
CK7474
PK0000
シュート147147
警告/退場1/01/01/01/0

<監督・選手コメント>

セレッソ大阪 尹晶煥監督

セレッソ大阪 水沼選手、マテイ・ヨニッチ選手、高木選手、清武選手

AFCチャンピオンズリーググループステージ初戦、アウェイでの済州ユナイテッド戦はアディショナルタイムの劇的ゴールでセレッソ大阪が勝利。初戦で大きな勝ち点3を獲得することに成功した。

■AFCチャンピオンズリーグレギュレーション

天皇杯ウィナーとして出場するAFCチャンピオンズリーグ。4チームによるグループステージはH&Aで対戦し、上位2チームが16チームによるノックアウトステージへと進出する。
セレッソ大阪が入ったのがグループG。広州恒大、済州ユナイテッド、ブリーラム・ユナイテッドとセレッソ大阪の4チームにより争うこととなる。
同グループとなった3チームのうち済州ユナイテッドは全くの初対戦となるが、ブリーラム・ユナイテッドは前回出場した2014年大会でも同グループとなり、広州恒大はノックアウトステージ1回戦で対戦している。
また済州ユナイテッドは昨季のACLにも出場。ガンバ大阪と同グループとなり、ガンバ大阪に2勝するなどで韓国勢としては唯一グループリーグを突破したものの、ノックアウトステージ1回戦で浦和レッズにファーストレグを2-0でリードしながらもセカンドレグは0-3となり逆転負け。敗退している。

■メンバー

富士ゼロックススーパーカップから中3日で行われるACLグループリーグステージ初戦。
セレッソはスーパーカップ翌日から現地へ移動し調整を続けていた。

そんなセレッソのメンバーは、スーパーカップから先発を2人入れ替え。スーパーカップではコンディションを考慮しメンバー外となったソウザ、体調不良で急遽メンバー外となった木本が先発となり、山下、山村がベンチメンバーに。杉本と柿谷の2トップに、両SHには水沼と清武、ボランチには山口とソウザ、最終ラインは松田、ヨニッチ、木本、丸橋でGKにはキム・ジンヒョンという昨季終盤のベストメンバーとも言える布陣を敷く。
また、ベンチには丹野、山下、田中裕介、福満、山村に加え、新加入の高木とヤン・ドンヒョンが入る。ちなみに高木俊幸は昨季のACL浦和レッズ対済州ユナイテッド戦で逆転ゴールのアシストを決めている。

昨季Kリーグ2位でACLに出場する済州ユナイテッドのメンバーはDF登録が5人、MF登録が3人、FW登録が2人となるが布陣は3-1-4-2で10番と99番の2トップで40番イ・チャンドンがアンカー、7番と14番がインサイドハーフがベースとなるが、7番クォン・スンヒョンよりも14番イ・チャンミンの方が高いポジションを取ることが多く、その分3-4-2-1的なポジショニングを取ることもある。
背番号10番を背負うのは2015年の夏から半年間セレッソでプレーしたマグノ・クルス。セレッソ退団後はアトレチコ・ゴイアニエンセへ移籍したが、昨季から済州ユナイテッドでプレー。今季から背番号10番を背負っている。
また昨季のACLでは、背番号10番をつけていたのはマルセロ・トスカーノだったが、ACL敗退後に大宮アルディージャへと移籍。昨季後半に天皇杯やリーグ戦で対戦した背番号33番。本来前線の選手ながら天皇杯ではボランチでもプレーしていたあのマルセロ・トスカーノである。

■済州ユナイテッドの戦い方

3-1-4-2の布陣を取る済州ユナイテッド。マグノ・クルスだけでなく中盤の3人や最終ラインセンターの20番チョン・ヨンヒュン、右サイドの37番キム・ウォンイル、GKの21番イ・チャングンは昨季から出場していた選手のようだ。
済州の守備1
守備に関しては、基本は5-3-2でセット。前線から激しくプレッシングをかけることはしないが、セレッソの最終ラインがボールを持つとボールサイドのインサイドハーフが前にでて5-2-3の形になりボランチへのパスコースを消す。ただトップのラインをボールが越えてくると再び5-3-2の形に戻る。
済州の守備2
セレッソのSBにボールが出ると、そこに対してアプローチをかけてくるのはWB。なので両WBは後ろをカバーするというよりもかなり前への意識が強く、またここに対してはかなり激しくアプローチを仕掛けてくる。

攻撃に関しては、ボールを保持するというよりもまず2トップに当て、この2トップをDFラインの裏に走らせようというのがファーストチョイス。コンディションがあまり良くないのかよくわからない部分もあったが、99番のチアゴもサイズがありポストプレーなどもこなしていたもののおそらく裏に飛び出すことが得意な選手。マグノ・クルスもスペースがある方が活きる選手なので、速く攻めようという姿がみられた。
済州の攻撃
早く攻めきれない、セレッソの帰陣が間に合った場合に見せるのが逆サイド大外にいるWBへの大きな展開。攻撃が一旦スローダウンするとインサイドハーフやアンカーに戻し、そこからダイレクトや2タッチなどオートマチックに逆サイドへの展開を多用していたので、これはチームとしての決まりごとなのだろう。
4-4-2で守るセレッソはボールを中心に守備陣形を整えるので、ボールサイドに人数が集まる。なので大きな逆サイドへの展開はスライドで対応することになる。
これに対して済州が見せていたのがインサイドハーフのインナーラップ。
WBへのサイドチェンジに対してセレッソのSBがアプローチに出るので、そこで空いたCBとSBの間に後ろから7番と14番の選手が飛び出してくるという形は何度もみられた。

■ペースを握ったのはセレッソ

そんな済州に対して序盤からセレッソがペースを握る。
セレッソの狙い
済州の両WBは前への意識が強いのでどうしても背後、つまり3バックの両脇にはスペースができる。このスペースに2トップが流れて長いボールを入れることで起点を作ると、10分頃からは清武がインサイドに入ってアンカー40番の脇にも入っていく。
立ち上がりは柿谷が下がってボールを受け、40番とマッチアップする機会も多かったが、3バックの両脇を使い出すことで、清武が入れるようになりディフェンスラインの前でもボールを受けられるようになっていった。

また済州に攻撃についても、99番のチアゴはコンディションが今ひとつなのか背後を走った場面は1度だけ。セレッソに対してほとんど脅威なれていない。
またサイドに展開してからの形も狙いはわかるがセレッソがカバー出来ている場面も多く、また済州にもそこから先の形は無かったのでチャンスらしいチャンスは作れていなかった。
22分に済州3バックの中央、20番のミスから水沼が放ったシュートは決定的だったが枠を外れた。

■混沌とした展開に

立ち上がりに見せた両チームのやりたいこと、出来ていることだけを見るとセレッソが勝利するチャンスは十分あると思われた内容だったが、そうは簡単にいかないのがACL。これが国際試合ということなのだろう。

その要因となった1つはセレッソ側の事情。
ボールの動き方を見るとピッチ状態もあまり良くなかったのだろうとは思う。そんな中でも特に戸惑っていたのは木本で、木本からのパスは何度も相手に引っかかっていた。
そしてもう1人、持ち味をあまり発揮出来ていなかったのが杉本。ACLの初戦ということでいつも以上に慎重にプレーしようとしていたんだろうとは思うが、その分プレーの選択が消極的になり昨季のリーグで見せていたようなダイナミックなプレーはほとんどみられなかった。
もうチーム内外から「看板を背負うことができる選手」だと認められていると思うので、是非もう一皮むけて欲しいところだ。

そしてもう1つの要因は荒れ気味になった試合展開。
開始早々に松田が左WBの22番の選手に足裏でスパイクを入れられたプレーはあきらかにカードの対象となるファールだった。しかしバーレーンのアブドュルナビ主審はファールこそとったものの、おそらく開幕戦のあまりにも早い時間だということでカードをださなかったのだろう。
しかし結果的にはこのジャッジをきっかけに主審はゲームをコントロールできなくなり、ラフなプレーも目立つようになっていった。

この結果、セレッソがペースを握りながらチャンスを作れずにいると試合は徐々に混沌としたものとなり、どちらのものでもないまま時間が進んでいくこととなる。

■引き分け濃厚となる展開

52分〜
後半に入ると済州が何とか試合を自分たちの流れにしようと52分に99番チアゴに代えて9番チン・ソンウクを投入するも大きな変化はなし。

逆にセレッソがスーパーカップでも見せた左サイドで清武、柿谷、丸橋が流動的に動きながらそこにソウザが絡む形で63分にはソウザのスルーパスから柿谷が3バックとWBの間を割って折り返す絶好機を作るも中で合わせられず、さらに66分には再び左サイドでの流動的な動きから杉本も絡んで清武がボックス内に侵入するビッグチャンスを迎えるが、ニアを狙ったシュートはキーパーがスーパーセーブ。
セレッソも、どうしても個人のひらめきとアイデアに頼った流動的なザックジャパン的攻撃なので回数そのものが多くはないチャンスになっていたが、そのチャンスも決めることができなかった。
76分〜
そしてセレッソも76分に柿谷に代えて韓国での戦いになれたヤン・ドンヒョンを投入するが試合を動かすまでには至らず。
89分〜
83分に済州がマグノ・クルスに代えて47番イ・ウンボムを投入した83分、セレッソが木本に代えて山村を投入した88分には引き分けが濃厚。セレッソはミスから失点しないように。済州は形自体を作れているわけではないが、89分に14番イ・チャンミンに代えより前でプレーする27番リュ・スンウを投入して何とかスクランブルな状況をつくろうしているという状態になっていた。
90+1分〜
88分の山村の投入は木本とそのまま入れ替わって4バックのCBに入ったのだが、山村投入の準備をはじめていたのは木本が負傷する前。なのでもしかすると当初はその直後に代えた清武を下げて5バックをしようとしていたのかもしれない。
ただ、ここで木本に代えて4バックのままとしたことで、90+1分に清武に代えて高木を投入することにつながり、この交代がこの試合を決めることとなる。

試合が動いたのは90+3分。キム・ジンヒョンからのゴールキックはヤン・ドンヒョンをターゲットとしたものだったが、これを触りきれずボールは後ろに流れる。しかしそこには杉本がいた。これはスーパーカップの2点目と同じポジショニングだ。
この流れてきたボールを今回杉本はコントロール出来たわけではないがアバウトに前線に送るとそこに走り込んだのが先程投入されたばかりで元気な高木。混戦の中から放ったシュートは相手に当たってしまうが、そのこぼれ球にいち早く反応していたのは水沼。
いや、水沼は杉本がアバウトなボールを前線に入れた時には既にその周辺へと走り出していたので「いち早く反応した」というよりも「何かが起こるかもしれない」と考えセカンドボールを狙っていたのだろう。
済州のGKがカバーに入ったパク・ジンボとお見合い状態になったところで水沼が流し込んでゴール。
セレッソが最後の最後に勝ち越しゴールを決める。
試合はこのまま終了となり0-1でセレッソ大阪が勝利。AFCチャンピオンズリーググループリーグ初戦で勝ち点3を獲得した。

■その他

まだ初戦ということもあるのだろうが、現段階での済州のチーム完成度は正直なところそれほど高くは無かった。
しかし主審がゲームコントロールに失敗したことでACL特有の激しさがより際立つようになり、チームのクオリティ云々以上に難しい試合になってしまった。
そんな中でアウェイで見事に勝ちきったこの試合はかなり大きな勝ち点3だと言えるだろう。
特に裏カードで広州恒大がホームでブリーラムと引き分けたことでこの勝ち点3はかなり大きいものとなったといえる。

次戦はホームでの広州恒大戦。
2014年の前回対戦時はセカンドレグのアウェイでは勝利したものの、ホームでは1-5と大敗した相手。当時から監督、外国籍選手など多くのメンバーが変わっているが東アジアを代表する強豪であることは間違いない。
最初の2試合で勝ち点6を奪うことができればグループリーグ突破に向けてかなり楽になるので、しっかりと準備したいところ。
またそのためにも杉本には自信をもっていつも通りのプレーを見せてほしい。



2 件のコメント :

  1. ファウルから試合が荒れだして難しくなっていくという、ACLっぽい試合でしたね。

    今年は攻撃のベンチメンバーが去年より充実したので、去年より早めの交代がされるのかと思ってましたが、そうでもなかったですね。

    清武→高木はもっと早くても良いかと思いました。今年はルヴァン組もできないでしょうし、チームマネジメントの観点でも早めの交代やAチーム内でのローテーションがキモになるとおもうのですが、いかがでしょうか?

    返信削除
  2. 今年も分析よろしくお願いします。

    攻撃に関して選手はどうも型にはめない練習のほうが好きみたいですね、高木が浦和とセレッソの違いについて、セレッソのほうが好きにやれると言ってますし。ただこの日の相手は99番のFWを除いてあまり高さのない相手だったのでドンヒョンを入れてツインタワーにするならセットプレーでサインプレーを仕込んでほしかったなあと思いました、それ以前にキッカーのソウザが精度悪すぎたのでボールが思うところに飛ばなかったでしょうが。
    ドンヒョンや片山、そして噂になってる192cmのオスマルも加入するならセットプレーでの得点くらいデザインしにいっていいと思うんですが、セレッソの選手はパターン攻撃の練習がそんなに嫌というか尹監督が選手と会話してパターン攻撃にしたら士気がダダ下がりしそうと判断してそうしてるんでしょうか?外野にはなんともわからないものです憶測にすぎないですが、少し歯がゆいですね。

    返信削除

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