2019年2月1日金曜日

1/30 Singha Umay+ CUP 2019 vs.BG パトゥン ユナイテッド @LEOスタジアム

スターティングメンバー
タイキャンプの締めとして毎年恒例となっているバンコクグラス改めBG パトゥン ユナイテッドとのプレシーズンマッチ。今季はSingha Umay+ CUP 2019 としてBG パトゥン ユナイテッドの本拠地LEOスタジアムで行われた一戦はセレッソ大阪が3-1と勝利した。

例年この試合はどうにかして見るという状況なのだが、今季はセレッソ大阪公式YOUTUBE及びタイの放送局True4Uの公式Facebookで配信されたので例年に比べかなり良い環境で試合をみることができた。
今回はミゲル・アンヘル・ロティーナ監督就任後初の対外試合ということで、セレッソの今季の戦い方のベースとなりそうな部分に注目してまとめてみよう。



■メンバー

この試合の先発メンバーは、FWヤン・ドンヒョン、柿谷。MF福満、奥埜、ソウザ、澤上。DF舩木、木本、ヨニッチ、片山。GK丹野。の11人。
当初発表された内容ではデサバトが入っていたが、足にハリを訴えたとのことで奥埜に代わっている。ということで今季新加入の選手は奥埜のみが先発メンバーに入っている。
ベンチに入っているのは、圍、松田、藤本、丸橋、山下、藤田、水沼、秋山、田中、都倉、ブルーノ・メンデス。

一方のBG パトゥン ユナイテッドは全く予備知識が無いのだが布陣は4-3-3。昨季までセレッソにいたチャウワットは背番号4番を付け左のインサイドハーフに入っている。
またスタートはアンカーに入っていた金髪の23番は日本人の馬場悠企選手。
京都産業大学から2009年にJFLのSAGAWA SHIGAに加入。その後2012年からはタイに活躍の場を移しているようだ。SAGAWA SHIGAには2011年まで所属しているので2010年からの2年間はかつて元セレッソ・現金沢の清原翔平と共にプレー。2011年の天皇杯2回戦ガンバ大阪戦にも背番号7番をつけ後半から出場している。

また今季からバンコクグラスFCはBG パトゥン ユナイテッドへと名前が代わったとのことだが、名前に入る「パトゥン」は本拠地のパトゥムターニー県から。
ちなみにこのチームのチャントでもあり、セレッソサポーターが大好きなBGFCTVのテーマソングの歌詞は「This is pathum. 」から始まっている。

■フォーメーション

4-4-2
セレッソのフォーメーションは4-4-2。舩木、片山と昨季はスタメンの機会が無い、少なかった選手が先発に加わってはいるが、奥埜以外は昨季からいた選手ばかりなのでそれほど驚きは無い。
その中で唯一驚きとも言えるのが右SHに入った澤上。本来はもちろんFWだが、ロティーナ監督はヴェルディ時代から左利きの選手を右サイドに置きたがる傾向があるので、その中で澤上に白羽の矢が立ったということだろう。このチームに左利きは、丸橋、舩木、澤上、都倉の4人しかいない。
3-2-5
しかし4-4-2はボールを持っていない時の形。
ボールを持っている時は左SBの舩木が高い位置をとり、右SBの片山はそのままDFラインの残る。さらに福満が左SHから内側に入る3-2-5へと変化する。
そして今季の特徴は、DFラインからボールを繋いでいくこと。
2018シーズンのまとめ2でも書いたが、尹晶煥前監督はロングボールを一気にトップに当てることでボール前進を図ってきたが、今季はDFラインからビルドアップを行っていく。
この試合のBG パトゥン ユナイテッド(以下BGPU)は4-1-4-1だったのでDFライン3人に対して1トップと常に数的有利にあるため、木本や片山の両サイドを中心にボールを運ぶプレーが多く見られた。

■サイドアタック

3-2-5でボールを持つセレッソは前半から繰り返し両サイドからの攻撃を行っていた。
ほとんどの状況で大外にいる舩木、澤上のところがフリーになっていたからだ。
両サイドがフリーになっていたのは決して偶然でも無いし、BGPUがミスしていたからではない。セレッソがそうなるように仕向けていた。
サイドでフリーを作る仕組み
ポイントになっていたのは左SHからインサイドに入った福満と、2トップから下がってきていた柿谷。
前半立ち上がりにイバンコーチが下がってくるように大声で指示していたのはおそらく柿谷だ。
福満と柿谷がいたのはピッチを5分割した時の中央と大外の間のポジションでいわゆるハーフスペースと呼ばれる場所。
ヤン・ドンヒョンは中央に残り、彼らがこのハーフスペースに立つことでBGPUのSBはどうしても内側に絞らざるをえなくなる。となると大外のレーンにいる舩木と澤上は必然的にフリーになるのだ。
相手がこの状況を嫌がり、もし大外レーンをSBが、ハーフスペースにいる福満をCBがアプローチをかけるとなると、それこそこちらの思う壺。
1トップの選手が抜け出しやすい状況が生まれる。選手が入れ替わった後半に福満がワンタッチパスで都倉が抜け出しかけた(ペナルティエリア内で倒された/倒れた)場面のような状況が生まれる。

■ビルドアップ

ビルドアップについては先程も少し触れたが、この試合では3バック化したセレッソとBGPUが4-1-4-1だったこともあり、3バックの両サイドに入る木本と片山が持ち出す形が見られた。
ビルドアップ
この持ち出すプレーで狙っているのは対面のSHを動かすこと。例えば木本には常に舩木と福満という2つの選択肢があり、さらにトップのドンヒョンもいる。そして逆サイドへのサイドチェンジという手もある。
木本は右利きなので一気に逆サイドの大外へというサイドチェンジのパスは少なかったが、片山のサイドでは相手がスライドしてくると一気に逆サイドへというパスも再現性を持って何度も見られた。
そしてソウザと奥埜のボランチで相手の中央2枚を動かしスペースができれば、ヨニッチから福満へ一気に縦に入れるパスもある。
前半終了間際に福満が外した決定機は、ヨニッチから福満へと縦パスから攻撃が始まっており、そこからサイドを経由してさらに柿谷、福満という形で迎えている。

■バリエーション

交代後のセレッソ
後半に選手を7人入れ替え。前半に引き続きボールを持っていない時は4-4-2。
メンバー交代後の3-2-5
ボールを持っている時は3-2-5を継続していた。

福満、田中が入った左SHは清武もおり、この試合で見せた役割だとかなり清武の能力は活きるだろうから盤石の体制と言えるだろう。
またこの試合には出場しなかったが、右SBには松田がいる。そして左サイドには大外でプレーできる高木もいるので、この試合とは逆の右SBを上げて左SHが大外という3-2-5も可能。
さらに左右のSBに松田、丸橋が入ることで両SBを上げ、ボランチをCBの間に落とす3-1-4-2もあるかも知れない。

「再現性をもった攻撃」や「ポジショニングで優位性を作る」というやり方は、これまでのセレッソではあまり見られなかったのでどういったものかわかりにくかった部分もあったかもしれない。
しかしこの試合で見せたセレッソの新しい戦い方である程度イメージできたのではないだろうか。

まだ1試合目ということで、書かなかったこと、書ききれなかったこともたくさんあるが、今季の新しい戦い方に期待が持てる初戦だったのではないだろうか。

プレシーズンマッチ Singha Umay+ CUP 2019|試合結果 ※試合後コメント追加

1 件のコメント :

  1. デサバトと藤田が出ていませんでしたが、全体的にはいい感じの試合だったと思います。
    ロティーナ監督の今シーズンの采配に期待しています。

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