2011年7月18日月曜日

7/16 Jリーグ第5節 VSヴィッセル神戸 @ホームズスタジアム神戸

■ヴィッセル神戸 4 - 1 セレッソ大阪
ヴィッセル神戸:松岡(2') ポポ(54') 朴(57') 大久保PK(57')
セレッソ大阪:キム ボギョン(67')

フォーメーション

■ヴィッセル神戸
GK:30 徳重健太
DF:25 石櫃洋祐 4 北本久仁衛 5 河本裕之 21 茂木弘人
MF:8 松岡亮輔 18 田中英雄 7 朴康造 10 ボッティ
FW:17 吉田孝行 11 ポポ
SUB:1 紀氏隆秀 2 近藤岳登 14 宮本恒靖 6 羽田憲司 9 ホジェリーニョ 20 森岡亮太 13 大久保嘉人
交代:吉田→森岡(64') ボッティ→大久保(83') 松岡→宮本(90')

■セレッソ大阪
GK:21 キム ジンヒョン
DF:3 茂庭照幸 4 藤本康太 14 丸橋祐介 20 高橋大輔
MF:5 中後雅喜 7 乾貴士 13 清武弘嗣 16 キム ボギョン 23 倉田秋
FW:9 ホドリゴ ピンパォン
SUB:1 松井謙弥 2 扇原貴宏 6 山口螢 25 黒木聖仁 11 播戸竜二 15 小松塁 31 杉本健勇
交代:中後→小松(46HT') ホドリゴ→播戸(74') 清武→山口(74')

震災の代替え日程とはいえ日・水・土ととんでもないスケジュールの3試合目は神戸戦。
セレッソは、上本が累積で出場停止のためCBは茂庭と藤本。ボランチは引き続きマルチネスが欠場だけど中後が戻ってきたので中後とボギョンという組み合わせ。
そして扇原・山口・杉本とユース出身選手が3人ベンチ入り。特に杉本は初めてのベンチでデビューなるかって所。
一方の神戸は前節から中盤に朴を残してボッティを中盤に入れてトップは吉田とポポ。ドイツから戻ってきた相馬はベンチ外となったが大久保がベンチに帰ってきた。

■前半
マッチアップ
4-4-2の神戸はCBに2トップ、SBにSHを、と前節磐田が取ったのと同じように当ててくる。
神戸のプレッシング
で、神戸が取ったのは高い位置からのプレス。
そのやり方はCBの前にFWが立ちボランチへのパスコースを消すところから始まり、プレスのスイッチはCBの横パス。CBが横パスを出した時にボランチへのパスコースを消しながら当たりに行き、ボールを出したCBにはもう1人のFWが行く事でボールを近い方のSBに出させる。で、SBにはSHが一気に距離を詰め、同時にセレッソのボランチへも神戸のボランチが距離を詰めていく。
開始2分にはこの形で丸橋から松岡がボールを奪い一気に先制するなど、立ち上がりから神戸のこのプレッシングが面白いようにはまった。

ただ、セレッソにも前からのプレッシングをかわすだけの力は十分あるので10分すぎにはボールを運ぶ場面も見られるようになるものの、前節の負けと開始早々の失点で焦っているのかなぜかこの日のセレッソはプレッシングをかわした所で一気に可能性の低い縦パスを入れてボールを失うということを繰り返してしまう。

そうなると神戸が気持よくプレーをし始める
神戸 ボール保持時の動き
ヴィッセルがボールを持っているの仕組みは上の図の様な感じ。攻撃の中心はやっぱりボッティ。ボッティが中に入ってボールを受ける事でマークをずらしてそこに両SBが上がってきて幅を作る。右サイドの中盤には朴が入っていてサイドに張っている時は石櫃のジャマになっていた部分もあったけど時折中に入っていくのでその時には石櫃がプレーする事もできていた。
よくわからなかったのはボランチに入っていた田中。松岡がバランスをとって田中が攻撃にアクセントをってイメージなんだろうけど、動きまわってボールを触るわりにはリズムが同じなのでそれほど効果はない。また頻繁に自分のポジションを空けて前に飛び出していくんだけどそこでも何も起こすことが出来ていない。
なので、ボールを奪われたら頻繁に田中のところにスペースが出来ていた。

セレッソ ボール運び
って事でセレッソが30分過ぎから田中のスペースを使ってようやく前にボールを運ぶ事ができるようになる。ただ、いつもの形にもっていくまで30分もかかった事でもわかるようにミスが多く何度かチャンスの1歩手前ぐらいまでしかできずに前半終了となる。

■後半
後半のマッチアップ
全体的に動きが重いセレッソは後半開始から、中後を小松に代え2トップにそしてボランチにはボギョンと倉田とカケに出る。
この時変える方向としては2種類あった。
この日のセレッソは神戸のプレッシングによって後ろでまったくボールを落ち着けられてなかったし、どんどん縦にボールを出してしまっていた。なので後ろに増やすか前に増やすか。
でも、その神戸のプレッシングはそれほど完成度も高い訳でもないのでいつものように低い位置でGKを使ったりボランチが下りてきたりしてゆっくりボールを動かせれば十分対応できるものだったし、上に書いた田中のスペースだったりっていうボールを運ぶ上での狙い目もあったので前に増やしてカケに出ようって事なんだろう。

しかしこのカケが裏目に出る。
小松を前に入れた事でリードしている神戸ははっきりカウンター狙いとなり、そのカウンターで茂庭がポポに入れ替わられてしまい失点。
悪いときはこうなってしまうもので、茂庭が1対1を止めるという前提で組んでる仕組みのなかその茂庭がやられて2-0。
さらにその3分後に康太が朴に裏を取られて3-0となってしまった。

67分には押し込んだこぼれ球からボギョンが決めて3-1とし、播戸、蛍を投入し前への意識を強めるものの、終了間際に大久保にPKを決められ4-1と惨敗となってしまった。

■その他
ミスから失点し、ミスで自ら攻撃の芽を摘む久しぶりに見た酷いゲームだった。
あれぐらいのプレッシングをかわせないんだから、この試合で言えばボギョンの裏のスペースも何もない。
なぜ神戸のプレッシングに対してジンヒョンを使わなかったのか。
連敗とはいえ自滅なので、揺らぐ事なくこの1週間で何がなぜ出来なかったのかをしっかり詰めてやり直して欲しい。後半や2失点目以降よりもなぜ前半にあんなサッカーをしてしまったのか。まあ自滅だからキツイってのもあるんだけど…

ただ、同じように失点した広島戦でもそうだったんだけど、先制を許した丸橋のミスの時にボギョンはまったくボールを受ける素振りも無かったのは気に入らないけど。

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