いよいよ2014シーズンの最終節。
前節の敗戦で降格が決定したセレッソはアウェイで16位とまだ降格圏の大宮との対戦です。
16位大宮と15位清水との勝ち点差は3。得失点差は同じ-18ですので、大宮がセレッソに勝ち清水が甲府に敗れた場合のみ順位がいれかわりセレッソ・徳島と共に降格となるのが清水に。それ以外は大宮が降格となります。
予想スタメン |
前回の対戦は4/29の第10節。大宮は4連敗中とかなり苦しい状況での対戦で、その前の9節の甲府戦でかなり低調な試合をしてしまった事を受けて先ずは負けないという戦い方で、その少し前から3-4-2-1を使っていたセレッソに対して大宮も3-4-2-1でミラーゲームを選択。
試合内容は引いて守る大宮に対してセレッソが試合をコントロールし、またチャンスをも作っていましたが、大宮は引いているにも関わらずセレッソは後ろで人数を残してボールを持つ事ばかりになってしまう事も多く、その結果決めきれずにいるとセットプレーから大宮が先制。大宮はその後さらに後ろに人数をかけて守る形となりそのまま逃げ切られるかと思われたアディショナルタイムにCKのこぼれ球を放り込んだ形で杉本が決めて何とか同点に追いつくという試合でした。
ちなみにこの時の大宮の監督は、いつの間にか来シーズンにセレッソの強化部長に決まる事が決定しているような扱いになっている現監督の実兄である大熊清氏。
いつの間にかの大熊清氏についてはどうなんでしょうね。FC東京でTDの経験があるとはいえ彼がやっていた期間はちょうどポポヴィッチが率いていた期間で、そしてその間に下部組織と合わせて幹の部分をつくったそうですが、FC東京はTDと監督が今年代わって戦い方をがらっと変えて作り直していますね。
■最近の大宮
大宮は現在2連敗中、そして5試合連続勝利無し。今年で10年目となるJ1で過去9年間のラスト3試合の成績は12勝12分3敗と圧倒的な強さを誇り、ほとんどの年でなんとかギリギリで残留を決めてきましたが、今シーズンは2連敗と最大のピンチを迎えています。
前節の名古屋戦は、今シーズン豊田で勝利の無い名古屋とアウェイで名古屋に勝った事の無い大宮という対戦でしたが、立ち上がりに失点。後半に同点に追いつくもののアディショナルタイムに小川に決められ敗れるという苦しい試合。
戦い方としては同じ4-4-2でもセレッソの様に無謀に追い回す訳ではなくきちっと一度セットしてからという守備で、やはりこの順位にいる事でもわかるように時々コンパクトになりきれない事もあります。
一方攻撃ですが、これもセレッソとは異なりチームの持っている武器であるズラタン・ムルジャの2トップを活かそうという形。
ただ、これもこの順位にいる事でもわかるように、ポジティブトランジションの質が高く無く、またそこにボールを届ける形がチームとして乏しく家長の個人技が頼みの綱という状態でしかありません。
■プレビュー
セレッソは扇原とカカウが累積警告で出場停止。なのでスタメンは扇原のところにキムソンジュンが入る形になりそうです。またここまで使って来なかったフォルランですから当然この試合でもベンチ外となるでしょう。
一方の大宮は前節は出場停止のカルリーニョスに代わり増田がスタメンにはいっていましたが、今節は再びカルリーニョスに戻して金澤とダブルボランチ、右に家長、左に橋本、2トップはズラタンとムルジャという形になりそうです。
降格が決まったセレッソと勝てばわずかに可能性がある大宮という状況なのでモチベーションの面でも大宮の方が少し勝っているかもしれません。
またピッチ上の戦力でも今となっては大宮の方が少し勝っているかもしれません。
しかし逆に言えばリラックスして戦える可能性もありますし、戦い方の幅は狭いながらもそれがハマればセレッソには十分チャンスはあります。
勝ったところで16位になるだけで残留出来る訳ではありません。かといって戦わない訳にはいきません。
ただ目の前の相手に勝つ。それだけ。
ちなみにこの試合で大宮の降格が決まれば、自分達も含めて降格決定するのが全てセレッソの試合となります。
まいどー。
返信削除最終戦も・・・。ついにアカンかったとですよぉぉおー
うぉぉぉーーーぉおおんおん(元野々村県議風)
てことで、解説ヨロしく!
コメントありがとうございます。
削除つらいシーズンでした・・・
1年おつかれさまでした。
返信削除もし来年も書いていただけるなら、文章中の対戦相手選手名の後に背番号を ( ) で書いていただけると図を見ながら把握しやすいです。
コメントありがとうございます。
削除背番号のアイデアは名案ですね!
来シーズンから是非使わせていただきます。
ありがとうございます。