セレッソ大阪 0-0 横浜FC
■スターティングメンバー(セレッソのみ)
セレッソ大阪
GK:27 丹野
DF:4 藤本、25 小暮、30 椋原、33 茂庭
MF:16 安藤、31 橋本、32 関口
FW:9 永井、11 楠神、20 玉田
ベンチ:1 武田、22 中澤、37 池田、26 秋山、35 沖野、38 西本
交代(セレッソのみ)
46':33 茂庭→22 中澤、11 楠神→26 秋山
63':20 玉田→35 沖野、32 関口→38 西本
70':30 椋原→37 池田
75':ポジションチェンジ
横浜FC戦の翌日に行われたザスパクサツ群馬戦。
前日にスタメンだった選手はすべてベンチ外。そして途中交代で入った選手はすべてスタメンになっています。
一方のザスパはトレーニングシャツに番号が入っているのですが、登録番号と関係ない番号をつけている選手が多数なのでスタメン等は入れていません。
ちなみにセレッソユース出身の夛田と大津はスタメンではありませんでしたが、18番をつけていた右SBの久富が丹野と交錯してしまったので夛田は前半途中から、大津はハーフタイムから出場しています。
ちなみに後半途中からは元浦和、清水、横浜FCで昨シーズンは和歌山でプレーした永井雄一郎が24番を付けて出場していました。
セレッソの基本的な戦い方は横浜FC戦と変わりませんので、今回は簡単にまとめてみます。
■押し込まれた原因
セレッソは立ち上がり少しザスパに押し込まれてしまいました。
俗にいう「受けてしまう」状態だったんですが、その要因になったのは楠神と永井の前線2人がSHを追っかけて自陣の深い位置まで下がって行ってしまうから。
横浜FC戦で書いたように今セレッソが取り組んでいる形は、4-3のブロックで中盤はまず中を締めてサイドに押し出す。という形ですが、永井と楠神の2人は「しっかり守ろう」という意識だったんでしょうが、最初にロングボールで自陣深くにボールを入れられてから、必要以上に下がってきて4-5のブロックの様な状態になっており、前線で玉田が孤立するような状態、また本来FWがいるべき位置にいないので相手のSBやボランチに制限をかけられずにボールを持たれてしまうという状況になっていました。
■改善点
この試合が今シーズン2試合目の対外試合。そして茂庭、椋原、関口、玉田、安藤の前の試合で途中出場した5選手は彼ら自身も2試合目という事で、基本的なやり方は変わってないものの1試合目だった横浜FC戦から改善されたとことも見られました。
中盤と前線
これはまだまだ十分だとは言えませんが、図のような形だったりで特に玉田を経由して横浜FC戦よりも中盤の3人から前線へのパスがスムーズになっているシーンも何度か見られました。
ボールを奪いに行く守備
もう1点は高い位置からの守備。
これは横浜FC戦でもやってましたが、この試合の方がより積極的に3トップでDFラインを制限しボランチにボールが入ったところでアンカーとインサイドで挟み込んでボールを奪う場面が増えていました。
また、今のセレッソのやり方は中盤をアンカーとインサイドハーフで逆三角形で組む形ですがアンカーの選手も攻撃参加を制限されているわけではありませんので、ここでボールを奪ってショートカウンターで前線にという場面もいくつか見ることができていました。
ただ、前半に丹野が久富と交錯した場面は、中盤やSBが前に出て行くポジションを取っていましたが前線はその動きができていないのでボールの出所にプレッシャーをかけられていないという状態になり、最終ラインからの長いボールで後ろから飛び出してきて最終ラインの裏をとられたという場面でした。
■新加入選手雑感
横浜FC戦のスタメンはパブロ以外すべて昨シーズンから所属していた選手でしたが、この試合はそのパブロ以外で他チームから移籍してきた選手はすべて出場しました。その中でも代表キャリアのある3名を。
玉田圭司
やはりさすがの存在感で、この2試合では中盤と前線をつなぐ役割を求めるなら一番かなと思わせましたので、現時点ではサブ組のファーストチョイスという状況ですが、もしかするとスタートからという事もあるかもしれません。
ここ数年前線の選手は外国人もしくは若い選手だったので、前線から中盤や後ろに指示の声が出るもの新鮮だなあという感じです
関口訓充
セレッソサポーターにとってはスピードあるSHのイメージが強い選手ですが、インサイドハーフとFWの両方で起用されています。
他にセレッソでSHのイメージがある楠神は今のところFWでしか起用されていないところからみると、アウトゥオリは関口の運動量を買っているように見えます。
橋本英郎
橋本は逆にボランチのイメージが強いのですが、彼もインサイドハーフとFWの両方で起用されています。
最初にFWに入った時は守備の指示を受けていたので守備的な目的なのかと思いましたが、それ以外の事もあったのでそういうわけではなさそうで、つなぎの部分も
周りの選手に対するコーチングはかなり具体的なので、聞いていると面白いです。
■前半ハイライト
■後半ハイライト
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