予想スタメン |
首位マリノスと勝ち点差6と優勝の可能性をかすかに残す5位セレッソは、マリノスとの勝ち点差が2、セレッソとの勝ち点差が4の現在3位で昨シーズンのチャンピオンチームであるサンフレッチェ広島をホームキンチョウスタジアムに迎える。
セレッソのメンバーは、ケガで離脱していた藤本が30節の鳥栖戦以来、天皇杯で1トップをつとめたエジノがリーグ戦では9/22のレイソル戦以来のスタメンとなる模様で、6/30のナビスコカップ浦和戦2ndレグ、7/13の16節アウェイ広島戦同様エジノを右SHに置いた4-2-3-1で挑むと思われる。代表に招集されていた柿谷と山口もコンディション面での不安はあるものの、帰国当日からフルメニューで練習に参加しているので問題は無さそう。
一方の広島は、コチラも代表で抜けていた西川と韓国代表に招集されていたファンソッコも戻っているので左WBにファンソッコが入る前節柏戦と全く同じメンバーになるのではないかと思われます。
広島との戦いと言えば思い出されるのは、セレッソサポーターならホーム長居で前半0-3でリードされながらも後半に5点を奪い最終的に5-4で勝利という壮絶な打ち合いを演じた2011年9月10日の25節、広島サポーターなら4-1の快勝で悲願のリーグ優勝を決めた2012年11月24日の33節かと思いますが、今回の対戦はおそらくこの2試合の様な派手なスコアにはならない可能性の方が高いと思います。
この試合がどういう形で進んで行くかはセレッソがどれだけ広島対策を徹底してくるかにかかっています。
この試合はのセレッソはおそらく4-2-3-1です。
約半年前の出来事なので覚えている方も多いでしょうが、この4-2-3-1になったきっかけは浦和対策、ナビスコカップ1stレグを4-4-2で挑み浦和に絵に描いた様な形でハメられた事に対する答えとして2ndレグから取り入れた形で戦うでしょう。
詳しくはナビスコカップ2ndレグとその後の広島戦で書きましたが、この4-2-3-1は4-1-5に変化する浦和や広島の1トップ2シャドーと両WBの前線5枚に対して4バック+ダブルボランチの2枚の6人で1人余らせて、中盤の1に対してはトップ下が、最終ラインで4のSBになる3バックの両サイドに対しては両SHがマッチアップを合わせてズレが起こらない様に対応する形で、最初の浦和戦では準備期間が1週間という中での試合でしたが結果は1-1の引き分けながら手応えを感じさせる内容で、そしてその2週間後に行われたアウェイ広島戦でも同じ形で戦い終盤オープンになってからのカウンター合戦で失点し敗れたもののこちらも手応えを感じさせる試合でした。
ただ、この形だとどうしてもチームの重心が後ろにかかります。
そして広島は、昨シーズンから森保監督になりリスクを減らす事を徹底し、それでチャンピオンになったのでその傾向は昨年以上に強まっています。
なので基本的にはサイドを使ってハメる形ができなければ、リスクをかけてまで仕掛けてくる場面は少なくなっています。
という事でおそらく試合は広島がボールを持つ時間が長くはなるものの、お互いがカウンターを狙うという静かな展開になるのではないでしょうか。
そんな中セレッソが勝利するには、その時間をどれだけガマンできるか。
そしてカウンターのチャンスの時にどれだけ人数をかけれるか。
しかしこのカウンターの時に不用意にボールを奪われてしまい、カウンターのカウンターを受けてしまうとそこが最大のピンチにもなり得ます。
なのでカウンターを確実にフィニッシュまで持って行く事、ダメならやり直す事、その判断がチームで統一し徹底できるかどうかがポイントになるでしょう。
また、攻守の切り替えのスピードは負けていないので、これまでの広島に対して行ってきた様な前線のサイドでハメる守備もタイミングを見誤る事無くできればさらに可能性も上がるりますが、タイミングを間違えれば広島のカウンターの餌食になる可能性もあるので、もしそれをやるなら「いつどこでやるか」も大きなポイントになってくるでしょう。
天皇杯も敗退してしまったので残りは3試合しかありません。
そしてその残り3試合はいずれも2位3位4位と自分達よりも上にいるチームとの対戦です。
何かを起こす為には勝ち続けるしかありません。
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