2016年9月26日月曜日

9/25 明治安田生命J2リーグ第33節 VS 徳島ヴォルティス @ 鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム

第33節
2016年9月25日(日)19:00KO 鳴門大塚

スタジアム鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム主審三上 正一郎
入場者数7,657人副審村田 裕介、正木 篤志
天候 / 気温 / 湿度曇のち雨 / 25.1℃ / 89%第4の審判員藤田 優
スターティングメンバー
徳島ヴォルティス徳島
 
セレッソ大阪C大阪
 
  • 監督
  • 長島 裕明
 
  • 監督
  • 大熊 清
徳島ヴォルティス徳島
C大阪セレッソ大阪
今回対戦今季平均
データ項目徳島ヴォルティスセレッソ大阪徳島ヴォルティスセレッソ大阪
FK6161314
CK6555
PK0100
シュート47813
警告/退場2/01/01/01/0

<監督・選手コメント>

セレッソ大阪 大熊清監督
徳島ヴォルティス 長島裕明監督

セレッソ大阪 杉本選手、キム・ジンヒョン選手、ソウザ選手、リカルド・サントス選手
セレッソ大阪 山口選手、藤本選手、玉田選手、酒本選手
徳島ヴォルティス 井澤選手、岩尾選手
徳島ヴォルティス 井澤選手、大﨑選手、橋内選手

両チーム共に敗れた天皇杯3回戦から中2日で迎える明治安田生命J2リーグ第33節、セレッソにとってはアウェイ3連戦の最終戦となる敵地鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアムでの徳島ヴォルティス戦は後半から激しい雨が降る中での一戦となったが、後半に決めたPKで逃げ切り勝利、リーグ戦の連勝を4に延ばした。

■メンバー

セレッソのメンバーは3日前の天皇杯を回避した玉田・松田・藤本、ベンチスタートとなったソウザがスタメン復帰。さらに清原・杉本もスタメンに名を連ねる3-4-2-1。
天皇杯でテストした通り出場停止の山下に代わって3バックの左には茂庭が入っている。

一方天皇杯でスタメン11人を全員入れ替えた徳島は、その入れ替えたほとんどのメンバーがスタメン復帰。ただカルリーニョスと福元が離脱、ベンチ外となっており、ボランチには天皇杯でフル出場を果たした元甲府の井澤がリーグ戦初スタメン。また3バックの右には前回対戦時も先発していた橋内がこちらも天皇杯に引き続き先発している。

■立ち上がりの15分

徳島は立ち上がりの15分間、高い位置から追いかける作戦をとってきます。
立ち上がりに時間限定で飛ばし気味に前線から追いかける守備を見せる事はこれまでの試合でも何度かありましたし、前節山形戦、天皇杯3回戦と立て続けに立ち上がりに失点していますから考えられない事もない形です。
徳島のこの飛ばし気味の立ち上がりに特に大きなピンチを招くような事はありませんでしたが、少し試合がバタバタした展開となっていました。

そうなったのはこの立ち上がりの徳島の前線から追いかける形にセレッソも乗っかったから。
日程的にも、またこの日はキックオフから蒸し暑かったとの事なのでコンディション的にも、さらに置かれている立場的にも、セレッソはいつも以上に先制点が欲しい試合だったので徳島が前に出てきている中、ピッチ内の選手も背後にできているスペースを使いたいという気持ちが強かったのでしょう。また一方で徳島はボールを持てばシンプルにロングボールを蹴ってきます。
その結果立ちあがりから展開の早いバタバタした試合となってしまいました、

先に書いたようにこの時間帯でそれほど大きなピンチを迎える事はありませんでしたが、この展開は徳島が望んで誘ってきた状況。バタバタした展開だと通常時よりもアクシデントが起こる可能性が高くなるので、両チームの関係を考えるとメリットがあるのは徳島です。
セレッソとしてはゲームを落ち着かせた方がメリットがあるのですが、なかなかそういう形に持っていけませんでした。

■ゲームが膠着する15分以降

15分をすぎると徳島はプレッシングを止め自陣でブロックを作るようになります。
その状況になるとセレッソも速く攻めるのを止め、ボールを落ち着いてキープするようになります。
となるとこの試合は両チームが3-4-2-1のシステムで戦うミラーゲーム。ミラーゲームだとマッチアップのズレが無い為局面で数的有利・不利の状況をつくれない。なのでボールの循環や仕掛ける局面での仕込みで相手の守備陣形を破壊する必要がありますが、両チームともそのどちらもが出来ていないのでゲームは膠着していく事になります。
徳島の守備組織の方が選手感の距離が近くコンパクトになっている分、両チーム合わせて初シュートとなった20分の木村がシュートを放つセレッソがカウンターを受けてしまう場面もありましたが、個々で1枚はがせる能力はセレッソの方が高いので徐々に25分の玉田や38分の清原がシュートを放つ場面を作っていきます。
しかしどちらも先にあげたような相手の守備陣形を破壊するような事はできていないのでその攻撃も単発となっていました。
徳島にとってはこの状況もゲームプラン通りの形だったかと思います。
ただセレッソにとっても、おそらくこうなることは誰しもが予想できた事でしょうし、試合後の玉田選手のコメントではありませんが、有効な攻撃が出来ていない事は選手も自覚しているでしょうからどこかで個人の能力でなんとかするしかない。
なのでシーズン序盤ほどこの状況に焦りは無かったんじゃないかと思います。
試合を見ていてここ数試合感じるのは、もちろん玉田選手の言うように組織として攻守を組み立てたほうが良いに決まってますが、組織としてそういう方向には進める事ができない(誰が?)という事を選手も踏まえてサッカーをしているという事。それの1つとして以前から「攻めずにチンタラする事」や「ラインをあまり上げない」という形で少しずつその様子は見えていましたが、ここに来てもう1つそれを深めた印象を受けています。
まあどれもこれもサッカー的には退化ですし、勝つためにも最善の方法ではありませんが、知恵としてしょうがない所なのでしょう。

ただ、前半のセレッソは、この停滞した状況の中でもどこかで個人の能力でなんとかする為にも足りなかったのは裏抜け。先に書いたように徳島の守備陣形がコンパクトだったので、引っかかってカウンターを受ける場面を作られたり、1枚外してもすぐにサポートの選手が来る為にチャンスにを作りきれないといった状況になっていました。
なので個の能力を活かす為にもそのコンパクトな陣形を広げたい。特にこの試合では5-4-1になったときの徳島の2列目の守備が前への意識が強くそれに連動して3列目という形だったので、前半アディショナルタイムに裏を狙った丸橋が抜け出す場面はあったものの、全般的にはもっとシャドゥが裏を狙っていく必要があるという状況でした。

■雨足が強くなる後半

ハーフタイムに裏抜けの指示があったんだと思いますが、後半に入ると清原が前半よりも裏を狙う動きを見せるようになり徳島の守備ブロックが深くなります。
しかし前半途中から降っていた雨が後半に入ると強くなりボールが転がる度に水しぶきが上がる状態に。それにつれて両チームとも後ろが重くなり間延びする展開になっていきます。
ただ、そうなるとセレッソも徐々に個の力が発揮される場面が出てくるようになり57分、ソウザのクロスに玉田が合わせますが長谷川がスーパーセーブを見せました。
60分〜
膠着した展開が続く中、60分セレッソは玉田に代えて酒本を投入。杉本がワントップに移動し、清原が左シャドゥ、酒本は右シャドゥに入ります。
酒本のファーストプレーが裏抜けだったので、これもまた裏へという指示があったのでしょう。
ただ何故か気に入っているこの酒本のシャドゥもこれまで同様、右サイドに酒本・松田・田中とSBを3人縦に並べているから何かあるのかと思いきや特に何もないというものなので別に何の効果もなく、同じようにどこかで個の能力で何かが起きるのを待つしかありません。
69分〜
そして時間の経過と共にさらに雨足が強くなっていった事で65分、徳島は木村に代えてパワフルな山﨑を投入します。
徳島も交代によって何か変えるというものではなく、ただただ選手を入れ替えただけ。
するとセレッソも69分、清原に代えてリカルド・サントスを投入。リカルド・サントスがワントップに入り、杉本は左シャドゥに戻ります。
この交代策はスカパーのマッチデーハイライトでも「作戦変更」というナレーションがついており、雨だから空中戦というニュアンスで伝えられていました。確かにこの時間帯にはピッチ状態がかなり厳しくなっていたので「雨だから」という面も0では無いでしょうが、そもそも両チームともこれ以外の手は無いのでおそらく雨が降っていなかったとしてもこの展開ならこの交代。なので交代があったからといって取り立てて変化をつけて何かを起こす様な事もなく、あるとすればアクシデント的に何かが起きてしまうかどうかという展開になっていました。

この試合セレッソにとって最大のピンチだったのが75分の徳島のFKの場面。
山口が後ろからボールを奪いにきた佐藤に気付かずファールを犯してしまったFKから、さらにそのFKを藤本が跳ね返したボールがリカルド・サントスの腕に当たったとしてファールの判定。
通常ならあまり起こらないようなアクシデント的なファールが2つ続けて起こってしまったFK。岩尾の蹴ったボールにキム・ジンヒョンは逆をつかれる形となりますがスーパーセーブを見せ難を逃れる事ができました。
78分〜
75分を過ぎて0-0という事でセレッソはさらに前線の選手を投入。78分に松田に代えて澤上を投入。酒本が右WBに回ります。
この頃になると流石にピッチ状況はかなり厳しくグラウンダーのボールは選択しにくい状況。
79分、茂庭の送ったアーリークロスにリカルド・サントスが合わせたヘディングシュートは長谷川が何とかはじき出しますが、それで得たCKはファーに流れようとしますが橋内がソウザのユニフォームを引っ張ってしまいファール。セレッソがPKを獲得します。
そのPKを獲得した瞬間からベンチから「健勇!健勇!」と叫んでいた通り、キッカーは杉本が務め落ち着いて決めゴール。82分にセレッソが先制しました。
88分〜
この失点を受けて徳島は84分に内田に代えてアレックス、88分には大崎に代えて渡を投入し前掛かりになってどんどんクロスを放り込んで来ます。しかし、例えばカズのゴールの後押し込まれて逆転まで持って行かれたホーム横浜FC戦では、単純に前掛かりになって押し込まれていただけれは無く、最終ラインの人数を1枚減らしそれまでのSBとSHを務めていた選手の間にWBを入れるという「策」をつかって混乱を引き起こしていたのですが、徳島がとっていたのは単純に選手を入れ替えるだけだったので、混乱が起こる事無く跳ね返し続ける事ができそのまま試合終了。
もう1つ何かを起こされるとすると雨によるアクシデントでしたが、ブロックを落としてセーフティーにプレーすることでそのリスクも軽減し、セレッソが逃げ切りました。

■その他

前半から特に何も無い試合で、後半の豪雨でさらにその何も無さが加速する試合となりましたが、PKで獲得した1点を守りきり勝利する事が出来ました。

試合後ツイッターで回っていた徳島県知事のツイートでも書いていましたが橋内が与えてしまったPKについて補足しておくと、あのシーンはペナルティエリア内で橋内がソウザのユニフォームを引っ張っており、そのシーンも映像に残っているので確実にPKです。
ユニフォームを引っ張るという行為は、例えば他の接触プレーとは異なり不可抗力で起こってしまう事はありえず、ユニフォームを引っ張ろうという意識が無いと発生しないプレーなので、どんな場合でもユニフォームを引っ張った時点でファールです。
またもう1つ、徳島県知事のツイートは少しわかりにくかったのですが、おそらく書かれていたのは、「あの酒本のキックは大きく外れていたのでソウザは触れなかったからPKでは無いのではないか」という主旨だと思います。
しかしこれは全くの勘違いで、ファールの有無にボールに関係するかどうかは一切関係ありません。ですからこの場面ではボールに関係ない所とはいえ橋内はペナルティエリア内でソウザのユニフォームを引っ張るというファールを犯しているのでPKです。
もしボールに関係するかどうかがファールかどうかの基準になってしまうと、例えば中盤でボールを持っている時にFWの選手が相手のCBの選手に殴られてもファールではなくなってしまいますからね。
こんなブログを見るぐらいサッカーが好きな方はご存知の方がほとんどでしょうが、もし何かのはずみで見てしまった方は、サッカー以外の一般的な競技、例えば野球であったりバレーボール、テニスなどではボールに関係ない場所で起こるファールという事自体がほとんど無いのでわかりにくいかもしれませんが、覚えておいていただけたら幸いです。




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