2017年3月5日日曜日

3/4 明治安田生命J1リーグ第2節 VS 浦和レッズ @ 埼玉スタジアム2002


第2節
2017年3月4日(土)14:01KO 埼玉


スタジアム埼玉スタジアム2002主審飯田 淳平
入場者数43,826人副審山際 将史、植田 文平
天候 / 気温 / 湿度晴 / 13.4℃ / 39%第4の審判員中村 太

スターティングメンバー
浦和レッズ浦和
 
セレッソ大阪C大阪
 
  • 監督
  • ペトロヴィッチ
 
  • 監督
  • 尹 晶煥
浦和レッズ浦和
C大阪セレッソ大阪
今回対戦今季平均
データ項目浦和レッズセレッソ大阪浦和レッズセレッソ大阪
FK15131812
CK2242
PK0000
シュート78119
警告/退場1/00/02/00/0

<監督・選手コメント>

浦和レッズ ペトロヴィッチ監督
セレッソ大阪 尹晶煥監督

浦和レッズ 青木選手、武藤選手、槙野選手
セレッソ大阪 マテイ・ヨニッチ選手、関口選手、山下選手、ソウザ選手、杉本選手、清原選手

明治安田生命J1リーグ第2節、昨シーズンの最多勝ち点獲得チームである浦和レッズにとってリーグ戦でのホーム開幕戦となる一戦は3-1で浦和レッズに完敗。両チームの差を見せつけられる結果となりました。

■メンバー

セレッソのメンバーは、開幕戦での水沼宏太の負傷、開幕戦に続き清武が復帰できていない中で、キム・ジンヒョンが古傷の腰痛で離脱しておりベンチ外というメンバー的にも厳しい中での一戦。実際にキャンプからトレーニングを行っている山村の前線起用の報道もありましたが、先発メンバーはGKに丹野が入った以外は開幕戦で水沼の負傷交代以降の陣容、丸岡が右SHに入る布陣となっています。
その影響もありベンチに入ったのはFC東京から加入した圍、さらに2012年まではJFLのSAGAWA SHIGAでプレーし、その後J3、J2とステップアップしてきた清原翔平がベンチ入りとなっています。

一方の浦和は、ミッドウィークにACLが入る過密日程の中でメンバーを入れ替えながらの連戦中。ゼロックススーパーカップを含めると全ての試合に先発しているのは、西川、森脇、宇賀神、青木の4名で、ミッドウィークのソウル戦でベンチスタートだった遠藤航、途中交代だったラファエル・シルバ、そのラファエル・シルバと早い時間で交代した興梠慎三などが先発に入り、柏木の離脱でボランチには青木と阿部というコンビになっています。

■4-4-2でセットするセレッソ

セレッソの守備陣形
セレッソは開幕戦同様にハーフウェイライン辺りから4-4-2でセットする守備。一方の浦和は両WBを高くする4トップ気味の布陣から、2トップ脇を狙う為ということもあってか3バックの中央に入る遠藤からのボールを引き出せるようにダブルボランチが2トップ脇から下がり、槙野と森脇はサイドに大きく開き前を伺う形となっています。
この両ボランチと3バックの両サイドの関係はセレッソの4-4-2の1列目である2トップ脇から2列目となる中盤の4の引き出し2列目と3列目の間を使っていきたいという事を狙った形です。

試合の立ち上がりのセレッソの守備ブロックはまずまず。
浦和が3バックとダブルボランチで左右にボールを動かしながら前線の5枚、特に1トップ2シャドゥがいる4-4のブロックの中に縦パスを入れる機会を伺いますが、セレッソはきっちりとスライドで対応していました。
大きな揺さぶりをかけてくる浦和
となると浦和が狙ってくるのは前線5枚の両サイドを使った大きな展開。
2トップの脇から逆サイドのWBへの大きなサイドチェンジを入れてきます。
これに対してセレッソはスライドで対応。つまり最初はボールサイドに2列目と3列目の4-4がきっちりスライドして逆サイドは捨て、逆サイドにボールが出たらその4-4全体が再び全体をスライドして逆サイドを捨てるという形です。
浦和のこの揺さぶりに対して関根がドリブル突破を仕掛けようとする場面などもありましたが、セレッソはよく守れていました。
というのも浦和がこの揺さぶりで狙っているのは4-4-2のブロックに間ができること。前後もそうですが左右もそう。サイドに展開されるから、逆サイドに人がいるからといって4-4のブロックが逆サイドを気にして横に広がるのは最悪で、ゴールは中央にしかないので守るのはあくまで中央、逆サイドはボールを出されてからその後の話し。守備としてはボールサイドからきっちり4枚が詰めておかないといけません。
開幕戦でも書きましたが、例えサイドからクロスを入れられても4-4のブロックが中にしっかり絞れて距離を詰めることができていたらシュートを打たれる事はほぼありません。
サイドからのクロスの得点シーンなんかではよく「ピンポイントクロスがピタリとあった」と言われますがそのほとんどがDFラインの横の間が開いていたというのが原因で、ここの間の距離さえ詰める事ができていたらクロスがシュートを打つ選手に届く前にシュートを打つために必要なスペースを消す事ができるのです。
ただ、これにはガマンが必要。例えば槙野や阿部が左サイド、セレッソにとっての右サイドでボールを持っていると、セレッソは右サイドにスライドしなければいけません。左サイドを務める関口や丸橋は一番外に関根がいるのを知りながらもそこを捨てて中央よりに絞る。しかし絞ると大きく関根にサイドチェンジが入る。じゃあ最初から関根のところに人がいればいいのにってなってしまうんですが、そうなると2列目だと山口と関口、3列目だと山下と丸橋の間が広がることになってそこにスペースができる。関口・丸橋の外側と山口・山下と関口・丸橋の間、どちらでボールを受けられたら危険なのかというと100%後者、なぜならそっちの方がゴールに近いからです。ただ、きちんと絞れてるためにボールが出てこないなかずっと大外に展開され続けるとそれをふと忘れてしまう。絞る事ができてるから出てこないだけなのに、出てこないんだったら最初から外にいたほうが楽じゃないの?と思ってしまう。そこをガマンし続けなければいけません。

そしてガマンしないといけないのは背後のスペースも同様。セレッソは立ち上がり4-4-2のブロックが下がる事なるコンパクトにできていました。なので青木や阿部がセレッソの4-4-2の4-2の間でボールを受ける事がほとんどできず浦和を4-1-5にさせていませんでした。
がしかしそうなると浦和は背後のスペースを狙う。14分にあった遠藤から裏抜けを狙う武藤へのロングパス。遠藤が蹴った場所はセレッソの2トップは行かないところですが、精度の高いキックであわやの場面を作られます。
ただ、これがあるからといって4-4-2の前2枚が深追いしたり、後ろ4枚が背後を恐れて下がってしまうのは相手の思うツボ。そうなると4-4-2の間が広がる、間が広がるということは使われるスペースができてしまうという事です。なのであそこはGKが前にでて対処しなければいけない。危険に見えるかもしれませんが4-4-2はガマン。強いていうならGKがあそこに対してもっと準備しておかないといけません。

■浦和の守備への切り替え

セレッソの狙いと浦和の守備
4-4-2のブロックを作って守っていたセレッソ。おそらくチームとしての狙いはこのブロックから浦和の背後にできるスペースを使ったカウンター。その為にほとんどの場合前線の2枚は後ろに下げる事なる高い位置に居続けさせていました。
例えば1枚下がって中盤を5枚にした方が横のスライドは楽だし、中盤のスライドで間を空けてしまう可能性も低い。しかしそうなると前線が1枚になって孤立してしまい、その結果ジリ貧になってしまう可能性もある。なのでカウンターのチャンスを作る為に前には2枚を残して、こっちのほうが攻守のバランスが楽になるという考えだったのでしょう。
しかし、セレッソはこの2トップによるスペースを使った攻撃はほとんど繰り出す事ができませんでした。そこに対してボールが入る事もほぼありません。
尹晶煥監督は試合中にもっと縦にという指示を入れていた様ですが、2トップがどちらもボールを引き出す為に何度も動き直すような事が得意ではないということもあるのか、2人の動きが整理されてないのか、前線のボールを引き出すプレーの質にも問題がありました。
そして、次々と浦和の速い守備への切り替えの餌食となっていきます。
今シーズンの浦和の守備で特徴的なのが2シャドゥが比較的絞ったままで守備をしてくること。
以前は攻撃は4-1-5、守備は5-4-1でシャドゥの選手は5-4-1の中盤4の両サイドに移動してSHとしての守備をすることが多かったのですが、開幕戦に続き今シーズンは中央に絞った3-4-3の形のまま守備をする場面がよく見られます。開幕戦の特に前半はこれによって齋藤学と森脇が1対1でマッチアップする場面が増え、そこから崩され失点につながっていましたが、攻撃で相手を押し込み、高い位置で守備をしたいという考えからできるだけ中央で、そのほうがメリットがあると判断しているのでしょう。

そしてもう1つ、浦和レッズの守備で特徴的なのが森脇のポジショニング。これは守備でというより攻守でといっても良いかもしれません。
森脇はいわゆるアラバロールと呼ばれるポジショニングを取る事があります。これは開幕戦でもありました。アラバロールとは簡単にいうとDFラインの選手がビルドアップの時に中央に入ってボランチがやるような仕事をすることで、バイエルンでアンカーの選手がCBの間に落ちて3バック化した時にのダビド・アラバが左SBの位置から前に高い位置に出るのではなく、中央に入ってボランチ的な仕事をすること。
これは斜めに動いてくるので4-4-2で守るには非常に捕まえづらく、またSHとCHの間にポジションを取るとアンカーのポジションチェンジやインサイドハーフと相まって誰がどこで誰を捕まえるのかという問題を突きつけます。しかしこのアラバロールの本質はこれだけにとどまりません。
このアラバロールが話題になったのは、だだ攻撃で相手に捕まりにくくするだけの形ではなく、守備のことも考えた攻守一体の形であった事。
この中に入ったアラバはアンカーの選手と共に相手の攻撃に備える事。バルセロナ時代には素早い攻守の切り替えをブスケツのポジショニングで支えていましたが、アンカーの選手だけでなく2枚目を用意したのがこのアラバロールで、グアルディオラはこのポジショニングを相手のカウンターを封じるためのものだと語っています。
という事でこの森脇のアラバロールはセレッソが4-4-2でボールを奪った時の浦和の素早い守備への切り替えで効果を発揮。中央に絞るシャドゥのポジショニングと森脇のアラバロールとでセレッソはボールを奪っても縦に中盤につけようとしても潰されSBに出すしか無くなる。
しかしこのサイドへのボールは浦和がそこを空けて誘導している形なので入ったところを狙われる。その結果丸橋や松田には時間がほとんど与えられず、縦に蹴りたくてもそれほど動いていない。結果そこで潰されてしまう回数が増えて行きます。

■浦和の先制点から一方的な展開に

浦和の先制点
そんな中でも20分頃まではセレッソが守備ブロックをガマンして保持し続け、最初のプレスをはずせれば相手陣内にボールを運ぶ事ができていましたが、徐々に相手に引っ張られ押し込まれる場面も出てくると、22分、槙野と阿倍のパス交換から阿部が遠藤に横パス。この最終ラインでの横パスに対して中盤ソウザのスライドが遅れて山口とソウザの間が開いてしまうことに。そこに遠藤からズバッと縦パスを入れられ、興梠のスルーから武藤がターンしてシュート。
これがネットに突き刺さり、浦和が先制します。
セレッソの守備のやり方からするとここはボールを入れられてはいけない場所。その為にソウザは最終ラインでのボールの動きと共にスライドして詰めておかないといけません。
しかし相手にボールを支配される中で徐々にそのガマンもできなくなったのでしょう。もしこの間に最初から興梠がいたらソウザも流石にこの間は締めていたと思いますが、興梠は間ができて遠藤がボールを出せる体勢になるまでガマン。そして出せる体勢になった瞬間に降りてきてそこに出すというタイミングだったので、出されてからは後の祭り。尹晶煥とすると「そこに入れさせないための守備陣形なのに…」というところでしょうが、ガマンしてやり続けるのは難しいもの。浦和としては、ここを空ける為に手を変え品を変え色々やってきて、ついに空けることに成功したという形でした。
中盤のラインが下げられ、全体が下がることに
この浦和の先制点で間を使われた事で、セレッソの4-4は高い位置が保持できなくなります。
間で顔を出してくる1トップ2シャドゥが気になるからそこを消したくなるのも当然です。
となるとこれまでコンパクトな陣形を保持できていた時にほとんど使わせていなかった1列目の2と2列目の4の間が開き、ここに青木に入られる。そして最終ラインの遠藤からよりもその1つ前の青木からの方が1トップ2シャドゥの距離が近いからより警戒して2列目が下がる。
となると前線の2枚はより孤立することになり、ここからは浦和ゴール近くにボールを運ぶ場面もほとんど見られなくなっていきました。
そして37分に浦和が追加点。これは丸橋にボールを誘導させられたところで一気に詰められ奪われ、ラファエル・シルバのシュートのこぼれ球を興梠が詰めた形でした。
結果的に丸橋がボールを奪われた事、そして丸橋は大きく蹴っておけばいいのに、ということになりますが、なぜそういうことになったのかが重要。そこを見ないと間違えてしまいます。
前線の2枚にするとここに出してこいよという感じなんでしょうが、時間もスペースも削られている中でのプレー、丸橋にすればサイドに流れるなりもっと大きく動いてくれよという部分もあるでしょう。

■試合を決めた3点目

20分すぎから圧倒的に攻め込まれていたセレッソですが、ハーフタイムでの交代はなし。形も4-4-2のまま。尹晶煥監督としてはやるべき事ができれば対応できたはずだという事でしょう。
前半の中盤以降は4-4が下げられてたので、高い位置にという指示もあったんだと思います。
そして主導権を奪う為にももっと積極的にという指示もあったのでしょう。自陣で4-4-2にセットする形は基本の形として使いながらも敵陣でプレッシャーをかけに行く姿も増やしていきます。
しかしそこを外されて48分、49分と逆サイドにボールを展開されてチャンスを作られてしまうのが辛いところ。
しかし2点ビハインドということもあってか、決してめげる事なく続けていこうという姿勢は見せ、上手く行けば敵陣でボールを持つ時間が少しできる。同点だったら続けれたかというと微妙だとは思いますが。
これによって試合に動きが出て来るようになりますが、守備への切り替えで上回ったのは浦和。
セレッソがボールを奪い杉本に当てる、杉本が山口に落としたところにボランチの青木が距離を詰めてボールを奪うというネガトラの見本みたいな形でボールを奪い返すと、青木からのスルーパスにラファエル・シルバが抜け出しゴール。3-0となりました。

3点差となった事で浦和はペースダウン、、セレッソはソウザのCKからヨニッチが移籍後初得点であり今シーズンクラブ初得点となるヘディングシュートで1点を返すものの、浦和は守備のスタート位置も無理せず少し下げます。
68分〜
セレッソは61分、関口に代えてJ1デビューとなる清原を投入。丸岡が左に回り清原は右に入る。そして浦和は68分ラファエル・シルバに代えて李忠成を投入。
セレッソは基本的にやり方は変えません。
79分〜
セレッソは73分に丸岡に代えて山村。山村を前線に置く布陣に。浦和は79分に青木に代えて那須を投入。
山村を中央で起点にしてそこからサイドへ展開したいという狙いでしょう。杉本と柿谷のコンビでは動きが整理されておらず、動きが小さかったり2人ともサイドに出たりとよくわからないことになっていましたので、山村をトップ下気味の前線に入れる事でまずそこに当てるという狙いがうかがえます。
浦和は高い位置でのプレッシャーが3点を奪ってからはペースを落としています。これは高い位置に行くという事は裏を空けるという事なので、そこまでのリスクを負う必要は無いという判断なのでしょう。
試合が終盤に進むにつれ、後が無いセレッソはソウザも高い位置に出て山口が後ろを見るという4-1-4-1的な布陣になり、中央に杉本、山村、ソウザが飛び込む形にして縦へ縦へと勢いをみせますが、浦和はこれをしっかり5-4-1で跳ね返す。
86分〜
85分にセレッソは松田に代えて田中を、86分に浦和は興梠に代えてズラタンを投入。
清原のシュート気味のクロスに柿谷が左足で合わせる場面も作りますが、試合はそのまま終了となり3-1で浦和レッズの完勝に終わりました。

■その他

昨シーズン最多勝ち点獲得チームと、プレーオフで昇格してきたチームという力の差をまざまざと見せつけられるゲームとなりました。
この試合のポイントとなったのはセレッソが狙っていた守備を続けられなかったところ。ゲームプランとしては浦和がボールを持つだろうけど4-4-2のスライドで急所をカバーしながらカウンターを狙うというもので、それを徹底しようという事だったんでしょうが、そうはさせないと手を変え品を変え揺さぶってくる浦和の前にやりきれなかった。崩れてしまったという展開でした。
現時点でこれだけの差があるというのは、チームが積み重ねてきたものの差でもありますから受け入れないといけない部分。
セレッソは、ここから何を積み上げてどういうチームを作っていけるかにかかっています。
ハーフタイム開けを見ると、尹晶煥監督は4-4-2のブロックとポジションを大きく動かさないビルドアップを推していくんでしょう。




17 件のコメント :

  1. 2点目で丸橋がボールを奪われたところは、「なぜそういうことになったのかが重要」ということですが、あの場面は余裕のない状態でボールを受けたのは事実ですが、結果的に1対1の局面でボールを奪われたことが失点の発端であることは事実だと思います。一昨年の昇格プレーオフ決勝の失点も丸橋が前線でボールを失ったことがきっかけでした。丸橋は毎試合一度くらいは守備でポカが見受けられますが、状況判断をもっと的確にし1対1で少なくとも負けないようにしないと、どんな戦術も機能しないのではないでしょうか?

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    1. コメントありがとうございます。
      丸橋に判断の質を上げてほしいのはその通りですね。
      ただ、だからといって丸橋が悪いから丸橋を代えれば良いんだという事では無いかと思います。
      もしジョルディ・アルバやマルセロがいるなら話しは別ですけどね。
      その中で持ち味をどう活かすのか、どう相手に対してアドバンテージを作るのか、というのが戦術でもあるのではないでしょうか。

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  2. お疲れ様です。
    まずは守備、そこからカウンターというのは明白ですが、カウンターの形もタイミングも準備もまだまだですね。
    開幕戦もですがミドルサードで奪っても中々縦に速くいけない、いかない場面も目立ちますし。
    しばらくは得点もあまり取れないなかで守って勝ち点をキープっていう試合が続くんでしょうか。
    やはりJ2のうちから積み上げがないと自動昇格はできずJ2にすぐ落ちてしまう運命なんでしょうかねえ。

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    1. コメントありがとうございます。
      そうですね、カウンターの形にまでなかなか持っていけないのがツラいところです。
      まあでも今回の浦和はかなり完成度の高いチームで、リーグはまだ2節。
      もちろんJ2から積み上げがあるか無いかはとてつもなく大きい事ですが、ここからどこまでチームを持っていけるかに期待しましょう。

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  3. nesyo_de_cerezo2017年3月5日 21:25

    いつも楽しみに拝見しています。今シーズンもよろしくお願いします。
    さて、この試合は浦和のプレスにボールを運べない状況が続きましたが、昨年のセレッソのプレスは簡単に剥がされていました。なぜ昨日のセレッソはプレスが剥がせず、芋づるプレスは簡単に剥がされてしまうのですか?(比べるのも申し訳ないのですが)
    プレスを剥がす形が準備されていないということでしょうか?また、プレスを剥がす仕組みとはどのようなものですか?
    それと、見ていて感じたのは、浦和とセレッソはダイレクトにパスの割合や精度に差があるなと。セレッソはダイレクトパスはせずに一旦ドリブルするのが多いなと。これは選手の動く仕組み(パターン?)の決まり事が整ってないからでしょうか?プレスを剥がすことにもつながっているのでしょうか?
    初歩的な質問で申し訳ありませんが、解説いただければ有り難いです。

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    1. コメントありがとうございます。
      大きなテーマなのでここで全て伝える事ができるかどうかは不安ですが、ちょっと書いてみます。
      そもそもプレスとはある一定の場所で相手をはめ込んでしまう事。ボールホルダーにボールを出すところを探す時間を奪ってしまって、ボールを奪い返す事。
      なので例えばこの試合の浦和であれば、サイドにボールを誘導してSBにボールを出すところを探す時間を与えないようにしていました。
      一方セレッソも前半の例えば丸岡が槙野にアタックして出たところを奪ってソウザのFKになった場面はプレスがハマった場面です。
      そしてプレス回避はハメに行った場面を外されるという状態。
      なのでその方法は無数にあるのですが、最もシンプルなのはロングボールで前線の選手にあててセカンドボールを拾う事やドリブルでかわす事もそう。
      人を捕まえに来たという事は両チームが11対11の同数でやってる以上、フルコートのマンツーマンでない限りはどこかにいる選手を捨ててる(フリーにしている)という事でもある。そしてサイドでハメているという事は大抵の場合捨てているのはボールから最も遠い選手。それは大抵の場合ボールと逆サイドにいる選手で、ここにボールを届ける事ができればプレス回避成功です。
      なのでパスを繋ぐとすると、例えばこの浦和戦でいうと丸橋がハメられた時にGKに戻して丹野が逆サイドの松田、もしくは例えば松田を宇賀神が捕まえている状態ならその奥の丸岡、の足下にピタリとパスを届けられるなら、それでプレス回避は成功。なぜならそこにボールを届けられると浦和の守備が下がらざるを得ないからです。
      またGKを使わないとするなら、前線の選手が相手が出てこれない場所まで下がって来るのも1つで、これが抜群に上手かったのがクルピ時代のセレッソのシャドゥで、ウッチーが言ってた「セレッソ出身の選手は捕まえられない場所にスッと降りてそこでボールを受けてターンできる」というのはこれを指しています。
      そして浦和のシステムですが、ミシャシステムって元々実はかなりシステマチックなやり方で、どこに誰がいなきゃいけないかというのはかなり細かい精度で決まっていました。それが武藤の先制ゴールのシーンでも見え隠れしていましたが、遠藤から武藤へ入ったパスは本来興梠へのクサビで、あそこが一直線上にならないといけないのは決まっています。
      そしてボランチや最終ラインの選手からシャドゥやワントップに入るボールに対して彼らは回りを見ずにフリックすることがありますが、あれもどこにいなきゃいけないかが決まっているから。もし誰もいないとすると、出した方が悪いのではなくいない方が悪いとなっています。
      浦和や広島のプレス回避はこの決まっているパターンを使いながら先ほどのGKも含めて応用したもので、彼らはボールを持ちたいチームなので、トレーニングからその準備を十分しています。
      あと、芋づる式はプレスではなく、むしろプレスに失敗している状態を指しています。
      ボールホルダーがフリーなので慌てて寄せる、その結果自分が元いた場所にスペースを作ってしまう、これの連鎖の状態です。
      ここまでダラダラっと書きましたが、具体的なものが無いとわかりにくいと思いますので、今後の試合のレビューの中でも触れていくようにしますね(笑)。

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    2. nesyo_de_cerezo2017年3月7日 8:15

      解説ありがとうございます。
      お手数ですが、今後のレビューも楽しみにしてます。
      >芋づる式は…プレスに失敗している状態
      そうですよね。失敗ですよね。
      昨年は年間通して失敗を見せられてたんですね。観ていて楽しくなかったはずです…

      削除
  4. Akiさん、解説有難うございます。
    ほんと昨年は昇格出来た事だけが収穫とわかる試合でしたね。
    まぁ大声の人が完全に更地にしてくれたから、ユン監督がチームを作り上げやすくなったと
    ポジティブに考えてますw

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    1. コメントありがとうございます。
      去年に関してはあれですけど、実際浦和は強いので、そんなにネガティブに考えなくても良いんじゃないですか?(笑)
      まあこうやって負けることもあると思いますよ(笑)

      削除
  5. 分析ありがとうございます。
    そもそも対ミシャ、攻略はどうするのが最も良い方法なのでしょうか。もし過去のブログに書いているなら教えていただけたらと思います。カウンターなのかミラーゲームか他…ん~んって感じです。

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    1. コメントありがとうございます。
      サッカーはじゃんけんじゃないので、ミシャシステムに対してこうだ!みたいなのはなかなか無いですね(笑)。ミシャシステムもやりだしてからもうかなり長いですし。
      浦和は実際去年74もの勝ち点を稼いたチームですから。
      なので4-4-2のスライドで中を締める形を僕は悪手だとは思っていません。
      鹿島も基本こんな感じでチャンピオンシップでも勝ってますし。
      他にミラーゲームでも良いでしょうし、昔クルピがやった4-2-3-1で2CBと2ボラで1トップ2シャドゥを見て1枚余らせ、SBはWBってのも良いでしょう。
      ただ、いずれの方法であっても狙いをやり続けられるかどうかがポイント。
      この試合ではそれができなかったというところではないでしょうか。

      削除
  6. 浦和ファンですがよく分析されてて関心します
    ユンジョンファン監督の鳥栖には苦労してたイメージだったのでこんな一方的な試合になって意外でした
    この戦いぶりだとセレッソさんは残留が第一目標になりますね

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    1. コメントありがとうございます。
      対戦相手のサポーターさんそう言っていただけると嬉しいです。
      セレッソはまずは残留が目標というのは間違いないと思います。
      前に鳥栖で上がってきた時は尹晶煥の2シーズン目でしたけど今回は1シーズン目なので、
      やりたいことがまだほとんどできないのが正直なところでしょうし。
      ご存知無いかもしれないですけど、去年は昇格したものの内容は悲惨だったんです(笑)。

      削除
  7. サッカー未経験者です。ダゾーンで観戦していましたが、1失点目にユン監督がソーザにもっと中に寄れと言っているとの解説がありましたが、貴殿の解説を読んでよくわかりました。ありがとうございます。今後も素人にもよくわかる分析をお願いします。
    浦和戦を観て、今シーズンはまず残留と気持ちを入れ替えて観戦することにしました。

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    返信
    1. コメントありがとうございます。
      ご参考にしていただけて嬉しいです。
      サッカーにかぎらず何でもそうだと思いますけど、
      こちらが何かしたいことがあってやろうとしても、相手はそれをやらせまいとしてくる。
      なのでやりたい事をやるってのは非常に難しい。
      現時点はそこがまだまだなんだと思います。
      僕は残留確定となるまずは勝ち点40が目標って事で良いんじゃないかと思っています。

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  8. 見事なまでの完敗でしたね。
    PC観戦だったので、オフザボールの動きなどは良く分かりませんが、自分として一番気になった(腹が立った)のは、2トップの二人が全く自分からボールに絡もうとしないところです。
    1点目のシーンでも遠藤はほぼ最終ラインからパスを出しています。その時(おそらく柿谷)は近くにいたにもかかわらず寄せが遅く(しかも弱い)、相手にプレッシャーを与える守備をしていません。
    2点目も、記事にも書かれていましたが、丸橋(サイド)にボールが渡る地点で前の選手(これも柿谷かな?)はサポートに落ちるべきだったと思いました。
    ロングフィードに対しても、二人とも全くと言っていいほど競り合いませんでした。二人でセカンド狙ってて、ボールがこぼれてくるとでも思っていたのでしょうか?
    最終ラインのボール回しに対してまでチェイスしろとは思いませんが、ボールの出しどころを制限したりフリーでパスを出させない様にする努力は必要だったのではないかと(もの凄く)感じました。

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    1. コメントありがとうございます。
      腹が立つ気持ちもわからないでもないですが、チームの動きの中で起こっている事なので
      誰が悪いって事ではないと思いますよ。おそらく前2枚は前に張っておく様な指示はあったんだと思います。
      また先制されたシーンは柿谷が右、杉本が左にいたので、遠藤から出された時に寄せていたのは杉本ですね。杉本が寄せにかかったところでその直前に遠藤にパスを出されています。

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