2017年3月31日金曜日

明治安田生命J1リーグ 第5節 vs 横浜F・マリノス プレビュー

2017年4月1日 15時00分:キンチョウスタジアム

予想スタメン
国際Aマッチウィーク明けとなる明治安田生命J1リーグ 第5節。今シーズンはルヴァンカップもAマッチウィークに行われなくなったため、2週間ぶりの公式戦となる今節は、本拠地キンチョウスタジアムに横浜F・マリノスを迎えての一戦です。


■横浜F・マリノス

3/15のルヴァンカップでも対戦している横浜F・マリノス。
昨シーズン終盤からベテランに対して厳しい条件を提示したり、また小林祐三、中村俊輔、兵藤、ファビオを主力クラスが多くチームを去り、さらに齋藤学も海外への移籍を希望しなかなかチームに合流をしなかった事で様々な評判が聞かれるようになり、「今年のビックリ枠はマリノスになりそう?」と直接聞かれる事もありましたが、シーズンが開幕すると開幕戦から浦和、札幌に対して連勝スタート。
実際にメンバーや昨シーズンからのチームのクオリティ、そしてシティグループの一員である事を考えてもそんなはずは無いという事をゲームでもしっかりと見せています。
しかし3節に齋藤学を故障で欠き鹿島に敗れると、メンバーを大きく入れ替えたセレッソとのルヴァンカップでも敗戦、そして前節の新潟戦でも齋藤学は復帰したものの喜田が欠場となり1-1の引分け。公式戦の直近3試合は勝利なしとなっています。
マリノスの戦い方についてはルヴァンカップで対戦していますが、メンバーを入れ替えたとはいえ戦い方のベースは同じ。4-2-3-1で、攻撃ではボランチの1枚が落ちて4-1-4-1または3-4-3になってビルドアップ。守備ではトップ下が前にでて4-4-2で2トップの機動力を活かして比較的高い位置からプレッシングをかけてきます。
メンバー的な特徴からいくとCBでコンビを組むのは中澤とミロシュ・デゲネク。中澤は今でも日本を代表するCBの1人でもはや説明不要かと思いますので割愛しますが、ミロシュ・デゲネクも22歳でオーストラリア代表として活躍する、高さだけでなく器用さもある選手。この国際Aマッチウィークでもオーストラリア代表で3バックのセンターで2試合連続フル出場を果たしています。1860ミュンヘンではボランチやSBとしてもプレー。15/16シーズンはほぼボランチとしてプレーしていました。
SBは松原と金井。金井はよくわからない正体不明の得点感覚を持っている選手で、セレッソも鳥栖時代にやられました。本来は右SBですが、昨シーズン後半からは左SBで出場しています。松原は新潟から加入したリオ世代の右SB。大分時代から対戦がありますが、アップダウンができる選手です。
中盤はボランチに入る喜田と天野がこのチームのキーマン。天野は左利きの間で受けれる選手で、昨シーズンの終盤に中村俊輔不在時にはトップ下でプレーしていました。
トップ下に入るのはバブンスキー。バルサのカンテラ出身で、バルサB時代はインサイドハーフとしてデニス・スアレスらとプレーしていました。
両サイドは齋藤学とマルティノスのドリブラー。齋藤学は細かいステップ、マルティノスはストライドとタイプは異なりますが、どちらも利き足と逆サイドに入っていますので縦にもいけるしカットインもできる厄介な選手です。
トップはウーゴ・ヴィエイラ。サイズは無いのでどっしり構えてというタイプではありませんが、裏への飛び出しや動き出しに上手さを感じさせます。

■プレビュー

セレッソのメンバーは、キム・ジンヒョンが先週J3で復帰し、その後も問題ないという事で開幕戦以来となる先発復帰となりそう。山下が離脱したCBには交代出場で良いパフォーマンスを見せていた木本と、ルヴァンカップでもマリノスと対戦している茂庭の両者を試していましたが、先発するのは茂庭となりそうです。
その他のポジションは日本代表から帰ってきた清武と山口も含めて前節と同じ。山口は2試合連続フル出場とハードなスケジュールですが、2試合目が埼玉での試合だったので問題ないでしょう。
また離脱していた中では水沼が練習復帰をしていますが、まだ完全合流というわけではありませんので、次節以降という所でしょうか。

一方のマリノスですが、前節喜田が欠場しましたが今節は問題なく復帰となりそう。ただ、代表組のうちバブンスキーが現地3/24の試合ではフル代表で、現地3/27の試合ではU-21代表として試合に出場しているため今節は先発では無く、天野が1つ前にでる可能性が高そうです。
情報としては喜田がアンカーでその前に天野と中町が並ぶ4-1-4-1との報道もありますが、先にも書いたようにマリノスは4-2-3-1でもボールを持っている時は4-1-4-1または3-4-3に変化しますし、守備で4-1-4-1にするとは考えづらいので、いつものマリノスの戦い方から考えると、天野がトップ下の4-2-3-1といえそうです。

試合のポイントとしてはやはり両サイド。
マリノスの両サイドアタッカーはかなり強力です。しかしどちらも前残りの傾向があり、特に齋藤学が入る左サイドは左インサイドハーフになる天野や金井がかなり齋藤学を自由にするためかなり献身的に動いています。
ですからセレッソとしてはそこを突きたい所。
前節の鳥栖戦でも外でのボール前進に光明が見えていた部分もありますので、特に齋藤学サイドに入る清武が金井に問題を突きつける事ができればチャンスが広がりそうです。
そしてもう1つはここまで全得点を記録しているセットプレー。
おそらく今後は清武がキッカーを務める時間も増えるはずで、中澤とミロシュ・デゲネクのCBコンビは強烈ですが、ヨニッチ、山村、杉本、ソウザとこちらもターゲットは複数いますのでそこでチャンスをつかみたいところ。
ちなみに、Jリーグどうでもいい記録マンによると、2010年から前節までのJ1での全チーム全試合を対象に、最も得点を奪っている時間帯は、セレッソ大阪の75分〜90分。
15分区切りでの得点率でいうと、川崎フロンターレ、浦和レッズ、ガンバ大阪、サンフレッチェ広島、横浜F・マリノス、鹿島アントラーズなどのどのチームのどの時間帯よりも、セレッソ大阪の75分〜90分の15分間が上です。
今シーズンここまででは、まだ攻撃の形は作りきれていない部分はありますが、今シーズンはセットプレーという大きな武器もありますので、何とか連勝を記録したい所です。

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