スタジアム | キンチョウスタジアム | 主審 | 松尾 一 |
入場者数 | 10,283人 | 副審 | 武田 光晴、小曽根 潮 |
天候 / 気温 / 湿度 | 晴 / 16.4℃ / 28% | 第4の審判員 | 馬場 規 |
メンバー
スターティングメンバー |
- 監督
- パウロ アウトゥオリ
- 監督
- 北野 誠
試合経過
-
86'
-
82'
- 77'
-
76'
- 71'
-
66'
- 63'
- 31'
データ
今回対戦 | 今季平均 | |||
データ項目 | ||||
FK | 25 | 17 | 15 | 13 |
CK | 3 | 1 | 5 | 4 |
PK | 0 | 0 | 0 | 0 |
シュート | 12 | 2 | 11 | 7 |
警告/退場 | 2/1 | 2/0 | 1/0 | 1/0 |
<監督・選手コメント>
セレッソ大阪 パウロ・アウトゥオリ監督カマタマーレ讃岐 北野誠監督
セレッソ大阪 橋本選手、丹野選手、山下選手、エジミウソン選手、マグノクルス選手
カマタマーレ讃岐 岡村選手
ここ5試合で1勝2分2敗と勝ち点を伸ばせていないセレッソはホームキンチョウスタジアムでカマタマーレ讃岐との対戦。昇格という目標の為には勝ち点を1つも落とせない状況でしたが、こちらは残留という目標の為には勝ち点1つでも積み重ねていきたい讃岐の守備を崩し切れずに0-0の引き分け。自動昇格圏内の2位磐田とは残り4試合で勝ち点差9という絶望的な差となりさらに3位福岡との勝ち点差も7とかなり厳しい状況となってしまいました。
■メンバー
セレッソは前節に引き続き4-3-3。前節先発しながらも負傷のため途中交代となった秋山は左膝外側半月板損傷で離脱となったため秋山が入っていたインサイドハーフには橋本が入っています。またコンディションを落としていた玉田と先発の可能性もあった田代はベンチスタート。先週は負傷離脱でベンチ外となった関口もベンチには戻ってきています。
一方の讃岐は前節から大きくメンバーを入れ替え、今期初先発となる大沢をトップ下に起用。また沼田と高橋が久々に本来のポジションであるSBとCBに入り、右SBには藤田が入っています。システム的に言えば4-2-3-1っぽいのですが、ボールの位置や状況によって変わっていくのでその話はのちほど。
■讃岐がバスを止めるまで
4-4-2の守備 |
ミスマッチになっている扇原は前線の2枚で挟む形、ボールサイドの選手がCBにプレッシャーをかけるともう1枚で扇原を捕まえるという形です。
セレッソは立ち上がりのこんな時間帯からリスクをかける訳にもいかないのでロングボールを蹴っていく場面が多くなっています。この感じは弱者と強者の力関係がハッキリしているJ2らしいいわゆるJ2らしい光景です。
しかし時間帯にも讃岐はチャンスらしいチャンスを作れず、徐々にセレッソがインサイドハーフがおりたりパブロや楠神がおりたりする事で、ボールをキープし始めると讃岐の高い位置からの守備は5分すぎに終わってしまいます。
4-1-4-1に |
この時の1列目の守備、我那覇の守備のスタート位置は扇原のさらに自陣寄り。扇原を自分の後ろに入れないようにします。扇原が自分の後ろに入ってしまうと扇原に対してインサイドハーフが出て行かないといけなくなってしまい、センターにスペースを作ってしまう事になるのでという事です。扇原がフリーになってしまう場面もあるのですが、インサイドハーフが喰い付いてスペースを作るリスクよりも低い位置で人数をかけてブロックを作る事で守備を安定させようという考え方です。
いわゆるボール前にバスを止めるという形ですね。
ミスマッチ |
無理に捕まえに行くと |
この場合は山口蛍がフリーになっていますが、ここにCBの高橋が出て行くとエブソンと沼田の間にスペースを作ってしまう事になります。
この状態を攻撃側が意図的につくっていこうとする事、つまり相手をずらしながら後ろからスペースと時間を前に送っていく作業がビルドアップです。
そして守備側が高い位置から捕まえに行くのがプレッシング。プレッシングはボールを持っている相手から時間とスペースを奪う作業で、この試合の立ち上がりの讃岐の様にセレッソの選手に次に繋げるための時間とスペースを与えなければロングボールを蹴るしかありませんし、もっと時間とスペースを奪う事ができれば前でボールを奪う事ができるという訳です。
しかし讃岐はプレッシャーをかけにいっても外されてしまう事が出て来始めた。
なので今度は高い位置の何もかもも放棄して自陣で守る方法を選んだという事です。こうなると扇原がフリーだとかはもはや関係なくなります。これがミスマッチを消す為の方法論の1つです。
■引いた相手を崩すには
という事でこの試合は引いた讃岐を崩せるかどうかという所になってきました。日本代表でもアジア予選の最初の方でよくでてくるパターンのヤツですね。
これまでの流れでもわかるように、讃岐にとってこの試合は勝ち点3取れれば最高ですが、力関係から考えると勝ち点1でも成功という試合です。なので放っておいても讃岐がこのペナルティエリアの前に置いたバスを動かす事はありません。
引いた相手を崩すために必要なものとして、よくドリブラーだとかミドルシュートだとか色々いわれますが、それらはどれもが正解でどれもが間違いです。というのもそれらを何のために使うのかという観点が抜けているからです。
結論を書くと、引いた相手を崩すには引いているその相手のブロックを広げる事が大切です。
シュートを打つためにはシュートを打つ為の時間とスペースを作る必要があるからです。
高さという観点はもちろんありますが、讃岐はその対策としてエブソンと高橋をCBに並べていますので、単純にそこだけで勝負出来ませんから、高さを使うにもスペースが必要になってきます。
という事で、ブロックを広げる方向ですが、これは奥行きと横幅しかありません。
前半7分にあった山口がヘディングシュートを打ったチャンスシーン。
これは相手のブロックを広げる事に成功している場面です。
7分のシーン1 |
そこにパブロがブロックの中から引いてくる。すると7番の永田がパブロに喰い付きます。そしてパブロは山口に横パス。ここで8番の大沢が山口に喰い付きます。
これで手前方向に少しブロックが広がりました。
そしてこの時に大切なのは田中と楠神のポジション。山口がボールを受けた時に顔を上げて右を見るとそこには田中と楠神がいる。なので仲間と沼田がそちらに少し動きます。
その結果岡村の横、大沢、高橋、仲間、沼田の間にスペースができる訳です。
7分のシーン2 |
しかし最初にスペースを作ってしまっていたので時既に遅し。山口はワントラップして丸橋へ展開。
7分のシーン3 |
丸橋はここで余裕をもってその最終ラインの裏へクロスを入れ、山口がヘディングで合わせますが残念ながら枠外にそれてしまいました。
結果的に丸橋のクロスがあれだけ余裕があったにもかかわらず精度が低かったので得点につながりませんでしたが、これは引いた相手を崩す方法の代表的なものの1つです。
このシーンの最大のポイントは中央にスペースを作った事です。
そしてこの中央にスペースができたのはわかりやすい所でいえばインサイドハーフを引き出した部分ですが、隠れた部分として田中と楠神のポジショニングが効いています。
なぜなら大沢が山口に喰い付いた時に本来なら仲間は中央に絞らないといけません。またエジミウソンに対しても高橋が前に出て来たので沼田が絞らないといけません。
がしかし、仲間と沼田は山口が顔を上げて右を見たので田中と楠神に引っ張られてるんですね。
この時に彼らがここにいないと当然ながら引っ張られる事はありません。以前に書いた奥行き問題同様に横幅問題では、彼らがこのシーンでボールに触れることはありませんでしたが、そこにいるだけで重要な役割を果たしている訳です。
日本代表でもサイドのプレーヤーが中央に入ってくる事でよく問題になっていますが、中央に入ってこない、サイドに開いておかないといけない理由の1つがこういった事です。
■横幅をめぐる攻防
スペースの作り方としてもっともシンプルなものはサイドチェンジです。
讃岐はもちろんゴールを中心に守っているので中央にブロックを作っています。なので片方でボールを持つと逆サイドは空いている。なのでそこにボールを届ける事ができれば時間とスペースを得ることが出来ます。
サイドに引きつけて逆サイドを空ける |
丸橋がボールを持つとそのままのポジションであればパブロが前にいる。そしてパブロが中に入った時には橋本が丸橋の前に出てくる事でサイドで孤立する状況はほとんどありませんでした。
しかし一方で右サイドの田中は孤立してしまう場面も多々ありました。
というのも楠神のポジションニングが安定していないからで、試合の立ち上がりはキチンと右サイドに開いていた楠神でしたが、途中から時々よくわからない所にふらふらと出て行ってしまう。
例えば右サイドにサイドチェンジをした時に田中の近くに必ず楠神はいて欲しいんですね。なぜなら田中はサイドでドリブルで1対1を仕掛けて切り崩すタイプでは無いから。
別の問題として、せっかくリズムよくボールを動かしている中でドリブルをするために足下にボールを置いて止まってしまうという問題点もありますが、右サイドに楠神がちゃんといてくれる時はチャンスになりかける場面も多いのですが、いないことも多くそうなると田中が孤立気味でせっかくサイドを変えてもチャンスにつながらない場面も何度かありました。
あとドリブルはSBやSHに仕掛けて欲しい。なぜならこれだけ引かれると中央で仕掛けても四方から囲まれてしまってスペースが無くなるし、さらにそこで相手が絞った時にどこにスペースができるかがわからないから。サイドからだと四方から囲まれる事はありませんし、もし寄ってくれば、1人かわして次の人がでてくれば、自分から逆サイドは絶対に空いています。なぜなら守備のセオリーとしてそういう風に守るからです。
例えば、乾がバルセロナと戦った試合なので、ハイライトでも見た方は多いと思いますが、バルセロナの1点目のシーン。あのシーンはバルセロナが引いた相手を崩す方法として持っている典型的な形なのですが、左サイドでネイマールがドリブルで仕掛けると相手が密集します。となると逆サイドは絶対に空いています。なのでそこで一つ戻してブスケツが右サイドに展開。それを右サイドのサンドロがワンタッチで中央に折り返してそこにスアレスが飛び込んでゴール。前半7分の山口のシーンに近い考え方ですが、サイドで仕掛けるからこそ活きる形です。
他に引いた相手を崩す方法として、というか引いた相手でもあまり関係のないのがセットプレーで、右サイドでこれはちゃんと楠神がSHに仕掛けたところから得た37分のFKを開幕前にしきりにトレーニングしていたトリックプレーを見せて中澤がフリーで飛び込みますが残念ながら合わせられず、讃岐は2度ほどカウンターでボールを運んだだけでシュート0本、セレッソもボールを持っていますが、讃岐のブロックを動かしてスペースを作るところまではほとんどないままで0-0で前半が終了します。
■後半の修正
ハーフタイムでの交代は両チームありませんでしたが、後半のセレッソには修正が入っていました。
修正が入っていたのは楠神とパブロのポジショニング。前半から指摘していた箇所で、前半は特にふらふらしてサイドからいなくなっていた楠神がきっちりサイドに固定されるようになっていました。
このポジショニングが改善された事で立ち上がりからセレッソはドンドン右サイドを崩しにかかります。
48分の崩し |
この時楠神はクロスを上げられませんでしたが、中にはエジミウソンとパブロが入るスペースがある典型的なサイドを崩すパターンです。
そして49分には楠神がサイドをドリブルで縦に抜けてファーサイドへのクロスをパブロが合わせるも枠外。これも前半に書きましたが、サイドで仕掛けると絶対にファーサイドは空きます。
更に50分には今度はサイドに開く楠神にボールを預けて田中がインナーラップでCBをSBの間をつく場面。
この3つは全て楠神がサイドにいるからこそ生まれる直接的な形です。
田中が深く切り込むのも楠神が前にいるからこそ可能になっています。
66分〜 |
そしてセレッソは66分に扇原に代えて田代を投入。エジミウソンが左にまわって田代がセンター、さらにトップ下にパブロが入る4-2-1-3。これは懐かしのファイアーフォーメーションです(笑)。
このセレッソの交代シーン。最初はエジミウソンと田代の交代でした。が、直前のエジミウソンのシュートシーンを見て扇原に代えました。この直前のエジミウソンのシュートシーンは、エジミウソンが左に流れた所でボールを受けて左サイドに相手を寄せてからの右サイドへのサイドチェンジで、田中をフリーにして、田中が切り返してからのクロスをファーサイドからエジミウソンがエブソンの後ろにはいってフリーになっています。結果は直前に投入された山本がゴールライン上でスーパークリアを見せて入りませんでしたが、このエジミウソンがファーサイドからCBの後ろに入る形に可能性を感じたんでしょうね。ただ、個人的にはこの時間帯ぐらいからまた楠神がサイドからいなくなり始めてるのが不満です(苦笑)。この時ちゃんと楠神がサイドにいれば右サイドを縦に崩せてるんですよ。いないから田中は切り返して左足でクロスを上げるしか無かったんです。
それはさておきエジミウソンを残した理由はそういう所でしょう。前半に書いたように讃岐は撤退守備なので扇原のフリーはほぼ活きていない状況でしたから、扇原を代えるのも理解はできます。
ただ、この4-2-1-3はあまり効果的ではありませんでした。というのも楠神がサイドに張らなくなり、さらに左サイドで張っていたパブロもいなくなって、中央に入りたいエジミウソンが左サイドにいるので前線に横幅が全く無くなったからです。
この時間帯でも田中の切り返してのクロスや丸橋のクロスは何度かありますが、讃岐のDFラインの4人はほぼペナルティエリアの横幅なんだったらゴールエリアの横幅から外に出ることはほぼありませんでした。
71分〜 |
2トップの守備のスタート位置は橋本と山口のダブルボランチ。
扇原がいなくなったことでミスマッチがなくなったのでボランチに2トップをぶつけてきたという状態です。この交代の後少し讃岐がカウンターを見せる場面ができているのは偶然でもなんでもなく、ボランチに2トップをぶつける事でセレッソのボール回しがスムーズにいかなくなったからです。
2トップになった事で攻撃でも前に預けどころもできたのでCKからのカウンターで田中が1枚目のイエローを受けることにもつながります。
82分〜 |
マグノクルスの役割は横幅。玉田は間受けです。
これで楠神とマグノクルスで横幅が作れるなら期待出来そうな交代です。後は田代が真ん中に居続けてくれる事がポイント。いわゆる奥行き問題ですね。またクロスの時にファーを空ける意味でも田代か玉田のどちらかはニアに入って欲しい所です。
直後にそれに近い形になった所から田中のアーリークロスのこぼれ球をマグノクルスがシュートを打つ場面や、右サイドのコンビネーションで楠神がCBとSBの間を抜けだそうとする場面も出て来ます。
しかしその直後の86分田中が2枚目のイエローカードで退場となってしまいます。
このシーンはもちろん手を使ってしまった田中のプレーが残念なんですが、田中がなぜ切り替えしをしたのかにもポイントがあります。
この時田中は完全に孤立してしまっています。その直前の展開で左サイドでマグノクルスにボールが入った時に田代がサイドに流れてそれに合わせて楠神が中央に入っていっているからです。玉田が中央から右サイドに移動していますが残念ながら届いていません。なので仲間は躊躇なく田中にプレッシャーをかける事ができています。なので田中にボールが入った時にはもはや選択肢はほとんど残されていない状態だったんです。
またさらに田中は結果的には適当に中にボールを入れてしまったほうが良かったんですが、中央にいるのは楠神で田代は左サイドに開いている状態、楠神めがけて蹴るのは流石に無理がありますから切り返すしか無かったのでしょう。
田中のプレーを軽率だと言ってしまうのは簡単ですが、そうなっただけの理由もあるという事ですね。
実はその直前の84分にも中澤が田中に出した所で仲間がプレッシャーをかけにいく場面があります。しかしこの場面では前に楠神、横に玉田、中央に田代と全員が正しいポジションにいたのでこの喰い付きからチャンスを作っています。それが先に書いた楠神がCBとSBの間を突いたシーンです。
ポジショニングについて例えば流動的なポジショニングだとかもありますが、それもこれもまずは正しい位置からスタートする事が大切で、そこから動く事で相手のバランスを崩していく事につながります。なので例えばこの時間帯だと3トップの両サイドにいるマグノクルスと楠神はサイドに開いておく、そして田代は中央にいる事が重要なわけです。
サイドの選手がふらふらと中央に入っていったり、中央の選手がボールが欲しいからとサイドに流れてしまっては、特に低い位置でブロックを作って守る相手に対しては全く効果的ではありません。
田中退場後 |
セレッソが前線の人数を減らしたわけではないので、讃岐はリスクを侵さず戦い方を代えず、セレッソも橋本が抜群のバランス感覚でボランチと右SBのスペースを上手く消し続け、セレッソは数的不利ながらも攻め込みますが大きなチャンスを作ることが出来ずにそのまま試合終了。スコアレスドローとなってしまいました。
■その他
この引き分けで自動昇格圏内の2位磐田とは残り4試合で勝ち点差9という絶望的な差となりさらに3位福岡との勝ち点差も7とかなり厳しい状況となってしまいました。
そしてこの試合は引いた相手を崩せなかったという試合でしたので、引いた相手を崩す為に出来たこと、そして出来なかった事を中心に書きました。ほとんどの時間帯で出来ていませんでしたが、最も可能性が高かったのは後半の立ち上がりでしょうか。
エジミウソンを残したあの交代はファーサイドからという狙いだったんでしょうけど、そもそも横幅が無くなったのでファーサイドも何もなくなってしまったので悪手でしたね。
ただ、その後の田代のセンターもボールに寄ってしまうという悪癖が出てしまう場面が何度もあり何ともいえない所なんですが…
引いた相手を崩す為に4-3-3は効果的な形だと言われています。なぜなら横幅を作りやすいからです。ただそのためには前線の両サイドはカカトでタッチラインを踏んで置けとよく言われるのですが、要するにタッチラインいっぱいにまでサイドに開いておかないといけないということです。それで初めて相手の横幅を広げる事ができます。4-2-3-1も含めた4-4-2系だとSHがその幅を担当しなきゃいけないですし、さらにセレッソで使っていた両サイドが中に絞る4-2-2-2だと特にSBでしか幅を作れないので引いた相手には難しいと言われています。
4-3-3だと前線の両サイドで幅を作ることができて、中央の選手は中央に居続ける事ができれば、その間にインサイドハーフが入ってくる事ができるので、バランスを大きく崩すこと無く相手の横幅を広げやすく、そして広がった幅を使いやすい形になっています。
引いて守ってくる相手には特にこういったセオリーが大切なんですけどね。
こういうセオリーみたいなものを今の段階で書かないといけないのは寂しい所ですが…
解説ありがとうございます。
返信削除ある意味開幕当初からのコンセプトでもある、横幅を使ってスペースをつくサッカーですが、成功体験の乏しさが現在の成績や試合内容を現してる感じですかね?
序盤からこのサッカーでもっと成績が残せていれば、選手達の動きも迷い無く、整理されていたんじゃないかと思うとやるせないです。
どうにかプレーオフまでに、残り少ないですが成功体験を積み重ねてほしいです。
その兆しが見えなかった場合は、解任ブーストに賭ける感じですかね、、、
コメントありがとうございます。
削除成功体験の乏しさってのもあるかもしれませんね。
ただ、一定のプレーを続けられないのがちょっと残念だなあという思いも強いです。。。
去年の悲劇を忘れましたか?解任してJ3に降格しても知りませんよ。。ゴトピを解任した清水も落ちたわけですし。
返信削除そして清水は今サポ同士で解任問題の責任を押し付けあっている始末。
セレッソがそうならないと言えるでしょうか。もう降格はしたくないです。
コメントありがとうございます。
削除解任と降格はまた別の話しだとは思いますが、監督だけが問題じゃないってのがツラい所です。
監督がダメで勝てないだけだったら監督だけ変えておけばいい話なんですけどね。。
お疲れ様です。
返信削除現地観戦でしたが、讃岐の勝ちを捨てたような守りに対して(簡単ではないにせよ)崩すための策があまりにも無さすぎて退屈でした。
後半の楠神はバテたのか、守備でも歩きながらふらふらと戻ってましたね。奥行き問題のためとはいえキックの精度が低く、シュートテクニックのない楠神をツートップで使うのもそうなんですが、アウトゥオリさん選手個々の長所短所細かく理解出来てないんですかね?だとしたら個性の強いセレッソでなかなか安定しないのもなんとなーくわかるような。
監督解任論まだまだ根強いですが、前任者の戦術を踏襲するわけでもなく、ただ首をすげ替えては1から作り直しで前年度からの積み重ねのない、短期的なチーム作りで、タイトルはおろか昇格ももはや期待できないチームなのかもしれないですね。
アウトゥオリ監督のやりたいことはわかるんですが...。
返信削除思ったほどの結果は出てないし...。
奥行き問題があるならいっその事トップ下を置いて4-2-3-1では?玉田選手でも山口選手でも出来るかとは思うんですが。
まあ、トップ下置いても機能しなかったもんなぁ...。
なんにしても久々に縦をズバッ!と切り裂くスルーパスを見てみたいもんです。
何とかなりませんか?アキ大先生様!! (笑)
コメントありがとうございます。
削除4-2-3-1は4-4-2と変わんないですからね。
システムだけの問題でもないし、監督だけの問題でもないのが。。。
Akiさん、いつも分かりやすい解説ありがとうございます。
返信削除アウトゥオリが相手のシステムや戦術に対応した狙いを持って試合に臨んでいるのは分かるのですが、結果が出ない。それは、ゴールという最後の詰めのアイディアというか、引き出しが足りないのか、選手の精度が足りないからなんでしょうね。
アウトゥオリ監督は、そこのところにどんな手を打っているのでしょうか。自分の描く戦術とはマッチしなくても結果を残せる可能性の高い選手を起用するか、フィニッシュに至る細部まで組み立てるしかないように思うのですが。
でも、後者の時間はもうないかも(-_-;)
パフォーマンスの高い選手ばかりを使う監督業に慣れてしまっているから、期待に沿えない選手を使うのが下手なのでしょうか?
最後は泥臭くても勝ちにこだわって、何とか昇格してほしいです。
コメントありがとうございます。
削除「自分の描く戦術とはマッチしなくても結果を残せる可能性の高い選手を起用する」という事はまず無い、というか勝つためにゲームプランを立てているでしょうから、アウトゥオリの中でその論理は成立しないと思います(笑)。
これ以前も書いた記憶がありますが、選手のパフォーマンスうんぬんというよりも、もっとベーシックな部分で齟齬があるんでしょうね。
「種植えてみたけど、ここは耕せてないの?」みたいな感じで。
コメントありがとうございます。
削除勉強になります。
アウトゥオリ監督は用兵に関して頑固だと非難されていますが、監督自身としては、当たり前のことしているということですかね(笑)
できれば、「耕せていない」という意味を、もう少し詳しく教えていただけるとありがたいのですが。
今季の自分はハズすから思ったこととは逆のことをやってみようなんていう(左と思ったらあえて右に行こう)というようなフーテンの柔らかさは少なくともありませんね。
返信削除2/3が過ぎたあたりで耕耘は諦めて、そこまでで起きた事の確率統計で物事にバイアスかけて勝率を少し上げることに専念して選択してほしいですが。
麻雀牌で次に何をツモって来るかは残り牌の平等な確率ではなく、そこにまるでオバケのしわざのように関わってくる「流れ」と「運気」の要素を感じることができる人にギャンブルは成功します。
セオリーだけでは勝てません。