2015年10月9日金曜日

明治安田生命J2リーグ 第36節 vs ギラヴァンツ北九州 プレビュー

2015年10月10日 16時00分:キンチョウスタジアム
予想スタメン
前節ホームでアビスパ福岡に敗れ順位を4位に落としてしまったセレッソ大阪。
国際Aマッチウィーク中となる今節はホーム連戦・福岡県連戦となり、キンチョウスタジアムでギラヴァンツ北九州との対戦となります。


■前回の対戦
前回はGW連戦の最終戦となる5/9の第13節の対戦。この試合はシーズン2度目の連敗を受けての次の試合で、どうしても勝利が欲しい中での一戦でした。
セレッソのシステムはフォルラン・パブロ・カカウを前線に並べた4-3-3。一方の北九州は前田が怪我で離脱中、小松がベンチスタートとなり、渡と原が2トップに入る4-4-2という布陣。
立ち上がりからセレッソはこの日前線の中央に入ったパブロが北九州のボランチをしっかりケアすることで北九州の攻撃をほとんど機能させない。
そして引いて守る事もできる北九州の守備は大きくサイドを使って動かす形で前半からチャンスを作っていき、フォルランのCKからパブロが放ったシュートのこぼれ球をアーリアがボレーで決めて先制。
その後もセレッソが試合を支配し、前半終了間際には山下、後半アディショナルタイムに扇原が決め0-3とセレッソが快勝。
北九州は井上翔太を中心に、後半からは小松塁も投入し攻めようとしてきましたが、90分を通じて試合を支配していたのはセレッソでした。



■現在の北九州
今シーズンの北九州はこの時と大きな違いはありません。
北九州の特徴はボランチからボールを繋いでくるサッカー。
昨シーズンまでは堅守速攻というスタイルがメインでしたが、今シーズンは選手の入れ替えもあってボールを持つスタイルがメインとなっており風間宏希を中心にそこに井上、小手川の両サイド。そしてその外側からSBの川島と星原が出てくるという形になっており、攻撃時は4-4-2というよりも4-2-2-2で井上と小手川は頻繁に中央に入ってきて幅はSBという形になっていますが、そもそも比較的中央密集型のサッカーですのでサイドからバンバンクロスを入れてくる様な形ではありませんが、風間宏希が高い位置に出て来て井上・小手川と絡んだ形でサイドから短いクロスで崩すという形が多くなっています。
また前線はセレッソと馴染み深い小松塁と原一樹の2トップをベースに、スピードのある渡、高さのある大島が控えるという形。
前回対戦時はおそらく連戦を考慮してベンチスタートだった小松は、ここまで全試合に出場。昨シーズンの長崎でもジョーカー的な起用で30試合に出場していましたが、今シーズンはここまでの35試合中31試合に先発出場。ほとんどの試合で途中交代となりますが、セレッソで輝いていた2007年2008年以上の充実したシーズンを過ごしていると言っても良いのではないでしょうか。

攻撃陣が好調な北九州が12位と順位を落としている要因は失点の多さ。
特に多いのはセットプレーからの失点ですが、というよりもまんべんなくどれも少しずつ多くなっているのが現状です。
前回対戦時もそうでしたが、比較的ボランチの間にパスを通されてしまうことも多く、ここまでの35試合で無失点試合が6しかありません。

■プレビュー
国際Aマッチウィークということで山口蛍が日本代表で抜けるこの試合。
前節に向けてのトレーニングの中で紅白戦のメンバーからも外れることになってしまっていた関口ですが、既に主力組に戻っているとの報道が出ており、問題も解決したようでよかったです。

という事でセレッソのメンバーですが、山口不在の代役をどうするかという問題があるこの試合。
報道の内容だと橋本がベンチスタートで関口が主力組。秋山と扇原のダブルボランチでの4-4-2も考えられますが、北九州の戦い方や前回戦った時に効果的だった事を考えるとパブロをトップ下に置いた中盤をダイヤモンド型にした4-4-2の可能性が高そうか。玉田・橋本はひとまずベンチからのスタートとなりそうです。また注目の生年月日まで同じ同期対決が期待された吉野と井上ですが、残念ながら火曜日の練習で吉野が負傷とのリリースが出ていますので残念ながら今回も直接対決はなさそうです。

一方の北九州ですが、前節の横浜FC戦で後半開始早々に野上のひざが腰に入りそのまま交代となった小松も問題無しとの事ですので、小松と原の2トップ。2列目には井上と小手川が入るいつもの布陣ですが、ボランチで風間宏希とコンビを組むのは加藤弘堅ではなく八角が入るとの情報もあります。
右SBには左SBが本職ながら前節の横浜FC戦でも右SBにはいった弓崎が入りそう。

試合のポイントとしてはセレッソがダイヤモンド型の中盤で行くなら、マッチアップをずらした優位性をどちらがとるか。
セレッソ側のメリットとしては北九州が扇原にプレッシャーをかけにくい形になりやすいという事がありますが、一方で井上と小手川が中に入ってきた時に扇原の両脇にスペースが出来やすいというデメリットもある訳です。
ここをどちらが使えるか。セレッソとしてはパブロが北九州のボランチをケアする事で、風間と井上・小手川の距離を広げる事ができればかなり有利に試合を運べるはずです。

残り試合を考えると自動昇格圏に入る為には全勝に近い数字が必要です。
そのための第一歩として確実に勝ちきりチームのリズムを再び良い流れに持って行きたい所です。

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