-
フジテレビ系列全国生中継スカパー(録画放送)
スタジアム | 埼玉スタジアム2002 | 主審 | 西村 雄一 |
入場者数 | 53,452人 | 副審 | 名木 利幸、五十嵐 泰之 |
天候 / 気温 / 湿度 | 晴 / 22.5℃ / 48% | 第4の審判員 | 前之園 晴廣 |
追加副審 | 東城 穣、松尾 一 |
メンバー
スターティングメンバー |
- 監督
- 尹 晶煥
- 監督
- 鬼木 達
21歳以下の選手を1名以上先発に含める(決勝を除く)ことが大会方式として決められている。※1
※1 但し、以下の場合は出場義務を負わない。
・対象選手1名以上が日本代表試合または日本代表活動(A代表、U23、U20)に招集され、試合日に不在の場合。
・対象選手が試合エントリー後の怪我等のやむを得ない理由により出場ができない場合。
※1 但し、以下の場合は出場義務を負わない。
・対象選手1名以上が日本代表試合または日本代表活動(A代表、U23、U20)に招集され、試合日に不在の場合。
・対象選手が試合エントリー後の怪我等のやむを得ない理由により出場ができない場合。
試合経過
-
90+3'
-
90+2'
-
89'
-
84'
- 80'
- 75'
-
68'
- 46*'
- 6'
-
1'
データ
今回対戦 | 今季平均 | |||
データ項目 | ||||
FK | 6 | 16 | 12 | 12 |
CK | 2 | 5 | 4 | 4 |
PK | 0 | 0 | 0 | 0 |
シュート | 6 | 11 | 8 | 11 |
警告/退場 | 1/0 | 1/0 | 1/0 | 2/0 |
<監督・選手コメント>
セレッソ大阪 尹晶煥監督川崎フロンターレ 鬼木達監督
セレッソ大阪 水沼選手、山村選手、マテイ・ヨニッチ選手、木本選手、ソウザ選手
セレッソ大阪 柿谷選手、丹野選手、田中選手、杉本選手、清武選手
川崎フロンターレ エドゥアルド選手、阿部選手、中村選手
川崎フロンターレ チョン・ソンリョン選手、谷口選手、車屋選手、阿部選手、大島選手、小林選手、三好選手、中村選手、長谷川選手、エウシーニョ選手、知念選手、エドゥアルド・ネット選手、エドゥアルド選手(川崎フロンターレ公式)
セレッソ大阪 森島寛晃部長(チーム統括部フットボールオペレーショングループ)
快晴の中53,452人を集めて行われた、25回目のルヴァンカップ決勝。両者共に初タイトルを目指すセレッソ大阪と川崎フロンターレの一戦は、立ち上がりに先制点を奪ったセレッソ大阪が、アディショナルタイムにカウンターを決めて2-0で勝利。
ついにクラブ史上初となるタイトルを獲得することとなった。
■メンバー
セレッソ大阪の先発11人に選ばれたのは、リーグ戦の前節と全く同じメンバー。尹晶煥監督はカップ戦ではターンオーバーを行ってきたためこれまではリーグ戦で出場機会の少ない選手たちで戦ってきたが、それらの選手が導いた決勝は国際Aマッチウィークからも外れている事もあって杉本、山口、キム・ジンヒョンの代表選手たちも先発入りしている。一方ベンチに入るのは、丹野、田中、福満、秋山、澤上と決勝まで導く立役者となった選手が中心。そこに山下と山村が加わっている。
関口、リカルド・サントス、酒本などもベンチ入りでもおかしくはないのだが、左右のSBができる田中、FWもサイドもできる澤上と複数のポジションができる選手が優先された。
川崎フロンターレの先発11人に選ばれたのは、リーグ戦前節から3人、準決勝セカンドレグからも3人が入れ替わった11人。ACLに出場していた川崎フロンターレは今大会準々決勝からの登場となるため、これまでも大幅なローテーションは行ってこなかったが、この試合に向けてチョン・ソンリョン、大島、阿部と怪我で離脱していた3人が復帰。阿部はベンチスタートにとどまったがチョン・ソンリョンと大島は先発の11人に名前を連ねた。
そしてCBにはこれまで奈良が起用されてきたが、準決勝セカンドレグの退場でこの試合は出場停止。エドゥアルドが先発となっている。エドゥアルドはリーグ戦直近2試合で、谷口がボランチに上がる形で先発出場を続けていた。
また左SHで先発となった三好は、この大会の決勝以外にあった21歳以下の選手を必ず先発起用しなければいけないというレギュレーションの中で出場機会を掴み、準決勝での活躍以降リーグ戦での出場機会も増やしている選手。
このポジションには長谷川や負傷から復帰の阿部と他の選択肢もあったが、21歳以下の出場規約のない決勝でも鬼木監督は三好を起用してきた。
ベンチには、負傷から復帰の阿部に加え、三好とポジションを争う形になった長谷川や、チョン・ソンリョン、大島が離脱中にポジションを埋めていた、新井や森谷。また車屋の代表招集で準決勝は先発していた登里や、板倉、リーグ戦前節の柏戦で途中出場でゴールを挙げた知念が入っている。
直近のリーグ戦ではスーパーサブ的な位置づけで森本もベンチ入りしていたが、阿部の復帰で外れる形となり、スーパーサブとしての役割は知念に。
一方で阿部は前線もできるが、負傷前は左SHとして活躍していたので、左SHとして起用されてきた選手がベンチに2人いる事となっていた。
■ファイナル独特の雰囲気と開始47秒のゴール
川崎フロンターレのキックオフで始まった2017年ルヴァンカップ決勝。わずか47秒で決まった杉本のゴールでセレッソが先制したことで、この試合の流れが決定づけられることとなる。
先制ゴールは、丸橋のスローインから。柿谷がヘディングで後ろにスラしたボールに対してエドゥアルドが不用意に左足だけでクリアにいったところで空振り。このボールが杉本の前に転がり、GKとの1対1を右足で落ち着いて決めた形だった。
エドゥアルドのミスはちょっと考えられないようなミスだったが、止めてつなぐやボールを待つのではなく、確実に慎重なプレーを選択する意味で速くクリアしようとしたことが、余計に不自然な体制で足だけ出してしまうという事に繋がったのだろう。
立ち上がりの数分間は、ファイナル特有のインテンシティの高さを両チーム見せていた反面、このエドゥアルドのミスだけではなく、セレッソにも川崎にも少し不安定なプレーが見られていた。これがファイナル独特の雰囲気なのだろう。
試合の序盤はパスミスやボールロスト、そしてコケたりする場面が両チーム共に多かった。
ただ、この試合はボールを保持する川崎に対してカウンターを中心にしながらもセレッソがどういう形で対抗するのかというところが試合前から考えられたポイント。
それがカウンターを狙う側のセレッソが前半早々のゴールで先制したことで、ボールを持つ川崎と守るセレッソという図式がさらにはっきりとすることになった。
■川崎の3バック変形
川崎の3バック化 |
これは川崎が持っているパターンの1つ。後ろからボールを繋いでいくチームなので相手を見て、2トップならばボランチが降りる3バックになり数的有利を作って、そこからSBを上げて相手のポジショニングをずらしながらボールを前進させる。
その中でも特徴的だったのが左右のSHによって役割が違っていたこと。
右SHの家長は中央に入ってインサイドハーフ的なポジションに、一方左SHの三好は前線にでてDFラインの裏を狙う。
3バックの前に大島が1人いて、その前に家長と中村。両サイドにエウシーニョと車屋がいて、前線には小林と三好がいるという3-1-4-2の様な形をとっていた。
ただ、セレッソにすると川崎がこういった形でボールを保持するのは想定済み。
4-4-2のブロックを作ることは普段通りだが、川崎ボールでのキックオフからすぐに杉本のファールでプレーが切れた様に、いつも以上に前線の2人が激しく守備にいく姿が見らる。
その為先制後もしばらくはセレッソがボールを奪うと人数をかけて攻撃にいく場面も見られたが、時間の経過と共に押し込まれていくこととなる。
セレッソの左サイドを狙う川崎 |
そしてこのサイドのスペースでエウシーニョが起点を作り、その次に狙うのがSBとCBの間にあたるボックス内のハーフスペース。
ここにトップの選手が流れて折り返しというのがセレッソの4-4-2を崩す形として狙ってきた形だろう。
25分にあった、サイドに出た家長が起点を作って、ハーフスペースに飛び出した三好が折り返して中央で小林がヒールで狙った形が理想的な形だったと思う。
この場面はヨニッチが小林に対して距離を詰めて対応できたのでシュートはブロックできたが、形としては決定的だった。
そして43分の今度は中村がサイドでポイントを作り、ハーフスペースに家長が飛び出して折り返しを再び飛び込んだ中村が左足で狙った場面もそうだろう。
ただ、川崎はボールを持っていた、そしてアタッキングサードまで何度もボールを運ぶことになっていたのだが、ビッグチャンスは先に挙げた2つと清武とソウザのミスからカウンターを受けてエウシーニョが強烈なシュートを放った16分のシーンぐらいだったのではないだろうか。
攻め込まれたことでセレッソのラインが下がりすぎていたため、アタッキングサードにも、そしってボックス内にもボールを運ばれたが、セレッソのブロックは中央をきっちり絞れていたし、4-4の前に杉本が下がって4-4-1-1のような形で守っており、人数をかけているので、川崎がいい形でシュートを打てていた形はそれほど無かった。
また、ハーフスペースを使った攻撃も、小林が試合後のコメントで「僕が外に出て行くことによって中の枚数が少なくなっていた」と語っている様に、小林がそこに出てしまうと中に選手はいなくなっていた。25分のシーンの様に三好が出ていったり、小林が出たときにも三好が中に残っていれば問題ないのだろうが、セレッソが引きすぎというほどブロックを落としていたので、三好はボールを欲しがって下がって家長、中村と同じラインでボールを受ける事が多かった。
セットプレー崩れの形で谷口が前線に残っていた時には、谷口に向けてクロスを入れるという事もできるのだが、それはあくまでセットプレー崩れだからでしかなかった。
また、セレッソが中央に絞る分エウシーニョはフリーでボールを受ける事ができるので、例えばグアルディオラ監督時代のバイエルン・ミュンヘンの様に、コマンとドウグラス・コスタの1対1に絶対勝つドリブラーによるペネトレイトといった形があれば良いのだが、一度左サイドで三好がかなりえぐったものの、エウシーニョは丸橋との1対1で1人で抜くという事もできていなかった。なのでハーフスペースとなるのだが、ハーフスペースは先程の状態である。
そしてもう1つ、川崎の攻撃で非常に気になったのが、ボックス手前でボールを受けた時のプレー。ここで川崎の選手は後ろ向きにボールをコントロールすることが非常に多かった。つまりゴール方向に向いてボールをコントロールしていないということだ。
後ろ向きとはいえ、ここでボールをしっかりとコントロールするので、セレッソが思いの外ラインを下げさせられたことにもなるし、川崎の選手としてはボールを奪われて無駄にカウンターを受けるということを防ぎたかったのだろう。
しかし、これによってまず足を振ってシュートを狙ってくる選手はほぼいなかったので、下がっていても人数をかけてしまいスペースを埋めてしまうと、川崎がシュートを打てる時間は一瞬しか無い。それが、前半の決定機の少なさにも繋がったのではないだろうか。
両チームのストライカー、同じリーグで19得点を挙げている杉本と小林のプレーを比較してもわかるのだが、例えば小林は今季のシュート決定率が23.4%、一方の杉本は18.4%と同じ得点数なのに大きく違う。そしてスルーパスを受けた回数は、小林は71回、杉本は41回。
この数字を見てわかるのは、小林は背後のスペースに抜け出して、GKとの1対1を決めている。もしくはクロスからのシュートなど、同じ19点でもシュートとしては比較的決めやすいシュートを決めているといえる。ということは、小林はシュートの前の動き出しの部分で相手ディフェンダーと勝負していて、そこで抜け出して、シュートを打つためのスペースと時間を作っているということだ。
一方で杉本はどういう形でシュートを打っているかというと、リーグナンバーワンなのがドリブルシュート。もちろんクロスに合わせたり、動き出しで決めている点もあるが、ボールを受けてから自分でしかけてシュートまで持ち込んでいるといえる。
この数字は「小林と杉本の」という部分もあるが、「川崎とセレッソの」戦い方も表している。
そして、この日は、セレッソが小林の、そして川崎の、シュートで使いたいスペースを消すという形になっていたのだろう。
■後半の変更
後半開始〜 |
しかし、ボールを持った時の形は変わった。
後半のボール保持時の形 |
家長と長谷川がこのポジションに入ったことで、前半狙っていた中央からハーフスペースに中から出ていくというプレーは見られなくなった。
代わりに増えたのは家長、長谷川にボールを入れてその外側をWBのエウシーニョと車屋が出ていくという形。
セレッソの守備は中をきっちり閉めていて、そこを使わせてもらえないので、中で小林を固定して外側から2人で行ってずらしていこうという狙いだったのだろう。
しかし、この形は正直微妙だった。後半に入って、セレッソもブロックを下げすぎないようになった部分もあるが、ブロックの外からクロスは増えたものの、セレッソが跳ね返す形も増える。
48分にエウシーニョがマイナスのグラウンダークロスを入れて、小林が戻りながらシュートを打つ場面もあったが、シュートはヒットせずキム・ジンヒョンがキャッチ。56分には家長のクロスを小林がオーバーヘッドで狙うも枠外となる。
小林のオーバーヘッドも決まれば綺麗なんだろうけど、そうそう入るものではない。
もちろんとっさにオーバーヘッドに持ち込んだのは見事だが、攻撃の形としては正直微妙だと思う。
それよりもその直前の54分にあった家長のクロスが逆サイドまで流れたところを、上がってきた車屋が再び中にいれた形は、シュートまで持っていけなかったが、セレッソの守備としては非常に守りにくい形だろう。
しかし、こういった形はこれっきり。なので川崎としては狙っていた、再現性のある形ではない。
むしろセレッソのブロックを崩すために必要な川崎の攻撃の形はこういうものだったんじゃないだろうか。
■力技に出る川崎
65分に杉本のボールロストから、かなり速いタイミングで中村がDFラインの裏のスペースへ飛び出す小林へスルーパスを送ると、小林は木本と交錯して倒れるも西村主審はノーファールの判定。67分に杉本の大島へのファールで、西村主審がアドバンテージをとっているにもかかわらず川崎側のベンチはファールの猛アピールをしていた姿は、チームとして少し焦りを感じ始めているのではないかと思させるシーンだった。
75分〜 |
残り15分となったところで川崎はFWを追加してきた。
2トップ後のボール保持時の形 |
クロスは入れれるので、そこから何とかということなのだろう。
ただ、この形になると、それまで中村が行ってきた中央でのプレーは大島が出てきて行うこととなる。
もちろん負けているから前に人数をかけるし、全体的に行かないとしょうがないんだけど、カウンターのリスクは増える。
直後にセレッソがボールを運ぶシーンも作っている。
ただ、セレッソがボールを運んだ分、その直後に川崎がカウンターを仕掛けられたのだが、知念は中村がおそらく見えてなかったのでボールを失ってしまった。
80分〜 |
最初は大島との変更予定だったが、大島の状態を確認したのか、エドゥアルド・ネットに変更した。
これで阿部が左SHに、中村はボランチに下がる。
80分〜のボール保持時 |
エドゥアルド・ネットがやっていたディフェンスラインからボールを引き出す、運ぶのが中村。阿部は左の起点となる。
前半にも書いたミドルシュートの部分でいうと、阿部はパスだけじゃなく足を振れる選手。なので阿部の存在は厄介だと思っていた。なのにここまで交代を引っ張ったのはコンディションの問題。阿部の左足、モモの部分がテーピングでぐるぐる巻きになっていたからなんだろう。
89分〜 |
そして89分、木本に代えて山下を投入する。
山下の投入は、当初秋山を投入する予定だったが、途中で変更。木本の状態を見てのことなのだろう。
川崎がセンターの選手を減らしてトップを入れてから、そしてさらにエドゥアルド・ネットを下げてからさらにカウンターが出来るようになっていた。これはグアルディオラのSBをボランチ化する戦術も攻撃だけでなく守備のことも同時に考えた布陣であったように、カウンターをケアするのは中盤センターにいる選手だからだ。
もちろん、川崎としてはリスク承知の交代で、リスク承知の攻撃。
しかしこれが最後に花開くこととなる。
杉本がセカンドボールを拾うと松田にバックパス。この間に清武が前線に飛び出す。そして松田が清武めがけてロングパス。
このボールをピタリと止めた清武は、上がってきた水沼を経由して、さらに上がってきた完全にフリーのソウザに。
ソウザがチョン・ソンリョンをかわして放った左足のシュートがネットを揺らし、90+2分にセレッソが大きな大きな追加点を決めた。
セレッソはこの時間になっても、そしてこの場面だけでなくその前から、水沼、清武の両SH、そしてソウザ山口のボランチもカウンターにでていた。
かなり苦しい時間帯だったが、川崎がどんどん攻めあぐねていき、ムリを重ねていくなかでもチャンスを伺っていた。
90+3分〜 |
ソウザもゴールした時に交代を要求していたが。先に準備していた丸橋で交代枠を使い切った。
そしてこのまま試合終了。セレッソが2-0で勝利し、2017年のYBCルヴァンカップに優勝。初タイトルを獲得した。
■その他
本来セレッソとしては、もう少しボールを持って、もう少し攻撃的に戦うゲームプランだったとは思うが、ここまで守備に奔走することになったのは、早い時間にゴールしたからだろう。一方川崎は、ボールを持ちながらも攻めきることができなかった。
リーグ戦でも川崎は1位の得点数、パス数、そしてリーグ2位の枠内シュートとポゼッション率と枠内シュート数、30mライン侵入回数を誇るが、シュート数はリーグ5位。
この数字からもわかるように、崩してから確率の高いシュートを打つチームだ。
しかしこの試合では、セレッソが高い集中力で確実にスペースを消してきたので、結果的にそれが裏目に出たのではないだろうか。
ついに取れた初タイトル。これまで何度も勝てなかったがその歴史の積み重ねでここまでこれた。クラブに関わる選手・スタッフ、そしてこれまでにクラブに関わった全員で掴み取ったタイトルだ。
この試合に先発した
キム・ジンヒョン
松田陸
丸橋祐介
木本恭生
マテイ・ヨニッチ
ソウザ
山口蛍
水沼宏太
清武弘嗣
柿谷曜一朗
杉本健勇
の11人
途中出場した
山村和也
山下達也
田中裕介
の3人
ベンチ入りしながらも出場が無かった
丹野研太
福満隆貴
秋山大地
澤上竜二
の4人。
このベンチ入りした18人はもちろん
決勝ではベンチから外れることとなったが、準決勝までの試合で先発した
圍謙太朗
茂庭照幸
舩木翔
庄司朋乃也
関口訓充
丸岡満
清原翔平
リカルド・サントス
藤本康太
酒本憲幸
西本雅崇
斧澤隼輝
の12人。
途中出場を果たした
岸本武流
瀬古歩夢くん
喜田陽くん
の3人。
ベンチ入りしながらも出場が無かった
椋原健太
温井駿斗
大山武蔵
の3人。
この36人の誰が欠けてもここまでたどり着けなかっただろう。
準決勝までをほぼルバン組で戦ったから、勝つことへの責任はより一層重く感じられたでしょうし、決勝戦のメンバーの集中力を高め、切らせなかったのだと思います。
返信削除それは、昔、山崎哲也さんや上本大海がいたころの大分の鉄壁を思い出させました(この二人、懐かしいです)。
ここからセレッソが変わっていくのでしょうか? それは、どう変わっていくのでしょう。恐いような気もします。
コメントありがとうございます。
削除ルヴァン組についてはそうだと思います。
そして、このルヴァンで勝ち進めた事は、単にこのタイトル以上に意味もあったんじゃないでしょうか。
おそらく今季のセレッソはセカンドチームを持っている事を踏まえてもスタート時点の人数は多すぎました。しかしこのルヴァンカップで勝ち進んだ事によって、彼らにも出場機会を作れた。
これが大きかったと思います。
変わっていくかどうかですが、
勝ったことがあるというのは、どうすれば勝てるのかを実体験として知ってるって事ですからね。
基準が出来るというのは大きいと思います。
この優勝は、これまでルヴァン組が良く頑張って、その思いを感じたリーグ戦の先発組も懸命に戦った結果、チーム一丸となって勝ち取った素晴らしい優勝だったと思います。
返信削除今後についてですが、もしリーグ3位以内でACL出場が確定したら、今後の天皇杯はルヴァン組で戦うべきではないでしょうか?
そうすれば、つぎのようなメリットがあると思います。
①リーグ先発組は年末から十分に休養をとれる。
②ルヴァン組もさらに厳しい戦いの経験を積むことができる。
③これまで、ルヴァンカップ・天皇杯で奮闘してきたルヴァン組に、(自分たちで勝ちとったという思いのある)最高の舞台を経験させることができる。
来シーズン、ACLとリーグ戦を同時に戦うことになれば、ターンオーバーしないと今シーズンの監督交代前の浦和のように、主力選手が疲労の蓄積で成績がガタガタになる恐れがあると思います。
シーズンオフには補強もするでしょうが、ルヴァン組のさらなる強化を図って、チーム全体の戦力の底上げを図ることが不可欠だと思います。
天皇杯の賞金1億5000万円も魅力でしょうが、それよりも来シーズンの過密日程を乗り越えるためにベストの方策を考えるべきだと思います。
以上の点については、どう思われますか?
コメントありがとうございます。
削除3位以内になった場合の天皇杯については、おっしゃられる事は理解できます。
ただ、天皇杯に優勝するとACLはストレートイン、リーグ3位だとプレーオフからなんですよね…
お疲れ様です。
返信削除ここまでブロックを固められるとポゼッションのチームはつらいですね。J2で5バックのチームを相手に攻め切れなかったセレッソを見てるようでした。
そういったJ2の経験も活きてるのかも知れません。
悪いながらも勝ち点を積み上げたシーズン序盤、水沼、清武の怪我で周りを活かす選手を欠く中掴んだ山村トップ下戦術、その山村の怪我で終盤に柿谷を本職のFWとして使い始めたことでできた戦術の幅、ルヴァン杯組とのターンオーバーで蓄積疲労を溜めずに戦えたこと、山下の怪我による穴を感じさせないような木本の成長と今年は多くの歯車が噛み合って出来過ぎなぐらい。それがとうとうタイトルという形で現れた感じですね。
あとはプレスバック、カバーリングの問題や清武ら周りを活かす選手を欠いた時の質、戦術面での積み重ねで来季に向けてより強固なチームをつくっていってほしいです。
そのためにも残りのリーグ戦、天皇杯をきちんと締めて、シーズンオフの補強もしっかりとしていただきたい。
矢島やヤンの名前も上がってますが矢島は浦和が出さないでしょう。個人的には渡邊凌磨くんとか日本に帰ってこないかなーとか思ってるんですが…無理でしょうね。
コメントありがとうございます。
削除ポゼッションサッカーをやるなら引いた相手を崩すというのは絶対にあたる壁ですからね。
上位に入れば強化理念分配金も出るので補強がどうなるのか楽しみですね。