2019年10月8日火曜日

10/6 明治安田生命J1リーグ第28節 VS 鹿島アントラーズ @ ヤンマースタジアム長居

スタジアムヤンマースタジアム長居主審村上 伸次
入場者数23,001人副審山内 宏志、数原 武志
天候 / 気温 / 湿度晴 / 25℃ / 43%第4の審判員中井 敏博
セレッソ大阪C大阪
 
鹿島アントラーズ鹿島
 
  • 監督
  • ロティーナ
 
  • 監督
  • 大岩 剛

<監督・選手コメント>

セレッソ大阪 ロティーナ監督
鹿島アントラーズ 大岩剛監督

セレッソ大阪 柿谷選手、水沼選手、ソウザ選手、藤田選手、木本選手、鈴木選手
鹿島アントラーズ 犬飼選手(Jリーグ公式)

前日にFC東京が敗れたため、鹿島アントラーズにとっては引き分け以上で首位に、そしてセレッソ大阪にとっては勝利すれば残り6試合で首位との勝ち点差4にまで迫ることができるという状況で迎えた明治安田生命J1リーグ第28節。セレッソ大阪が本拠地ヤンマースタジアム長居に鹿島アントラーズを迎えた一戦は、前半開始早々のセットプレーで奪われた1点を返すことができず0-1でセレッソ大阪は敗戦。優勝争いに加わることはできなかった。

■メンバー

セレッソ大阪の先発メンバーは前節と同じ11人。リリースは出ていないがデサバトはやはりベンチ外となり、ボランチは藤田とソウザ。CBには木本が入っている。
またベンチメンバーも前節と同じ7人。けが人も多いのでこの18人が定番となっている

一方の鹿島アントラーズの先発メンバーだが、前節から5人が入れ替わり。前節負傷交代したレオ・シルバだけでなく小泉もメンバー外となったことでボランチは永木と白崎の2枚。白崎がボランチに回ったことで左SHには中村充孝が起用され、最終ラインも右SBに伊東、左SBに町田が起用された。
町田は瀬古と共に今回のU-22日本代表のブラジル遠征にも選出されている左利き大型DF。左SBもできるが本職はCB。今季左SBで先発するのはこの試合が初めてで、昨季も1度だけ。その昨季の1度は2018年10月31日のJ1第31節、県立カシマサッカースタジアムのセレッソ大阪戦である。

■左SB町田浩樹

鹿島はレオ・シルバと三竿が怪我をしておりボランチの組み合わせがどうなるのか?という部分に多くの注目が集まっていたかと思うが、そこは小泉のベンチ外という予想外の部分はあったものの、永木と白崎の組み合わせは予想できたパターンの1つだった。
それ以上に「仕掛けてきた感」があったのは左SBの町田。前回対戦時の第15節に途中出場でJリーグデビューを果たした小池は(ベルギー移籍前流経大2年時の2016年に鹿島の特別指定選手としてヤマザキナビスコカップ(当時)1試合に出場している。)それ以降安西移籍後の左SBのポジションをしっかりと確保しており前節まで全試合に先発出場をしていた。しかしこの試合では小池ではなく本職はCBの町田を起用してきたからである。

町田の特徴といえば190cmの高さ。ちょっと線が細いのでCBのポジションを掴みきれなかったところもあるが、マッチアップ相手次第ではこの高さは圧倒的。
実際に立ち上がりの鹿島はクォン・スンテからのゴールキックを全て松田か水沼とのマッチアップとなる町田に向かって蹴っていた。「今日は町田の高さを使いたい」という意思表示である。
そしてそれをそのまま活かしたのが6分の先制点。
永木からのCKを大外で町田が折り返し、そこに犬飼が飛び込んできた。
大外折返しはセットプレーをゾーンで守る相手に対する攻略法の代表的な形の1つ。
前節のダービーでのガンバのセットプレーの守備でも書いたが、ゾーンの場合は自分の前の空間が自分の持ち場でそこに来たボールに対して責任を持つというのが最も基本的な約束事となる。
なのでゾーンの外側は非常に対応しにくい。さらに大外から折り返されると自分の前のスペースというのが全く逆になってしまう。
おそらくこの形は鹿島がこの試合、セレッソ戦にむけて準備してきたもので、最初のCKで使おうと決めていたのだろう。そのCKを鹿島が見事に決め0-1とセレッソは先制を許すことになる。

■人を捕まえる鹿島とセレッソ

こうして今季3度目の前半失点を喫したセレッソだったが、その前も、その後もこの試合ではセレッソが狙い通りの形をつくり試合を進めている。
それはセレッソと鹿島の戦い方の違いによるところが大きい。
セレッソボール保持時の基本ポジショニング
この試合の鹿島のボール非保持はハーフウェイラインあたりから4-4-2のブロックを作る形をとっていた。
これは前回対戦時の前半鹿島は失点こそしなかったがセレッソのボール保持に対して全くハマらなかったことの反省からだろう。前回対戦時の前半は前から取りに行ったことにより生まれたスペースをセレッソが徹底的に使ったからだ。
そしてこれは先制前の5分間でも同じ形だったので、先制点の有無に関わらずよほど条件が揃わない限り基本的には敵陣から守備をするというよりもハーフウェイラインあたりからブロックをつくろうというプランだったのだと思われる。
そしてセレッソはこれに対して2CBを残してSBを上げる2-4-4の様な立ち位置をまずはとっていた。
これで鹿島の4-4-2とマッチアップはピッタリとあう。

マッチアップに言及したのは鹿島の守備が人を捕まえる形がベースになっているから。
例えばセレッソの様なゾーンディフェンスでればボールの有る位置によって対峙する選手が変わったりするので特にミドルゾーンでのマッチアップはそれほど関係なくなるが、鹿島の様に人を捕まえる守備の場合は誰が誰を捕まえるのかが大きなポイントとなる。

そして最初に鹿島は敵陣からではなくもハーフウェイラインあたりからブロックを作ると書いたが、当然ながらだからといってゾーンディフェンスをやるわけではない。これはどこから人を捕まえに行くか=どこから守備をするかということでしかなく、人を捕まえる守備というベースは同じ。
ということで、鹿島のハーフウェイラインあたりからブロックを作る形は、敵陣では人を捕まえずに自陣のあるエリアからは人を捕まえようとしてきたということになる。
守備のスタート位置を前回対戦時前半の敵陣から自陣に変えたのは、守るエリアを狭くしたかったからだろう。狭くなれば人を捕まえようと動いた時にできるスペースもその分狭くなる。
ボランチが下がるセレッソの3バック化
ここまでを踏まえてセレッソがまず行ったのは、マッチアップをあわせた状態から藤田が最終ラインに落ちる形。特に目立ったのが2CBの間ではなく左右の脇に落ちる形だった。
相手の2トップに対して数的有利を作って2トップを後ろにボールを運ぶことを目的としているこの3バック化だが、普段のボランチが最終ラインの間に落ちる形ではCBの間に落ちる形が多い。がしかし、この試合ではCBの脇に落ちる形を頻繁に使っていた。そして実は前回対戦時もCBの間ではなく脇に落ちる形を多用している。これは人を捕まえる意識の強い対鹿島ということでやっている形なのだろう。脇に落ちると2CBと2トップのマッチアップを動かさずにボールを持つことができる。つまりこの藤田に対して鹿島の2列目に誰が出てくるのか、例えば木本の左に落ちるのであればセルジーニョな?永木?と選択を迫ることができる。ちなみにどちらが出てきても出てきた後にはスペースができる。
7分の松田が下がる3バック化
さらにセレッソにはボランチではなく松田が下がる3バックもある。
松田とマッチアップするのは中村でSHだからとついていかなければ松田は狙いすました縦パスを入れることができる。これが7分、失点直後のプレーである。
13分ソウザのスルーパスで柿谷が抜け出す
そして13分、ここではCBの脇に落ちたのが藤田ではなくソウザ。そしてここからドリブルで持ち上がるソウザに対して誰も食いつくことで生まれるスペースを恐れてかアプローチに出られないと、一発のスルーパスで背後を取った柿谷へ。このクォン・スンテとの1対1は決めておかなければいけない決定機だっただろう。

ということで鹿島はリードしたものの前回同様にセレッソの戦い方にはかなり苦労していた。
ハーフウェイラインあたりからブロックを作る守備を行おうとはしているのだが、セレッソと対峙した中で具体的に誰がどこから捕まえに行くのかを上手く決めることができておらずラインが下がるばっかりになっていた。
左サイドでSBの裏を狙う
さらに左サイドで丸橋にボールが入った時に伊東が食いつくのでその背後を柿谷が内側から出ていくと永木がついていく形になりバイタルエリアにスペースが生まれる形が頻発。
セレッソがこの形からも何度もチャンスを作っている。
右サイドでSBの裏を狙う
また逆の右サイドでは、水沼が右サイドのワイドでポジションを取っているときは左SBの町田は右SBの伊東に比べると出ていく回数が少ない分背後を開けることは少なく水沼がその背後を取るという形は少なかった。しかし松田が右ワイドのポジションをとり水沼が中に入った時は、ブルーノ・メンデスがサイドに流れる形を使うとCBの犬飼が付いて出てくる。そこで開けたスペースに水沼と奥埜が飛び込むという形で決定機を創出。
奥埜がニアで飛び込んだヘディングシュートや前半終了間際のソウザのシュートはこの形から生まれている。

しかし数あるチャンスを決められなかった。もちろん鹿島が守りきったとも言えるが、前半に関して言えばチャンスの数的にも質的にも鹿島に守られたというよりセレッソが決められなかったという方が妥当だったと思う。
それだけ鹿島の守備はハマっていなかったし、カウンターを狙うこともほとんどできていなかった。
鹿島には得点シーン以外で28分、40分、43分と前半に3度チャンスになりそうというかチャンスの手前ぐらいのシーンがあったが、28分はごちゃごちゃっとなったところからセレッソのボランチが負いていかれた場面、40分はミスからだったがこの2つは素早い帰陣でシュートまで持ち込ませなかった。唯一シュートまで持ち込んだのが43分の場面でこれはソウザがSBとCBの間のカバーを怠ったミスからでセルジーニョにシュートを打たれた場面。
ただソウザもミスをしたのはこの1度だけだったと思う。
なので前半はセレッソのシュート10本に対して鹿島は4本。しかもその内訳を見るとセレッソは例えば前節のガンバの様な無理目のミドルばかりという感じではなく、ボックス内からももちろんあり、セットプレーからもあったが、鹿島の4本は町田2本、犬飼1本、セルジーニョ1本。
つまりその内1本を決めているがセットプレーからが3本で、それ以外は43分のセルジーニョの1本しかなかった。

■アクシデント

33分〜
後半の内容に入る前に、前半33分セレッソに起こったアクシデントについて。
FKからの競り合いで町田と交錯した丸橋が負傷。そのまま舩木と交代になっている。
丸橋は怪我も少なく、シーズン途中にポジションを獲得した2年目の2010年以降ではリーグ戦で30試合以下の出場に終わったのは2012年だけ、11年のキャリアで公式戦393試合に出場してきた重要な選手である。
怪我が軽いものであることを祈るばかりだ。

■慣れ

左サイドでSBの裏を狙う形を増やす
後半に入るとセレッソは柿谷を伊東の背後に走らせる形を多用してきた。
同じ形を前半にも書いているようにこの形は前半からやっていたが、後半になるとその頻度はさらに高くなった。
おそらくこれは舩木が左SBに入ったからだろう。
スピードや身体能力では丸橋に軍配があがるが、斜めのパスに関しては舩木の方が上だ。

しかし55分からぐらいだろうか。徐々に鹿島がカウンターを繰り出し始める。
セレッソも立ち上がりからずっとポジショニングとボール保持で永木を動かしそれをきっかけに白崎も動かせているのだが、徐々にシュートまで持っていく手前で鹿島のCBに体を当てられるようになっていた。
これはセレッソの攻撃の形に対して、鹿島は動かされて入るんだけど最後にどこが危ないのかというのが掴めてきたというか、セレッソの攻撃に慣れてきたのだろう。
セレッソの攻撃は基本的に形が決まっている。その形は入念に準備されているのでかなり効果的なのだが、時間の経過とともに相手が慣れてしまうという弱点もある。
それでも通常であれば、カウンター、背後を一発で狙う速攻、そしてボール保持攻撃と自然と攻撃にバリエーションが出てくるので90分間では慣れるまでには至らない場合も多いが、この試合は前半早々に鹿島が先制したことでセレッソがボールを保持して攻めるという同じ流れが続いていた。
それであればセレッソは相手が慣れてしまうまでに、例えばこの試合であれば55分間で試合を動かさなければならなかった。実際にチャンスもあった。しかし動かすことができなかった。
63分〜
58分、セレッソは柿谷に代えて鈴木を投入。63分鹿島はセルジーニョに代えて遠藤を投入。
セルジーニョはおそらく負傷交代。程度はわからないがモモあたりに違和感があったような感じですぐに「交代させてほしい」というジェスチャーを見せており、鹿島のドクターが入る前に木本が鹿島のベンチに向かって「交代させてほしい」と言っているとジェスチャーで伝えている。
一方の柿谷と鈴木の交代に関しては、ゴール前で仕事ができる選手を入れるというのはすぐに決まっていただろうが誰と代えるか、具体的には奥埜か柿谷かは結構悩んだのではないかと思う。
前節のダービーで書いたが柿谷が入る左SHは他とは異なり個の優位性を求めているポジションである。
なので清武もいない中で柿谷を下げるということは、そこを捨てるということになる。
おそらく決め手になったのは、立て続けにカウンター気味にボールを運ばれだしたこと。もし2点目を奪われると試合が決まってしまう可能性が高い。しかも左サイドは舩木、ソウザ、柿谷と全員がこの連勝が始まった時には出場していなかった選手たちである。
仕組みでクロスまではいけるという判断もあり、そこで柿谷を下げて奥埜を左に回すという決断につながったのだろう。
セルジーニョ交代前の最後のプレーのところは奥埜がカバーしているのである意味この交代の成果と言えるかもしれない。

■立ち位置を変化させるも

75分〜
次に動いたのは鹿島、69分に中村に代えて名古を投入。白崎が本来の左SHに戻り名古はボランチにはいる。
一方のセレッソも鹿島の慣れ問題が解決していないので奥埜に代えて高木を投入する。
SBとSHのポジショニングを変える
鹿島の慣れ問題を解決するためにと書いたのはこの交代で左SBと左SHの立ち位置が変わったからだ。
それまでは柿谷はもちろん奥埜になってからも左SHが中に入って左SBは外となっていたが、高木が投入されるとSHの高木が外に張り、SBの舩木は内へと入っていく立ち位置になった。
最初は高木が自分の判断でやっているのかな?と思っていたがイバンコーチも修正するどころかそのように指示していたのでチームとしての狙いだったと思われる。
最終的に攻略したい場所自体は変わらないのだが、これまでとマッチアップする選手の立ち位置を変え、動きに変化を加えることで試合を動かそうという狙いだったのだろう。

しかし結果的にこれはあまりうまくいかなかった。
高木が前でワイド、舩木がその後ろで内側となるので、高木や舩木まであまりいい形でボールが渡らなかったからだ。
なので80分を少し過ぎた辺りから舩木と高木の立ち位置を元のSH高木が内側、SB舩木が外側という形に戻している。
83分〜
その後83分に鹿島は伊藤翔に代えて上田を投入。

セレッソはスクランブルでチャンスを作ろうとする、鹿島はその分空いているスペースを使ってカウンターを狙うという展開になるもどちらもゴールネットを揺らすことはできずに0-1で試合終了。
セレッソにとって優勝争いに加わるチャンスがあった試合だったが、結果は敗戦に終わった。

■鹿島らしさ?

プレビューでも書いたが鹿島の強さの要因は戦い方の幅の広さだと思っている。
人を捕まえるというシンプルな戦術がベースにあり、自分たちがどんなサッカーをするかというよりも、勝つためには自分たちがどんなサッカーをしなければいけないのかという考え方が徹底されている。ベースがシンプルだからこそその上が重要となる。
狭義の「自分たちのサッカー」が蔓延しているJリーグでこれを常に徹底してきたのは鹿島だけじゃないかと思う。その結果がここまで積み重ねてきたタイトルということだろう。
なので1つの試合、例えばこの試合を観て「鹿島のサッカーは面白くない」という感想を持つ人もいるかもしれないが、それはこの試合の鹿島のサッカーがその人にとって面白くないと感じただけで、他の試合ではまた全く異なる展開、もしかするとこの試合で面白くないと感じた人も面白かったと感じる試合になるかもしれない。

この試合に戻るが、このセレッソ戦で鹿島が勝つために必要だと考えたのは、できるだけ早い時間帯に先制点を奪って後は守りを固める。できればカウンターを狙う。というものだったのではないかと思う。
個人的にもセレッソの戦い方と鹿島の戦い方を照らし合わせた時に、鹿島が一番勝つ確率が高いのはそれだったと思う。なぜなら正面からぶつかるとセレッソは鹿島の骨格を殴ってくる可能性が高く、セレッソにとってはボールを取りに来るよりも守りを固める方が戦いにくいからだ。
それを実現するための手段の1つがおそらくかなり準備してきたであろうセットプレーで、町田の起用だったんだと思う。
そしてそれを実現した。正直前半は想像以上に骨格を殴られてギリギリだったと思うが、そこを乗り越えたことで勝ちを奪った、鹿島にとってはそんな試合だったと思う。

■その他

結果は敗戦となったが、セレッソにとっては悪い試合ではなかった、むしろスコア以外の部分では手応えいっぱいの試合だったと思う。
結果に関して言えば、例えば柿谷を下げたのはどうだったのかというのもあるが、それを言うなら前半に得点を奪えなかったことが一番の問題だろう。勝つ可能性は十分あった試合だったと思う。
そしてこの試合に敗れたことで「大一番に勝てない」や「勝負弱い」と言われることもあるかもしれないが、そもそもこの試合は5連勝した先にたどり着いた試合である。
そう考えると優勝争いに加わるために勝たないといけなかったのはもっと手前の試合だったと思う。
今季5連勝しているのは川崎と広島とセレッソの3チームだけ。FC東京も鹿島も5連勝はしていない。
そして川崎も広島も5連勝でストップしている。
そして鹿島にとっての「大一番」はまだ先だろう。

なので今季のチームについてはスタートで苦労しながらもここまでたどり着いたことを自信にして、またここから1試合1試合積み重ねていけば良いんじゃないかと思う。どういう形になるにせよ結果はその先にあるものなので。





5 件のコメント :

  1. おつかれさまでした。

    このゲームを見て13年のことを思い出しましたね。
    あのときも紆余曲折あって秋にはどうにか優勝争いできるかも、というところへ到達したころに鹿島戦があり、シーズン屈指の内容で戦いながら結果としては敗戦して優勝争いから脱落する…もちろん今とは状況も異なります(そもそも鹿島が優勝したわけじゃない)けど、だからこそ悔しさを思い出します。

    むろん、結果論としては柿谷があれを決めてればそのあとのスンテの大当たりの流れもなくて…って話になるんでしょうけど、13年は柿谷が決めても負けてたわけだし、そこに固執している時点でまだ鹿島の域にセレッソが達してない証拠になってしまうような気もします。

    まぁ、セレッソにとって大事なのは残るリーグの戦い方ですよね。来季に向けてこれまでのように戦術を固めていくゲームを続けるのか、新しい選手やオプションを試すのか、何よりもACL圏内の可能性もあるわけで、ロティーナが同シーズンを締めくくるのかに注目していようと思います。

    13年のことを思いだしたのでついでみたいなものですが、あのころに比べるとホント、セットプレーに関しては圧倒的に向上したなと実感しますね。今回のようなやられ方をして「またかよ」ではなく「残念」と思うようになったのはすごく大きな変化です。

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    1. そもそも鹿島の域に達しているクラブはJリーグにまだ存在しないのでは。鹿島だけタイトル獲得数が圧倒的ですから。セレッソがまず目指すべきなのはリーグ優勝ではないでしょうか。

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    2. コメントありがとうございます。
      鹿島戦で負けたので13年を思い出した方も多いと思いますが、当時とは全く状況が違いますからね。
      本文中でも触れましたが今回降って湧いたような形で突然チャンスが訪れたわけですが、ここから先もこれまで同様に1試合1試合戦っていけば良いと思っています。

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  2. いつも分析ブログを楽しみにしています。今回の記事も大変勉強になりました。ありがとうございます!

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    1. コメントありがとうございます。
      こちらこそありがとうございます!

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