2014年8月11日月曜日

8/9 Jリーグ第19節 VS FC東京 @ ヤンマースタジアム長居

セレッソ大阪00前半00FC東京
0後半0
延長前半
延長後半
PK戦
スターティングメンバー
セレッソ大阪FC東京
選手名番号位置シュートシュート位置番号選手名
キム ジンヒョン21GK00GK20権田 修一
藤本 康太4DF00DF2徳永 悠平
丸橋 祐介14DF01DF3森重 真人
安藤 淳16DF00DF29吉本 一謙
山下 達也23DF01DF6太田 宏介
長谷川 アーリアジャスール5MF01MF4高橋 秀人
山口 蛍6MF01MF7米本 拓司
楠神 順平11MF00MF38東 慶悟
フォルラン10FW41FW17河野 広貴
南野 拓実13FW21FW11エドゥー
杉本 健勇20FW21FW14武藤 嘉紀
武田 博行1GKGK1塩田 仁史
染谷 悠太3DFDF30カニーニ
酒本 憲幸17DFDF50松田 陸
扇原 貴宏2MF00MF8三田 啓貴
新井場 徹7MFMF18石川 直宏
キム ソンジュン25MF1FW9渡邉 千真
永井 龍9FW00FW13平山 相太
9シュート7
9GK14
3CK4
14直接FK18
4間接FK0
4オフサイド0
0PK0
セレッソ大阪FC東京
得点
フォルラン→永井(66')
山口→ソンジュン(71')
楠神→扇原(90'+1)
交代河野→三田(75')
エドゥー→平山(83')
山下(45'+1)
長谷川(55')
ソンジュン(90'+2)
警告
退場
台風で開催が危ぶまれましたが14時頃に何とか開催が決定した19節のホームFC東京戦。
時々雨が降り強めの風が吹く中でしたが台風の荒天というまででは無く、また気温も低かったのでヤンマースタジアム長居の水はけの良さもあってコンディションは悪くは無い中での一戦となりました。

セレッソはこれまでの4-1-2-3(4-3-3)から4-2-3-1を採用。ボランチには山口と古巣との対戦となる長谷川、左サイドには楠神、トップ下に南野が入り扇原とキムソンジュンはベンチスタートとなっていた。

一方のFC東京はいつもの4-3-1-2。清水戦で痛めて途中交代になった羽生はベンチ外となり変わりは交代で入った東となった以外は前節と同じメンバー。
この夏に加入したカニーニは前節同様ベンチ入りにとどまっている。

■FC東京の4-3-1-2
ペッツァイオリ就任後は全てアンカーを置いた4-1-2-3(4-3-3)で戦ってきたセレッソはこの日は4-2-3-1の布陣をとってきました。それはここまでとってきた4-1-2-3で勝てなかったからという事だけではなくおそらくFC東京の4-3-1-2対策であったと思われます。
セレッソがなぜ4-2-3-1だったかの前にFC東京の戦い方を簡単に振り返ってみます。
4-3-3での守備
FC東京の戦い方で特徴的なのは4-3-3で守備をする事。
現在ではピッチの横幅を守るには4人以上必要だとされていてそれを踏まえて4-4-2だったり4-1-4-1だったりまた3バックでも両サイドを下げて5-4-1だったりで4人以上でつくった2ラインを中心として組織を作る形が一般的ですが、その中でFC東京は4-3-3で組織を組んでいます。
ピッチの横幅を守るには4人以上必要なのに3人という事は当然横幅全部を守る事はできないのでスペースができます。で、ゴールは中央にあるので先ず守るべきは中央という事でそのスペースは両サイドにできる事になります。
サイドチェンジをさせないで一気にプレッシャーをかける
守り方としては基本的には4-3-3のスライドで対応する形になっているのですが、このサイドで浮いているSBに簡単にボールを入れてしまうとそこはFC東京の狙い所。
SBに対して3ボランチのボールサイドにいる選手が一気にプレッシャーをかけて全体を一気にボールサイドに寄せて激しくプレッシング。
シーズン序盤はサイドチェンジを使われて苦労していましたが、ここで3ボランチと前線の3枚の内1枚が一気に寄せてサイドチェンジをさせないディフェンスが出来る様になり、またボールを奪いきる事ができる様になった事でサイドでボールを奪ってからのショートカウンターが機能し仙台に3-0、清水に4-0と快勝できる様になりました。

このショートカウンター以外にボールを持った時の攻撃ではチームとして相手を崩しきる場面はあまり多くありませんが、仕掛けるプレーができる河野や強化指定選手だったとはいえルーキーで元々はおそらくサイドアタッカーだったであろう武藤が起用され、太田の精度の高いクロスとセットプレーでという所なのでしょう。

■4-2-3-1の狙い
という事を踏まえてセレッソが4-2-3-1をとった理由を。
2CBとダブルボランチの狙い
セレッソは4-2-3-1を取る事でまず東京の前線3枚に対してセレッソはCBとボランチの4枚を確保できます。
そしてこの日のセレッソは4-1-2-3の時に見せる扇原が最終ラインに下りて3バック化をする動きをほぼ行いませんでした。ダブルボランチであっても1枚が下がって1枚が残るという形ができるのにそれをせずにダブルボランチはそのままCBの前、河野の両脇にポジションをとっていました。
サイドの人数を確保
この形になる事で守備の時に河野を前に出させずに、また2トップがCBに寄せなければ河野の横でフリーになっているボランチにボールを入れる。寄せてくればGKに戻す形をとる事でFC東京の前線3枚による守備のスタート地点をぼかす事を狙ってきたのだと思われます。
またSBを使った時にもボランチの1枚がいる事でサイドではめられ無い様にしようという事なんだと思います。
ただ、それでも特に米本のいる東京の左サイド、セレッソの右サイドの守備は強烈で杉本のマズいポジショニングもあってボールを奪われる事もありましたし、形が出来てない中で簡単に空いているからといってサイドにボールを入れてしまってはめられてカウンターから米本の左足ミドルがポストに当たるという場面は作られてしまいましたが、前半で作られた危ない場面はそれぐらいでこれでFC東京の最大の武器であるサイドではめてからのショートカウンターという形はかなり減らす事ができていたんじゃないかと思います。
ボール保持での前線の動き
後ろで東京の前3人を外した後は、両サイドでフォルランが下がってボールを受けそこに後ろから南野が入っていく形、両SHを開いたポジションに置いてサイドチェンジをしSBが追い越す形を見せるものの、いつもの4-1-2-3よりも前に絡める人数が少なくなっているのでどうしてももう1つ足りないという状況になっていました。
左サイドの楠神はドリブルと丸橋と近い距離でプレーする事で形を作りかけたり、右サイドでも安藤が積極的に上がってきてクロスを入れる場面を見せたりするのですが、フォルランはそこに至るまでの間で下がって起点になっているので中には南野しかおらず、例えばもう1枚ファーから入ってくればマイナスのボールで後ろからフォルランという形もできるんでしょうが、杉本は右サイドに開く事で頭がいっぱいでそれ以外に特に何もしないのでフォルランのミドルや南野が抜け出してコースの無い所で右足を振り抜いた場面以外はあまり大きなチャンスを作る事はできませんでした。
4-4-2での守備
一方守備では4-4-2でセット。
FC東京はセットしての攻撃では河野が左サイドによく流れてくるのと左SBの太田のクロスが大きな特徴なので、マズいポジショニングを繰り返す杉本にペッツァイオリ監督は何度も指示を与えていましたが、ボランチが上手くカバーリングできていたのと、東京自体にセットしてからの攻撃ではそこまで崩す形をもっていないのでしっかり守りきる事ができていました。

■両チームの変化
75分〜
セレッソは66分にフォルランに代えて永井を投入。
前で動きの多い永井を入れる事でスペースを作って南野を活かしたいという事なんでしょうか。しかしその少し後のハーフウェイから少し敵陣に入った所でのプレーで山口と高橋が交錯して山口がヒザを痛め、71分にキムソンジュンと交代。
そしてFC東京は75分に河野に代えて三田。FC東京のこの交代は定番の形で運動量が減ってきたからという事でしょう。

セレッソは前線の運動量が増えた事と東京の3ボランチの運動量が減った事で前線にボールを運ぶ回数は増えましたがそれだけ。
83分〜
83分に東京はエドゥに代えて平山を入れ4-4-2の形に代え前線に迫るもこちらも決定的な形まではいたらない。
91分〜
91分には楠神に代えて扇原を左サイドに入れておそらくクロスをあげさせようとするもそこまで至らずに試合終了。
0-0で引き分けとなりました。

■その他
この引き分けで連敗は止め順位も降格圏から抜け出す15位となりましたが、これで8試合連続勝利なしとなりました。
守備は安定してたのですが、なかなか勝ち星が遠いですね。
この日もフォルランのミドルや終盤のキムソンジュンのシュートなど決まってもおかしく無い形もありましたが決められず4試合連続でスコアレスとなってしまいました。
交代で不満を表したフォルランはまだできるというつもりだったんでしょう。
確かにフォルランがチャンスの大半に絡んでいたのでその気持ちもわかります。
そして新潟戦の様に前線に動きを増やしたかった監督の意図もわかりますし実際活性化しました。ただ、永井はFWとして点が取れる様になる壁をまだ乗り越えられてないので点が取れそうな場面はほとんど無かったですね。
この壁っていうのは簡単に言えば落ち着きとかになるんでしょうけど、要はプレーの中でどこでどうやってシュートを打つのかという形ができていないということです。
なので、突っ込み過ぎてシュートを打つ為のスペースを自分で潰してしまったり、シュートまでに時間がかかり過ぎて相手にブロックされたりしてしまう。例えばこれまでのフォルランの得点シーンでよく見られる、シュートを打つ為にガマンして入りすぎずシュートを打つスペースを開けておくなどといった自分が点を取る形がまだ作れていないという事ですね。
あとは杉本。
高さがあるのでピッチに置いておきたいという部分はありますが、フォルランが空けたスペースに入って来る訳でもないし、動ける訳でもないのでこのプレーではちょっと厳しいかなあと。
フォルランを残して永井を右に入れる選択肢があっても良いのかなあとは感じます。

また、この試合でヒザを痛め交代した山口が半月板損傷で全治6週間との発表がありました。
キャプテンでありチームの中心選手がこの状況で6週間抜けてしまうのはかなり厳しい状況である事は間違いありません。
ただ、この中断期間以降の6試合は大きく崩された場面もありませんし続けていくしかありません。
少しのきっかけで必ずチームは上向くはずですから、今週中に終了する夏の登録ウィンドウでの補強と、この日中盤でプレーした長谷川とキムソンジュン、扇原の奮起に期待しましょう。
ちなみにフリーの選手は登録ウィンドウの例外に該当するのでまだ9/19迄ありますけどね(笑)。

3 件のコメント :

  1. いつも分析ありがとうございます。
    FC東京戦では、あまりにも前でボールが収まらなくなってきて、
    そろそろフォルラン代えた方がいいのでは?と思っていたら交代になったので、
    自分としてはフォルラン交代は納得が行ったのですが、
    あの交代に批判的な人(本人含めて)が多いようなので、
    人によって見ている所はいろいろだな、と思いました。

    また、今のセレッソのメンツで点が取れるようにするには、
    頑張って4-3-3を習熟するしかないように自分は感じているのですが、
    4-3-3フォメ自体に批判的な人がとても多いようなので、(以下同文)。
    (これはカカウ加入でまた変わるかもしれませんが)

    蛍のケガが、完治可能なものでなく、今後のキャリアに影響するものだったようでショック大きいです。

    バーゼルの試合を見て、ピッチ上が大変落ち着いていて、
    選手が安心して力を発揮できる雰囲気なことに、ほっとするやら羨ましいやら、でした。
    最近のセレッソの、やたらガチャガチャしていて幼稚で、
    いきってる割にすぐへたれるダメダメ感を改善するにはどうしたらいいんでしょう。

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    返信
    1. コメントありがとうございます。
      フォルランの交代については、あそこしか攻め手が無かったからってのもあると思います。
      あと健勇がほとんど効いてなかったのも。

      4-3-3については僕も基本的には同感です。
      どうもサイドに開いて幅を作るという事に対して正しく伝わっていないのか、アレルギーがある人が多くて良さが伝わっていないかなとも思いますね。
      きっとサイドでハマらなかった真司の事もあるんでしょう(笑)。

      ここ最近で最も身近な例としてバーゼルがあるんだから、もっとバーゼルの試合を見てくれたらなあとも思います。
      改善しなきゃいけないのは、バーゼルを見ててもそうですが4-3-3の場合横幅をとるので縦の距離感が命なんでそこでしょうね。

      蛍のケガは残念ですが、半月板損傷から問題無く復帰している選手もかなり多いので戻ってくる事を信じて待ちましょう。

      削除
    2. せっかくご返信いただいたところで、昨夜はバーゼルも曜一朗もダメダメで凹みまくりです。
      (個人的にはセレッソより代表より一番ダメな曜一朗でした)
      サッカーは本当に難しいですね。

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