2014年8月8日金曜日

Jリーグ 第19節 vs FC東京 プレビュー


2014年8月9日19時00分:ヤンマースタジアム長居

ペッツァイオリ監督は話しドイツ育ちでドイツ語を話し、またドイツでキャリアを積み重ねてきた監督ですが、Jリーグ史上初めてイタリア国籍を持つ監督同士の対戦となるFC東京戦。
そして今のJリーグで最もヨーロッパのスタンダードに近い考え方でチームを組み立てている両チームの対戦でもあります。
予想スタメン
■前回の対戦
前回の対戦は4/19、アウェイ味の素スタジアムでの第8節。スコアは2-0でFC東京の勝利となりました。
FC東京の前回対戦時は13位と現在の5位よりも8つ下のポジションにいるものの内容は徐々に上向いている中での試合でしたが、フタを開けてみるとFC東京の完勝。
 攻撃時は4-3-1-2の形ですが守備の時は4-3-3の形になり、最初はSBがあいているもののそこにボールを出すと横に圧縮しサイドチェンジをさせない守備が機能し、また運動量が落ちてスペースができてくると4-4-1-1に形を変えてスペースを埋める。
 攻撃面では河野や武藤がサイドで絡んで人数をかけて崩してくるなど、セレッソがやろうとしてくる事に対してしっかり準備をし、さらにそれだけでなく今ピッチで起こっている事、相手がやろうとしている事を冷静に判断し変えてくるなど非常に興味深い戦いを行ってきました。

 ■現在のFC東京
 前回対戦時の内容が良かったのでそのまま上向いていくかと思われたFC東京ですが、次のマリノス戦には勝利したもののそこから3連敗、そしてその次の試合では最下位でそれまで12試合で1勝11敗だった徳島に2試合目の勝ち点を与えてしまう引き分けとなるなど、4試合連続で無得点試合をしてしまうなど得点を取れずに苦しんでいました。
しかしこの3連敗以降は無敗、特に現在は3試合連続無失点で3連勝中、ここ2試合は3-0、4-0とかなり状態は上向いています。
戦い方は前回対戦時に行っていた事とは変わっていませんが、4-3-3の守備の完成度はかなり高くなり、相手をサイドに誘い込んでハメてしまう場面も数多く見られる様になってきています。
また中断期間あけから羽生が3ボランチ右でポジションを掴み攻守に奮闘。
色々な所で顔を出す河野、武藤の動き出し、相変わらず高い精度を誇る太田のクロスからエドゥやエドゥ不在の中でも平山が結果を残しています。

■プレビュー
今のFC東京は前回対戦時よりもさらに良いチームになっています。前回後半早々に交代した羽生も出場できそうとの事です。
何度も書いている様にFC東京は4-3-3で守るのでサイドチェンジを使って相手の中盤の3を動かしたい所ですが、最初空いてるSBはサイドチェンジさせない様に守ってそこでハメてしまうポイントになっているので、相当の準備が必要です。
ただ、ここまでで見られるペッツァイオリ監督はまだ結果は出ていませんが相手を見て戦う事ができる監督だと思いますので、しっかりとした準備と対策を行ってくるはずです。
前節の敗戦で7試合勝ちなしとなり降格圏の16位に後退しましたが、戦う相手は目の前にいるFC東京ですのでその為に必要なチームとしてやりたい事、やろうとしている事を、自分達でじれて焦ってしまう事なくしっかり戦えば自ずと結果はついてくるはずです。
お互い理論的な戦い方を目指しているチームなので見どころの多い試合になる事は間違いないでしょう。

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