2014年8月13日水曜日

カカウ選手との契約合意について

セレッソは夏のウインドウで世界的なビッグネームである元ドイツ代表のカカウ選手の獲得が決まりました。
ブンデスリーガで307試合21,022分出場、88得点41アシスト、チャンピオンズリーグでも15試合2得点1アシスト、ドイツ代表としても23試合6得点3アシストを記録している世界的スター選手。
そしてなによりシュトゥットガルトのレジェンドというイメージの方が大きいかもしれません。

■カカウのキャリア
カカウのこれまでのキャリアをシュトゥットガルトでのプレーを中心にまとめてみます。
03/04シーズンにニュルンベルクからシュトゥットガルトに移籍すると、クラニーとの2トップを組む2ndストライカーとしてポジションを掴み、クラニーがシャルケに移籍するとその後がまにはマリオゴメスが1stトップに入る2トップとして活躍するようになります。
そして06/07シーズンにはシャルケとのマッチレースを制してリーグ優勝。
ちなみに03/04シーズン途中からこの06/07シーズンまでは現在柿谷の所属するバーゼルでCFに入るシュトレラーがマリオゴメスの2番手としてシュトゥットガルトに所属していたので当然一緒にプレーもしています。
その他のメンバーには、当時は優勝争いしていたシャルケでシーズン途中にポジションを掴んだドイツ期待の若手GKだったノイヤーと並んでこのシーズンを代表するGKだったヒルデブラント(その後バレンシアに移籍してからは・・・)や、フェイエノールト時代の小野伸二のチームメイトでその後ミランに移籍してからシュトゥットガルトにやってきたトマソンなどがおり、現在レアルマドリードのケディラはこのシーズンにトップチームに昇格してきました。

その後もシュトゥットガルトは4-4-2を基本布陣にしていたので爆発的なスピードと思い切りの良いシュートで基本的には2トップの2ndストライカーとして活躍。チームの看板選手になって行きます。
そして長年のドイツ居住歴によってドイツ国籍を取得すると09年にレーヴ監督により28歳にしてドイツ代表に招集。
代表チームは4-2-3-1を基本布陣としており、シュトゥットガルトででコンビを組むCFタイプのマリオゴメスが既に代表チームにいたのでFWを増やす時の為のスーパーサブとしての招集かと思われましたが、その後マリオゴメスがバイエルンに移籍してゴールから遠ざかるとクローゼの控えとして1トップに入る事が増え、2010年の南アフリカ大会ではグループリーグのセルビア戦ではクローゼの退場により途中から入り同じく途中から出場したゴイコカチャルと対戦。さらに3位決定戦では先発しフォルランとも対戦しています。

ワールドカップ終了後、10/11シーズンからはシュトゥットガルトでキャプテンマークをまくほどのチームの象徴となり、チームの不振により監督が交代し4-2-3-1にフォーメーションが変わると1トップとしてプレーする機会も増えていきました。ちなみに岡崎がシュトゥットガルトに移籍してきたのもこのシーズンの冬で1トップのカカウの下2列目でプレーしていました。
翌11/12シーズンのシュトゥットガルトは本格的に4-2-3-1で戦う事が多くなり、シーズン前半は1トップで起用されるも冬のマーケットでホッフェンハイムからCFタイプのボスニアヘルツェゴビナ代表イビセビッチを獲得するとベンチスタートになる事が増え、シーズン後半は負けている状態で投入されるスーパーサブ的な起用法が増えていき、1トップだけでなく4-2-3-1のトップ下で起用される機会も増えていきました。酒井高徳が加入したのはこのシーズン中の1月です。

そういった中迎えた12/13シーズン(このシーズンが元々の契約最終年でした)、開幕戦こそベンチスタートでしたが3節に4-2-3-1の1トップとしてスタメンに入ると翌4節はゴール、5節6節と左SHとして起用されたところで左膝の内側靭帯と後十字靭帯を断裂。
このケガでシーズンを棒に振る事になります。
しかしシュトゥットガルトは3月に1年間契約延長のオプションを行使する事を発表。
これで13/14シーズンもシュトゥットガルトでプレーする事が決まります。

そして本当の契約最終年となった13/14シーズンは、ケガから復活し開幕からベンチ入り2トップにするときのスーパーサブやトップ下として起用されると、シーズン後半はイビセビッチのひじ打ちによる5試合出場停止を機会にスタメンに名を連ねる事も増え、主に1トップとしてプレーしていました。

そしてこの13/14シーズンで契約も満了。シュトゥットガルトで11シーズンに渡るキャリアを終えフリーとなりセレッソに加入が決定するという流れです。

この11シーズンの間に当然ながら何度か移籍の噂はありましたが、チームに残る選択をした為にシュトゥットガルトで愛される存在になったのでしょう。

■カカウのプレースタイル
キャリアの所でも書きましたが、元々シュトゥットガルトは2トップのチームで、クラニーやマリオゴメス、シュトレラーなどの1stトップのタイプとコンビを組んでいたカカウは基本的には2ndストライカータイプの選手です。
登録身長も179cmとそれほど大きくありません。しかしジャンプ力があるので高さに弱い訳ではありません。

代表でのプレーとなりますがこの動画でわかるようにもっとも特徴的だったのは抜群のスピード。

またこの動画の最初のプレーの様にシュート力もあってものすごいロングシュートもあります。ただ若い頃はとにかくシュートを打つのでスゴいのも決めるけどメッチャ外す選手ってイメージもありました(笑)。
しかしカカウは決してセルフィッシュなプレーヤーではなく、チームの為にプレーできる選手、チームメイトを活かすプレーができる選手なので、クラニーやマリオゴメスのシュトゥットガルトでの活躍はカカウの存在無しには語れません。

■セレッソ大阪でのキャリアを
現在のセレッソはなかなか結果がでないという厳しい状況で、カカウはそんな中での加入となります。
カカウ加入がおそらく最初にメディアに載ったシュトゥットガルトの地元紙のインタビューによると、セレッソからドイツに移籍した香川・乾・清武の活躍でセレッソの事も知っていた様ですし、ドイツでキャリアを積んだペッツァイオリ監督の存在やフォルランの存在もセレッソ加入を決めた一因になっている様です。
直接ドイツ語でコミュニケーションを取れる監督と、シュトゥットガルトで日本人2人と共にプレーし、日本人と接するのは初めてでは無いというのもポジティブな部分でしょう。
2012年のケガの後、昨シーズンもプレーしていますし、いくつかの昨シーズン終盤のプレーを見る限りそれほど大きく力を落としている印象は持ちませんでしが、やはり全盛期の圧倒的なスピードまでを期待するのは酷かもしれません。
しかし、積み重ねてきたキャリアによってプレーの幅は広がっており決して速いだけの選手では無くなっています。
カカウ自身は典型的なストライカーではありませんが、フォルランというストライカーが既にいますから、彼にとってもやりやすいかもしれません。
またフォルランにとっても、ポルトガル語で直接コミュニケーションを取れる存在はかなり大きいはずです。

ペッツァイオリ監督がこれまで主につかってきた4-3-3であればどちらかがサイドに回るのか(主にトップでしたが、カカウにもサイドの経験もあります)、それとも2トップにするのか、東京戦で使った4-2-3-1にしてどちらかをトップ下にするのか、など起用法についてどうなるかはまだわかりませんが、楽しみに待ちましょう。
カカウのセレッソでのキャリアが幸せなものになります様に。

カカウ公式HPより
http://cacau.de/news/cacau-wechselt-in-die-j-league-zu-cerezo-osaka/

※今回は記憶を頼りに書いた部分が大半なので、もし間違いや訂正があれば教えていただければと思います。

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