2015年6月29日月曜日

6/28 明治安田生命J2リーグ第20節 VS 栃木SC @ 栃木県グリーンスタジアム

第20節
2015年6月28日(日)18:03KO 栃木グ


スタジアム栃木県グリーンスタジアム主審上田 益也
入場者数7,077人副審竹田 和雄、勝又 弘樹
天候 / 気温 / 湿度曇 / 18.4℃ / 82%第4の審判員千葉 直史

栃木SC栃木
 
セレッソ大阪C大阪
 
  • 監督
  • 阪倉 裕二
 
  • 監督
  • パウロ アウトゥオリ
栃木SC栃木
C大阪セレッソ大阪
今回対戦今季平均
データ項目栃木SCセレッソ大阪栃木SCセレッソ大阪
SH991012
FK14121315
CK5555
PK0000
警告/退場0/01/01/02/0

<監督・選手コメント>

セレッソ大阪 パウロ・アウトゥオリ監督
栃木SC 阪倉裕二監督

セレッソ大阪 パブロ選手、玉田選手、山口選手、丸橋選手、キム・ジンヒョン選手
栃木SC 阪野選手、中野選手、小野寺選手

後半戦の巻き返しのためにも連勝を続けたいセレッソと、ここまで勝った試合の次の試合は全試合負けているので何とか勝ち点を取りたい栃木と、アウェイ栃木県グリーンスタジアムでの対戦。

栃木のスターティングメンバーは逆転勝ちした京都戦と同じ。途中でDF中野と接触し交代となったGKの桜井も続けて先発となっています。
また甲府から期限付き移籍中の河本が15節以来のベンチ入りとなっています。

セレッソは前節の試合中に痛めていた右足が小指の付け根の骨折という事が判明し楠神が離脱。なので関口が4/29の10節京都戦以来のスターティングメンバー入り。
ベンチには前節同様のメンバーが入る中、楠神の離脱で橋本が復帰しています。

■栃木の狙い
栃木の守備
栃木は4-2-3-1ですが守備の時は4-4-2。この試合ではアンカーの山口をどうするかという問題が出てくるので守り方を少し変えるかとも思いましたが、いつもどおりの4-4-2でセットする形でした。
守備のスタート位置はセンターサークルの敵陣側で山口の位置。CBは放置してそこから出てくるボールに対してプレッシャーをかける形にしてきました。
栃木の4-4-2に対してセレッソのチーム設計
それに対してセレッソは、山口をCBの間に落としたり扇原が引いたりしてブロックの外でボールを動かしながらブロックの中にボールを入れていきますが、試合序盤は栃木のブロックにひかかってしまいセレッソがボールを失う場面が目立ちます。
左サイドで人数をかける攻撃
奪ったボールに対して栃木はトップ下の10番杉本が左サイドに流れてきて、同サイドで人数をかけ、突破力のある湯澤のドリブルや左SBパク・ヒョンジンのオーバーラップで栃木の左サイド、セレッソの右サイドを狙ってきます。
ここで崩して中央で阪野と外から飛び込む中美でゴールを取りたいという狙いなのでしょう。
この試合のセレッソは守備への切り替えが非常に速く徹底されていたのですが、ゲーム序盤はそれを発揮できずに相手にボールを運ばれてしまうシーンが目立ちます。
というのも、ボールの失い方が悪いからで、後ろから中盤の狭いところに無理に縦パスを入れてボールを奪われているので相手が前向きでボールを奪い入れ替わられている形になっているからです。

■栃木のブロックを広げよう
2トップ脇からサイドチェンジで横に動かす
10分すぎぐらいからセレッソはボールの動かし方を変えます。
まず狙うのは2トップ脇のスペース。
扇原と長谷川のポジショニングで本間と小野寺がプレッシングに出てくる動きを制限して、CBは広がる。そして2CB+山口で横にボールを動かしながら、2トップのスライドが遅れるとそこに侵入。そしてそこから対角にサイドチェンジを多用します。
このボールの動かし方で栃木はドンドン守備ブロックを下げていきます。
なぜブロックが下がるかといえば、人のスライドよりも当然ボールの横の動きの方が早い。なので最初取ろうとしていたセンターサークルを越えた辺りから始まる30mのブロックだと中盤とDFラインで作る4-4のブロックの前にボールを置けなくなってしまいます。なのでFWの2枚を見捨ててでも4-4のブロックを下げるしかなくなる。
となるとFWも下がる。という事で全体のブロックが下がっていきます。
サイドから斜めの楔のパス
そしてさらにサイドチェンジでボールを動かす事で相手の4-4を何度も繰り返しスライドさせる。繰り返すと流石に4-4の間も広がってくるので、そうなるとSBから斜めに楔のパスを入れる。これを嫌がってMFラインが下がれば扇原とアーリアはフリーになり中央からの楔を入れることができる。
中央を絞ればSBの前のスペースにインサイドハーフが飛び出して縦にくずしにかかる。
という流れでセレッソが栃木を押し込んでいき効果的にボールを動かす事ができるようになっていきます。

その結果栃木は高い位置からプレッシングをかける事ができなくなってくるのですが、これは栃木がプレッシングに来なかったのではなく、来れないようにしたというのが正解です。
ちょうど金沢戦の前半に近い形にセレッソが持っていったという事ですね。
こちらから再現性のある形で相手がプレッシングに来れない状態にもっていけたということは重要な事です。
もちろんなにわともあれ前から潰せ!を合言葉にここからでも特攻プレスをかけてくる対戦相手もあるかもしれませんが、この状態で特攻してきた所で後ろにスペースが空き放題になりますから、そっちの方が崩すのは簡単です。

19分ごろに栃木が左サイドを縦に運んで湯澤のクロスから杉本、こぼれ球を中美にシュートを打たれた場面や、20分過ぎには荒堀のアーリークロスのこぼれ球からパク・ヒョンジンのミドルなど、相手も2度ほどチャンスを作りますが、セレッソにとってこの2つのピンチは、19分頃のは湯澤のクロスの場面で染谷がボールウォッチャー気味になって杉本を放してしまった事から、20分過ぎの分は栃木が横にボールを動かした時にパブロが1stディフェンダーとして荒堀を捕まえに行くのではなく荒堀を外して中盤のカバーリングポジションをとった為に丸橋がSBの位置から相手のSBを捕まえにいかなくてはならなくなってというのが原因と、ミスがハッキリしたものでしたので、それ以外の場面ではセレッソがどんどん栃木ゴールに迫っていきます。

先ほど書いたように相手の4-4を押し込む事に成功したセレッソは深い位置にまでボールを運べるので、立ち上がりとは逆にボールを失ってもそこからの守備への切り替えの速さが活きてくるようになり、栃木は2トップもしくは1トップ(トップ下の杉本も守備に追われた時)が前線で孤立し、セカンドボールもセレッソが拾うことが増えていきます。
前半終了間際のチャンス
カウンターからのボール運びや、スペースにボールを出す精度の問題でファールが増えたりなど改善すべき点は数々ありますが、玉田がサイドに開いてそれを合図にパブロか関口が玉田の空けたスペースにに入っていく動きが出てくる様になったりとポジティブな変化もあり、さらに前半終了前には、染谷から逆サイドの玉田へ長いサイドチェンジを通し、そのサイドチェンジを受けて栃木の守備ブロック全員が左斜め後ろにスライドしていく中、玉田が低いボールでDFラインの前を横切るように逆サイドのパブロへパス。
惜しくもパブロのシュートはクロスバーに跳ね返されてしまいましたが決定的な形でした。

先制点は後半入ってスグの52分。
左サイドでボールを運ぶとパブロが倒されてFK。玉田が蹴ったFKはゾーンで守る栃木の最も堅いはずのCBの間にパブロが飛び込んで頭で合わせてゴール。
あれだけ押し込まれてスライドさせられたら流石に何処かでずれるし、ファールも起こるだろうしという所でしょうか。

■6試合ぶりの追加点
失点したという事で前がかりになる栃木。栃木が狙うのは前半同様に左サイド。
さらにセレッソも前半から守備への切り替えで飛ばし気味だったので、一番慣れてない玉田の所から徐々に緩くなっていき、さらにボールを奪ってつなげるボールでも蹴ってしまうので押し込まれていきます。

ただ、この試合はこれまでと違ったのはここからカウンターで追加点を奪えた事。
玉田が右サイドでポイントになって、扇原、パブロ、山口とつないで逆サイドの丸橋へ。
丸橋は荒堀との1対1をかわして中央にグラウンダーのクロス、それを山口がスルーするとペナルティアークの所でパブロが完全にフリーになっており、おちついて決めて追加点を奪うことに成功しました。
この追加点はセレッソにとって非常に大きく、それまで押し込まれるととにかく蹴っ飛ばしてたのを、つなげるボールはしっかりつなごうとする様になります。
66分〜
そしてセレッソは65分頃から関口が守備では中盤の右サイドに入る4-4-2の様な形になります。
一方66分に栃木はトップ下の杉本を河本に交代。
ポジション的には同じですが、河本の方がFW寄りガツガツくるタイプなので仕掛けて何とかという事なのでしょう。

しかし78分、キム・ジンヒョンからのGKをパブロが胸で落として、イーブンボールになりかけた所を長谷川が拾って扇原に。ルーズボールになりかけたからなのか、前がかりになってたからなのか、栃木のCBは前にいる玉田を全く捕まえておらず、扇原が玉田へスルーパス。
それを落ち着いて決めて0-3とセレッソがリードを広げました。
このゴールが玉田のJ1J2リーグ戦トータルの100ゴール目となりました。
最終メンバー
80分に栃木は小野寺に変えて西澤、セレッソはパブロ・玉田に代えて田代・吉野を投入。
一矢報いようとする栃木に対して、右サイドに関口が入った4-4で落ち着いてコントロール。
85分に栃木は左サイドで気を吐いた湯澤に代えて廣瀬を投入し、右に廣瀬、左に中美とするも得点できずにそのまま試合終了。
セレッソが久々の追加点を決め勝利となりました。

■その他
久しぶりに気持ちよく勝つことができました。
ビルドアップやカウンターの精度にはまだまだ改善すべき点はありますが、基本的なスタートシステムとメンバーをある程度固定する事で、以前に比べるとかなりスムーズになり、準備してきたものをそのまま活かせるという展開になりました。
現状ではクルピの10試合じゃないですけど、結局こういうやり方しか進めていけないのかもしれません。それはそれで残念な事なんですけど・・・

この日2得点だったパブロについては、前節の反省が活きているのかどうかはわかりませんが、やたら下がってくること無く我慢して前線に居続ける事ができた事がまず大きいですね。
前節も書いたように、パブロが下がってきてもいいことは全くないので我慢して前に居続ける事、玉田が空けたスペースに入って行くことをずっと出来るようになればもう少しゴールも増えてくるんじゃないでしょうか。
あと守備については、2〜3試合前から頑張ろうという意欲は見えてきています。
で、これも攻撃と同じなのですが、特に相手にサイドを代えられた時はファーストディフェンダーとして守備をして欲しいんです。
中盤が3枚なのでパブロが前に出ないと、その後ろから丸橋が出て行かないといけなくなる。丸橋が出て行くとCBもサイドにでないといけなくなります。
もし4-2-3-1のトップ下として出てるなら前半20分すぎの守備でも間違いじゃないんですが、そうではないのでそこはしっかり徹底して欲しい所です。

2 件のコメント :

  1. やりたいこと、ゲーム内容、そして結果が
    一致したゲームだったと思います。

    もうすぐ折り返しになりますが、
    後半戦に向けて大いに期待が持てます。

    返信削除
    返信
    1. コメントありがとうございます。
      そうですね、精度はまだまだですがいろいろやりたいことがハッキリ出てたゲームでしたね。

      削除

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