前節ホームで久々の勝利を上げたセレッソ。国際Aマッチウィーク期間中に開催される今節はアウェイケーズデンキスタジアム水戸にて水戸ホーリーホックとの対戦となります。
予想スタメン |
■水戸ホーリーホック
前節にホームで開催された柱谷兄弟対決で敗れ何と柱谷哲二監督を解任した水戸。4/29に開催された10節岡山戦に勝利した後の7試合を2分5敗、順位が21位となった様に確かに今シーズンは苦労していましたが、5年目のシーズンを戦っていた柱谷監督をこのタイミングで解任するとは全く想像していませんでした。
という事で今節は名古屋や福岡、新潟でプレーし2013シーズンからヘッドコーチを務めた西ヶ谷隆之コーチが監督代行となります。
監督が代わったのでこれまでのやり方を変えてくる可能性もありますが、ヘッドコーチからの昇格ということで変わらない部分もあるでしょう。
まず今シーズン開幕にあたり西岡、尾本、冨田、小澤、鈴木隆行などベテランを放出、大卒の今瀬を獲得し、湘南から宮市剛が期限付き移籍で加入するなど、チームが若手に入れ替わったシーズンでした。
開幕は4バックでスタートしたものの3バックに変更。7節10節に勝利したものの、そこから4試合を1分3敗となり、5/24の京都戦の途中で再び4バックに変更。この試合に敗れたものの守備ブロックに安定感が出て来たという事で以降の16節、17節も4-4-2を採用していました。
3バックの時は5-3-2の形で、おそらく最終ラインに人数を残して例え1人前に喰い付いても4-4だから安心というのが狙いだったのでしょうが、中盤でプレッシャーをかけきれずDFラインが低くなって押し込まれる。またチーム全体に高さはあるのではね返す事はできるのですが、押し込まれたところから前に出てくる時間を作る事ができる選手も馬場に可能性を感じるぐらいで全くおらず、またチームとしてボールを繋ぐ仕組みもみあたらないので、カウンターもできないという状態になっていました。
なので、中盤にプレッシャーをかけやすい形という事で中盤の人数を増やして4-4にという事だったのだと思われます。
また攻撃については、宮市や山村を使っていましたが、現状ではボールも収まらずサイドで起点にもなれないので我慢して使っているという状況で現段階ではちょっと厳しい。なので得点のほとんどがセットプレーからという事になっています。
これらの問題は一朝一夕で改善されるものではありませんので、監督が代わったからといって劇的に変化する事はないと思いますが、監督交代ドーピングでどこまでごまかす事ができるかといった所でしょうか。
■プレビュー
水戸はおそらく4-4-2で来るものと思われます。セレッソから移籍したキムソンギは北朝鮮代表に招集されているので残念ながら欠場となり、北九州戦では右SBだった細川がCBに、右SBには昨シーズンの開幕スタメンだった田向が入ると思われます。
また左SBの田中雄大は野洲高校〜関西大学〜川崎フロンターレの田中雄大。あの鹿児島実業戦で乾にサイドチェンジを出した楠神と同級生の田中雄大です。
セレッソのメンバーは、キム・ジンヒョンと山口蛍が代表、カカウが退団、フォルランが帰国と色々ある中での試合で、練習試合で4-2-3-1を試した事でダブルボランチも考えられましたが、どうやら4-3-3で3センターを継続。安藤、椋原、沖野は全体練習に復帰しているので安藤をアンカーに入れる事も考えられましたが、故障明けで先日の練習試合にも出場できていませんので、どうやら丸橋をインサイドハーフに入れて、扇原がアンカー、染谷が左SBに入る模様です。扇原のアンカーには少し不安が残りますが、運動量と強度があってスピードと裏への飛び出しもある丸橋をインサイドハーフに入れるのは面白いアイデアです。
またシーズン開幕後に加入した田代がいよいよベンチ入りしそうです。
ポイントとしては京都時代以来久々の左SBでの出場となる染谷でしょうか。
守備の安定も考えての染谷の左SB起用だと思いますが、インサイドハーフの丸橋を活かそうと思うと染谷が高い位置を取れるかどうかもポイントになります。
また染谷も一発でサイドチェンジのぼーるを蹴れる選手ですから酒本へのサイドチェンジも積極的に使っていきたい。
またフィニッシャーのフォルランがいない事で玉田・パブロ・楠神の3人にも積極的にシュートを狙っていく姿勢にも期待したい所。
フォルランやカカウというワールドクラスのプレーヤーから彼らが何を学んだのかを見せて欲しいですね。
やっぱり勝てませんでしたね・・・。今のメンバーでは昇格は無理そうです。
返信削除やはり新しい助っ人、即戦力が必要ではないでしょうか?田代がチームに順応するのを悠長に待っていたら上位どころか下位のクラブにも追いぬかれてしまうと思います。