2015年6月8日月曜日

6/6 明治安田生命J2リーグ第17節 VS 愛媛FC @ ヤンマースタジアム長居

第17節
2015年6月6日(土)15:04KO ヤンマー


スタジアムヤンマースタジアム長居主審上村 篤史
入場者数16,116人副審数原 武志、小椋 剛
天候 / 気温 / 湿度晴 / 23.6℃ / 43%第4の審判員宇田 賢史



スターティングメンバー
セレッソ大阪C大阪
 
愛媛FC愛媛
 
  • 監督
  • パウロ アウトゥオリ
 
  • 監督
  • 木山 隆之
セレッソ大阪C大阪
愛媛愛媛FC
今回対戦今季平均
データ項目セレッソ大阪愛媛FCセレッソ大阪愛媛FC
SH73127
FK10171412
CK7354
PK0000
警告/退場1/00/02/01/0

<監督・選手コメント>

セレッソ大阪 パウロ・アウトゥオリ監督

愛媛FC 木山隆之監督

セレッソ大阪 山口選手、玉田選手、扇原選手、茂庭選手、染谷選手
セレッソ大阪 楠神選手、山下選手、酒本選手、吉野選手、キム・ジンヒョン選手

愛媛FC 西田選手、河原選手


3試合連続勝利なしとここまでで最も厳しい状況になっているセレッソ。今節はホームヤンマースタジアム長居に愛媛FCを迎えます。

愛媛のスターティングメンバーはセレッソから期限付き移籍中の秋山が使えないという事で、ケガで欠場となった前節と全く同じ。
ベンチには清水から期限付き移籍中の藤田息吹が入っています。

一方のセレッソはフォルランが前日練習を回避した関係でベンチ外。札幌戦のスターティングメンバーからフォルランがパブロに入れ替わった形となり、ベンチには温井、阪本、西本、前川のルーキー4人。前川がベンチに入った事でJ3秋田に期限付き移籍中の米澤以外の全員がセレッソでの公式戦ベンチ入りを経験した事になります(米澤は秋田で既に試合出場済)。

■セレッソが支配した前半
愛媛の守備
3-4-2-1の愛媛は立ち上がり5-2-3の形で守備をセットすることからスタート。
そしてここまで何度も書いている様に、このやり方だと山口のポジションが浮いてしまうので札幌や長崎同様3で積極的にDFラインにまで追いかける事はなく一旦セットして中央のコースを消すことからスタートします。
ここでもし前線の3と中盤の2の間に入れられるとここは抑えているので挟み込んで対応、そしてSBにボールが入った時は5バック化して最終ラインに下がっているWBが一気に前に出てつぶしに来て、最終ラインはボールサイドにスライドする形になっていました。
セレッソのボール運び
これに対してセレッソは玉田の降りてくる動きでボランチを止めてインサイドハーフをSBの前に出す形でWBの前でポイントを作って行き、そこからサイドチェンジやアーリークロスで攻撃の起点を作って行きます。この3トップのサイド、インサイドハーフ、SBの3人がサイドで絡む形は札幌戦の序盤で見せたSBから縦にボールを付ける形のバリエーションなので、SBが捕まるならインサイドハーフ、インサイドハーフが捕まるなら3トップとここに人数をかけることでどれか1枚を浮かせようという狙いです。
これによって序盤からセレッソがボールを運ぶ場面が見られ、扇原の反転ボレーやCKのこぼれ球からのパブロのシュートなどチャンスを作っていきます。
5-4-1化を早める愛媛
こうなると愛媛はシャドーがサイドに戻って5-4-1の形に早めに変化していくようになります。
元々の狙いとしては、高い位置では5-2-3、押し込まれたら5-4-1で守備を堅めるというプランだったんでしょうけど、SBに対していい形でプレッシャーをかけられていなかったのでそこを何とかしたいという狙いなんでしょう。
しかしそうなると今度は中盤の真ん中のダブルボランチに対して降りてきた玉田とセレッソの中盤3枚とで4人にと数的不利になってしまう、なのでやっぱりシャドーが真ん中を助ける為に中に入るとやっぱりSBを空けてしまうしという事で愛媛にとってはなかなか困った状態に。
15分ごろにあった玉田のクロスをGKが弾いて楠神がボレーで合わせたシーンも、この中央での形がきっかけで丸橋に瀬沼が寄せた所で降りてきた玉田にボールを出しますが、ボランチは前に出た扇原に引っ張られているので玉田はフリー。WBはサイドに開いているパブロに引っ張られている。そこから玉田、パブロ、扇原とつないで玉田が左サイドを抜けだした形になっていました。
中央楔パターン
また札幌戦でも見せていたもう1つのプレーであるボランチの間を使う中央楔の形。
これも引き続き見せており、楠神が楔を受けて扇原に落としてから裏へぬける玉田がGKと1対1になったシーンや、その直後には今度は楔に入った楠神から玉田が拾ってパブロへのスルーパスを出したシーンはその形でした。
裏への飛び出し
そしてもう1つ。27分の先制点となった楠神がWBと3バックの間から裏へ飛び出す形。
この動きは先制点の時点で実は楠神だけでも3回目。同サイドにボールが無いときはWBはサイドチェンジを意識してセレッソのSBを見ている。そして3バックは下がっていく3トップの中央の選手を見ている。なのでこのWBと3バックの間から裏は愛媛の弱点になっていました。
先ほどの中央楔パターンでの玉田が裏に抜けた形も基本同じ事でしたし、この試合を見る限りはGKも前に出る動きがあまり上手く無さそうでした。
マッチアップを合わせる
また守備でも3トップのうちボールサイドの2人が相手の3バックのボールサイドの2人を捕まえてもう1枚はボランチを見ると捕まえ方をハッキリと決める。
また相手がセットした時には山口が最終ラインに降りて相手との枚数を合わせる事でミスマッチが起こらないようにする。
これで、まず前線の守備への切り替えが速くなり、また後ろの枚数を合わせる事でサイドチェンジにも対応し、前半は愛媛をシュート0本に抑える事ができました。

とはいえ顕著化していなかっただけであやしい所は攻守にありました。
守備の問題点
まず守備については、山口を下げて人数を合わせているんですが、下がっていくシャドーに関して放置してしまう事。なのでインサイドの2人が対応するしか無く後ろはやたら人がいるのにインサイドの2人にかなりの負担がかかっていました。
攻撃の問題点
また攻撃については、楠神が何度か裏を狙いますが、3人共が下がってボールを欲しがる事が多い。なので相手のボランチの裏にスペースを作っても皆下がってしまうからまたそこを自分たちで消してしまう。
なので、あれだけ支配していたにもかかわらず得点は1点のみ。シュートも6本と決して多い数字ではありませんでした。

■愛媛がペースを握る後半
後半の立ち上がりは前半と変わらない内容でしたが、セレッソに修正が見られました。
降りるシャドーを捕まえる
その1つが降りるシャドーへの対応。前半は放置していましたがハーフタイムに修正が入ったのでしょう。CBが捕まえに出て行く様になります。
しかしそれが裏目に出て、57分ごろに河原が染谷とサイドで1対1に。
それを染谷が不用意に飛び込んだところをかわされるというとんでも無く軽い対応でカットインされてシュートを打たれてしまいます。
この時のDFラインは左から、「染谷・山口・丸橋・山下・酒本」という並びになってしまっています。
この時流れの中で河原が左サイドから右サイドに流れてきて、CBがシャドーを捕まえるって事からきっとこういう形になってしまったんで裏目といえば裏目なんですけど、実は十分受け渡す時間もあったんで、そこはちゃんと受け渡してせめて染谷がサイドで1対1にならないように対応できたはずなんですよね。
75分〜
愛媛は67分に村上から藤田へのボランチに運動量を取り戻す交代。セレッソは75分に楠神から吉野へのアタッキングサードで変化をつけられる同じポジション同士での交代。
この藤田は明確な役割をもって入ってきました。
藤田の役割
それは時に前に出て行く事。
セレッソは前半から負担がかかっていたインサイドハーフが疲れてきた所からのこの動きに惑わされていきます。
特にシャドーが引いた時に前に出て行く入れ替わる形になると誰が捕まえるのかがハッキリしない。
75分頃の危ない場面
そして75分頃にはその形で扇原と吉野が暴走してスペースを作ってしまったところに河原が下がってきて藤田は前に。となると染谷は河原について行けず、長谷川が飛び込んでかわされると2対1の状態に。丸橋は外に玉林がいるから寄せられない。その結果藤田がスルーパスで抜け出す事になりました。
この藤田には山口が猛スピードで寄せてカバーしましたがかなり危険な場面です。
83分〜
愛媛は80分に瀬沼に代えて近藤貫太を、セレッソは83分に玉田に代えて茂庭を投入します。
セレッソはその前に阪本を用意していました。これはおそらくかなり疲れている長谷川を代えようという事だったと思います。
しかし、最終ラインの危うさから茂庭を入れて完全に5バックで枚数を合わせて、その前に山口を置こうという形に変えたのでしょう。
この茂庭の投入でセレッソはハッキリ守る形に。
明らかに引きすぎなんですけど、それは3試合勝利なしという状況がそうなってしまうのかもしれません。
89分〜
89分には左WBの三原に代えて渡辺を投入して2トップにしてどんどん放り込みをみせると、右の玉林からのクロスが流れた所で左から近藤貫太がクロスを上げ中央で西田がフリーになるも決めきれずにそのまま終了。
1-0で何とかセレッソが逃げ切りに成功しました。

■その他
ホームでは4/29の京都戦以来となる久々の勝利となりました。
前半の優勢は準備していた事ができた部分でしたが、そこで曖昧だった部分が後半の劣勢につながったという感じでした。
ただ、追加点を取れなかったという部分は相変わらず残っています。途中でも書きましたけど、玉田がCFだとどうしても引いて受ける形になるので、楠神・パブロだとどうしても自分たちでスペースを消してしまう形になってしまいます。楠神は何本か裏を狙ってましたけど、基本は中盤で受けたい選手ですからね。
ただ、玉田のCFは相手のボランチまわりで起点を作れるのでその点はメリットなんですが。

あとフォルランについてですが、アウトゥオリは前回カカウを使ってちょっと失敗してるので今回は慎重な対応になっているのでしょう。
なので最終的にどういう結果になるのかはわかりませんが、契約終了となればフォルランがというよりもアウトゥオリが基本的には使わない方向で考えるような気がします。
この件は決まり次第また。

6 件のコメント :

  1. 楠神選手がFWで、裏抜けしようなんて。
    やっぱり選手特性が偏ってますよね。まぁFWがいきなり2人も抜けちゃったから仕方ないのかもしれませんが。
    やっぱり4-4-2? 4-2-3-1?(笑)
    それでも裏抜け狙うFWとパサーがほしいところですけど。

    裏抜けはあんまりでしょうけど、田代選手どうしてるのかなぁ?

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    1. コメントありがとうございます。
      楠神は3トップならサイドのFWで問題はないと思いますが、裏抜けしてくれる人は圧倒的にたりないですね。
      まあJリーグには裏を狙う選手自体が少ない傾向ではあるんですけど…
      田代はもうちょっとですよ。

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  2. 上の方のコメントで思い出しましたが田代選手はまだ出場できないのでしょうか?

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    返信
    1. コメントありがとうございます。
      田代はもうちょっとで出てくると思いますよ。

      削除
  3. 今は何よりも勝つことで、
    選手、監督、スタッフが自信を持つことが大切だですね。

    楠神の今シーズンの3ゴールは、
    全てワンタッチですね。
    ドリブルはアクセントにして、
    裏への意識をもっと持てば
    もっとゴールが増えるんじゃないかと思います。

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    返信
    1. コメントありがとうございます。
      そうですね、この試合は内容はどうあれとにかく勝たないといけない試合でしたから、まずは良かったと思います。
      楠神はおそらく今のチームで一番スピードがある選手だと思うんで、裏抜けをマスターして欲しいんですけどねえ。
      日本人選手で裏抜けがうまい選手ってあんまりいないので相当な武器になるんですけどね。
      それこそフォルランの動き出しから学んで欲しかった所なんですけど。。

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