2016年10月17日月曜日

10/16 明治安田生命J2リーグ第36節 VS ファジアーノ岡山 @ シティライトスタジアム

第36節
2016年10月16日(日)13:00KO Cスタ

スタジアムシティライトスタジアム主審家本 政明
入場者数15,203人副審植田 文平、西村 幹也
天候 / 気温 / 湿度曇 / 24.9℃ / 51%第4の審判員花川 雄一
スターティングメンバー
ファジアーノ岡山岡山
 
セレッソ大阪C大阪
 
  • 監督
  • 長澤 徹
 
  • 監督
  • 大熊 清
ファジアーノ岡山岡山
C大阪セレッソ大阪
今回対戦今季平均
データ項目ファジアーノ岡山セレッソ大阪ファジアーノ岡山セレッソ大阪
FK9151514
CK2745
PK0000
シュート6111013
警告/退場1/00/01/01/0

<監督・選手コメント>

セレッソ大阪 大熊清監督
ファジアーノ岡山 長澤徹監督

セレッソ大阪 ソウザ選手、清原選手、山口選手、田中選手、藤本選手
ファジアーノ岡山 篠原選手、矢島選手、関戸選手
ファジアーノ岡山 藤本選手、矢島選手、岩政選手、関戸選手


明治安田生命J2リーグ第36節、自動昇格圏内となる2位松本山雅FCと勝ち点差2の3位セレッソ大阪は敵地シティライトスタジアムでセレッソ大阪と勝ち点差4の5位ファジアーノ岡山と対戦は1-1の引き分けで試合終了。順位は3位のままながらも2位松本との勝ち点差が4に広がりました。

■メンバー

セレッソのメンバーは、日本代表、韓国代表でチームを離脱していた山口とキム・ジンヒョンが復帰し、前線は玉田の1トップに清原と杉本のシャドゥ、ボランチには山口とソウザがコンビを組む3-4-2-1。山口とキム・ジンヒョンの離脱中に先発出場していた丹野と山村はベンチスタートとなっています。

一方の岡山は、押谷と渡邉が出場停止、さらに左WBの澤口も負傷でベンチ外となっており、前線の組合せは、藤本をワントップにシャドゥに赤嶺と伊藤、ボランチには関戸と矢島、WBには右に片山と左に酒井宣福が入る3-4-2-1。
前線では赤嶺のワントップに豊川のシャドゥという構成も予想されましたが、縦への突破力がある藤本が1トップに入り、ボールの収まる赤嶺はその下という構成はセレッソのバイタルエリアを広げそこでボールを納めたいという狙いがあったのでしょう。
またWBも右に田中奏一を起用し、片山を左に戻すという選択肢もあったとは思いますが、片山は右WBのままで左WBに起用されたのは、昨シーズンは福岡でプレーし今シーズン開幕時点では新潟に復帰していたものの夏の移籍期間で岡山に期限付きで加入していた酒井高徳の弟酒井宣福。片山も酒井宣福もプロ入りはFWとしてでFW経験者を多数起用する攻撃的な布陣と言えない事もないですが、それよりも身体が強く身体能力の高い選手を起用したいという狙いがあったのかもしれません。

■プレーメーカー矢島慎也

今の岡山を語る上で欠かせないのは10番を背負う矢島慎也の存在でしょう。U-23日本代表でも活躍した浦和レッズから期限付き加入中の矢島は中盤の低い位置から長短のパスで単調になりがちな岡山の攻撃にアクセントを加える事ができる選手。そして前節の松本山雅戦では数的不利のまま1点ビハインドで進んだ試合終了間際に殊勲の同点ゴールも決めています。
その為、前節の松本を含めここ最近の試合では矢島をどう封じるかという策をもって戦うチームも増えてきています。
しかしこの日のセレッソは特に策はなし。シャドゥが絞ってボランチに対応するやり方もいつも通りですし、またその絞り気味にポジションを取るシャドゥもサイドのWBの前も見なきゃいけないのでそこまで徹底されている訳ではない。しいて言うならば玉田が戻ってくる回数がいつもよりも若干多かったかもしれませんが、そもそも戻った所でボランチ2枚に対して玉田1人ではそんなにできる事もありません。
なので、特に何も無いと言っても差し支えないでしょう。

試合の立ち上がりは岡山の1トップに入った藤本佳希の積極的な突破や矢島のパスからセレッソ陣内に岡山がボールを運ぶ場面を作りますが、7分に丸橋の折り返しから清原がフリーでチーム初シュートを放つプレーの後から徐々にセレッソがペースを握る事になっていきます。

■岡山で気になる点

今シーズンはクラブ史上最高のペースで勝ち点を積み上げている岡山。その要因となっているのがこの試合までの5試合でわずか1失点を誇る堅い守備。そしてその守備を支えているのが絶対なる強さを誇る3バック。この3人はほとんどのボールを跳ね返し、また中央の最も危険なスペースを確実に蓋をしシュートブロックも目立ちます。
しかしそんな岡山も、試合を見ていると幾つか気になる点があります。

その1つはディフェンスの深さ。岡山の3バックを組むのは篠原、岩政、竹田の3人ですが、この3人はおそらくスピードに不安があるのでしょう。その為最終ラインの設定が低くなっています。
岡山の守備
岡山の守備は5-2-3でスタートします。先程書いたように最終ラインの設定は深めです。しかし前線3人と中盤の2人は前へプレッシャーをかけに行く意識が高い。
この5人のプレッシャーが背後に不安のある最終ラインの裏に正確なボールを蹴らせない様にしているという側面もありますが、ここでプレッシャーを外されるとなると5-2-3の3列目5と1列目2列目の2-3の間にスペースが出来てしまう事に。つまり間延び状態に陥ってしまいます。またさらに5-2-3である以上中盤の2の脇にスペースがあるのですが、最終ラインの5の両サイドはこの脇を埋めるプレーも必要なので最終ラインを形成している5人の中でも中央の3枚と両サイドの2人とではプレーの意識に差があり、2の両脇を使われるようになると、広がったスペースを埋めきれずさらに最終ラインの3バックの両脇にもスペースが生まれてくるようになります。

そしてこの試合ではセレッソの選手は岡山のプレッシャーを外す事ができる個の力をもつ選手がほとんど。特にソウザがプレスを外す事で、どんどんボールを運び3バックの前を使い押し込んでいく場面が増えていきました。

そしてそれが最も顕著に現れるのはボールを失った瞬間の場面。
岡山の攻撃は矢島を中心のしたパスだけでなく、最終ラインから前線や両サイドにロングボールを入れ、それを回収する事でボールを運ぶ場面も目立ちます。特にビルドアップの場面では矢島を使わない事もかなり多い。
おそらくこの試合で両サイドに片山と酒井を起用したのもそんな狙いからでしょう。彼らは2人ともハイボールのターゲットになれる選手で、彼らを使う事でセレッソの両WBを押し下げたいという狙いがあったのだと思われます。
こういった形で攻撃した時の岡山では実は矢島がその能力を見せるのはここから。前線にボールを運び相手を押し下げた状態から少し引いた位置で矢島がボールを受け、前線の選手が動き出す。その為この時矢島はサイドにも流れる事が多くなっています。
少しセレッソの守備に話しを戻すと、こういった形で矢島がボールを受ける事も多いのでシャドゥが絞ってボランチをケアする形をとったとしても、ほどんど意味をなさないのはそういう事で、シャドゥが絞る事では矢島が仕事をする場所を消す事が出来ていないからでした。
ただ、この場面で裏を返せば、もしここでボールを奪う事ができれば中央には多くてもボランチが1枚しか残っていない事になります。
この形の時に矢島は最初からサイドに流れている訳ではなく遅れて出て行きますし、またシャドゥに入る伊藤が中央を埋めるポジショニングを取る事もあるので全くケア出来ていない訳ではありませんが、ボールを奪った瞬間に3バックの前に広大なスペースが出来ている事もしばしば。
この試合でも実際にセレッソは何度も中央からカウンターをしかける場面を作っています。
そういえば、グアルディオラがバイエルン・ミュンヘンでアンカーを落として3バック化するビルドアップの形の際にSBを中に入れいわばボランチのポジションでプレーをさせていた事も多くありましたが、それはポゼッションの為だけでなくカウンターケアの意味もあると語っていました。

また、これはこの試合に限った事ですが、両WBに入った片山と酒井。この2人は強さもあって走力もある素晴らしい選手です。しかしどちらも元FWで本職ではない選手前への強さはあるおのの背後にはどうしても難があります。対するセレッソは丸橋と松田。どちらも本職です。岡山の起用の狙いは理解できますが、裏を狙った勝負で分があるのは丸橋と松田です。
実際にこのサイドの争いもセレッソが有利になっている事がほとんどでした。

■藤本康太の交代からセレッソの先制ゴール、そして岡山の同点ゴール

先に書いたような点を使って徐々にペースを握っていたセレッソ。
しかし今シーズンのセレッソは攻守において意思統一よりも、あと1歩の勇気やピッチのなかのリーダーが優先されている為、岡山陣内にボールを運んだ後ブロックを落とされると攻めきれない場面や、カウンターでもスピードダウンしてしまうもどかしい場面が続きます。
そして守備でも、岡山と異なる理由で守備ラインが低くなってしまう事もしばしば。セレッソの最終ラインが低くなってしまうのは、チームとしてどこで守備のスイッチを入れるかが統一されていないからで、選手個々では調整しセットした状態ではある程度統一感を出せる場面もあるものの、カウンターなどで一気に運ばれた場面では状況毎に対応が異なってしまう為選手間調整だけではどうする事もできず、そうなると3バックの選手は安全確保のために最終ラインを下げざるを得ないというのが現状。
ですので危険な状況まではほとんどありませんでしたが、ボールを運ばれる場面もいくつかありました。
21分〜
そんな中21分に3バックの中央に入る藤本康太が古傷の箇所に痛みがあるという事で茂庭と交代。山下が中央に回り茂庭は3バックの左に入ります。
試合後のインタビューによると痛みを感じてから10分ほどプレーしていたとの事ですが、どの場面で痛んだのかはちょっとわかりませんでした。

セレッソにアクシデント的な交代はあったものの状況は変わらないので、セレッソがペースを握る展開はそのまま。すると37分、セレッソはショートコーナーからのこぼれ球を清原が落ち着いてソウザにつなぎゴール。ゴールはセットプレーからでしたがCKを獲得したのはソウザがボールを奪ってのカウンター。最後はごちゃごちゃしてしまったものの矢島のタックルをかわしてボールを運んだ形でした。

先制後も岡山にできるスペースを活用してチャンスを作るセレッソ。
しかしカウンターでせっかく運んだボールを丸橋が中途半端なクロスを入れてしまい相手にボールを渡してしまうと、そこから岡山のカウンターが発動。
矢島が運んだボールに対してセレッソはしっかり人数を揃えますが、ここで先程書いた最終ラインが下がりすぎてしまう事態が起こる事に。その状況に加えて矢島から赤嶺に鋭い縦パスが入った事でゴール前は混乱。赤嶺が落としたボールをフリーで関戸が決め43分に岡山が同点に追いつきます。走りきった関戸のプレーも素晴らしいものでした。
この場面はピッチのなかのリーダーではなくリスクマネジメントが必要だったようですが、たしかに丸橋のクロスは軽率なプレーで、それによって不必要なカウンターを受ける事になってしまったわけですが、カウンターの対応としてはしっかり戻って送らせていたので途中まではそんなにマズくない。しかし選手間調整で対応している為リスクマネジメントとしてどうしても下がって対応する事になる。その隙を突かれた失点なのである意味リスクマネジメントの結果の失点でもあります。

■後半の作戦は「頑張れ」

後半開始時点での選手交代は両チームともなし。そしてハーフタイムのコメントで両チームの監督は相手のカウンターに気をつけようという内容のものを出していた様ですが、両チーム共にそれに対する方法は頑張るだけだったようで特に変化はありません。
しかし後半の立ち上がりは同点に追いついた岡山の方が頑張れる要素が大きかったようで、再び試合開始当初の様な攻防が行われる事となります。
そして前半と特に何も変わっていないので当然ですが、前半同様徐々にセレッソがボールを運ぶ場面が増えるようになります。
59分〜
その状況で後半最初に動いたのは岡山。59分に酒井に代えて田中奏一を投入。田中奏一は右WBに入り、片山が左WBに回ります。
この交代は岡山にとって悪くないと思いました。というのもおそらく片山と酒井をWBに入れる事で狙った形はほぼ出来ていなかったと思います。さらに守備では奮闘していたものの両サイドはセレッソの方が優位に立てていました。
ですからSBが本職の田中奏一の起用は理に適ったものだと思います。ちなみにこの田中奏一とベンチ入りしていた椋原健太はFC東京下部組織での同級生です。

客観的に見れば全体的に試合を通じて優位に試合を運んでいたのはセレッソだったと思います。しかし岡山にとっても「やられている」というよりも「いけそう!」という感覚が大きかったのでは無いでしょうか。
そしてそれはおそらく同点ゴールのシーンや、この田中奏一投入直後にあったようなカウンターでスクランブル状態を作る事ができていたからでしょう。
そしてそれはハーフタイムコメントのカウンターに気をつけようはセレッソにとっても「頑張れ」以上の意味を持っていなかったからでした。

■愚直に攻めあう両チーム

68分〜
セレッソ大阪は65分、玉田に代えて酒本を投入。杉本をワントップに移動させ、右シャドゥに酒本、左シャドゥに清原という並びに変えます。
そして68分、岡山は伊藤に代えて豊川を投入。そのまま左シャドゥに入ります。
酒本を投入し杉本をワントップに入れる形は、基本的に杉本がワントップにとどまる事ができないのであまり機能する事はありませんが、この試合に限って言えば「アリ」だと思っていました。というのも岡山の3バックは例えば同じシステムのセレッソと比べかなり中央に絞って守備をします。これが相手のクロスボールをはね返し続ける事や、次々と見せるシュートブロックの要因になっています。
しかし逆にいえば中央にこだわりすぎている側面もあり、特にWBとの間にはスペースができる事も多い。なので杉本が中央にいなくてもおそらく中央にポジションを取り続けるでしょう。その為その回りを使う事で杉本が中央にいない事が逆にチャンスに繋がる可能性があったからです。
スローインからでしたがその効果が身になりそうになったのが75分の場面。山口が松田からのスローインを反転して3バックの脇で受けると折り返したボールは一番厳しいところに入っていない杉本に折り返しフリーでシュートを打つ場面を作ります。
このシュートは当たり損ね清原に当たってそれてしまいましたが、岩政らがケアしていたのは通常CFが入る最もゴールに近い場所。言ってみれば0トップの様なものでチャンスを作れる可能性がありました。

一方の岡山の交代はスーパーサブの投入という性質のもの。伊藤は岡山の攻守においてかなり重要な存在だったのでセレッソとしては残っていた方が嫌でしたが、スタミナ的な問題もあるとの事。確かに伊藤は攻守においてシャドゥとしての役割だけでなく時には中盤のカバーやボランチの一員としての役割も担っていたのでかなり負担がかかっていたのでしょう。
79分〜
さらにセレッソは79分、清原に代えてリカルド・サントスを投入。杉本が左シャドゥに戻ります。
パワーのあるリカルド・サントスを終盤に起用するのも悪くない選択ですが、この交代によって先程の杉本のワントップは特に0トップ的な狙いがあった訳ではない事がハッキリしました。僕が深読みしすぎていただけで単なる偶然でした。
そしてこの交代からセレッソはクロス大作戦になっていきます。クロス大作戦をするならリカルド・サントスの投入は間違っていません。しかし岡山は3バックの3人が中を固めて跳ね返すのが得意なチーム。なのでそもそもその選択がどうなんだと思う所。それよりもチャンスを作っていたのは3バック回りのスペース。その守り方からここには確実にスペースができるし、ここから攻めたほうが効率が良いと思うんですけどね。
とはいえ、80分にCKからリカルド・サントスがネットを揺らしたシーンは、直前の競り合い、笛のタイミングからしてもニアに飛び込むために入れ替わった所での競り合いでファールを取られてしまいましたが、ここはビッグチャンスでした。
なぜならこの場面はリカルド・サントス投入後初めてのCKだったのですが、岡山DFは完全にマークが混乱、この時パワフルなリカルド・サントスと競り合ったのは公称172cm/68kgの田中奏一。そりゃ競り勝つし、前に入れるし、枠にボールも飛ばせます。しかしヘディングの前のコースへの入り合いでファールを取られてしまいました。
ちなみにこの次のCKは85分、リカルド・サントスには元韓国代表、磐田でもプレーしていたキム・ジンギュがマークに付いています。
84分〜
84分に岡山はそのキム・ジンギュをボランチに投入。矢島が1つ前にでて赤嶺と豊川の2トップ+トップ下矢島という形になります。この投入について岡山サポーターの方からもったいなかったのではないかというツイートがあって僕もリツイートしましたが、まず第一の目的はこれは先程のCKを受けてセットプレーの高さが足りなかった事が要因でしょう。
そしてもう1つ、これは狙っていたのかどうかわかりませんが、矢島を前に出すことで3バックの前にボランチ2枚を残せる様になるのでカウンターケアという効果もあります。

このまま両チームは激しくまっすぐにぶつかり合うもお互いゴールを割ること無く試合終了。
1-1の引き分けに終わりました。

■その他

この一戦は両チームが激しくぶつかりあう試合となったので、初めてスタジアムでサッカーを見た方も面白いと感じられるようなエンターテイメント性の高い試合だったと思います。
ただ両チーム共に戦術的な深みや変化は殆ど無い試合でした(苦笑)。
この引き分けで2位松本との勝ち点差は4に広がり、残り試合数は6なのでもうギリギリの所。セレッソが2位になるにはもう1つも勝ち点を落とせない状況となりました。

あと、この試合で矢島に対して特に何の対策も取らなかった事についてですが、おそらくそうしようとしたというよりもいつも通り一応「矢島には気をつけよう」という事は言っていたでしょうから、特に対策を取らなかったという訳ではなかったと思います。
ただ個人的には矢島にプレーさせる事で途中にも書いたカウンターを狙える部分もあったので、やらないでも良いかなとは思いました。
とはいえ勝てなかったので、対策を取ったほうが良かったかもしれませんけどね。策があったかどうかは別として(苦笑)。






鹿児島ユナイテッドFCサポーターの方が、スタジアムが理由でJ2ライセンスが交付されなかった事を受け、新スタジアム建設の為の署名活動を行っておられます。

下記からオンライン署名ができますのでよろしければお願いします。
鹿児島に新スタジアムを

https://kufcsupporterscommunity.blogspot.jp/p/blog-page_93.html


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