予想スタメン |
FC岐阜は現在最下位ですが、この夏の移籍期間で磐田や甲府でプレーしたジウシーニョ、札幌のレジェンド砂川、大分から風間Jrの弟宏矢、昨シーズン北九州の堅守を支え甲府に移籍したものの出番の少なかった渡邉の即戦力4選手に合わせて特別強化指定で順天堂大学の青木翼を補強しています。
■前回の対戦
前回の対戦は4/5の第6節。水はけの悪さで有名な長良川で雨が降りピッチのいたるところに水たまりができるというコンディションの中行われました。
このコンディションを考えて最終ラインの4人が全員CB、中盤の両サイドにもSBを置いてひたすら蹴ってくる岐阜。
それに対して力の差を考えるとできるだけ普段のサッカーに近いプレーをしようとするセレッソという構図でしたが、徐々にセレッソがこのピッチの中でもできるポイントを見つけ出し、丸橋から裏へのロングボールを太田と高木が交錯してこぼれたところをフォルランがつめて先制。
先制した所でセレッソはセカンドボールを拾う役割として最終ラインの前に茂庭を置き万全の体制に持ってくると最後に岐阜がバックヘッドで後ろに戻したボールをカカウがカットしループシュートを決めて2-0と完勝しました。
この試合は少し特殊な環境下での試合でしたのであまり参考になりませんが、現在最下位だった岐阜はこの時も最下位でした。
今シーズン岐阜の低迷の主な要因は失点数の多さ。
現在失点数21位の横浜FCは43失点、そして岐阜は雷で延期になった試合がある分1試合少ないにも関わらず52失点と10点近く差がある状態。
そこを何とかしようとこの夏に昨シーズンの北九州を支えた渡邉を獲得しすぐさまスタメンに抜擢。渡邉が加入以降は大宮に5失点した以外は複数失点した試合がありませんので成果を上げていると言ってもいいかもしれません。
渡邉は空中戦に強くはね返す力に長けたCBなので、現在ではロングボールの対応に問題がある高木のポジションを完全に奪ってしまいました。
また岐阜の特徴といえばトップ下に風間をおいていることからもわかるようにボールを持ってサッカーしようとすること。
順位が低いチームはカウンター一本狙いだったりするのですが、岐阜は比較的ボールを持つ戦い方を好みます。
■プレビュー
セレッソのメンバーは山口蛍が復帰、扇原も復帰していますがボランチは代表戦前の山口と橋本のコンビ、2列目は前節マグノ・クルスがいきなり結果を残しましたがスタメンはパブロと関口のまま、前線は田代・玉田・エジミウソンの3人の中でいずれかという形になるかと思いますが、個人的には玉田とエジミウソンのコンビが一番コンビネーション的には合うんじゃないかと思っています。
一方の岐阜ですが、前節は後半清武弟に直接FKを決められてしまいましたが、後半の戦い方にはラモス監督も手応えを感じている様子。ということで、CBは前節同様渡邉と岡根、ボランチにはヘニキと青木、2列目には砂川・風間・高地が並ぶその後半の布陣がベースになりそうです。またジウシーニョは練習試合に出場していた様ですがまだもう少しかかりそう。
岐阜は守備に関しては4-4-2もしくは4-4-1-1の形がベースになっていますが、高地と砂川の両サイドは絞って中央ボランチのところを閉める形もとってきます。
なのでセレッソとしてはSBをSHで引き出してその空いたスペースにSBを上がらせるか、逆にSBでSHを引き出してボランチ脇で上手く玉田や関口・パブロににボールを受けさせたい所。
CBは渡邉がポジションをつかむ事ではね返す力は増していますが、玉田や関口・パブロが最も力を発揮できるボランチまわりからの攻撃に対する守備はあまり改善されていないので、狙い所の1つです。
残り試合数を考えると勝ち点を1つでも落としたくない試合ですので、しっかりと勝ちきりたい所です。
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