2021年6月26日土曜日

6/24 AFCチャンピオンズリーグ グループステージ MD1 VS 広州FC @ ブリーラムスタジアム

スタジアムブリーラム スタジアム主審ナワフ シュクララ
入場者数副審モハメド サルマン、アブドゥラ サレハ アロワイミ
天候 / 気温 / 湿度曇り / 29℃ / 74%第4の審判員アリ シャバン

広州FC広州FC

  • スターティングメンバー
  • GK 71 ジャン ジエンツィ
  • DF 40 ジャン ジーハオ
  • DF 70 チェン クアンジャン
  • DF 76 ワン ティアンキン83'
  • DF 87 チェン リジン
  • MF 43 チェン ジェンフォン46'
  • MF 65 ルアン サイ65'
  • MF 68 リャオ ジンタオ89'
  • MF 73 ファン ヘンボー
  • MF 78 ジャン ジーリー
  • FW 82 ファン カイジョウ46'
 

セレッソ大阪C大阪

  • 控えメンバー
  • GK 75 ジャン ジハオ
  • DF 67 チェン クン
  • DF 84 ジャオ ウェンジェ
  • DF 89 ワン ウェンシュアン83'
  • MF 44 ウー ジュンハオ65'
  • MF 66 リ ジャハオ
  • MF 72 フアン グアンリン46'
  • MF 88 ルー シーハオ
  • FW 62 ニン ハオシュアン46'
  • FW 81 ラオ チェン89'
 
  • 監督
  • リウ ジーユー
 
  • 監督
  • レヴィー クルピ

<監督コメント>


<選手コメント>



3シーズンぶり4度目のACLに挑むセレッソ大阪。タイでの集中開催となったグループステージMD1広州FC戦は0-2で勝利。好スタートを切った。

■AFCチャンピオンズリーグまとめ

昨季を4位で終えAFCチャンピオンズリーグ(ACL)プレーオフの出場権を獲得したセレッソ大阪。当初メルボルンシティとのプレーオフが予定されていたがオーストラリア勢がACLを辞退したためグループJにストレートインに。また大会自体もコロナ禍による相次ぐ日程変更によりセレッソの所属するグループJのグループステージはタイでの集中開催となった。

そして今大会における最大のトピックは参加チームが40チームに拡大(昨季までは32チーム)となったことだろう。
そのためこれまでは8つに分けられたグループの1位・2位のチームがノックアウトステージ(決勝トーナメント)に進出していたが、今回は40クラブが10のグループに分かれいるため、ノックアウトステージ進出クラブは各グループの首位チーム+2位の上位6チームという形式に変更。たとえ2位であってもグループステージ敗退となるクラブが出てくることとなった。
AFCでは東西に地区が分けられているため、Jリーグ勢が参加する東地区ではグループF〜Jの5グループの首位チーム+各グループの2位5チームの内上位3チームがノックアウトステージに進出となる。

またさらに今回中国勢が全てBチームを送り込んでおり、実質的には東地区のグループステージはJリーグ勢とKリーグ勢の一騎打ちとの見方が強い。
そしてセレッソが加わったグループJは東地区で唯一Kリーグのチームが入っていない(逆にグループFはJリーグのチームが入っていない)。
そう考えるとセレッソにとって今回のACLはグループステージ突破が「最低限のノルマ」だと言ってもいいだろう(もちろん簡単ではないが)。

過密日程などにより罰ゲームとも言われるACLだが、昨季のチームが厳しい戦いを1年間続けた先に掴み取った成果。簡単に無駄にしてほしくはない。

■メンバー

広州のスターティングメンバーは、先ほども触れた様にBチームの選手たち。ちなみに広州の監督はかつての名選手ファビオ・カンナバーロなのだが、当然ながらトップチームとともに行動しているので今回はチームを率いていない。
布陣としては78番がアンカーに入る4-1-4-1。全く知らない選手ばかりで顔つきから見ても少年たちといった印象である。

セレッソ大阪のスターティングメンバーは、直近の公式戦である天皇杯鳥取戦からは4人入れ替え。代表の活動でチームを離れていたキム・ジンヒョン、坂元達裕、アダム・タガートが戻ってきたほか、高木俊幸が5月23日の広島戦以来今季3度目の先発出場となった。
布陣はここ2試合の3-1-4-2ではなく4-2-3-1。ダンクレーがACL登録外(6月26日に移籍が発表)、進藤が怪我の治療のため離脱中という状況で、今回のグループステージは中2日での6連戦という過密日程であることも考慮されたか。
また今大会ではベンチメンバーは10人となっている。

■一方的な試合

試合を通じてのシュート数はセレッソの22本に対して広州は2本(内1本はシュートにカウントしていいのかどうかも怪しいぐらい)。枠内シュート数は0対6。ポゼッション率は28.7%対 71.3%。トップチームでの出場経験がない、ほぼユースチームの広州とセレッソの差はかなり大きく、試合としては一方的。セレッソの得点はセットプレー2発のみだったが、広州はチャンスを作ることすらできなかった。
それだけに普段の様な書き方は難しいのだが、試合のポイントというよりもセレッソがこの試合で行ったことを中心に書いていこうと思う。

■久々の4バック-3バック可変

この試合におけるセレッソのトピックとしては4バック〜3バック可変を使っていたということだろう。ボール非保持では4バックだったが、ボール保持では松田陸が最終ラインに残る3バックだった。
実際にAFC公式HPで記載されているセレッソの布陣(おそらくOptaが元ネタ)では3-4-2-1となっており、松田陸が3バックの右、右WBには坂元となっている。

ということで、この試合ではキックオフ直後のビルドアップから右サイドでは松田陸は最終ラインに残り、坂元が右の大外レーンに立つ、一方で左サイドでは丸橋が前に出て行って、高木が内側に入るという形になっていた。
これまでの試合でも時間帯によってはこの様なポジションをとることがあったし、さらにそもそも昨季よく見た形なのでスルーしてしまいがちだが、最初からはっきりとこの立ち位置を取ったのは今季初ではないかと思う。

以前にも書いたが、このチームは選手発信で新たな戦い方にチャレンジすることは認められている。
SBに高い位置を取らせたいとの目的で3バックにトライしていたが、この形でも十分両サイドは高い位置を取れる。ボール非保持での安定感を考えるとこの布陣のメリットは大きい。
懸念される可変時のトランジション対応も、多くの昨季から残っている選手にとっては慣れている形なので大きな心配もないだろう。
あとは「高い位置を取るのが両SBではない」という部分をクルピ監督がどう判断するかだが、そのあたりも含めて次戦以降にこの形を継続するかどうかで色々見えてくるものがありそうである。

ちなみに高木と丸橋が左サイドで同時にプレーした時は「最初から同じレーンに立つので詰まってしまいがち」という問題点が尹晶煥監督時代からあるが、この試合では一応高木のスタートポジションは内側で、丸橋にボールが渡った時にSBの裏に出て行くという形にはなっていた。
ただそれでも詰まってしまうことが多かったのは出ていくタイミングや回数、そしてその後のプレー選択によるものだろう。

■引いて守る広州

この試合の広州はとにかく失点しないことを優先する戦い方だった。セレッソがボールを持てばまず自陣に下がって4-1-4-1でブロックを作る。低い位置でブロックを作ってとにかくゴール前を固めようという戦い方を選択していた。

しかし右の坂元のドリブル、左は高木のSB裏への飛び出しで、広州はボールサイドのCBが引っ張り出される事態が頻発する。

そこで広州は飲水タイムの後あたりから、セレッソがサイドの大外レーンでボールを持った時にアンカーを最終ラインに落とし、最終ラインを5枚にすることで対応サイドに引っ張り出されても人数を合わせられるようにする。
こうなればセレッソがサイドでボールを握ってもペナルティエリア内に8人がいる様な状態になるのでなかなか追加点というわけにはいかなかったが、一方で広州はボールを奪い返しても攻撃の起点を作ることすら難しい状態になるので、セレッソがより押し込む時間帯が増えていった。

■選手交代の流れ


ハーフタイムで広州は2人、セレッソは1人の選手を交代。
広州はワントップの82番ファン・カイジョウ、右IHの43番チェン・ジェンフォンに代えて62番ニン・ハオシュアンと72番のファン・グアンリンを投入。62番はそのままワントップに入り72番はアンカーに。アンカーだった78番が右IHに入る。
この72番と78番のポジションは逆の可能性もあるが、おそらくこの並びでいいと思う。
セレッソは高木に代えて為田大貴。為田はこれがセレッソでのデビュー戦となる。

交代後もセレッソのコンセプトは変化なし。
初出場となった為田は、坂元とはまた違ったボールを晒して相手を嘲笑う様な切り返しが特徴的な独特のリズムをもつドリブラー。後半立ち上がりに何度かチャンスを作りその片鱗は見せていた。

広州はボール非保持での4-1-4-1からアンカーが落ちて5バック化という流れは基本的に変わらないが、ボール保持ではアンカーの72番、右IHの78番が最終ラインに落ちて3バック化でビルドアップする場面も。
セレッソはすでにリードしているので比較的落ち着いて試合を進めていたこともあって、広州としては守備のためにももう少しボール保持の時間を長くしたかったのだろう。

後半は60分にタガートに代えて大久保嘉人、66分に清武に代えて中島元彦。広州も65分左IHの65番ルアン・サイに代えて16歳の44番ウー・ジュンハオを投入。44番は左SHに入り左SHの68番が左のIHへと移動。

81分にセレッソは坂元に代えて加藤陸次樹を投入し、大久保がトップ下、中島が右、加藤がトップという並びに。
そして広州も83分に76番ワン・ティアンキンに代えて89番ワン・ウェンシュアン、89分には68番リャオ・ジンタオに代えて81番ラオ・チェンを投入。

セレッソは前半にCKから奥埜のゴール、後半にCKからチアゴのゴールといずれもセットプレーによる2点だけに終わったが、全く危なげなく余裕を持って試合を進め、ACLは白星スタートに成功した。

■その他

冒頭にも書いた通り広州とはかなり力の差があったのでプレシーズンマッチの様な試合となったが、まずは危なげなく勝利できたので良かったのではないだろうか。
試合のポイントとしてはやはり4バックー3バック可変を使ったこと。
以前の記事で3-1-4-2は「4-4-2からCHを最初から最終ラインに下げた形」と書いたが、今回の4-2-3-1(4-4-2でも同じ)から3-4-2-1は去年までも散々書いたいわゆる方上げ3バック。トランジションの局面や、非保持を4-4-2で守れることを考えると、こちらの方がバランスを取りやすい。特に今のチームはチーム全体でマネージメントするというよりも、ピッチ上で個々の選手が判断・調整しないといけないことが多いので、個人的にはこちらの方がまだやりやすいのではないかと思う。
ダンクレーの移籍が発表され、進藤の復帰はACL終了後。今使えるCBが瀬古、チアゴ、西尾、鳥海の4枚ということを考えると、ここで4バックー3バック可変にトライすることはポジティブなチャレンジだと思う。




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