2013年8月2日金曜日

7/31 Jリーグ第18節 VS アルビレックス新潟 @ 東北電力ビッグスワンスタジアム


アルビレックス新潟
10前半00
セレッソ大阪
1後半0
延長前半
延長後半
PK戦
スターティングメンバー
アルビレックス新潟セレッソ大阪
選手名番号位置シュートシュート位置番号選手名
東口 順昭21GK00GK21キム ジンヒョン
川口 尚紀24DF11DF14丸橋 祐介
金 根煥4DF00DF17酒本 憲幸
大井 健太郎3DF10DF18横山 知伸
金 珍洙19DF10DF23山下 達也
三門 雄大6MF00MF2扇原 貴宏
レオ シルバ8MF12MF6山口 螢
成岡 翔18MF11MF13南野 拓実
田中 亜土夢23MF22MF30シンプリシオ
田中 達也9FW30FW8柿谷 曜一朗
川又 堅碁20FW16FW9エジノ
黒河 貴矢1GKGK1武田 洋平
内田 潤17DFDF7新井場 徹
村上 佑介25DFDF29小暮 大器
本間 勲15MF0MF10楠神 順平
藤田 征也7MF0MF16枝村 匠馬
岡本 英也16FW1MF25黒木 聖仁
鈴木 武蔵28FW00FW20杉本 健勇
12シュート12
10GK12
10CK5
15直接FK12
1間接FK4
1オフサイド3
0PK0
アルビレックス新潟セレッソ大阪
大井(72')得点
田中(達)→岡本(60')
成岡→藤田(66')
川又→鈴木(86')
交代扇原→杉本(HT46')
南野→楠神(HT46')
警告山下(52')
横山(90'+3)
退場
東アジアカップが終わりシーズン後半戦の初戦はアウェイでのアルビレックス新潟戦。
東アジアカップでは日本が優勝し、柿谷が得点王、山口がMVPとセレッソ勢の活躍が目立ったので注目を集める1戦となった。

セレッソのメンバーは、予想通り東アジアカップ組の柿谷・山口・扇原が先発に名を連ね、累積警告による出場停止の藤本の代わりは横山がCBに入る4-2-3-1。
また、前節給水ボトルを蹴って退席処分を受けたクルピ監督はこの試合ベンチ入り停止処分を受けている。

一方の新潟は、こちらも予想通り東アジアカップで韓国代表に招集されていたキムジンス、前節負傷の為に途中交代したレオシルバも先発に名を連ねている。

■マッチアップ
マッチアップ
4-4-2の新潟と4-2-3-1のセレッソ。
新潟の守備はマンツーマン気味に早めに確実に人を捕まえに来る。

■ブロックを落として守るセレッソ
ブロックを落として守る
マッチアップで新潟の守備の事を少し書いたけど、先ずはセレッソの守備から。
前節の鳥栖戦では柿谷・エジノ・南野の3人で前線から追う様な形も見せていたが、この日のセレッソはその前までのの広島戦、マリノス戦同様に全体のブロックを落として守る。
これは自陣のスペースを消すという意味もあるけど、どちらかと言えば攻撃の為でボールを奪ってから特に柿谷と南野のスピードを活かす為に相手を自陣に引き込み敵陣にスペースを作っておきたいから。
自陣に入った所からプレッシャーをかけに行く
という事で4-4-1-1の形で自陣でブロックを作り、自陣でボランチがボールを持てばシンプリシオとボランチの1枚が、SBにボールが入ればエジノと南野の両サイドがプレッシャーをかけに行く。
 ボランチが敵陣に下がっていくと離す
しかしそれはあくまで自陣での事であって、ボランチやSBが敵陣にボールを受けに下るとそこは追わない。
相手陣内のスペースに素早く飛び出す
そしてそのブロックでセレッソがボールを奪うと、エジノと南野の両サイドや両SBが一気に前線に飛び出していく。
ここでハッキリしたのがマッチアップのところでも書いた新潟の守備の方法。
新潟はセレッソのスペースへの飛び出し、コンビネーションを防ぐ為に、CBの内の1枚(特にキムクナン)が柿谷を、SBがエジノと南野の両SHをマンツーマン気味にかなり早めに捕まえてしまう形をとっていた。

■マンツーマン気味の守備を逆手に取る
中央に入ってくる南野
試合開始から15分経たない頃からでしょうか。相手がマンツーマン気味に守ってくる事に気がついたセレッソの選手達は、ボールを奪った時に南野がドンドン中央に向かって走りだすようになります。
以前のエントリでも書きましたが、この形になって柿谷を孤立させないようにシンプリシオが下がる分、攻撃の時に両SHは中央に入って柿谷と両SHの距離を縮めますが、この日の特に南野はいつも以上に中央への動きを増やしていきます。
そうなると新潟のSBは南野について一緒に中央に入って絞ったポジションを取りその結果サイドに大きなスペースが出来るようになります。
南野の空けたスペースの使い方1
そこでセレッソは南野が絞ってできたスペースに柿谷が流れるようになります。
しかしそのプレーに対して新潟の守備はCBのキムクナンが柿谷にピッタリついて一緒にサイドのスペースにまで出て行って対応します。
開幕戦で一発でヤラれたのが相当悔しかったのかもしれません。この日は右SBの川口とポジションを入れ替わる事になったとしてもおかまい無しで、マンツーマンかというぐらい主にキムクナンが柿谷にピッタリついていました。
南野の空けたスペースの使い方2
なのでセレッソは次にそのスペースに丸橋を走らせます。
この形は効果抜群で、特に一旦右サイドに展開してからサイドチェンジの形にすると、右SBの川口は南野について中央に絞っているし、本来丸橋を見るべき成岡は右サイドに出た時点でシンプリシオ・山口・扇原の3人対レオシルバ・三門の2人と数的不利になってしまっているボランチのところに絞るので丸橋は完全にフリー。
これで走らせた丸橋からのクロスでシンプリシオや山口のシュートや、GKとの間へ速いクロスをあげて柿谷や南野に飛び込ませるという形で何度もチャンスを作るようになります。

たら・ればの話しになってしまいますが。もしこの形でセレッソが先制できてたらかなり楽に運べる試合になったでしょう。しかし先制する事ができませんでした。
そして、セレッソはこの空いたスペースを丸橋に使わせるを形をサイドチェンジから作ってクロスという形にしか使えませんでした。
南野の空けたスペースを起点にする形
この南野が空けたスペースを丸橋に使わせる形、もちろん速く攻める時は単純にサイドチェンジでフリーの丸橋で決定機が作れていたので問題は無いんですが、丸橋の後ろに扇原が出て行けば2対1の形をここで作れたんですよね。
そうすれば開幕戦で終盤に決めた形や、大宮戦での柿谷のゴールや柏戦での柿谷の1点目の形も作れたし、速い攻めがダメだった時にここをきっかけに相手を動かすことも出来たんです。しかし代表戦の影響があったのかもしれませんが、扇原はここを上手く使うことができませんでした。

■新潟の攻撃
セレッソがブロックを自陣に落としたので新潟は比較的楽にボールを持つことが出来ていました。なのである程度まではボールを運ぶ事ができていました。
三門がサイドに出て行く
またセレッソの攻撃の時に南野が中央に絞る動きをするようになった後には、川口がどうしても中央に寄ってしまっているのでサイドに出て行くのに時間がかかってしまうとみるや、新潟がボールを奪えば三門がサイドに出て行ってセレッソの左サイドで成岡と三門の関係でボールを運ぶ形も見られるようになります。
その結果前半を終えてシュートも新潟が6本セレッソ4本とセレッソ以上に打つことができていましたが、アタッキングサードでのアイデアがあまり無くそのシュートはエリア外からの可能性の低いミドルシュートがほとんどで、決定的な場面はCKのこぼれ球から田中達也が打ったシュートぐらいだったでしょうか。
新潟の攻撃で本当に怖いのはスペースがある状態で前への勢いを持ったまま入れ替わられて川又を使われる形なんですが、セレッソがブロックを落す分、意図的にその形を作る事はあまりできていませんでした。

■4-4-2へ
後半開始〜
セレッソは後半の頭から扇原と南野に代えて楠神と杉本を投入。
シンプリシオをボランチに下げて柿谷と杉本の2トップにします。
前半と同じ形で守る新潟
新潟がこの交代後の形を把握するまでは、前半と同じように対4-2-3-1として早めに相手を捕まえるという守備の方法を取っており、杉本が最初少し引いた位置にいたために杉本を捕まえるのがボランチの三門というミスマッチになっていたので、そこから前に出てきてば三門も引っ張っていけるという状況。
なので後半の序盤は杉本を起点としてセレッソがいい形を作るが、10分ぐらいで新潟は4-4のもっとハッキリしたゾーンに修正する。
そうするとこの直後にこのマークを受け渡して守る新潟の4-4のブロックを、低い位置からシンプリシオ得意の短いパス交換でスルスルと上がっていき柿谷へスルーパス。
受けた柿谷は後ろからフリーで上がってくるエジノに最高のタイミングで最高のパスを出すもエジノのシュートはクロスバー。
セレッソはこの試合最高の決定機を決める事ができなかった。
そして守備を修正した新潟の前に杉本のプレーも目立たなくなっていきます。

■オープンな展開に
66分〜
新潟は60分に田中達也に代えて岡本を、66分に成岡に代えて藤田を投入する。
この日きっとピッチはかなり蒸し暑かったんでしょう。
もう岡本が入った60分ごろから両チーム共に中盤のフィルターが無くなりボールを奪えばミスかゴール前までかという大味な試合になっていく。

そんな展開の中72分。
その前に3回連続のCKがありすべてニアへのボールだったところ、一度ボールを奪うもミスで相手に渡してしまい、もう1度相手のCKに。
そのCKをまたもやニアへのボールだったが今度はエジノと杉本の間で川又にあわされ、そのヘディングはキムジンヒョンがなんとか弾くもこぼれ球を大井に決められて失点。
86分〜
86分に新潟はさらに川又に代えて鈴木を投入し3人目の交代を終えるも、ビハインドの状態にもかかわらずセレッソは3人目の交代を残したまま試合終了。
1-0と新潟が勝利した。

■その他
セレッソに大きな注目が集まった中での一戦でしたが残念な敗戦となってしまいました。
失点もCKからの1点だけで、ここで勝利できればかなり大きかっただけに勿体無い試合です。
ビハインドの状態でオープンな状況になってるにもかかわらずなぜか3人目の交代を残すという不可解な采配もありましたし。

結果的には後半4-4-2にしたのが失敗だったかなと思います。
きっと代えたのは、南野が中央に絞る分どうしても戻りが遅くなり、さらに三門がサイドに頻繁に出てくるようになり、サイドでボールを運ばれるようになってしまったからだとは思いますが、そこでアドバンテージも作れていただけに変えたことでそのアドバンテージも放棄する事になってしまいました。
代わりに投入した杉本も良いプレーを見せることが出来ていたのは新潟の守備が修正しきれない間だけでしたし。
扇原は先に書いたようにポイントになりきれていなかったので代わっても仕方がないかなとは思いましたが…
もし藤本がいて横山がベンチにいれば扇原に代えて横山で4-2-3-1継続だったかもしれないので、3人目の交代枠を残した采配も合わせると、藤本とクルピ監督の不在が響いた試合といえるのかも知れませんね。

最後に、東アジアカップでの活躍を受けかなりの注目を集めることになった柿谷。
中継でセレッソが攻めるゴール裏のカメラマンの方が新潟が攻める方よりも多いとのコメントもありました。
そして柿谷を入団当時から知るセレッソサポーターならスグに捏造だとわかるかなり程度の低い記事も出てくる様にもなりました。
きっとこれからはサッカー専門の媒体以外であっても、良い内容でも悪い内容でも何か記事になる時は「Jリーガー」ではなく「柿谷曜一朗」という名前で出てくる事になるでしょう。
この状況はきっとかなり大変だと思います。
ただ、メディアにとって今の柿谷は東アジアカップで日本代表として出場した2試合3ゴールで今年に入って注目を集めた存在なのかもしれませんが、その東アジアカップの2試合で3ゴールを取る事ができたのは、当然ながら徳島に行く前の3年半、徳島での2年半、再びセレッソに戻ってきてからの1年半の全ての経験があるからです。
柿谷にはその紆余曲折がある限り、きっと乗り越えてくれるんじゃないか、いや乗り越えれるはず。
ここを乗り越える事ができたらもう1つ上の、オシムがいう「クラス」になれるんじゃないかと思います。
かなりキツい状況かもしれませんが、何とか乗り越えて欲しいです。

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