2013年8月2日金曜日

Jリーグ 第19節 vs ヴァンフォーレ甲府 プレビュー


2013年8月3日19時:キンチョウスタジアム
予想スタメン
Jリーグ後半戦を0-1の黒星でスタートしてしまったセレッソ大阪。中2日でキンチョウスタジアムに、こちらも0-1の黒星スタートとなったヴァンフォーレ甲府を迎える。

セレッソは、前節の内容とその後のクルピ監督の発言を見る限りおそらく変える。
変えるポイントとしてシステムと選手とがあるが、前節の後半に柿谷と杉本の2トップの4-4-2が機能したのは最初だけで、播戸も放出してしまった今この形だとこの2トップの組み合せは柿谷と杉本しかなく、その杉本のプレーも良く無かったので4-2-3-1は継続となるだろう。
そこで、藤本が出場停止から戻り、前節の内容と甲府との関係で考えれば、扇原と横山を入れ替えただけの形か、扇原と横山をベンチに置きボランチに山口とシンプリシオ、トップ下が南野、左サイドに楠神という形の2パターンが考えられるが、クルピ監督は前線の勢いを取り戻したいと考えていると思われるのでおそらく後者になるのではないかと思われる。

一方の甲府は、前節より1トップに川崎から移籍したパトリックを入れた3-4-2-1の形にしており、この試合から元磐田のジウシーニョが出場可能となるので、3-4-2-1のままパトリックの1トップにジウシーニョがシャドー、後は前節機能しなかった部分の入れ替えがあるのではないかと思われる。

甲府が3-4-2-1を公式戦で採用したのが前節からで、さらにジウシーニョが間に合わずビハインドを追ったので途中で4-4-2に戻した為に試合を読むのは非常に難しいが、前節の3-4-2-1を見る限り、5-4のブロックを作って守り、ボールを奪えば素早く前の3人を走らせるという攻撃がメインになるのでは無いかと思われる。
また1トップのパトリックは高さもあり先ず体のサイズが目につくが、前節を見る限りスピードもあるムービングタイプの様に見えました。

セレッソの予想布陣ですが、実はこの形は14節アウェイ磐田戦で69分以降にとった形で初めてではありません。(この時はボランチが山口と横山でしたが)
この試合では、最終的には2-2の引き分けでしたが、この布陣を取った時は1-2でビハインドの状況で、この形にした直後に酒本のクロスを柿谷が折り返しエジノの同点ゴールが生まれました。
そして何よりも、そこまでは松浦の動きに翻弄され先制はしたものの直後の連続ゴールで逆転を許すという厳しい展開の中でこの布陣にする事で、南野がトップ下から両サイドに飛び出していき、左サイドでは楠神が丸橋と絡みながらドリブルやパス交換でポイントを作り、右サイドではエジノが中央に入ってできたスペースに酒本が上がる事でチャンスを作りペースを取り戻す事ができた試合でした。

その時のセレッソのプレーと前節の甲府の3-4-2-1での動きを合わせると、可能性が高いんじゃないかと思うんです。
甲府はおそらく前線からプレッシャーをかけてくる事は無いので後ろの人数で困る事はない。
さらに5-4の形にするのにシャドーが長い距離を動かないといけないのでSBが低い位置でボールを持つ事もきっと問題は無い。なので磐田戦での動きは十分再現できるはずです。

甲府が取るであろう5-4のブロックは中央に人数が集まるので、WBとシャドーで守るサイドを南野とエジノと楠神の両SH、さらに後ろから出てくる酒本と丸橋の両SBで崩し中央の3バックと2ボランチを動かす事ができるかどうか。
ここを動かす事ができれば、中央に柿谷が使えるスペースが出来るでしょうし、ここを動かす事ができなければ、前掛かりになった所をカウンターで狙われる可能性が出てきます。
ただこれだけじゃなくセレッソにはカウンターのスピードもあるので収支は十分あうはず。

日本代表での活躍で注目を集める中での試合、ここで連敗は絶対に許されないです。

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