2013年8月9日金曜日

Jリーグ 第20節 vs 大宮アルディージャ プレビュー


2013年8月10日19時:NACK5スタジアム大宮
予想スタメン
前節、ホームでゴール前に人数をかける甲府戦の守備ブロックを崩しきれずに連敗となってしまったセレッソ。今節はシーズン序盤は怒濤の連勝を続けていたがここにきて4連敗中の大宮とアウェイでの対戦となる。

セレッソのメンバーですが、ここ数日の強烈な暑さからかシンプリシオが練習を回避したり、練習後に酒本が熱中症の疑いで病院に行ったりなどいろいろな事が起こっていたようで予想は非常に難しい。
ただ両名とも前日練習には参加していたとの事なので深刻な状況では無いと思われますが、1日練習を回避しているシンプリシオは予想スタメンからは外しました。

一方の大宮は、負傷離脱中だった主力の3人のうち前節に下平、前々節にズラタンが復帰しており、今節はノヴァコビッチもベンチ入りするものと思われる。

最初に書いた様に4連敗中の大宮だが、チームのやり方が高い位置でコンパクトな布陣を敷くプレッシングというスタイルなので、好調時から夏場になると厳しくなるんじゃないかとの懸念があったが、この連敗中の試合を見るとまさにその通りの状況になっている。
特に前節の鹿島戦の前半は、あれだけコンパクトだった布陣は間延びしてしまい、攻撃は苦し紛れに近いロングボールが増えという状態で、スコア上では0-0だったものの内容はかなり厳しいものでした。

大宮が連勝中だったシーズン開幕当初。セレッソは6節に長居スタジアムで対戦した時は結果は1-2の敗戦となりましたが、内容ではセレッソの方が上回っており、大宮のコンパクトでアグレッシブな守備ブロックを上手く外す事ができていました。
その時にポイントだったのが扇原。
扇原が相手ブロックの外でボールを受ける事で大宮のプレスのかけどころをぼかし、そこからボールを動かす事で相手の陣形を動かす事ができていました。
その結果一発で裏を狙うパスはもちろんですが、SBからのアーリークロスとバイタルエリアへの斜めのパスをかなり嫌がっていました。

天気予報では、試合当日の最高気温が38度、またキックオフ予定時刻の19時でも31度とかなり厳しいコンディションの中での試合になると思われるので、大宮は現実的にブロックを下げてくるかもしれません。
もしそうなった場合は、前節の甲府戦の経験を活かし焦らずにじっくり相手を動かす事ができるか。
そして相手がこのコンディションの中でもアグレッシブにくるなら、ホームでの対戦の様に相手のプレスをぼかす事ができるか。
そこが勝負の分かれ目になるでしょう。

東アジアカップでのチャンスで結果を残した事でウルグアイ戦でも招集され何らエクスキューズのつかない日本代表選手となった柿谷と山口。
しかしセレッソには彼らだけでなく、惜しくも今回は選ばれなかった扇原や、サッカーマガジンで前半戦ベストルーキーに選ばれた南野、そして甲府戦では切れ味鋭いドリブルからチャンスを作っていた楠神など豊富なタレントがいる。
連敗中の両チームにとって非常に重要な一戦となるこの試合で、彼らが奮起し再び上位進出のきっかけとなる事を期待したい。

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